これも確か養老先生が書いていたと記憶しているが、日本のエリートの質が落ちたと。少なくとも第2次大戦前のエリートは部下の死を真剣に考えている人間だったと。だから部下は上司の命令に従ったのだ。最近の日本のイラク派兵でも、聞くところによると人格的に非常に優れた人が隊長だったとそうだ、彼が上司であれば死ねると。
現在のエリートは己の利益を優先しているようである。だからその反発として「武士道」が売れるのかもしれない。
英国やヨーロッパの階級社会が成り立つのは優れたエリートが堕落しないところであろう。アメリカも似ている。一人の米国人救出のために多くの兵隊の死を恐れず行動する。だから国のため、愛する人のために戦えるのであろう(もちろん戦争はいかんが)。
日本の良い文化である相互扶助が無くなり、いわゆる格差社会が広がり、真の意味のエリートが居なくなった時、日本と言う国はどこまで落ちてしまうのだろうか。
こんな記事をみて考えてしまった。
確かフォークランド紛争の時も英国皇族は最前線で戦ったように記憶している。
「前線に行かせて」と王子 英紙報道、除隊も覚悟
【ロンドン23日共同】23日付の英紙メール・オン・サンデーは、チャールズ皇太子の二男で今月陸軍士官学校を卒業したヘンリー王子(21)が「特別扱い」に反発、同僚と同じ待遇で紛争地帯の前線に派遣されなければ除隊も辞さないとの意向を上官に伝えていると報じた。
王位継承順位第3位の同王子は、5月にも新任少尉として近衛騎兵連隊に配属予定。同連隊は今年から来年にかけアフガニスタン南部に順次派遣される見通しで、王室と国防省は王子の処遇に頭を悩ませているという。
同紙によると、国防省は王子をアフガンに派遣しても、本部付きの連絡将校など「より安全」な任務につかせる意向。しかし、部下11人の偵察部隊を率いるのが本来任務の王子は強く反発している。
(共同通信) - 4月23日15時54分更新
現在のエリートは己の利益を優先しているようである。だからその反発として「武士道」が売れるのかもしれない。
英国やヨーロッパの階級社会が成り立つのは優れたエリートが堕落しないところであろう。アメリカも似ている。一人の米国人救出のために多くの兵隊の死を恐れず行動する。だから国のため、愛する人のために戦えるのであろう(もちろん戦争はいかんが)。
日本の良い文化である相互扶助が無くなり、いわゆる格差社会が広がり、真の意味のエリートが居なくなった時、日本と言う国はどこまで落ちてしまうのだろうか。
こんな記事をみて考えてしまった。
確かフォークランド紛争の時も英国皇族は最前線で戦ったように記憶している。
「前線に行かせて」と王子 英紙報道、除隊も覚悟
【ロンドン23日共同】23日付の英紙メール・オン・サンデーは、チャールズ皇太子の二男で今月陸軍士官学校を卒業したヘンリー王子(21)が「特別扱い」に反発、同僚と同じ待遇で紛争地帯の前線に派遣されなければ除隊も辞さないとの意向を上官に伝えていると報じた。
王位継承順位第3位の同王子は、5月にも新任少尉として近衛騎兵連隊に配属予定。同連隊は今年から来年にかけアフガニスタン南部に順次派遣される見通しで、王室と国防省は王子の処遇に頭を悩ませているという。
同紙によると、国防省は王子をアフガンに派遣しても、本部付きの連絡将校など「より安全」な任務につかせる意向。しかし、部下11人の偵察部隊を率いるのが本来任務の王子は強く反発している。
(共同通信) - 4月23日15時54分更新