図書館本

2001年から2006年にかけて小説推理に掲載されたモノ。
題名の通り、書評でもあるが当時の社会情勢評論でもある。
ちょっと安心するのは、養老先生でもどんどん読書した内容を忘れていって読んだにもかかわらずまったく覚えていない本もかなりあるという。さらに読書メモをとってコンピュータに保存しても、何処に保存したか忘れる事がある。そしてメモを見つけても、本の内容を思い出せないことがあると。
また所謂まじめ本ばかりでなく推理小説やファンタジーをまさに濫読している。もちろん漫画も読む。

よく立花隆さんを「知の巨人」と評するが養老先生もそれに勝るとも劣らないほどの巨人である。

「頭がいい」人が必ずしも「頭が丈夫」ではないと母校の学者をチクリと指摘するなど養老節健在。身体が丈夫でなければ、頭は丈夫にならないのであると。ごもっとも。

小説を読みながら考えた