図書館DVD

以前、TVで途中から見たものをやっと最初から見ることが出来た。
オリビアハッセーが主演をしているが、ロミオトジュリエットの時とは全く違う女性を実に品格高く演じている。
多くの映像や記録映画がある中で作られた作品だと思うが、マザーテレサの生き様を確実に映し出していると思う。
病気や貧困には国境も宗教も無い、区別差別することなく慈愛を注ぐテレサの姿こそが宗教を超えた人間の姿なのだろう。
キリストを信じ全ての苦しむ人々ために生涯を捧げた人がいた、そして後進も育っていると言う。
争い無き世界、飢えの無い世界は実はほんの少しの努力で可能になるのかもしれないと思った。
テレサがノーベル賞授賞式晩餐会の予算を聞いたり、NYでの会議で出されたミネラルヲーターが3ドルと聞き「これ1本の一人の子供が1年学校に行ける」というシーンなどはまさに印象的であった。

余談だが、テレサが村を作る場面で許可が無いと言う事で一時的にブルドーザーで壁を壊すシーンがあるが、その時のブルドーザーの1台に日真建設(株)とか書かれたいる。おそらくインドに輸出された中古機材なのだろうが、何か意味を込めて作られているようにも思う。エコノミックアニマルの象徴として。


マザー・テレサ デラックス版