図書館本
多くの日本人が国際協力という分野で汗を流している。そんな中で活躍する若手日本人がそれぞれの分野での活動を紹介している。多くは国際機関での活動である。もちろんJICA(国際協力機構)の方なども含まれている。
援助という文脈で国際協力は語られる事が多いが、実はそこに驕りや押し付けが忍んでいることを執筆者達はしっかり認識していて、いかに異文化、異宗教の現場で人間の尊厳を維持させながら活動するかを模索している。一筋縄ではいかない国際貢献というお題目。しかし彼らの前には明日をも見出せない多くの人々がいる。
多くの若い人に読んでもらいたい一冊である。きっと人生観も少し変ると思います。
あえて批判的に書くとすれば、執筆者の多くが女性であること。自分自身もアフリカで多くの優秀な日本人女性が開発の分野で働いている姿を見てきたが、日本男児はどうしたのか?逆に出来ない男性政府関係者を多く見てきた。その辺の内情も書かれているとより親近感が湧くかもしれません。そして開発ゴロなんていう連中にならないためにも。
国際協力の現場から―開発にたずさわる若き専門家たち (岩波ジュニア新書 564)
多くの日本人が国際協力という分野で汗を流している。そんな中で活躍する若手日本人がそれぞれの分野での活動を紹介している。多くは国際機関での活動である。もちろんJICA(国際協力機構)の方なども含まれている。
援助という文脈で国際協力は語られる事が多いが、実はそこに驕りや押し付けが忍んでいることを執筆者達はしっかり認識していて、いかに異文化、異宗教の現場で人間の尊厳を維持させながら活動するかを模索している。一筋縄ではいかない国際貢献というお題目。しかし彼らの前には明日をも見出せない多くの人々がいる。
多くの若い人に読んでもらいたい一冊である。きっと人生観も少し変ると思います。
あえて批判的に書くとすれば、執筆者の多くが女性であること。自分自身もアフリカで多くの優秀な日本人女性が開発の分野で働いている姿を見てきたが、日本男児はどうしたのか?逆に出来ない男性政府関係者を多く見てきた。その辺の内情も書かれているとより親近感が湧くかもしれません。そして開発ゴロなんていう連中にならないためにも。
国際協力の現場から―開発にたずさわる若き専門家たち (岩波ジュニア新書 564)