おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2016年03月

戦争と平和を見つめる絵本 わたしの「やめて」自由と平和のための京大有志の会 朝日新聞出版 2015

図書館本 

素晴らしい絵本です。
是非多くの子供たちに見て、読んで欲しい。

声明書
戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。

戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。

精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。

海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。

血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。

学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。

生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。


わたしの「やめて」
くにと くにの けんかを せんそうと いいます

せんそうは 「ぼくが ころされないように さきに ころすんだ」
という だれかの いいわけで はじまります
せんそうは ひとごろしの どうぐを うる おみせを もうけさせます
せんそうは はじまると だれにも とめられません

せんそうは はじめるのは かんたんだけど おわるのは むずかしい
せんそうは へいたいさんも おとしよりも こどもも くるしめます
せんそうは てや あしを ちぎり こころも ひきさきます

わたしの こころは わたしのもの
だれかに あやつられたくない
わたしの いのちは わたしのもの
だれかの どうぐに なりたくない

うみが ひろいのは ひとをころす きちを つくるためじゃない
そらが たかいのは ひとをころす ひこうきが とぶためじゃない

げんこつで ひとを きずつけて えらそうに いばっているよりも
こころを はたらかせて きずつけられた ひとを はげましたい

がっこうで まなぶのは ひとごろしの どうぐを つくるためじゃない
がっこうで まなぶのは おかねもうけの ためじゃない
がっこうで まなぶのは だれかの いいなりに なるためじゃない

じぶんや みんなの いのちを だいじにして
いつも すきなことを かんがえたり おはなししたり したい
でも せんそうは それを じゃまするんだ

だから
せんそうを はじめようとする ひとたちに
わたしは おおきなこえで 「やめて」 というんだ

戦争と平和を見つめる絵本 わたしの「やめて」
自由と平和のための京大有志の会
朝日新聞出版
2015-09-11


沖縄の怒 ガバン・マコーマック 乗松聡子 法律文化社 2013

図書館本


(オリバー・ストーンが語る日米史の真実) よし、戦争について話をしよう。戦争の本質について話をしようじゃないか。を読んで、この本を知りました。

教科書で習わない戦後史
そして犠牲のシステム(高橋哲哉氏の言葉)としての沖縄の姿

なぜ沖縄がここまで不幸を担わせられるのか?
いつになったら日本人としての平等が実現するのか?
辺野古問題は決して沖縄だけの問題ではないのにも関わらず、無関心を装う多くの人々

あまりに知らない事が多すぎる自分を痛感するのである。

何度も読まないといけないと思う。


目次 HP
日本語版への序文(ガバン・マコーマック)
英語版推薦文

序 章 琉球/沖縄―処分から抵抗へ
翻弄される島々/国家の重圧/抵抗

第1章 「捨て石」の果てに―戦争、記憶、慰霊
戦争/住民被害/記憶

第2章 日米「同盟」の正体―密約と嘘が支える属国関係
干渉と密約/日米「同盟」/属国

第3章 分離と「復帰」―軍支配と基地被害は続く
「復帰」とは/1972年5月15日―「返還」という名の安保強化/犯罪、事故、騒音、汚染―基地被害に脅かされ続ける戦後

第4章 辺野古―望まれぬ基地
辺野古新基地案の展開/グアム協定/グアム協定以降―パッケージを開け、包み直し、ひもを掛け直す

第5章 鳩山の乱
属国体制に挑む/迷走と挫折

第6章 選挙と民主主義
民意介入の歴史/流れは変わった―2010年の3選挙

第7章 環境―「非」アセスメント
名ばかりの「アセスメント」/従属の道具としてのアセス/高江とオスプレイ用ヘリパッド/オスプレイ配備―20年間隠された暴力

第8章 同盟「深化」
進む軍事統合とその代償/「トモダチ」関係の屈折

第9章 歴史を動かす人々
与那嶺路代/安次嶺雪音/宮城康博/知念ウシ/金城 実/吉田健正/大田昌秀/浦島悦子

終 章 展望
沖縄、抵抗する島々/日米関係再考/「普天間問題」を超えて

あとがき―日本は「愚者の楽園」のままでいるのですか?(乗松聡子)

沖縄の“怒”―日米への抵抗
ガバン マコーマック
法律文化社
2013-03

おいしいかな?

自分へご褒美(笑)
http://www.springvalleybrewery.jp/

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RiKaTan ニセ科学を斬る! 2016

科学は万能ではない、だからこそ蔓延るニセ科学だろうか。

ニセ科学に関しては10号、14号と続いて今回の19号である。
ネタがこれだけあるということは、世の中には無数のニセ科学があるのだろう。
信じる者が救われるのであれば問題はないのだけれど、高いお金を払って救われない事例が
多いようだ。ジョブスも他のガンの患者さんらも。
相変わらずEMも教育の分野に蔓延り、江戸しぐさが信じられているんですね。

もちろん、本書ではニセ科学以外の面白い理科ネタがふんだんに綴られていて
「野外生物リサーチ戦隊」なんて凄いと思います。
やはり自然の中から得られる情報と体験が健全な肉体を作るのではないでしょう?
ニセ科学に騙されない様な普通の頭脳を。

今回のニセ科学の話題は下記

がんの代替医療 小内 亨 
スティーブ・ジョブズの場合はあまりにも悲しい 左巻 健男
放射能不安とニセ科学 片瀬 久美子
反ワクチン運動の歴史とニセ科学性 ナカイ サヤカ
学校保健副教材の《非科学》―「グラフを見たら疑え」という時代 高橋 さきの
オーリングテスト(O-ring test)でなにがわかるの? 桝本 輝樹
食情報とフードファディズム〜その根っこにニセ科学〜 高橋 久仁子
糖質制限ダイエットを考える 安居 光國
「江戸しぐさ」問題にみる科学的精神の欠如 原田 実
「EMを学校で使わないでください」署名をするわけ 天羽 優子
ナノ銀除染のニセ科学 天羽 優子

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ダムもリニアも高速道路も寄付ですれば?

「2億円以上かけて寄付は2千万円」 蓮舫氏が批判:朝日新聞デジタル


広告代理店と一部メディア(新聞、雑誌、印刷業界等)だけが潤う仕組みでしょうかね。

子供の貧困対策を寄付で賄おうとする国家。
そして自然破壊してインフラを税金で作り続ける国家。
いびつな資本主義なんでしょう。

寄付すらしない企業が税金で潤う仕組み。

そんな日本に僕は住んでいるんだね。


記事
子どもの貧困対策のために寄付を募る「子供の未来応援基金」をめぐり、民主党の蓮舫代表代行は2日の参院予算委員会で、費用対効果の悪さを指摘した。2億円以上の税金を使って呼びかけているのに、集まった寄付は約2千万円。蓮舫氏は「2億円を基金に入れれば良かった」と訴えた。

 基金は昨年10月に創設。集まった資金を子どもの支援活動をするNPOの支援などに充てる計画だ。政府はポスターの制作やフォーラム開催のほか、インターネット広報関連などで約2億円使ったが、寄付は今年2月現在で約1949万円しか集まっていない。

 基金を担当する加藤勝信少子化相は委員会で「(2億円は)広報のみではなく、国民運動としての広報・啓発活動として使っている」と釈明した。


日本の姿 1-4 


民映研のDVD

ゆっくり見たいと思います。

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amazonの方が安いけど(笑)

静岡県 土木ムラ関連

県:インフラ整備の効果実例集を発行 企業誘致や移住・定住増加に /静岡 - 毎日新聞


ictkofuさんのブログで知りました。 県のHPはこちら
http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-030/doboku_stock.html



以下記事

県は29日、インフラ整備の効果を写真やグラフで分かりやすく紹介したパンフレット「伝えたい、静岡県、土木のチカラ。」を発行した。社会資本の整備によって生活の質が高まるなど、長期的な地域活性化に表れる「ストック効果」を25の実例で解説。県内外に魅力を訴え、企業誘致や移住・定住者の増加に役立てたい考えだ。

 パンフレットはA4判33ページで、初版は3000部を発行。県ホームページでも公開し、反応を見ながら増刷や改訂を検討する。

 橋を建設する、川を整備するといったインフラ整備は、一般的に公共事業の受注増加や雇用創出、所得増加など、短期的に経済が活性化する「フロー効果」が注目されがちだ。

 これに対し、パンフでは、移動時間の短縮や災害時の安全性が高まるといった「ストック効果」に着目。2014年に開通した東名・新東名高速道路から伊豆中央道につながる東駿河湾環状道路(沼津市−函南町)によって観光客が増加▽湖西市の市立幼稚園背後にある山を切り下げたことで、崖崩れのリスクを軽減し、工事で発生した土を沿岸部の「命山」の建設に使用−−などの事例を紹介している。

 今後、県内の小、中、高校へ「総合的学習」の出前事業への活用や、企業誘致の資料として使用する予定。作製を担当した県政策監付の福田達樹主査は「インフラ整備は県民の生活にあらゆる場面で役立っている。将来を担う子供たちには土木事業の魅力を、成人には県の住環境の良さや、県の優位性を伝えたい」とPRしている。【井上知大】



ダム決壊とヤマアジサイ 

奇跡のあじさい:復興の象徴に…全国に株分け、来春帰郷へ - 毎日新聞



以下記事
決壊ダムの湖底に群生


 東日本大震災で福島県須賀川市の農業用「藤沼ダム」が決壊し、湖水が鉄砲水となって下流を襲い、8人が死亡・行方不明となった。2年後、地元住民らが空になったダムの底でアジサイを見つけ、全国の人に株分けして育ててもらう「奇跡のあじさい里親事業」を始めた。ダムが再建される来春、持ち寄ってダム堤に植栽し、復興のシンボルにするのが目標だ。

 同市長沼の深谷武雄さん(70)宅のビニールハウスには鉢植えされたアジサイが並ぶ。これまで北海道から鹿児島までの約800人と小学校などに約2000株を渡した。深谷さんは「アジサイは土の成分によって花の色が変わる。全国の人たちと顔を合わせ、色とりどりの花を植えるのが楽しみ」と話す。

 藤沼ダムは地震で高さ18・5メートルの堤防が決壊した。深谷さんは営業の仕事から車で帰社途中、橋の手前で上流から黒い水が襲ってくるのを見た。アクセル全開で橋を渡り切ると、家屋を巻き込んだチョコレート色の水で川があふれた。

 ダム再建工事が始まる前の2013年4月、地元商工会から「湖底を歩き、被害を心に刻むイベントをしよう」と持ちかけられ、下見をした際、湖底でヤマアジサイの群生を見つけた。生育状況から2年以上たっているとみられたが、「種子が湖底に眠っていたのかもしれない」と疑問がわいた。専門家に調べてもらったが分からなかった。
昨年6月に開花した「奇跡のあじさい」=藤沼湖自然公園復興プロジェクト提供

 深谷さんらは「奇跡のあじさい」と名付け、みんなで育てようと「藤沼湖自然公園復興プロジェクト委員会」を発足。約200株を掘り起こし、自宅にビニールハウスを作って移植した。挿し木で株を増やし、14年11月から育ててくれる人を募った。成長の様子を報告する写真やメッセージが送られてくる。宮城県の女性からは「乳がんが見つかったが、ダム完成の日にアジサイ誕生の地に行くことを胸に治療を頑張ります」との手紙が届いた。

 地元のパン店は紫芋を使った「あじさいロール」を売り出した。深谷さんは「町中にも植栽し、アジサイがあふれる町になれば」と語る。問い合わせは同委員会(0248・67・3121)。【田中友梨、写真も】
藤沼ダム

 1949年、福島県須賀川市に県が建設した貯水量150万トンの農業用ダム。2011年3月11日、東日本大震災による震度6弱の強震で堤防に亀裂が入って決壊した。7人が死亡、当時1歳の男児が行方不明になり、民家など22棟が全壊した。住民らでつくる「被害者の会」は「人災だ」と主張したが、県の検証委員会は12年1月、「過去に経験のない長く強い揺れが原因」と結論づけた。再建工事は17年3月に完了予定。


エイプリルフール? 遊びサバイバル 

梅棹忠夫 山と探検文学賞


まったく理解に苦しむは。

なんで、こんなオチャラケな遊びの話が梅棹さん的なのか?
どこが探検なんだ? ヘリ使って、車両使って、数千万も使って?

そしてロシア人差別発言

そしてこれが文学?

前回受賞は中村哲さん。それは素晴らしい。


遊びでサバイバルという概念が日本にあるのだろうか。

日本人止めたくなったは。



またも爆釣!(涙)

釣りに行けないから!

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マスコミはなぜマスゴミと呼ばれるのか 補訂版 日隅一雄 現代人文社 2012

図書館本 

初版は2008年
日隅さん(1963-2012年6月12日没、京大卒、産経新聞 その後弁護士)が権力に寄り添う日本のマスメディアを論理的に説明している。
日本におけるメディアコントロールシステムにより、自由な言論が封殺されている現状。
晩年は福島原発震災を東京電力本社での記者会見に参加して鋭く原発問題に切り込んだ。
あまりに早い逝去である。

備忘録メモ
報道の自由度、日本の順位 2007年37位、2010年11位、 2015年61位
日本オリジナルなメディア問題点
 独立行政委員会の不存在(1950-1952一時的に存在)日本版FCC
 系列化
 広告一業種一社制の不採用 広告代理店の存在(広告料は企業から代理店、そして放送局等)
メディアの自主規制(官邸からの嫌がらせを避ける、記者クラブ)
解体出来ないクロスオーナーシップ(系列化 異業種メディア所有)民主党政権下で自民党の反対で付則の削除
自民党に刃向かえないNHK
BBC(英国)の覚悟 政治的独立
一業種一社制(海外ではあたりまえ) 利益相反という概念がない日本 広告代理店の存在
広告主に不都合なニュース(海外での原発事故、リコール問題、消費者金融問題等)と広告代理店ーメディアの関係性
原発事故と独立メディアの活躍(IWJやNPJ動画ニュース)
市民メディアであるはずのNHKが総務省によって直接コントロール
記者クラブの閉鎖性と発表報道 自主規制 馴れ合い 民主党政権時に一時的にフリー記者OK
異常な司法システム 3大人権侵害システム
 長期間の身体拘束
 密室での取り調べ
 証拠開示の不徹底
個人情報保護法による個人情報保護要請の一人歩き(警察の身内犯罪の匿名等)



目次 amazonより
序章 マスゴミになってしまったマスメディア

第1章 政府・企業によってがんじがらめの日本のマスメディア状況〜三大規制システムを中心に〜
 1 マスメディアを取り巻く現実
 1人の記者が置かれている環境
 2 日本独自の三大規制システム1〜独立行政委員会の不存在〜
 3 日本独自の三大規制システム2〜系列化〜
 4 日本独自の三大規制システム3〜広告一業種一社制の不採用〜
 5 補完し合う三大規制システム
 6 市民メディアの不存在がもたらす弊害
 7 編集権の経営陣による独占の弊害
 8 記者クラブ制度の弊害
 9 記者の権利の議論の不存在
 10 異常な司法システム

第2章 さらなる強化が懸念される表現の自由への制約
 1 名誉毀損事件の慰謝料高額化
 2 メディア規制立法3点セット
 3 3点セットに続くメディア規制立法

第3章 放送・通信の内容規制が行われる通信・放送の融合法制
 1 インターネット規制の流れ
 2 「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会」中間取りまとめ
 3 中間取りまとめに対するパブリックコメント
 4 「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会」最終報告書

第4章 システムの改善への展望
 1 系列の解体や広告業界の一業種一社制度の採用は直ちには困難
 2 早期に独立行政委員会の実現を
 3 読者の日々のバックアップや批判の重要性
 4 業界全体での対応

第5章 民主党政権の誕生による期待と失望
 1 民主党の公約
 2 実現に向けた努力
 3 改革後退の流れ
 4 原口大臣の最後の賭け
 5 市民参加の重要性

終章 東電福島第一原発事故後の報道に対する失望を希望に変えるために

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