図書館本
なんだかな〜な本。でも売れているらしい。茂木さんの初期作品群と比べると失望というテキストしか出てきません。
脳を言うテキストを使うと本が売れるという、広告代理店の戦略なんだろう。そう言えば、茂木さんのブログにもいつも某大手広告代理店のスタッフの話が出てくるし講演会や海外出張にもお出ましになっている。
さて、本書であるが、いつも通り、報酬物質であるドーパミンやミラーニューロンと言った一般の方にはなじみの薄い専門用語を上手に散りばめて売れる本に仕上げている。実はこの様なハウツウ本はいくらでもあるわけで、結局は未来にも残らないのである。要するに猛勉強することが大切で、その環境なのである。本書には茂木氏を育てた両親の事は殆ど触れられていない(勉強しろと言われた事はないとは書かれている)、生まれた時の脳がもし本当に全員同じであるならば、少なくとも勉強が出来る(テストの点が良いという文脈)と言う事は子供をいかに褒めてモチベーションを上げるかなのではないだろうか。もちろん、反面教師的親であっても、逆の意味でよいかもしれないが。
また、ご出身の東大より2年間留学したケンブリッジの評価が高いようですが、それはノーベル賞受賞者が多いからのようだし、ハイテーブルという権威があるからの様に読めてなりません。本来の東大の特権的自由さや東大設立の意義などは当然ご存知のはずですが。
結局、本書での茂木さんの主張は「猛勉強」なのであります。努力なくして良いテストの点は取れないのであります。
また、個人の知力アップのみに焦点をあて、社会知に関して何も書かれていません(まあ当然なのでしょうが)。
養老さんが、書いていましたが、東大には頭が良い人は多いが(テストの点は良いのでしょう)、頭の丈夫な人は少ないと書いていました。
どうすれば頭の丈夫な人が育つのか、そこが一番重要なんでしょうね。
脳を活かす勉強法
なんだかな〜な本。でも売れているらしい。茂木さんの初期作品群と比べると失望というテキストしか出てきません。
脳を言うテキストを使うと本が売れるという、広告代理店の戦略なんだろう。そう言えば、茂木さんのブログにもいつも某大手広告代理店のスタッフの話が出てくるし講演会や海外出張にもお出ましになっている。
さて、本書であるが、いつも通り、報酬物質であるドーパミンやミラーニューロンと言った一般の方にはなじみの薄い専門用語を上手に散りばめて売れる本に仕上げている。実はこの様なハウツウ本はいくらでもあるわけで、結局は未来にも残らないのである。要するに猛勉強することが大切で、その環境なのである。本書には茂木氏を育てた両親の事は殆ど触れられていない(勉強しろと言われた事はないとは書かれている)、生まれた時の脳がもし本当に全員同じであるならば、少なくとも勉強が出来る(テストの点が良いという文脈)と言う事は子供をいかに褒めてモチベーションを上げるかなのではないだろうか。もちろん、反面教師的親であっても、逆の意味でよいかもしれないが。
また、ご出身の東大より2年間留学したケンブリッジの評価が高いようですが、それはノーベル賞受賞者が多いからのようだし、ハイテーブルという権威があるからの様に読めてなりません。本来の東大の特権的自由さや東大設立の意義などは当然ご存知のはずですが。
結局、本書での茂木さんの主張は「猛勉強」なのであります。努力なくして良いテストの点は取れないのであります。
また、個人の知力アップのみに焦点をあて、社会知に関して何も書かれていません(まあ当然なのでしょうが)。
養老さんが、書いていましたが、東大には頭が良い人は多いが(テストの点は良いのでしょう)、頭の丈夫な人は少ないと書いていました。
どうすれば頭の丈夫な人が育つのか、そこが一番重要なんでしょうね。
