速水林業代表 速水 亨さんの考え方

熊野古道と高速道路の「共生」 : 風向計 : 中部経済 : 中部発 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

日本の林業界でのキーパーソンの一人ではあることは間違いない。おいらにはまだ判断が付かないのだが、真摯な人であるとは思う。どこかのアホ大臣とは顔から漂う品格が違う。何本かの記事があるのでご興味のある方はこちらをどうぞ。

Comments

[1. 親爺]

いやはや、凄い人だったんですね（汗）

私の中では山陰や紀州の山林王のイメージが定着していたものですから、とんだ誤解をするところでした。慶應の幼稚舎時代から半都民のような方だとばかり思っていました。
（何年か前に熊野を舞台にしたNHK連ドラに出演した知人の某俳優から聞いていた「貴族のごとき山持ち」の印象のせいもあります。）

森林再生システムや林業塾など地道な活動もされていたとは驚きです。全国の零細な兼業林家が教えを乞いにぞくぞくと三重に集結するような予感がしてきました。会社がやばくなったら私もいくかもしれません（笑）

有為な情報を有難うございました。

[2. 鎌倉おやじ]

キャスティングボードを握っていると思います。でも、ＫＯ閥やらに巻き込まれなければ良いのですが。。。
筋を通して欲しいですね。

[3. 似非師匠]

山梨県内でも大勢の人たちが速水林業を視察に行っていますが、その後の話をあまり聞いたことがありません。
単に規模が違いすぎて、本県のような森林の所有形態では全くあてはまらないと、最初からあきらめて（？）いるのかはわかりません。
速水氏の活動の中では、零細な林業経営者（？）も研修に受け入れておられるとのことですから、親爺様と同じように私も紀伊半島を訪ねてみましょうか（笑）。
多少ジャンルは違いますが、２６日付けの朝日のｂｅの「フロントランナー」に新富青果の社長の話に、『農地政策に限らず、農業政策を作っている役人に少しでも営農経験はあるんでしょうか。野良仕事の楽しさやつらさの一端さえわからず、机上で計画を作るから現場に合わない「猫の目農政」と言われて来たのだと思います』とありました。

[4. 鎌倉おやじ]

誤解を恐れず書かせていただきます。

「視察」と言うモノが果たして本当に効果があるのがいつも疑問に思っています。
相手は9代続いた伝統や文化のほんの一部分しか見せる事が出来ないはずです。おそらく成功する人と言うのは、そのほんの一部分から導入出来る事と出来ない事を見極めれるのでしょう。とかくお役所主導の「視察」は実りが少ないと思っております。例えば10年位修行すれば別の見え方があるのだと思いますが。
ネコの目農政に関しては御もっともですが、経済最優先の国策の中である意味しょうがなかった分野なんだと思います。さらに言えば、経済人の中に文化人が育たなかった。
人の幸福は「まず銭ありき」と言うエコノミックアニマル日本人を我々が作ってきてしまったのだと思います。

[5. 似非師匠]

ここで私が言った「視察」は、いわゆる「林研グループ」とか、森林組合の若手とか、行政とは少し距離をとっている連中たちの自主的なものでしたが、それがどのようにつながっているのか（来ているのか）が、イマイチよく見えないとのつもりでした。
統計資料が今手元になくて、（あっても役に立たないというか）細かいことが言えないのですが、「林業（森林経営というのか）」と森林の存在そのものは全く違う（鎌倉様もそのようにおっしゃっておられると・・）ものであり、私などを含めた膨大な零細（以下の）な、所有者（林業経営者ではない）の森林（単なる木が生えているところといった方が適切かも）をどうしていくかということが、永遠の課題であると思っています。（方向性は当然ありますが）

[6. 鎌倉おやじ]

文脈を読み違えたようで申し訳ありません。
自主的に参加された若手が何らかのヒントを得て、あるいは、まったく無意味だと考えて独自に行動してもらえれば「視察」の意味もあるのでしょうね。

師匠さまの指摘のように、経営と維持の間の溝は永遠の課題なのだと思います。
そこを地域性を鑑みて行政が関与することが今の国に求められているのでしょうか。9日にＫＯで行なわれるシンポジウムに参加予定しております。素人で理解出来ない部分も多いと思いますが、報告したいと思います。