833be7a2.jpg昨日は2ヶ所の出張で列車移動が多かったので、一気に読みました。
やはり少年小説なのだが、東京下町が舞台。

出版社/著者からの内容紹介
 地下鉄の階段を上がる。目の前にずらりと並ぶもんじゃ焼き屋。裏道に入れば木造の長屋が残り、そして目線を上げれば、そこにはスカイラインを切り取る超高層マンションが。それらがみんな奇妙に調和して共存する町、それが僕らの町、月島。
 180センチ、100キロの巨漢、ダイ。
 ウェルナー症候群という難病のナオト。
 勉強が得意なジュン。
 かっこいいことを言ってもどこかイケてない、テツロー。
 月島中学に通う中学二年生四人組が一年間で経験する様々な出来事。入院中のナオトの許に大まじめで「エンコー」の女子高生をプレゼントし(「びっくりプレゼント」)、過食・拒食を繰り返す同級生とつきあい(「月の草」)、自転車旅行と偽って2泊3日で新宿の町を探訪し(「十五歳への旅」)……。この町でぼくたちは恋をし、傷つき、死と出会い、いたわり合い、そして大人になっていく。
 その他「空色の自転車」「大華火の夜に」「月の草」「ぼくたちがセックスについて話すこと」「飛ぶ少年」の、瑞々しい八つの物語で描く今どきの十四歳、青春ストーリー。