da1a3cef.jpg以前にちょっと書きましたが、この島のサルは魚網を使ったトラップでは
捕獲出来ず、結局、現地スタッフと一緒に木を切り、山に運び、画像の様に
組み立てました。何日間かやはり掛かりました。見えにくいですが、罠の
上に一匹のセレベスマカクが見えます。上部にスライド式のドアを作り
中に果物を入れて餌付けします。もっとも沢山入った頃を見計らって
スライド式ドアを少し離れた場所から綱を引いて閉めます。

それからが大変です。今度は人間が中に入り、網でサルを捕まえて麻酔です。
麻酔されたサルを外部に出し、色んな分野の方が計測等を行います。
そして採血して、再度山に戻すと言う繰り返しです。

今日は事故の話(流血事件)は止めましょうね。(笑)

採血後がおいらのメインの仕事です。簡易無菌箱を現地の大工さんに作ってもらい
発電機で遠心器を回しリンパ球分離です。何日間かは培養液中にリンパ球を入れたままにして、
ジャカルタに飛ぶ時はドライアイスを仕入れ無ければならないくらい
日数が経っていました。そんな訳でセレベス島ドライアイス探しの旅?が始まります。
結局あったの良かったんですが。。。アイスクリーム屋さんです。セレベス島では当時
ドライアイスは作ってはおらず、ジャワ島などから送られてくるアイスに
ドライアイスが保冷用に使われていました。はじめはタダで呉れそうでしたが
結局足元を見られて結構な額を支払ったように思います。