図書館本

1965年生まれの塩見さんが、提唱している生き方。
半分を農作業的自給を目指し、残りの半分は自分の得意なこと、あるいは好きな事をする。それをエックス(X)
京都の綾部での実践を踏まえて、同様な生活形態を取る方(綾部は多いらしい)を紹介しつつ、また地元の老人との交流などを通じて、より心豊かな生活をしようとする試みと解釈した。
特に新興宗教的なところもなく、出来る事をやっていくという力みのないところが良いと思います。
おそらく場所的にも辺鄙でなく、また農をしやすい場所であることも事実なのでしょう。
あえて言えば、横文字が多いところが引っかかります。所謂キーワードが多いように思います。
もちろん、塩見さん自身がかなりの読書家で豊富な知識の持ち主だと言う事は理解出来ますが、もう少し、和風でもよいかなと感じました。
おそらく、あえてこの様な文章にしたのかもしれませんが。

いずれにしても、自分なりのXを持つ事が楽しい人生の道のりになる事は間違いありません。晴耕雨読でも食べる事が出来れば良い訳です。
内山節さん的には食べるための「稼ぎ」と社会のための「仕事」と言う労働と自然から得られる「食」のための半農。
そして出来る限り「仕事」に近く楽しいXを見つける事でしょうか。
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半農半Xという生き方