農地法:農水省が原則転換「自作農」から「利用農」へ −行政:MSN毎日インタラクティブ
民間林業の大規模経営化の必要性は速水林業の速水さんの考え方を聞くとなるほどと納得出来る。しかし、農地の場合に当てはまるのか?
内山節さんが、講演会の折に住んでいる群馬県上野村の例を出して農業の企業化への懸念を話されていた。多くの山間部では農業だけで生活している方は少ない、多様な形態(農業、林業、畜産など)を維持しながら、まさにお百姓さん(百の職業を持つ民)をして地域を作り上げてきた。そこに企業化らされた会社が来て、爺婆を給与所得者として雇用するのだろうか?
もちろん大型農機が導入可能で経済効率優先で企業化出来る地域もあるのだろうが、今問題になっている多くの地域は、いわゆる「上流域」であったり、複合的あるは多様な自然環境に適合して生活をしてきた地域ではないのか。政府は補助金ではなく、日本の文化、自然を守っている人々に給与保証をした方が50年後いや100年後の日本を明るくするのではないか。
やはりある程度の「稼ぎ」も確保しておかないと精神衛生上よろしくありません(笑)