図書館本
死ぬまでに一度位は所謂高級温泉旅館に宿泊してみたいと思っている。
著者は日本国内の温泉めぐりを通して本当の温泉とは何かを追求しているようだ。その熱意や思い入れは本書でも明らかである。
本書では「ホンモノ」と「ニセモノ」あるいは「マガイモノ」の著者なりの判断基準を導入している。そしてその見極め方を提示しています。
基本的には自然湧出で源泉掛け流しで高温の場合の加水(水道水でない)まではホンモノの様である。
確かに昨今の温泉偽装(白骨温泉等)から明らかな様に人為的な操作による温泉商売が成り立っていて、利用者側としては注意が必要であろう。
著者は温泉の本質は「還元系」であるという。
ここから少し怪しいと感じた。さらに塩素消毒における危険性としてトリハロメタンや皮膚からの塩素の吸収などの事を書かれている。引用元とされるサイエンスニューズ130号なるものの原著が見つからない(オンラインのニュースマガジンらしい)。
さらに温泉の効果としての免疫機能向上を書かれていますが、これも??。
ご自身も温泉の効用を科学的に証明するのは難しいと書かれているのは結構ですが、ホンモノ温泉がどれほど良いものかを科学的に証明されたの様に書かれるのはいかがなものかと思います。
確かに日本の文化として湯治で多くの人が癒され、病気から回復されたのは間違いのない事実でしょう。
科学で分かっている事と分かっていない事はすっきり分けて温泉を楽しみたいものである。科学は万能ではないのだから。
ちなみに巻末に温泉宿番付が出ているのですが、東の大関に慶雲館、前頭に白根館(山梨はその2旅館のみ)が選出されているのは良い事である。
一度は泊まってみたい癒しの温泉宿 (PHP新書 493)
死ぬまでに一度位は所謂高級温泉旅館に宿泊してみたいと思っている。
著者は日本国内の温泉めぐりを通して本当の温泉とは何かを追求しているようだ。その熱意や思い入れは本書でも明らかである。
本書では「ホンモノ」と「ニセモノ」あるいは「マガイモノ」の著者なりの判断基準を導入している。そしてその見極め方を提示しています。
基本的には自然湧出で源泉掛け流しで高温の場合の加水(水道水でない)まではホンモノの様である。
確かに昨今の温泉偽装(白骨温泉等)から明らかな様に人為的な操作による温泉商売が成り立っていて、利用者側としては注意が必要であろう。
著者は温泉の本質は「還元系」であるという。
ここから少し怪しいと感じた。さらに塩素消毒における危険性としてトリハロメタンや皮膚からの塩素の吸収などの事を書かれている。引用元とされるサイエンスニューズ130号なるものの原著が見つからない(オンラインのニュースマガジンらしい)。
さらに温泉の効果としての免疫機能向上を書かれていますが、これも??。
ご自身も温泉の効用を科学的に証明するのは難しいと書かれているのは結構ですが、ホンモノ温泉がどれほど良いものかを科学的に証明されたの様に書かれるのはいかがなものかと思います。
確かに日本の文化として湯治で多くの人が癒され、病気から回復されたのは間違いのない事実でしょう。
科学で分かっている事と分かっていない事はすっきり分けて温泉を楽しみたいものである。科学は万能ではないのだから。
ちなみに巻末に温泉宿番付が出ているのですが、東の大関に慶雲館、前頭に白根館(山梨はその2旅館のみ)が選出されているのは良い事である。
