本が好きプロジェクトからの献本

第一部を読んでいないので正確ではないかもしれないが、非常にビジュアルで引き込まれる本である。
訳者があとがきでも触れているが、原作者はフランスの地政学者であり、本の基となったのはフランスの衛星放送での長寿番組なのだそうだ。なるほどと思ってしまう。
地政学と言えば、佐藤優氏が外交はまさに地政学であると書いていたと思う。なじみの薄い分野であるが、実は経済や外交に直結するような因子を沢山含有しているのだと分かる。
地球上の資源、水、温暖化、感染症、紛争、植生等々をいかに正確にかつ未来予測しながら時間を進めて行くかがまさに国益に通じ、最終的には地球の保全になるのだろう。残念ながら現時点では、国益のぶつかりあいであり、多くの人間と言う種が殺し合いを行なっている。
地政学の最終目標はいったい何なんだろう?と考えてしまった。


地図で読む世界情勢 第2部 これから世界はどうなるか
  • ジャン-クリストフ ヴィクトル/ヴィルジニー レッソン/フランク テタール、鳥取 絹子
  • 草思社
  • 1575円
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