図書館本
1976年生まれの著者(社会学一般なのかな)が今後のITで動く世界を分析している。
梅田氏の「ウエブ進化論」が楽天的な明るい未来を描いているとすると、本書はまったく逆な未来のようにも見える。インターネットという世界に潜む「負」の様相である。
明るい未来を想定するキーワードである、ユビキタス、ウエッブ2.0、ネットビジネス、SNS,電子マネー、ブログ、グーグルなどに潜む魔物が見える気がした。そして鈴木氏も「身体性」について言及している。すなわちバーチャルな世界での身体性の欠如である。またコミュニケーションにおける身体性、つまり文字だけでない、表情や言葉などの文脈でのコミュニケーションの欠落。
まだまだ不勉強で理解が不十分であるが、鈴木氏の示すさらなるキーワードとして、工学的民主主義と数学的民主主義。セカイ系と絶望系など。
情報化社会が今後我々をどのような道に進ませるのか?この本を10年後にもう一度読んで検証したい。それほど示唆に富んでいる。
ウェブ社会の思想―〈遍在する私〉をどう生きるか
1976年生まれの著者(社会学一般なのかな)が今後のITで動く世界を分析している。
梅田氏の「ウエブ進化論」が楽天的な明るい未来を描いているとすると、本書はまったく逆な未来のようにも見える。インターネットという世界に潜む「負」の様相である。
明るい未来を想定するキーワードである、ユビキタス、ウエッブ2.0、ネットビジネス、SNS,電子マネー、ブログ、グーグルなどに潜む魔物が見える気がした。そして鈴木氏も「身体性」について言及している。すなわちバーチャルな世界での身体性の欠如である。またコミュニケーションにおける身体性、つまり文字だけでない、表情や言葉などの文脈でのコミュニケーションの欠落。
まだまだ不勉強で理解が不十分であるが、鈴木氏の示すさらなるキーワードとして、工学的民主主義と数学的民主主義。セカイ系と絶望系など。
情報化社会が今後我々をどのような道に進ませるのか?この本を10年後にもう一度読んで検証したい。それほど示唆に富んでいる。
ウェブ社会の思想―〈遍在する私〉をどう生きるか