この記事は今後の日本のあり方までも左右するような気がします。
養老先生や茂木さん、さらに宗教界や哲学の方も当然入っていることを望んでいます。

以下記事

脳を活かせ!異分野の専門家、自由論議の研究会

 ロボット工学や脳外科、脳機能計測など異分野の第一人者が、自由に論議しながら「脳」のナゾに迫ろうという、サロンのような研究グループ「脳を活かす研究会」が発足した。

 中心メンバーは、理化学研究所の甘利俊一・脳科学総合研究センター長や慶応大学の安西祐一郎塾長、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)脳情報研究所の川人光男所長、評論家の立花隆氏ら約100人。

 一般会員も募集し、対外活動も活発に行っていくという。

 研究活動は分科会を作り、議論を深めていく。テーマは、人の意図などを脳から読み取る技術、脳から取り出した情報でコンピューターやロボットを動かす技術、脳に電気信号を与えて失われた視覚や聴覚を補ったりする技術――などが想定されている。

 こうした技術の進展に伴い、人権侵害などの懸念も広がっていることから、脳研究における倫理問題も重大なテーマとして扱うという。

 一般向けの講演会も開催するほか、各省庁の科学推進施策に対する政策提言なども積極的に行う。会長に就任予定の甘利センター長は「新しい脳研究の方向性について共通の理解を作り上げ、脳科学全体を支援していきたい。脳科学が人類の文化として大事なものだとわかってもらえれば」と話している。

 設立を記念して4月4、5日にはATR(京都府精華町)で講演会が開催される。

 参加申し込みは同会ホームページ(http://www.cns.atr.jp/nou‐ikasu/event.html)からできる。
(読売新聞) - 3月28日3時10分更新