図書館本
雑誌SAPIOに連載されたインテリジェンスに関する佐藤さんの経験、現実そして其処から導きだされる国家や民族への思い入れ。
既に他著で書かれた内容も書かれているが、守秘義務があるにも関わらずここまで書かれて良いのだろうかと思ってしまう。逆に読めば、書かれているのは氷山のほんの一部であり実は書けない資料の方が圧倒的に多い事が明白であろう。
諜報機関はどの国にもある、そして国家存続のために存在するという。そこにはゲームのルールがあり、それは「死生観」だという下りは、なるほどと思ってしまう。国を守る、同胞を守るための諜報活動があり表舞台の外交がある。
この死生観とは、生の形態にとらわれることなく、生命を最も効果ある形で国家のために使う目的合理性に基づいてると佐藤さんは書く。
また情報収集という文脈では日常社会でも役立つアプローチや方法論を佐藤さんは示している。
いづれにしても、いつもながら思うのは、佐藤さんの読書量と知識量、そして世界を網羅するような人脈の広さである。
国家の謀略
雑誌SAPIOに連載されたインテリジェンスに関する佐藤さんの経験、現実そして其処から導きだされる国家や民族への思い入れ。
既に他著で書かれた内容も書かれているが、守秘義務があるにも関わらずここまで書かれて良いのだろうかと思ってしまう。逆に読めば、書かれているのは氷山のほんの一部であり実は書けない資料の方が圧倒的に多い事が明白であろう。
諜報機関はどの国にもある、そして国家存続のために存在するという。そこにはゲームのルールがあり、それは「死生観」だという下りは、なるほどと思ってしまう。国を守る、同胞を守るための諜報活動があり表舞台の外交がある。
この死生観とは、生の形態にとらわれることなく、生命を最も効果ある形で国家のために使う目的合理性に基づいてると佐藤さんは書く。
また情報収集という文脈では日常社会でも役立つアプローチや方法論を佐藤さんは示している。
いづれにしても、いつもながら思うのは、佐藤さんの読書量と知識量、そして世界を網羅するような人脈の広さである。
