両津博物館両津湾・加茂湖の漁具・伝統木工品と竹細工・佐渡の祭りと芸能及び年中行事の展示

やはりここにも宮本常一の足跡はなく。。。
おけさ柿の振興、鬼太鼓、流木への置石、そして離島振興法
下記の本を読んだ時に感想
宮本さん自身が深くかかわった離島振興法にふれ、宮本さん言った有名な言葉があるそうだ。「離島振興法が出来たから島が良くなるのではない、島がよくなろうとする時、離島振興法が生きるのである」と。
また佐渡での柿作りの指導の際も、技術的な事はあまり言わず、とにかく人づくりです、人づくりが出来て、道作りができる、道ができて、はじめて産地づくりができると力説したという。

海岸の流木の上に小石が乗っている写真がある。宮本さんの解説は「海沿いの道ともいえないようなところを歩いてゆく。浜には流木がすこし打ち上げられている。その木の上に石がのせてあるのが目に付く。流れついたものにこうして石をのせておけば、それが私がひろったのですというしるしになる。中略。そういう習慣は全国にわたっている。不文の約束ごとが守られることで民衆の社会が成り立つのである。人が人を信じられるのである。見知らぬ人もそのことによって信ずる事ができた。さびしい海岸であった。人一人見当たらぬ世界である。しかしそこにも人の意思は働いている(私の日本地図7 佐渡)

宮本常一の写真に読む失われた昭和
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