22日の講演会でのメモ。最近の著書「養老訓」で書かれている事が多いけど。

世界が優しくない---コンクリートのみの世界(あとは朽ちるだけの世界)
         それに対になる木の文化(700年手入れして生かす)
         同じ硬さの地面を歩くことの害

時間が現在しかないーー意識で決めてしまう社会

生き物から置物へ変わる人間ーーーー動かない人間 バリアフリーからバリアオンリーの世界に住む重要性(階段の高さを乱雑にしてみたらどう)

塀の上の歩き方ーーー夢中になれることをするーーそれは人との係り過ぎでは出来ない。

公職のモノが喋りすぎるーーー中村哲さんの仕事を防衛庁幹部が雑誌上で批判することの愚かさ

職業差別の問題ーーーすべての職業に重要性や楽しさ、やりがいがある。それを差別することの無意味さ。杉田玄白が行ったとされる解剖も実はエタが行ったものである。

やっぱり霞ヶ関役人の年間3ヶ月田舎への参勤交代だろう。

東洋の考えにには脳は無い。五臓六腑なのである。

日本人の欠けているところーー哲学と宗教を習わないこと。明治政府がキリスト教の進出を恐れ学校教育から除いた。しかし教育勅語としては哲学、宗教は存在した。戦後教育勅語すらなくなった。

無宗教の「無」は間違いなく仏教での「無」である。

死を恐れる愚かさーー意識が無くなる恐怖があるのなら、毎日睡眠によって意識は途切れているのである。死なないと思っている日本人が多すぎる。そこには死を隠そうとする社会がある。

社会から虫が減った、カエルも減ったと言う、それは虫が居なくなったからだろう、おそらく土壌の最近や生物も種類を減らしているだろう。それは人間の未来でもあるだろう。