雑誌GREEN PAL(JALの機関紙らしい)連載の単行本化
川上さんといえば、翼はいつまでも、雨鱒の川、ビトウインなどおやじの目頭を熱くしてきたナイスガイである。
本書は31の旅を書き綴っているわけであるが、やっぱり泣かせるのである。
日帰り旅行あり、一人旅、バイクでの旅、仲間との旅、家族旅行等々。
ご自身の経験を元にしているであろうことは容易に想像がつくのであるが、つねにそこには「笑い、あるいは笑顔」があるのである。
もちろん感傷もあるのだが、旅と言う人生、あるいは人生という旅という文脈をこれほど暖かく綴れる作家も少ないのではないだろうか。

人は旅をする、だから人生なのだろうか
それとも
人生があるから旅をするのだろうか

また川上ワールドの旅にはまってしまった。
そして旅に出たくなった。



旅ステージ
旅ステージ
クチコミを見る