高校時代から大学院時代まで奨学金を貸与されていた。一部は指定職に付いたので返済を免除され、また特別貸与部分は一般貸与分だけの返済であった。そして最後の返済が高校時代の奨学金であった。
高校時代は確か毎月、銀行の人が学校に来て、校舎の一室に判子を持って行き5000円くらいを貰っていたように記憶している。参考書代になったり、ガソリン代やタバコ代(高3の時は1年禁煙していた(笑))になったりした。
特に大学と大学院は奨学金がなければ生活が出来なかったと思う。さらに学費の半額免除等もあり、貧しいながらも楽しい青春だったと思う。
一生懸命働くオヤジと内職するオフクロ、自分自身バイトも沢山したけれど、定期的に振り込まれる奨学金は本当に有りがたかった。
この最後の返済は毎月500円づつ銀行口座から引き落とされていたのだけれど、今後それが無くなると思うとなぜか寂しい。そして青春の想い出が確実にまた一つ幕を閉じた。
日本育英会にはいくらか寄付をさせていただきたいと思う。
日本育英会様本当に長い間有難うございました。
そして天国のオヤジへ。有難うございました。
鎌倉殿のような学生時代を過ごす子供が今の世に何人いるでしょうか。
去年、長男の大学の奨学金制度を調べたら、親の年収が1千万未満が対象になると聞いて、確実に裕福ではない我が身を再認識しました。
親の年収980万、仕送10万、奨学金はすべて小遣い、マイカーありという奨学生の実態も珍しくないそうです。
本当に必要な学生に厚くしたほうがよいと考えてしまいました。彼らには鎌倉殿のような感慨や恩など感じられないでしょう。