図書館本
1970年生まれ、東大薬学准教授
ご自身があとがきで書かれている。「ぼやき」の本だと。
しかし、ぼやきの中に余りに多くの、研究者あるいは科学者という文脈で生きる人々にとっての大切な思想、哲学があるように思う。
分子生物学一辺倒な現状を憂いながらも、その実験技術の進歩により大きな科学発展があった事を素直に認める。
「わかる」ということをとことん詰めて行き、その先にあるであろう真実へのアプローチの方法を語っている。
本書は木村俊介さんがインタビューアーとなって池谷さんの本心を聞きだした訳であるが、実に分かりやすく脳科学を説明し、そして現状でのサイエンス業界の光も影をも写し出している。
文系、理系関係なく大学生、大学院生、ポスドクそしてもちろん指導者の方も必読だと思います。
こんな先生の下で働きたい、そして、こんな指導者にならないといけないと感じるでしょう。
そして、いろんな分野(科学だけでなく)に興味を持つ事こそが、大きな発見や発明に繋がるのでしょう。

ゆらぐ脳
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1970年生まれ、東大薬学准教授
ご自身があとがきで書かれている。「ぼやき」の本だと。
しかし、ぼやきの中に余りに多くの、研究者あるいは科学者という文脈で生きる人々にとっての大切な思想、哲学があるように思う。
分子生物学一辺倒な現状を憂いながらも、その実験技術の進歩により大きな科学発展があった事を素直に認める。
「わかる」ということをとことん詰めて行き、その先にあるであろう真実へのアプローチの方法を語っている。
本書は木村俊介さんがインタビューアーとなって池谷さんの本心を聞きだした訳であるが、実に分かりやすく脳科学を説明し、そして現状でのサイエンス業界の光も影をも写し出している。
文系、理系関係なく大学生、大学院生、ポスドクそしてもちろん指導者の方も必読だと思います。
こんな先生の下で働きたい、そして、こんな指導者にならないといけないと感じるでしょう。
そして、いろんな分野(科学だけでなく)に興味を持つ事こそが、大きな発見や発明に繋がるのでしょう。

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