人工産卵河川の効果を検証
記事が消えないように一応引用しておきます。
ちなみに、記事の中にあるが、「小武川のように堰堤がある河川では」とありますが、堰堤の無い河川が山梨にあるのでしょうか??
散々に渓流を痛めてつけておいて、今更って感じですね。
絶滅のおそれのある地域個体群は全面禁漁でよろしいかと。
心ない釣り人排除と森林破壊(適当な林業)を防げば岩魚は後世まで生き続けるでしょう。

以下記事
2008年10月08日(水)
人工産卵河川の効果を検証
県、小武川で天然魚の生息調査
 県は今月から、国土交通省などが韮崎市清哲町の小武川で整備した人工産卵河川を使い、イワナなど天然魚の生息調査を始める。産卵しやすい環境を整えた人工河川の効果を2012年度まで5年間かけて検証。効果が確認できれば、産卵のための遡上(そじょう)を阻むえん堤があるほかの河川でも普及させていく考えだ。
 県によると、人工河川は本流に並行して整備された約100メートルの支流。砂利を敷き詰めた産卵場や自然石や流木を使った稚魚の成育場所を設け、魚が成育しやすい環境を整えている。小武川のようにえん堤がある河川では魚が上流の産卵場所に遡上できず、えん堤周辺に産卵が集中する「重複産卵」が発生。産み付けられた卵が後から産卵する魚に傷つけられ、ふ化率が低下する恐れがあることから人工河川が設けられた。
 今回の調査では、県レッドデータブックで「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定されているイワナやアマゴの天然魚の産卵を想定。人工河川に遡上した親魚の数や産卵数、ふ化状況、稚魚の生存率などを調べ、分析する。えん堤直下の産卵適地の面積と人工河川で産卵した魚の数を比較することで、えん堤周辺で起きる重複産卵の状況なども推定していく。今月中には調査に着手する予定