嫌な事件ばかりではないよね。目頭が熱い。
外交とかは、本当はこのような積み重ねで信頼関係を作るもの
だと思います。お金の量なんかではないんだよな。

リオス選手 金メダルを車椅子の少女にプレゼント


 
 琵琶湖畔で5日行われた第61回びわ湖毎日マラソンの覇者、
ホセ・リオス選手(31)=スペイン=から、大会優勝の金メダル
が車椅子の少女に贈られた。リオス選手を応援して3年。思いも寄
らぬプレゼントに少女は「びっくりした。すごくうれしい」と満面
の笑み。リオス選手は「沿道で僕を応援してくれているのはよく知
っていた。ハンディがありながらそれを乗り越えて生きている彼女
を今度は僕が応援したかった」という言葉を残し6日、関西国際空
港から帰国の途についた。
 少女は大阪府豊中市北桜塚、市立第三中学2年、穂積瑞樹(みずき)
さん(14)。脳性マヒで下半身が不自由で、車椅子生活を続けている。
製パン店を営む父の統史(つぐし)さん(42)が、別府大分毎日
マラソンなどに参加した市民ランナーだったこともあり、「びわ湖」
には数年前から毎年、親子で応援に駆けつけている。一昨年、マラソン
初挑戦だったリオス選手に沿道から声をかけ、手を振ったところ、
同選手が小さく手を上げて応え、2時間7分42秒の好タイムで優勝した。
 以来、昨年、今年とリオス選手を応援。今回も沿道でエールを送った後、
ゴールの皇子山陸上競技場へ。「優勝の祝福をしてあげよう」と、
競技場入り口付近で待っていたところ、穂積さん親子を見つけたリオス
選手が笑顔で近寄り、首にかけていた金メダルをプレゼントした。
 統史さんは「優勝メダルはリオス選手にとって、一生思い出となる
大切なもの。本当にもらっていいのかどうか……」とうれしさの半面、
戸惑いも。瑞樹さんらは近く、リオス選手にお礼の手紙を出すことに
している