1996年の第26刷である。養老先生の初期作になるのだろうか。
非常においらには難しい。逆に最近の作品が口述筆記なので理解しやすいのかもしれない。
文学、哲学、宗教、自然科学等の視点で見つめる脳を種々の引用をもって説明してくれている。
でも、難しい。おそらく何回も読み直さなければ、いや、読み返しても難しいだろう。
しかし、基本的な背景は常に養老先生が指摘する脳化社会があるのであろう、脳が作り上げた都会、その対極にある自然。物質である脳が心を生み出す。

なんとか3割位は理解したいと思うのですが、きっと1割も理解出来ていないのであろう。
是非とも講義を聴いてみたい。 3月30日 アクラにて

養老先生の文庫、脳の冒険も読んだ。これはエッセイなので読みやすい。養老節爆発です。