養老ワールドを濃縮した1冊。

あとがきにでも書かれているが、これまでの養老先生が書かれたり、講演された事を実に端的かつ判りやすくまとめたものである。養老先生の根っこは「自然」なのである。まだ養老先生の本を読まれてない方がいきなり読むとその世界が広いように思えるかもしれませんが、実は非常にコアな部分の話で単純明快だと思います。
何時もながらのキーワード、自然、都市化、脳化、人工、人とモノ、心と身体などなど。
そして、これもあとがきである。「自分でものを考えることを、一人でも多くの読者がしてくださるようになれば、それは筆者の望外の幸福である」

ちなみにこの白日社では、釣り人や山暮らしにはたまらない素晴らしい書籍を沢山出しております。

これは図書館本であるが、購入しなければと思う。最近、懐が寒いので図書館を大いに利用していますが、やはり手元に置いて置きたい本も結構ありますよね。


かけがえのないもの