図書館本

矜持なんこ言葉知りませんでした。無教養なオヤジなのである。
さて本書は
齋藤孝、中西輝政、曽野綾子、山田太一、佐藤優、五木寛之、ビートたけし、佐藤愛子、阿川弘之の9人との対談(各媒体で発表済み)をまとめた一冊。
基本的には「国家の品格」の内容を対談を通して磨きをかけている。
すなわち、ノブレスオブリージュと武士道(忍耐、誠実、慈愛、勇気、名誉、惻隠)、そしてその背景には本質として「やせ我慢」があると。
佐藤愛子:卑怯と言う事を教えなくなったために、判断の基準が損得ばかりになっている。
藤原:日本人はもともと金銭を低く見るという価値観があったんです。明治維新の頃に来たイギリス人のチェンバレンは、「日本では金持ちは威張らないし貧乏人は卑下しない」と驚きました。アメリカ人のモースは、「日本に貧乏人は存在するが貧困は存在しない」といいました。欧米と違い日本では貧乏人が、金のためなら何でもしそうな獰猛な目つきをしていないし、絶望に打ちひしがれた虚ろな目もしていない、と不思議に思ったのです。

日本人の矜持―九人との対話