高校生活と言えば学園祭なのである。
もちろんクラブ活動もあるのですが、おいらの場合、中学時代はバスケットをやっておりました。なんでお前みたいなチビが言わないで下さい。
そして高校の合格発表が終わるや否や、高校のバスケ練習に友人と参加しておりました。
もちろん入学式前ですよ。そんな訳で1学期の中間試験を迎えました。当然出来ません。
問題は数学です。これまで5段階評価で2など言う数字は貰った事がなかったんです。
これには参りました。だって獣医は理系なんです。だから絶対数学1と2は必要なんです。
そんな事があり、夏休み前に顧問の先生に退部願いを出しました。それから結構必死に勉強して期末試験は後10点あれば評価5と言う所まで行きました。
そうすると又ですよ、遊び心がうずきだす、さらに進研模試で北大獣医確実なんて評価をもらったもんですから。。。。
学校サボってバイクの免許を取りに行き(誕生日があと3ヶ月早かったら教習所5時間実地で大型免許なのに、おいらは8時間実地で中型免許、大学でやっと限定解除)、125ccの中古のバイクを買い、乗り回しておりました。
そんな事をしていると当然成績はまた落ちる訳で、2年に上がる際は、理系できないクラス、3年の時は今度こそできるクラスだと思ったらやはり理系できない男クラスでした(笑)(ちなみにその男クラスの進学率が一番よかったのだ)
やっと学園祭の話になったな。
うちの高校はファイヤーストームと言う最後のイベントが盛り上がるんです。最終日の日が暮れると校庭の真ん中に高く詰まれた丸太や学園祭でつかった木っ端なんかが投げ込まれ盛大な焚き火となり、応援団主導で応援歌の大合唱です。
当然、3年ですから、最後の学園祭を盛り上がろうと、いろんな催しを考えたり(模擬店で売る、マスコットを夜遅くまで男だけで縫ったり、寸劇の稽古したり、女装したり)もう大変です。
それらイベントも終わり、あとはファイヤーストームを待つばかりです。
ところがです、バカセンコウ(今でも名前を覚えている)がまだ日が出ているのに火をつけやがった。それに応援団も抵抗しない。そして応援歌を歌いだした。
おいら達は、文句を言う間もなく突然の出来事に真っ白状態。
仲間とまさに号泣。
確か夜の8時頃に予約してあった小料理屋の2階も泣きながらキャンセル(これについては、かなり担当から探りが入っていたようで、おいらの家にも電話がかかって来たそうだ)
校門で男組連中が泣いているのを見て、我が担任が、どうしたのか聞いて来る。もうすべてが終わってしまった事、打ち上げも中止した事を泣きじゃくりながら話した。
そうしたら、担任「俺も行く」(この担任もこの高校出身)
キャンセルを取り消し、担任を含めて残った生徒で宴会場へ。(残念な事に一度キャンセルしたので、一部の仲間は既に帰ってしまい連絡がつかなかった)
何を語ったのかは忘れてしまった。でも、その時担任は懲戒免職を覚悟していたであろう。
今でも思う、すげえ先生だと。
当時はよく飲んでは吐いていたけど、この宴会と新年会で、付き合っている彼女の和服姿の膝枕は今でも皆から顰蹙らしい。
金は無かったけど、精一杯生きていたんだと思う今日この頃。
わが子達も夢を追い続けて欲しい、そして涙する事もあるだろう、でもきっとそれ以上の経験が得られるだろう。
その4につづく?