養老先生があとがきに記している。
虫の事を除けばほぼこれで出し尽くしたと。
何冊かの養老先生の著作を読んだ。
ブレて無い人だと思う。そして、養老先生の価値観は
多くの人に受け入れられている。
その価値観を強要はしない。
茂木健一郎さんは、養老先生は非常に高度な研究成果を
実に噛み砕いてより多くの読者に説明出来る、と言うような
表現をしていた。まさにその通りだと思う。
日本人の素晴らしさと危うさを実に分かりやすく納得できる
形で文章にしている。
靖国問題、少子化問題、東京のカラス問題等、思わず
そうだよな〜と思ってしまう。

やはり都市化と脳化が養老先生の第一義的問題意識だと思う。

超バカの壁