おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2020年06月

追い詰められる海 井田徹治 岩波書店 2020


読み進む過程で、地球を殺そうとしているのは人間だという事を認識します。

日々安楽な方法を求めて消費は美徳という価値観で生活をエンジョイする多くの先進国。
環境変動で農業漁業等の一次産業から得られる所得が減少し飢餓に陥る経済的途上国。
まさに、分断と格差が大きくなるばかりであるが、やがて間違いなく先進諸国にも
同じ状況が訪れるのであろう、子供や孫の時代には。

本書では地球温暖化とも大きく関わる海洋における環境問題(破壊)を井田氏が
分かり易く、科学者や論文からのデータをもとに解説している。

海水温上昇
海の酸性化
プラスチックごみ、マイクロプラスチック
海産物乱獲
海面上昇など

メモとして
海洋酸性化によるサンゴの白化
農業肥料流出による海洋の富栄養化
温室効果ガスおよびCO2の海洋での吸収
海水酸性化による殻の損傷
マイクロプラスチック、マイクロビーズ汚染 有害化学物質との結合 魚介類、人間の取り込み
プラスチックごみの7割は焼却処理(日本)
海の酸素欠乏(低酸素、無酸素)ーデッドゾーン形成 生物多様性の減少
窒素肥料の開発 富栄養化
温暖化による海洋からの酸素減少



失われた福島のバラ園 マヤ・ムーア 世界文化社 2020

図書館本

辛いけど素晴らしい作品。是非多くの方に見て頂きたい。
原発という存在がいかに不幸を強いるのかということを。

福島県双葉町にあった素晴らしいバラ園。
美しいバラの数々、バラに魅せられた岡田さんが全身全霊を込めて作り上げていたバラ園。

ページを進め、突然に谷底に落とされた気分を感じるでしょう。

2014年には英語版が、その後韓国版も出版されています。

序文にかえて、倉本聰さんが文章を寄せています。

また失われたバラ園という児童書も2018年に別の著者より出版されています。


失われた福島のバラ園 The Rose Garden of Fukushima
マヤ・ムーア
世界文化社
2020-02-21

The Rose Garden of Fukushima
MAYA MOORE
世界文化社
2014-10-31

失われたバラ園
たん, はかた
日本地域社会研究所
2018-04-01



2020-06-19_14-03-29_1012020-06-19_14-03-39_509

完全なる釣り人 テンカラ:シンプルフライフィッシング

さすがパタゴニアだなと思う。
単なる釣り動画ではない。

自然、哲学、そしてそこに生きるヒト





イタリアン・アルプスに住む釣り人アルトゥロ・プーニョは、純粋なる簡潔さに秀でた、ある古代のフライフィッシングの最後の既知の実践者です。4.5メートルの手製のロッド、牡馬の尾の毛を入念に編んだライン、バイスを使わずに手で巻かれたシンプルなフライ――これがヴァルセージア流であり、イタリア北部の小さな渓流で生まれたこの簡素で美しい釣りは、遅くとも16世紀から実践されています。長老であるアルトゥロ・プーニョに導かれ、当初使われていたのと同じ素材と技術を使い、少数の愛好家によって同じ渓流で、それはいまも実践されています。それはこのうえなく基本的でかつ洗練されたものであり、この釣りを極めているのはアルトゥロ・プーニョが「完全なる釣り人」と呼ぶアングラーのみです。パタゴニアの最新映画で、アルトゥロ・プーニョは、この時を超えた技術、その不朽の達人、そして数百年前と同じ情熱と崇拝の念を抱きながらこれが実践されている特別な場所を、私たちに出会わせます。

リニア 工事凍結しましょう。

リニア開業 遅れる可能性高まる|NHK 首都圏のニュース


以下NHK
静岡県が着工を認めていないリニア中央新幹線をめぐって、川勝知事とJR東海の金子社長が初めて会談しました。
金子社長が本格的な工事に向けた準備作業を開始することに理解を求めたのに対し、川勝知事は環境保全のための協定の締結が必要だと説明しました。
JR東海が目指している2027年の開業は、遅れる可能性が高まりました。

リニア中央新幹線は、2027年の開業を目指してJR東海が各地で工事を進めていますが、静岡県内のトンネル工事は、水資源への影響を懸念する県が着工を認めず協議が難航していて、開業の遅れも懸念されています。
こうした中、川勝知事は県庁で26日午後、JR東海の金子社長と初めて会談しました。
この中で金子社長は、日本の大動脈輸送を担う東海道新幹線の災害対策としてバイパスを作る必要があり、1日も早い実現が必要だと意義を強調しました。
そして、金子社長は「静岡の水をおろそかにするつもりはなく、国の有識者会議を軽んじることもない」と述べた上で、「準備作業はぎりぎりのタイミングだ」と述べ、2027年に開業するには本格的な工事に向けた準備作業を早期に始める必要があるとして理解を求めました。
これに対し、川勝知事は準備作業について作業の拠点となる場所が5ヘクタール以上となる場合は、条例に基づく環境保全のための協定の締結が必要だとして、準備作業を認めるかどうかは条例に則して判断することになると伝えました。
県は、JR側が求めている準備作業はトンネル工事と一体で、協定の締結は国の専門家会議などの結論を踏まえる必要があるとしていて、JR東海が目指している2027年の開業は遅れる可能性が高まりました。


読売
リニアのトンネル工事、静岡県知事「認められない」

6/26(金) 17:57配信
読売新聞オンライン

 静岡県の川勝平太知事は26日、未着工のリニア中央新幹線静岡工区についてJR東海の金子慎社長と会談後、金子社長が求めた今月中のトンネル工事準備について「本体工事と一緒なので、認められない」と了解しない考えを明言した。報道陣の取材に答えた。

 金子社長は、予定している2027年のリニア中央新幹線開業に向け、初めて川勝知事と会談。月内の本格的なトンネル工事準備を了解するよう求めたが、川勝知事は明確な返答をしなかった。金子社長は会談で、「6月中に(準備)工事に着手できなければ27年開業が困難になる」と述べた。

 川勝知事は、南アルプスを貫通するトンネル工事の影響で大井川の水量が減るとして、着工を認めていない。

共同
静岡知事、リニア工事に同意せず JR、計画見直し不可避

6/26(金) 17:47配信
共同通信
1/2

リニア中央新幹線建設について会談するJR東海の金子慎社長(右)と静岡県の川勝平太知事=26日午後、静岡県庁(代表撮影)

 JR東海の金子慎社長は26日、静岡県庁を訪れ、リニア中央新幹線建設を巡る水資源の問題で対立する静岡県の川勝平太知事との初会談に臨んだ。金子氏は6月中に静岡工区の準備工事に着手できなければ、予定の「2027年開業が困難になる」として工事への同意を要請したが、川勝氏は認めるかどうか明言せず、物別れに終わった。明確な同意を得られなかったJR東海は、月内の着工が困難となり、リニア計画の見直しは避けられない情勢となった。

 リニア建設を巡っては、南アルプスを貫くトンネル工事に伴い大井川の流量が減少することを懸念する静岡県が建設に反対し、静岡工区が未着手となっている。





福島で酒をつくりたい 上野敏彦 平凡社新書 2020

図書館本

非常に濃い本です。
上野さんの思い入れを強く感じます。
そして日本酒の良い香りがします(この部分誇張です)。
上野さんの本は、本当に深く取材して個人の内面までも掘り下げて言葉に紡ぎます。
たえば、2003年 木村英造―淡水魚にかける夢 など。そのほか椎葉の話なども。

本書は2011年の福島県浪江町で東北大震災の津波と原発震災で酒蔵を失い、避難を余儀なくされた
磐城壽(いわきことぶき)を再び作った話です。
その過程、人間模様、ありとあらゆる関係性が上野さんの筆で絡め捕られている感じです。
300ページ弱の大著です。ヒューマンドキュメンタリーです。
読者は磐城壽と新天地で作った土耕ん醸などを飲みたくなることは間違いない。

そして上野さんは宮崎・ニシタチ(飲食街)で今日も飲んでいることでしょう。(FB情報)

福島で酒をつくりたい (平凡社新書)
敏彦, 上野
平凡社
2020-02-17



木村英造―淡水魚にかける夢
上野 敏彦
平凡社
2003-06-01





「遅すぎることはなかった 〜オランダ・戦後75年の補償〜」

JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス|TBSテレビ


辛い番組だが、戦争の悲惨さは語り継がねばいけない。
オランダは日本より真摯だと思う。

未だに戦争は終わっていないのだから。


以下HPより

「遅すぎることはなかった 〜オランダ・戦後75年の補償〜」

ナチス・ドイツの占領下にあったオランダのベステルボルク通過収容所。今年1月、この収容所から移送されて亡くなったユダヤ人ら10万2000人、1人1人の名前を読み上げる追悼式が行われた。

両親を亡くしたサロ・ムラーさん(84)は、ナチスから多額の資金をもらってユダヤ人の移送に協力しながらも責任を認めないオランダ鉄道を許すことができなかった。謝罪と補償を求めてたった一人で国営企業に立ち向かった。

戦後75年となった今年1月、オランダのルッテ首相は、当時のオランダ政府がナチスからユダヤ人を守らなかった「加害の歴史」を認めて、オランダ政府として初めて謝罪した。オランダでは第2次世界大戦中に約14万人のユダヤ人が暮らしていたが、そのうちの75%近くがナチスとオランダ人協力者によって虐殺されていたのだ。

戦争体験者の多くが亡くなり、風化が進むなか、私達は過去の過ちとどう向き合うのか。オランダの「戦後補償」を取材した。

制作:TBSテレビ
ディレクター:西村匡史







皆頑張る ガーナ 野口研

ガーナ国民が注目「ノグチ」の動向 日本支援研究所がPCR検査で活躍 - 毎日新聞



日本政府の支援で1979年に設立されたアフリカ西部ガーナの「野口記念医学研究所」(野口研)が、ガーナの新型コロナウイルス対策の拠点となっている。アフリカには検査や医療の体制が貧弱な国が多い中、培った人材や設備を生かし、これまでに約20万件のPCR検査を実施。同国内の検査の約8割の規模にあたり、「ノグチ」の動向が国民の注目を集めている。
ガーナの位置

 「ウイルスなので非常に慎重に、安全キャビネットの中で扱っています」。5月10日、野口研内の先端研究所を視察に訪れたアクフォアド大統領に、所員がPCR検査の手順を説明した。内部の空気が外部に漏れ出さないように陰圧にする設備や、国内ではここにしかない最新の検査装置を備える。現在は新型コロナ対策でフル稼働しており、計120人のスタッフが昼夜交代勤務で検査を実施。ギニア湾に浮かぶ島国サントメ・プリシンペからも800検体を受け入れた。
野口記念医学研究所=ガーナ・アクラで(JICA提供)

 ガーナは福島県出身の野口英世が黄熱病の研究を行い、1928年に亡くなった場所だ。68年に国内最大規模のガーナ大学に医学部が設立された際、指導者や設備が不足していたため日本に支援を要請。野口の出身地の縁で福島県立医科大が中心となって指導者を派遣し、ウイルス学や栄養学、寄生虫学などで交流を進めてきた。

 79年にはガーナ大医学部の付属機関として野口研が設立され、当時、建築費や機材の費用など約25億円を日本政府が提供した。その後も感染症分野などで、国際協力機構(JICA)の支援を受けながら日本の研究者と交流が続いた。2019年にはエボラ出血熱対策などを念頭に、高度な実験や検査ができる施設として先端研究所が完成。日本政府は建設費約23億円を提供した。
野口記念医学研究所で新型コロナウイルス診断のPCR検査の準備をするスタッフ=ガーナ・アクラで2020年6月18日(JICA提供)

 日本が設備とともに支援に力を入れてきたのが人材の育成だ。JICAは野口研を地域の感染症対策の核にしようと、ナイジェリアやリベリアなど西アフリカ諸国から野口研での研修受け入れを支援。19年度には9カ国から計15人を受け入れた。野口研でPCR検査に携わる職員の中には、日本での感染症の検査技術研修を受けた人もいる。6月16日付の地元有力英字紙「ガーニアン・タイムズ」は1面トップで「ノグチがワクチン開発に着手」と研究所のコロナ対策を紹介するなど、野口研への国民の関心も高い。

 新型コロナでは交通や物流網が世界的に滞り、先進国から途上国に人や物の緊急支援を行うのが難しくなっている。それだけに40年以上にわたる現地支援の成果が今回、大きく表れたとも言える。野口研ウイルス部門の責任者、ウィリアム・アンポフォ教授は毎日新聞の取材に「JICAや日本政府がアフリカで行ってきた能力強化の取り組みが、医療基盤を向上、維持するのに役立ってきた」と話した。

 ガーナでは22日までに1万4154人のコロナ感染が確認され、85人が死亡している。また、野口研を含むガーナの検査機関では大量の検査をこなすため、まず複数の検体を一つにまとめてPCR検査を行い、陽性反応が出たグループのみを個別検査に回す方式を採用している。【平野光芳】





竹中労さんが見た風景2

以前この動画はyoutubeで紹介していた。
でもその時には気が付いていなかった。
労さんが鎌倉に住んでいた事を。

何気に鎌倉ごご自宅が出てくる。


アジサイを植えた里山の麓である。

こんど御宅を外から見に行こうと思います。決してストーカーではありません(笑)

あわせてお読みください。
2018年の記事
ワイドショーには映らない──渦中の水道橋博士が語った竹中英太郎と「労」、そしてルポライターへの狂疾

https://www.excite.co.jp/news/article/Cyzo_201804_post_158071/



サンクコスト(埋没費用)の呪縛 コンコルド効果

火論:「イージス騒動」と沖縄=大治朋子 - 毎日新聞


まさにリニア新幹線と同じ構図

以下記事
 <ka−ron>

 「サンクコスト(埋没費用)の呪縛」という経済学の言葉がある。

 埋没費用とは回収不能になったお金や時間、労力を指す。それを気にするあまりさらに投資して後に引けなくなるのを「サンクコストの呪縛」と呼ぶ。意思決定ではそうしたコストをあえて無視しましょう、という意味で使われる。

 もともとは、英仏両政府が共同開発した超音速旅客機コンコルドの採算が取れないと途中で分かったのに開発を続行して大赤字になったことから生まれた表現。「コンコルド効果」とも呼ばれる。

 この言葉を久しぶりに思い起こしたのは先日、防衛省が陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について事実上の白紙撤回を決めたから。ミサイルを発射すると途中で切り離される装置を安全な場所に落下させられないと最近分かり、追加で必要になる費用や時間を考えて判断したという。

 これは官邸主導の案件で首相の責任は大きい。ただサンクコストに引きずられず大局観を持って最終的に幕を引いた河野太郎防衛相の決断は支持したい。大きな事業の停止は関係者の意地やメンツも絡んで何かとややこしい。だが地元住民の命を軽視するような事態が起きてしまっては本末転倒だ。

 ところで巨額の資金を投じた防衛関連事業が事実上、暗礁に乗り上げているケースとしては、沖縄・米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の問題がある。自民党や防衛省の一部幹部の間では、移設の実現性を危ぶむ声も少なくない。

 辺野古移設を巡っては防衛省が2016年までに行った海底ボーリング調査で「マヨネーズ状」とも言われる軟弱地盤が見つかっている。これは最も深いところでは海面下90メートルにも達するため大規模かつ困難な改良工事が必要だ。費用も時間もズルズルと想定以上にかかる可能性が高く、沖縄県民は県民投票などで繰り返し「辺野古ノー」の意思を突き付けている。

 辺野古移設は政府が「唯一の選択肢」としているがそもそもその効果も疑わしい。軍事アナリスト、小川和久さんがこのほど出版した「フテンマ戦記 基地返還が迷走し続ける本当の理由」(文芸春秋)によれば、米政府監査院(GAO)は1998年、09年、17年4月にそれぞれ公表した報告書で辺野古案は「作戦所要(作戦や訓練に必要な条件)」を満たしていないと指摘している。

 今日、6月23日は本土防衛の「捨て石」とされた沖縄戦終結の日。サンクコストに惑わされぬもう一つの決断を期待したい。(専門記者)






リニア 裁判も継続中です

リニア問題 トップ会談で局面打開なるか JR東海社長、静岡県知事が26日会談 - 毎日新聞


世の中のメディアはJR東海の言い分が正しい様に報道していますが、事業体実施の
環境アセスメントの不正をなぜ問わないのでしょう?
大広告主だから?
政権とJR東海の葛西氏の影響力?

何一つリニアのメリットは無い(あるとすれば工事を受注しているゼネコンと下請け?)リニア
構想。

静岡県の水を巡る知事の問いは、間違ってはいません。
ただ、条件闘争になっていることは否めませんが。




メモ 以下記事

リニア中央新幹線の2027年開業が延期となる可能性が高まっている。JR東海の金子慎社長は、静岡工区での着工を認めない川勝平太・静岡県知事に対し、準備工事だけでも了承するよう求めている。これに対し県は、トンネル本体と一体の工事とみなして、準備工事は時期尚早とする姿勢を崩さない。26日に開かれるトップ会談で、局面が変わるか注目される。
JR東海の金子慎社長=名古屋市中村区のJR東海本社で2019年12月24日、黒尾透撮影

 金子社長は5月の記者会見で、準備工事について「6月中に(川勝知事の)了解を得られないと27年の開業は難しい」と発言。6月10日の記者会見では「切迫して余裕がなくなってきた」と焦りを見せた。

 リニアが走行する南アルプストンネル(全長25キロ)は、長野、山梨両工区で工事が始まったものの、静岡工区(8・9キロ)のみ着工できていない。JR東海はトンネル掘削前の準備工事として、静岡市北部の3カ所でヤード(作業場)を整備し、土砂置き場などを設ける方針だ。着工には地権者の同意が必要で、JR東海によると、地権者は県の了承を得ることを求めている。

 川勝知事は6月11日、準備工事の現場を視察した後、「27年(の開業)は一番大切なものだと思わない」と述べた。その上で、金子社長の発言について「(県が)開業を遅らせているかのごとく短絡的に結びつける姿勢に強い疑問を感じる。(県が)足を引っ張っているかのごとく、(問題を)矮小(わいしょう)化している」と語気を強めた。

 静岡県では、トンネル掘削工事により南アルプスを源流とする大井川の流量が減ったり、地下水に影響が出たりすることを懸念する声が強い。大井川の水は約62万人の水道や農業・工業用水、発電に使われ、県は「命の水」と表現する。流域10市町は工事による流量や地下水への影響回避を求め、県は代表してJR東海と協議を続けてきた。

 一方で両者の協議は難航し、国土交通省が乗り出す事態になった。河川工学の専門家らを集めた有識者会議を設置し、4月に初会合が開かれた。しかし、この場で金子社長が「南アルプスの環境が重要だからといって、あまりに高い要求を課し、それが達成できなければ着工も認められないというのは、法律の趣旨に反する」と県の姿勢を批判し、混乱に拍車を掛けた。川勝知事や流域10市町の抗議を招き、撤回を余儀なくされた。流域10市町は有識者会議の結論を待つべきだとの立場で、準備工事も「なし崩し」で本体工事につながる恐れがあるとして認めない方針だ。

 結論が出るには時間がかかりそうで、金子社長が事態を打開するため川勝知事に要請したトップ会談は26日午後、静岡県庁で開かれる。金子社長は27年開業への沿線の期待などを説明する予定。川勝知事は住民の生活や産業を支える大井川の水の重要性を訴える見通し。会談は平行線に終わる公算が大きい。JR東海の宇野護副社長は「理解が進むように全力を挙げて取り組む」と期待を寄せる。

 国交省の水嶋智鉄道局長は「この問題を対立構造で捉えていたら、前向きな答えが出てこない」と語り、県とJR東海に建設的な議論を求めている。【山田英之】
ことば「リニア中央新幹線」

 磁力で車体を浮かせ、最高時速500キロで走る新しい新幹線。品川―名古屋間を最速40分、品川―大阪を最速67分で結ぶ。事業主体はJR東海で、建設費(車両を含む)は約9兆円。品川―名古屋間で2027年の開業を予定している。大阪への延伸は当初45年の予定だったが8年前倒しし、早ければ37年を目指している。
リニア中央新幹線を巡る動き

1973年   国が基本計画を決定

 97年   山梨リニア実験線で走行試験を開始

2011年   国が整備計画を決定

 14年   国が工事実施計画を認可、着工

 16年   政府が財政投融資3兆円を充て、大阪延伸の最大8年前倒しを決定

 17年   JR東海が南アルプストンネル静岡工区の本体工事契約を締結。静岡県の川勝平太知事が「契約は遺憾」とコメント

 19年3月 川勝知事が静岡工区について「着工できる状況ではない」と発言

 20年4月 静岡工区に関する国の有識者会議が初会合

   5月 JR東海の金子慎社長が静岡工区の準備工事について「6月中に(川勝知事の)了解を得られないと27年の開業は難しい」と発言

 27年   品川―名古屋間が開業(予定)

 37年?  名古屋―大阪間が開業(予定)











荒野へ イントゥ・ザ・ワイルド

CNN.co.jp : 「イントゥ・ザ・ワイルド」に登場のバス、遭難相次ぎヘリで撤去 米アラスカ州



原作も映画も良い作品でした。

生きる事とは何か、

ヒトとヒト、ヒトと自然、自然と自然 そんな関わり合いの中で自分を見つめていたのだろう。

読んで損の無い、見て損の無い作品でしょう。




荒野へ (集英社文庫)
ジョン・クラカワー
集英社
2007-03-20



イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]
ブライアン・ダーカー
Happinet(SB)(D)
2009-02-27

竹中労さんが見たであろう景色

高校の大先輩であるルポライターの竹中労さん

昔、鎌倉市高野に住んで居たことは著作で知っていた。
ウェブによると1988年とある
http://y-terada.com/Takenaka/nenpu/NENPU.HTM

アジサイの植栽でお世話になっている里山から
まさに労さんが見た、大船高校の校庭がみえる。

また労さんは戸塚区小雀に住んだと書いている、まさに拙宅の近所である。1981年

なにか不思議な感覚である。

2020-06-20_10-08-17_910






週末

アジサイの会の会員の方から提供された大き目の株を
鎌倉の里山を手入れしているNPOの方に提供するとともに
植栽のお手伝い
去年、今年ですでに170株程度を植えました。
来年咲いてくれると良いですね。

6月21日の東京新聞朝刊
ヒト・モノ・カネ すべてを無視してきた政府の責任を保健所や医療現場に押しつけていることは
赤らかですね。web 版はこちらhttps://www.tokyo-np.co.jp/article/36912

2020-06-20_08-42-45_247東京新聞200621

2019 「トイレ 新・文明論」 フランス

「トイレ 新・文明論」 - BS世界のドキュメンタリー - NHK


録画で視聴
久々に感動というか良い弁組に出会えた感じ。
日本韓国の先進性、ビルゲイツのビジネスモデルとしても有望なトイレ革命。
ビルゲイツは感染症や公衆衛生に大きな興味を持っていて以前より多額の資金を投入しています。
まさに今後それが花咲く感じ。
そして、インドの不可触民まで登場するこの番組。
いや〜フランス凄いな、こんな番組作るのって。




ヤマアジサイの季節も終わりかな

ヤマアジサイの季節も終わりかな。
今年は開花が悪い感じですね。

園芸アジサイ(西洋アジサイ)も遅い感じ。

そんな訳で週末は差し芽しますかね。

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鎌倉すみよさ41位ですが何か?

「住みよさランキング2020」全国総合トップ50 | 住みよさランキング | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準



拙者は鎌倉市のチベットと呼ばれる地域住民ですが。個人的には凄く快適。
病院多いし、買い物便利だし、大型ホームセンターあるし、図書館有るし。
どうぞ皆さま鎌倉に来て沢山お金を使ってくださいねm(__)m
41位の鎌倉市住民より 

鳥取の倉吉と米子がベスト20にランクインしているのは分かるな。
ちなみに故郷山梨はランク外。まあ当たり前かな。

環境はいいけど、行政がダメだし、
出る釘は徹底的に打つしね。
メディアは広告主と行政に忖度しまくって発表報道しかしないし。






ランク表

26-50位 2020 6月1-25位 2020 6月

怯懦


久米さんと田中真紀子さんの対談番組


現首相に送る言葉


(きょうだ)と読むそうです。

意味は
おくびょうで気の弱いこと

対談はこちらで聴く事が出来ます。

https://www.tbsradio.jp/491520

馬鹿で銭まみれな国会議員を地獄に送って欲しいものです。

#伊藤詩織さんを支持する

(5) せやろがいは伊藤詩織さんを支持する。その理由を話す。 - YouTube


いつもと違う、せやろがいおじさんがマジで語る。

本当の保守って何? 愛国って何?







総理 (幻冬舎文庫)
山口敬之
幻冬舎
2017-04-11

暗闘
山口 敬之
幻冬舎
2017-01-27

有意義な週末

梅雨入りした鎌倉です。

鎌倉の里山に植栽するアジサイを同好会の方から頂くために少しドライブ。

緊急事態宣言解除後は前と一緒ですかね?

これで又感染者は増えるでしょう。まあシーソーゲームですね。

ある意味スエーデンの様に死亡者数の増加は想定内とする戦略も間違いではないでしょう。
高齢者の死を想定するならば。神のいる天国へ呼ばれるわけですから。


土いじりや庭仕事している時間が一番楽しいわけで、その後風呂入ってビールという
極楽が毎日あれば、キット早死に出来るかとも思いつつ、今日も同じメニューですね(笑)
そんな週末。

平凡な一日

6月13日 雨の鎌倉

茅ヶ崎までアジサイ関連でドライブ

先日知人から譲ってもらった車も調子良く、オドメーターが並び数字

アベノマスク到着(虫を探すか)

ネコは片目を開けて?御就寝。

そんな平凡な一日が好き。

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スイーツ アップルパイと紅谷

【丸ノ内ホテル特製 伝統のアップルパイ】 直径約13cm \2,160

通勤帰宅時に通路で販売しているので、今回2回目 嫁が好きなので
https://www.marunouchi-hotel.co.jp/pom_cake202004/
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鎌倉と言えば紅谷
https://www.beniya-ajisai.co.jp/
クルミッ子
そして新しいの出た。クルミッ子INN
そんな訳でオンラインショップでいつもの様に。一番好きなのはクルミッ子切り落としではあるが。

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共同身体性

大竹まこと ゴールデンラジオ!「大竹メインディッシュ」


6月10日 宮台真司

宮台さん、八ヶ岳山麓に別荘があるようだ(笑)

さて、共同身体性:相手の痛みが分かる事 コロナ禍における身体性無き オンライン授業で
先生と子供は関係性繋がるが、子供と子供の繋がるが、遊びが無くなっている。外遊びしない現在。

若者のコストパフォーマンス志向のセックスレス 少子化 なるほどでした。

キョロメ厨(密告 5人組的) ヒラメ厨(下から窺う) 結果が  安心厨(ゼロリスク厨)自粛警察?


まさに養老先生の身体性無き都市化がコロナ禍で加速する感じでしょうか。


暑いです

鎌倉から東京に通うというのは精神的にも肉体的にも宜しく無い。

テレワークも出来るが、職場の方が仕事はやりやすいかもしれない。

しかしである、コンクリートジャングルで真夏日である。
オフィースは一応冷房(28度)であるが、扇風機で風を送っている。

朝はまだ良いが、夕方の帰宅時の暑さは地獄である。

朝はアジサイに30分ほどかけて水やりして癒されるが
夕方はげんなりして帰宅。本来なら晴れた日の夕方も水やりなのだが。


はやく梅雨入りして欲しい今日この頃である。

奇妙な記事 

検証コロナ 危うい統治(1)11年前の教訓放置 組織防衛優先、危機対応阻む :日本経済新聞


歴史の検証のため記事をペーストしておきましょう。

ちなみに平成22年の報告書
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/dl/infu100610-00.pdf

要するに国として予算を出し惜しみ、保健所機能や国の研究所機能が新興再興感染症に
対応出来ない状況を作りだした訳ですよ。


組織防衛だ??? 

では、経産省、国交省はどうなの?? 日経さんは書かないよね。ドップリな関係だから。

検証コロナ 危うい統治(1)11年前の教訓放置
組織防衛優先、危機対応阻む


2020/6/9付
日本経済新聞 朝刊



新型コロナウイルスの猛威に世界は持てる力を総動員して立ち向かう。だが、日本の対応はもたつき、ぎこちない。バブル崩壊、リーマン危機、東日本大震災。いくつもの危機を経ても変わらなかった縦割りの論理、既得権益にしがみつく姿が今回もあらわになった。このひずみをたださなければ、日本は新たな危機に立ち向かえない。

日本でコロナ対応が始まったのは1月。官邸では「しっかりやります」と繰り返した厚生労働省の動きは一貫して鈍かった。「どうしてできないんだ」。とりわけ安倍晋三首相をいらだたせたのが自ら打ち出した1日2万件の目標に一向に届かないPCR検査だった。

その背景にあったのが感染症法15条に基づく「積極的疫学調査」だ。病気の特徴や感染の広がりを調べるのが疫学調査。「積極的」とは患者が病院に来るのを待たず、保健所を使い感染経路やクラスター(感染者集団)を追うとの意味がある。

厚労省傘下の国立感染症研究所が今年1月17日に出した新型コロナの「積極的疫学調査実施要領」では「患者(確定例)」と「濃厚接触者」のみが検査対象とされた。検査体制への不満が広がると、2月6日に出した要領の改訂版で初めて対象者に「疑似症患者」が加わった。

とはいえ「確定例となる蓋然性が高い場合には積極的疫学調査の対象としてもよい」の限定付き。その姿勢は5月29日の最新版の要領でも変わらない。厚労省が実質的に所管する各地の保健所などもこの要領に従い、濃厚接触者に検査の重点を置いた。

それが大都市中心に経路不明の患者が増える一因となった。疫学調査以外にも検査を受けにくいケースがあり、目詰まりがようやく緩和され出したのは4月から。保健所ルートだけで対応しきれないと危機感を募らせた自治体が地元の医療機関などと「PCRセンター」を設置し始めてからだ。

疫学調査を優先

自らのルールにこだわり現実を見ない。そんな感染症対策での失敗は今回が初めてではない。2009年の新型インフルエンザ流行時も厚労省は疫学調査を優先し、PCR検査を感染地域からの帰国・入国者に集中した。いつの間にか国内で感染が広がり、神戸で渡航歴のない感染者が見つかると、関西の病院を中心に人々が殺到した。

厚労省は10年にまとめた報告書で反省点を記した。「保健所の体制強化」「PCR強化」。今に至る問題の核心に迫り「死亡率が低い水準にとどまったことに満足することなく、今後の対策に役立てていくことが重要だ」とした。実際は満足するだけに終わった。

変わらない行動の背景には内向きな組織の姿が浮かぶ。厚労省で対策を仕切るのは結核感染症課だ。結核やはしか、エイズなどを所管する。新たな病原体には感染研や保健所などと対応し、患者の隔離や差別・偏見といった難問に向き合う。

課を支えるのは理系出身で医師資格を持つ医系技官。その仕事ぶりは政策を調整する官僚より研究者に近い。専門家集団だけに組織を守る意識が先行する。

官邸で「大学病院も検査に使えば」との声が出ても、厚労省は文部科学省が絡む大学病院での検査拡充に及び腰だった。首相は周囲に「危機なんだから使えるものはなんでも使えばいいじゃないか」と語った。誰でもそう思う理屈を組織防衛優先の意識がはね返す。

「善戦」誇る技官

「日本の感染者や死亡者は欧米より桁違いに少ない」。技官はコロナ危機での善戦ぶりを強調するが、医療現場を混乱させたのは間違いない。「病院があふれるのが嫌でPCR検査は厳しめにやっていた」。4月10日、さいたま市保健所長がこう話し市長に注意された。この所長も厚労省技官OB。独特の論理が行動を縛る。

02年の重症急性呼吸器症候群(SARS)、12年の中東呼吸器症候群(MERS)を経て、韓国や台湾は備えを厚くした。対照的に日本は足踏みを続けた。厚労省に限らない。世界から一目置かれた日本の官僚機構は右肩上がりの成長が終わり、新たな危機に見舞われるたびにその機能不全をさらけ出してきた。

バブル崩壊後の金融危機では不良債権の全容を過小評価し続け、金融システムの傷口を広げた。東日本大震災後は再開が困難になった原発をエネルギー政策の中心に据え続けた。結果として火力発電に頼り、温暖化ガス削減も進まない。

共通するのは失敗を認めれば自らに責任が及びかねないという組織としての強烈な防衛本能だ。前例や既存のルールにしがみつき、目の前の現実に対処しない。グローバル化とデジタル化の進展で変化のスピードが格段にあがった21世紀。20世紀型の官僚機構を引きずったままでは日本は世界から置き去りにされる。

新型インフル報告書から?





記事ここまで。

そんな事しか書けないメディアが2周も3周も周回遅れな訳です。



これまた有意義な週末

アジサイの会の会員さんから貰いうけた40株のヤマアジサイを
鎌倉の某里山にNPOの方と植栽
昨年、爺の所で増やした小さな苗とちがって3年以上の苗なので来年が楽しみ。
ちなみに爺の苗(50株)もNPOの方の雑草等の手入れのおかげである程度定着してくれて
花を付けていた。

今年もコロナが無ければもっと早く植えてアジサイを楽しんで貰えたはずなのだが、来年期待。

家に戻り、庭仕事して汗をかき、夕方猿払村から特売品のホタテチップスが到着。

名湯に入りビール、その他の酒となりました。

充実の週末!

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有意義な週末

体を動かし、土とまみれ、汗をかき、良い本と、良い録画番組に触れる

焚き火で間伐材を焼き、熾火をみながら寝落ちする。

そんな週末でした。

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猿払村のホタテ貝柱

ふるさと納税返礼品

猿払村は3度目

今回は貝柱1Kg
1万円で500g、1万5千円で1Kg(知っていれば、前回もこれにしていたのに(笑)

サイズが2Sとの事

Lサイズは一体どのくらいデカイのだろうか??(笑)

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アルコール度数は40%だそうです。きほんのき

以前より使っている西友の商品
除菌スプレー

アルコール濃度が記載されていなかったので
お客様センターにメイルで質問

「いつもお世話になっております。商品に表示が無いのでお尋ねいたします。
アルコール除菌スプレーのアルコール濃度をご教示ください。
ご利用店舗名 西友大船」

返信

いつも、弊社大船店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

また、西友本部にメールを頂戴し、ありがとうございました。



お問い合わせをいただきました、

きほんのき アルコール除菌スプレー」のアルコール度数は
40%でございますことをご案内申し上げます。

手指用ではなく、また、コロナウイルスに対する効果の検査は行っておりません。
誠に恐れ入りますが、ご使用はお控えいただきますよう、お願い致します。
今後とも、西友大船店をご利用いただきますよう、お願い申し上げます。

世の中、こんなのばっかりですね。
皆さまお気をつけください。

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権力に迫る「調査報道」 原発事故、パナマ文書、日米安保をどう報じたか  高田昌幸 , 大西祐資 , 松島佳子  旬報社 2016 

図書館本
2011年 旬報社の「権力VS調査報道」の続編に相当するとの事

最近では新聞より週刊誌の方が調査報道しているんじゃないかと思う程です。
あるいはフリーランスの方がオープンソース(インターネットや情報公開法等を利用して)から
違法な行為を暴き出したり、権力の乱用を指摘したりしています。

権力の監視機能としてのジャーナリズムの必要性を否定する方は少ないでしょう。

調査報道が出来ないメディア(新聞、テレビ、ラジオ、紙媒体)はどんどんと退場して欲しいと
思う今日この頃です。
記者クラブでの政府広報だけの発表報道にならないために何が必要なのか?

さて本書
まさに調査報道を行って来たジャーナリストの実体験が語られます。
悪を眠らさないための記者達の矜持を感じます。
調査対象者に食らい付き、証言を取り、証拠物件を押さえる。
時に政治の目の届かない処で隠密活動をする官庁がある
リクルート事件も、田中角栄逮捕も、種々の政治とカネ、談合疑惑等、多くが
調査報道されることにより公になる。

現在で言えば、モリカケ:桜 コロナ禍での持続化給付金での電通疑惑等々
どうかジャーナリズムの矜持を見せて貰いたい。



こんな目次です。
1防衛の壁を崩す
●秦融氏・木村靖氏(中日新聞)に聞く
日々飛び立つ自衛隊機 「いったい何を運んでいるのか」 その自問を執念で追いかけた
●石井暁氏(共同通信)に聞く
首相にも防衛相にも内密 「自衛隊 独断で海外情報活動」の記事はこうして生まれた

2 原発事故の「真相と深層」に迫る
●日野行介氏(毎日新聞)に聞く
原発事故は終わっていない どこからどう「その後」に切り込むか
●萩原豊氏(TBS)に聞く
「なぜ原発事故の現場に行かねばならないか」 諦めず上層部を説得
組織として筋を通す 調査報道に必要な胆力とは

3 情報公開請求を駆使する
●日下部聡氏(毎日新聞)に聞く
憲法解釈の変更 隠された真実を追え 内閣法制局の裏側に「情報開示請求」で迫る

4 調査報道の新しい形を目指す
●アレッシア・チェラントラ氏(フリージャーナリスト)に聞く
「個」のジャーナリストとして立つ 取材情報はシェアする時代
調査報道記者の連携が「次」を切り開く
●立岩陽一郎氏(ジャーナリスト)に聞く
調査報道は市民のためにある その未来を考え、行き着いた先

権力監視の条件と環境 高田昌幸
なぜジャーナリズムが絶滅へ向かうのか 大西祐資
インタビューを終えて 松島佳子


731免責の系譜 太田昌克 日本評論社 1999

図書館本

731部隊に関して興味があり色々と読んでみています。
多くの資料が焼かれてしまったり、国外に流出している中で保存されていた資料を
読み解きその信憑性を確認する作業が本書の肝だろうか。
新妻ファイルと旧日本軍関係者への取材を基に本書が作られている。

山梨県甲府出身の新妻清一氏、元中佐(大本営参謀) 1932年陸軍士官学校(同期に瀬島龍三)の本科を卒業、東京帝大理学部物理学科進学、卒業後 陸軍省軍務局軍事課に勤務、戦後は防衛庁に就職。70年退職 民間の顧問等に。97年逝去

備忘録メモ
動物兵器と100部隊 牛疫ウイルスの風船爆弾 1933年新京 炭疽菌、鼻疽菌、動物および人体実験
内藤良一中佐(石井部隊長の片腕 ミドリ十字社長) GHQの通訳として(サンダースとの密約?)
鎌倉会談 サンダースらが石井らの免責を議論し合意
2代目部隊長、北野政次 42年(東京帝大医学部 伝研研究生 36年満州医大微生物教授)
 流行性出血熱研究 笠原四郎ら(戦後北里研究所病理部長) サルの実験が人体実験?
朝鮮戦争で使われたペストノミ?(米軍)

731免責の系譜
太田 昌克
日本評論社
1999-07-26

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