(図書館本)
「鈴木宗男事件」で背任と偽計業務妨害の容疑により逮捕された。512日間に及ぶ拘置、独房生活の末、今年2月の第1審で下された判決は「懲役2年6カ月、執行猶予4年」。著者は即日控訴の手続きを取った。(アマゾンより)

400ページに及ぶ本書は読み応えがある。国策捜査と言う言葉が一般化され先の堀江さんや村上さんの事件でも国策捜査との一部報道があったように思う。容疑を認めないために500日以上も独房に拘留される現実(敢えて保釈請求を自ら遅らせたようですが)は普通の人間には耐えられない事でしょう。
著者の佐藤さんが言うように20数年後に明かされる外交文書(北方領土返還交渉や平和条約締結問題)が今回の事件を歴史的に検証してくれるのでしょう。
塀の中はかなり平和で民主主義なのだと思いました(検察官の取調べを除くと)
国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて