おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2014年08月

主権はどこにあるか 内山節 農文協 2014


2014年2月に開催された「東北農家の二月セミナー」における内山さんの講演抄録。農文協が編集。

内山さんが語る、良い生き方、あるいは美しい生き方だろう。
基本的には個人と共同体との関係性の中で如何に良く生きるために考えろという思想に思える。
決して難しくはない。自分の生き方を日本や世界のあるべき姿になるように。
読後に感じたのは、内山さんの思想哲学は京大の小出 裕章さん(年は内山さんより一つ上かな)のそれと非常に似ている。決して原発に関する事だけでなく、生き方が似ていると思う。

さて、備忘録的メモ
戦後的作法の衰退:政治的にも経済的にも
価値の共創: 自然ともに、地域とともに 地域を超えたネットワーク的なものとも
農民一揆と天狗:一揆の指導者を天狗として事を収めた 無事な社会
レビー ストロース:どこにも居場所がないという感覚を共有する現代人
つながりの無事:自然信仰 日本の農村社会の統一された世界
上野村の伝統回帰: やはりここでも内山さんが以前語っていた、揚水発電ダムには触れていませんね。

本当の主権は私のところにはない、関係性の中にある。関係の積み上がったものを風土と呼ぶならば、主権は風土のなかにあると言ってよい。このような関係のなかにある主権を風土主権と呼んでいいかもしれないし、ローカリズム主権という言い方をしてもいい。
かかわり合いが「我らが世界」を創っていく、そこに主権があるという展望を持ちながら、変革の時代を生きていきたい。p44


目次 田舎の本屋さんより転載
まえがき

第1章 変革の時代と国民の分裂
 戦後的作法の衰退
 物言わぬ保守層の形成
 価値の共創と旧来の価値を守ろうとする人々
 コミュニティと調和する経済

第2章 近代国家の限界と「我らが世界」の創造
 支配の正統化
 天皇支配と天変地異
 武家支配と「平穏無事」
 「委託」による国民主権の空洞化
 企画会社が仕組む選挙と戦争
 民主主義という欠陥のある制度
 「どこにも居場所がない」感覚
 パーツに分解された近代世界
 共同体の奥にある「つながりの無事」への祈り
 統合された世界の新たな創造
 ローカリズムによる国家の相対比

第3章 『伝統回帰』をめぐる二つの対立
 伝統回帰の二つの方向
 中央集権国家への渇望
 自然と生者と死者が結び合う共同体
 風土への回帰を支える地域の労働体系
 多様で多層的な共同体への回帰
 外の世界とのつながりの再建
 上野村の伝統回帰の三大方針(1)―地域エネルギー
  〔攫膳魯撻譽奪犯電
  ⊂面積皆伐採で草原の復活を
  L畋ぅ咼觀築用材で森林の総合利用の回復
  ず祝姫當蕕膿緡枠電
 上野村の伝統回帰の三大方針(2)―馬のいる村
 上野村の伝統回帰の三大方針(3)―世界に開かれた村
 伝統回帰のために新しい技術・方法を導入
 「国家か、地域か」を超えて
 主権は風土のなかにある



税金泥棒と言いたい リニア

リニア見える展望台を整備へ - NHK山梨県のニュース


NHKが全国ニュースで婆さん使った放映していた場所ですね。

銭にしか興味がない笛吹市。

リニア見える展望台を整備へ

リニア中央新幹線の実験線が走る笛吹市は、走行の様子を多くの観光客に見てもらおうと、新たに展望台を整備する方針を決めました。
笛吹市を走るリニア中央新幹線の実験線には、騒音対策のためのフードで覆われていない区間があり、リニアが走る様子を市内から眺めることができます。
このため、笛吹市は、多くの観光客や鉄道ファンに走行の様子を見に、市を訪れてもらおうと、実験線の近くに展望台を新たに整備することを決めました。
このうち、笛吹市八代町岡のふるさと公園展望台は、この秋にも高さ1メートルほどの仮設の台を設置する予定で、来年度には2階か3階建ての木材を使った展望台を整備する計画です。
また、笛吹市御坂町竹居の花鳥展望台では、現在ある展望台の近くに新たに展望台を設け、駐車場や障害者用のトイレも整備する方針です。
このほか、13年後のリニアの開業に向けて、笛吹市は坊ケ峯にも展望台を整備することを目指していて、3か所あわせて「リニアの見える丘」と名付け、広く発信していくことにしています。
笛吹市は「観光客などにはリニアを見るだけでなく石和温泉など市内の観光地も周遊してもらえるように売り出していきたい」と話しています。

08月30日 15時04分


土砂災害警戒区域なのであります。

鎌倉市/土砂災害ハザードマップについて


鎌倉は津波と土砂災害のハザードマップがあります。
あまり絶対安全という場所は無い様です。

広島の土砂災害も砂防堰堤があっても防げたのか?
まずは、避難場所の確認、自然災害への覚悟が最も大事なのでしょう。

広島の場合、豪雨で逃げるに逃げられなかった(深夜でもあり、停電もあり)との指摘もありますから、
まずは早目の避難を。なのでしょう。

自然を制御管理出来ると考える思想は日本の歴史には無かったと思います(もちろん見試しというのはある)。
もちろん、信玄堤や吉野川第10堰の様な工事もありましたが。

自然災害に関しては逃げるが勝ちなのだと個人的には思うのです。

合掌



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花子とアンで全国区?

Amazon.co.jp: 甲州弁スタンプ: 文房具・オフィス用品


甲州弁スタンプ
いつ使うか悩むところですが(笑)






甲州弁スタンプ

住民はリニアを止められるか? もちろんYES. 8月30日町田市

講演会のお知らせ

以下転載
 8月30日(土)、町田市鶴川で緊急学習会があります。圏央道の高尾山トンネルをめぐり、環境破壊や健康への
 影響、地下水の枯渇等、工事の差し止めを求めた圏央道訴訟(通称高尾山天狗裁判)の原告団事務局長を務めた橋本さんに、行政訴訟提起の理由、裁判で何を求めたのか、長期裁判で得た教訓などを話していただきます。
   講演:橋本良仁さん  高尾山天狗裁判原告団事務局長
    テーマ:「リニアと住民運動」  高尾山裁判から学ぶ

    日時:8月30日(土) 13:30〜16:00

    場所:町田市 和光大学ポプリホール鶴川

    主催:リニア沿線住民ネットワーク 問い合わせ 042(565)7478 懸樋

http://web-asao.jp/hp/linear/cat309/

リニア8月30日

備忘録 リニア

リニア環境評価書、工事残土活用7割めど 山梨県知事「おおむね対応」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース


知事が御存命のうちには完成しないでしょう。
山梨の自然を大破壊してまで作ろうとする理由は?

以下記事

JR東海が明らかにしたリニア中央新幹線の建設に向けた最終的な環境影響評価書(アセスメント)では、建設に伴い県内で発生する残土の活用先を「70%以上にめどがついた」とし、活用先を示している。またオオタカ、クマタカ、エビラシダなどの動植物の生息、生育状況調査や南アルプスで実施したボーリングによる地質調査の結果なども記載した。

 トンネル工事に伴い県内で発生する残土は富士川町、早川町などで計約600万立方メートルが予想される。活用先に富士川町高下地区造成工事(240万立方メートル)、早川・芦安連絡道路(160万立方メートル)のほか、リニア駅周辺基盤整備を掲げ、450万立方メートルの活用・処理を見込んでいる。残りについてJR東海は「県を窓口に活用情報を得ながら決定していく」とした。

 動植物調査では早川町のクマタカペアの生息状況を確認する中で、イヌワシの飛行を確認。現地調査によって、イワユキノシタ、エビラシダなどの重要植物を確認したとしている。

 また計画路線周辺の地質データを得るため南アルプス(早川町)で平成20〜23年に実施したボーリング調査結果では、掘削延長約900メートル付近で幅約2メートルの断層が確認でき、この断層が糸魚川静岡構造線と考えられるとしている。評価書では県の要請に基づく騒音予測調査の追加地点や、南アルプスでの資機材運搬車両の通行による影響評価なども記載している。

 横内正明知事は「補正後の評価書については、おおむね県の要請への対応が図られていると考える。事業認可後も十分環境に配慮したものとなるよう求め、環境保全措置の確保に取り組む」とのコメントを発表した。

 JR東海は評価書を県内の計画ルート沿線市町役場など計29カ所で公開する。さらに国土交通省から工事認可が得られると、沿線自治体へ事業説明会を開く予定で、県内では約50カ所を計画しているという。


備忘録 リニア 山梨 アセス 片谷教孝会長(桜美林大教授)

リニア 「アセス軽視」と批判 県技術審会長、JRの保全策を注視 - 山梨日日新聞 みるじゃん


片谷教孝会長(桜美林大教授)様 どうぞ裁判で白黒はっきりさせていただければと思います。
国の審議会と同様に御用学者と言われないためにも。

2014年08月28日(木)

リニア 「アセス軽視」と批判 県技術審会長、JRの保全策を注視
 リニア中央新幹線の環境影響評価(アセスメント)手続きについて、山梨県環境影響評価等技術審議会の片谷教孝会長(桜美林大教授)が27日までに、山梨日日新聞の取材に応じ「手続き全体を通じJR東海の姿勢は、アセス制度を軽視していたと言わざるを得ない」と指摘した。JR東海が26日にアセスメントの最終版を国に提出したことを踏まえ、同社の環境保全策を注視していく必要があるとした。

読売はこちら
「横内知事は同日夕、コメントを発表。最終的な評価書について、「補正後の具体的な内容はこれから確認するが、おおむね要請への対応が図られていると考える」と評価し、「工事着手後も事業が環境に配慮されたものとなるよう求めたい」とした。」

会長のコメントと違いませんか?


医療詐欺 上昌広 講談社新書 2014

原子力ムラと同じ構造な医療ムラの実態をデータを示して綴っています。
超少子化超高齢化社会の日本での未来は医療抜きでは語れないと思います。
あまりにも柔軟性のない現状と福祉や医療のシルバー民主主義的な予算配分等を
今後どうしていくのか?沢山の鍵が本書の中にあるように思います。
出来れば高額医療問題(高齢者の医療費、胃瘻等の尊厳無しの延命治療問題)にももっと踏み込んで
欲しかったとは思います。


備忘録メモ
御用学者と御用マスコミ 癒着
官の価格統制権 点数 薬価
新薬とジェネリックの関係性の問題
政府の権限を強化すれば、医薬品産業が成長するという実証されていない仮説 日本版NIH構想
高齢医師増加、勤務医の現象
看護師の労働量はアメリカの8倍
医療費亡国論 厚労省 医師不足の元凶
自己負担が重い国 日本 (医療費控除には触れず?) 


広告で示されている不都合な真実と本書でのテキストが異なるので書き留めておきます。
不都合な真実
1.日本には「原子力ムラ」とよく似た「医療ムラ」が存在している
2.医学会には薬の宣伝をする「御用学者」がいる
3.「中医協」によって日本の製薬会社の「開発力」が低下している
4.今のままでは日本の再生医療研究は欧米や韓国よりも遅れてしまう
5.名門国立病院は軽症患者ばかりを集めたがる
6.国立病院は旧日本軍の人事システムと体質を引き継いでいる
7.戊辰戦争で政府に反逆した地域は医師不足になっている
8.東北の急性白血病患者は北陸の患者と比較してリスクが2倍
9.20年後、郊外の高齢者は「通院ラッシュ」に揺られて都心の病院へ通う
10.20年後の医療はテレビ局入社並みの超コネ社会になる
11.「日本医師会」とは医師の団体ではなく「開業医」の団体
12.実は「学費の安い「私大医学部」をつくる方法がある
13.「医師が増えると医療費が増える」という主張は世界的に否定されている
14.国や医師会が批判する「混合診療」を導入すれば安全性が上がる

目次
第1章 先端医療と新薬を支配する「医療ムラ」は癒着と利権の巣窟
第2章 「新薬利権」で蔑ろにされる患者たち
第3章 大病院は先端医療を避けている
第4章 東日本が医療過疎に陥る「国家一〇〇年の大罪」
第5章 暗澹たる医療の未来
第6章 先端医療の普及を阻む医師たちのセクショナリズム
第7章 医療崩壊の解決策は「ビジネスクラス」の導入


「リニア中央新幹線問題プロジェクトチーム」

リニア計画撤回を/共産党議員チーム初会合


共産党さんしかリニア問題を追及しないのですかね。
他党でも反原発、卒原発と言っているのに。
一部の利権に絡み取られているのでしょうか。

どれだけ国民は「夢の○○」「希望の○○」「経済成長のための○○」は騙されて来たのか歴史を検証してみれば
分かると思うのだけれど。

ツケは結局、税金と国民の運賃支出ですよ。原発と電気代の関係性を考えれば分かるよね。


以下記事

日本共産党国会議員団は26日、穀田恵二衆院議員を責任者、辰巳孝太郎参院議員を事務局長とし、沿線関係議員が参加する「リニア中央新幹線問題プロジェクトチーム」を発足させました。

 リニア中央新幹線(東京―名古屋間)は今秋の着工が狙われています。日本共産党は▽「時間短縮」に国民的な要望がなく、建設には大義がない▽事業失敗の「穴埋め」で国民への多大な負担と犠牲の押し付けが起きる危険性がある▽安全確保への不安を置き去りにする建設計画になっている―などの理由で反対しています。

 同日の初会合で辰巳氏は、地下水の枯渇による生態系と水資源への影響、駅周辺再開発やアクセス道路整備で巨額の住民負担が生じるなど、この間の国会論戦や調査で明らかになった問題点を報告しました。

 穀田氏は、リニア計画は国家的なプロジェクトとして行われている大型開発だと指摘。「建設に反対する国民的運動と一体で取り組んでいきたい」と計画撤回への意気込みを語りました。

カルト資本主義 斎藤貴男 文藝春秋 1997

東京電力研究を読んで斎藤さんの著作をフォローし始めた。
そして彼のジャーナリストとしての力量を感じた。
しっかりした取材と参考文献の読み込みが作りだした一冊だろう。

もともとEMのニセ科学に興味があり、その章は読んでいたのだが、今回やっと全ての章を読んだ。
10年以上前の著作を読んでみて感じたのは、未だにニセ科学全盛であり、その背後に企業経営者、政治家、宗教等が蜘蛛の糸のように絡む構図。

純真な心を持っている人ほど騙されてしまうという構図もあるのかもしれない。
ある意味、神秘体験としてのオカルト宗教なのだろうか。

是非、斎藤さんには再度オカルト資本主義の今を取材して欲しいと思う。


目次
第1章 ソニーと「超能力」
第2章 「永久機関」に群がる人々
第3章 京セラ「稲盛和夫」という呪術師
第4章 科学技術庁のオカルト研究
第5章 「万能」微生物EMと世界救世教
第6章 オカルトビジネスのドン「船井幸雄」
第7章 ヤマギシ会―日本企業のユートピア
終章 カルト資本主義の時代



「宮沢賢治・保阪嘉内友情の歌碑祭」 秩父 9月7日

宮沢賢治・保阪嘉内友情の歌碑祭:宮沢賢治と「アザリア」の友たち:So-netブログ


2016年が宮沢賢治生誕120年であるとともに、小鹿野町来訪100年となるのに向けて「宮沢賢治・保阪嘉内友情の歌碑祭」を開催することになったとのことです。

ちなみに保阪嘉内さんは韮崎市の出身で母校の大先輩でもあります。
石橋湛山が薫陶を受けた大島正健校長にも保阪は習っていると思います。



宮沢 保阪







鳴沢村で密談 リニア

やっぱりリニアはいらない:日経ビジネスオンライン


橋山先生の対談 無料の登録で全てが読めます。

普通の頭があれば、リニアは不要ということはわかるはずです。

ちなみにJR東海の葛西氏のために広島の土砂災害無視して別荘に戻って密談。
無理やり国交大臣の建設許可を出すように脅かされてのでしょうか?安倍さんは。
21日の安倍首相の動静
2014/8/22 1:30

▽10時34分 山梨県鳴沢村の別荘で北村情報官。葛西敬之JR東海名誉会長が加わる。

▽15時4分 公邸着。

▽15時25分 官邸で古屋防災相、菅官房長官。

▽16時3分 関係省庁災害対策会議。

▽17時32分 富ケ谷の私邸着。



挿し木の根 実生の根  災害との関連性

広島での大規模土砂崩れ
先日の南木曽での土石流

まったくの素人なんですが、広島は山に食い込むような宅地造成と土壌の性質(風化花崗岩が堆積)が原因だと報道されている。

ただ、広島も南木曽も森が暗く木々が密集していて、手入れされているようには見えない。
そして土砂とともに流木となって被害を大きくしているように見える。

現在手入れをされない植林の多くは挿し木による植林で、その場合は実生で育った場合に比べて根の張り方が浅いという指摘がある。
こちらも。
その2.

また、以前参加した林業でのイベントでは著名な林業家の方が挿し木の植林でも問題ないと自信をもって話をされていた事を想い出す。事実、彼の山は非常に明るく、美しい山であり生物の多様性も自然林より高い。

自然を管理制御しようとする治山ダムや治山工事が果たして有効なのか?
森を手入れすることで(自然林への変換等)自然災害の防御にはならないのか?
さらに、専門家「砂防ダム不足」「地質弱い」との指摘。本当にそうなんでしょうか?
宅地造成の許可を出したのは誰? 

どうしてもコンクリートで自然を制御管理したいように思えます。

データをお持ちの方がいらしたらご教授頂ければ幸いです。

遺言 品川正治 斎藤貴男 青灯社 2013

図書館本

副題:「財界の良心」から反骨のジャーナリストへ

斎藤さんの「東京電力」研究 排除の系譜 2012が凄かったので斎藤さんの著作を読むようになった。

これまた凄い対談の記録。読んでいて、こういう経営者こそが文化人であり、真の愛国者ではないかと思った。
まさにノブレスオブリージュな人であるのが品川さんだし、権力に絡み取られないジャーナリストが斎藤さんなのである。

品川さん(1924-2013)は2013年8月29日に食道がんでお亡くなりになったとのこと。
本書は2009年から5回にわたって行われた対談をもとに、品川さん自身がゲラに入院直前まで加筆していったとの事。東大法卒、日本火災海上社長、会長、経済同友会専務理事、終身監事等を歴任。護憲、平和主義。

備忘録的メモ
斎藤さん SLAPP訴訟(二億)を御手洗富士夫にされた。勝訴
品川 旧制三高時代の軍人勅諭読み替え事件での友人の死(軍隊の関与?) 戦友のまじかでの死
品川 労働組合専従10年 日本の資本主義のありかた 憲法9条の意味 丸山眞男門下
品川 叙勲拒否 ヤマトの小倉さん(元会長)の様に。
    資本家のための資本主義でなかった日本
斎藤 記者がジャーナリストでなく政界の一員になっている マスコミ側の自主規制  電通
品川 権力の主体が金融資本へ変化
    日本の聖地としての沖縄 早世した息子さんの思いと孫娘の思い。(ネットに講演録等があります)
    慰安婦の集団自殺(下士官を殺したあとで)p246
斎藤 竹島も尖閣も故意に曖昧な形にした形跡 日中、日韓関係の緊張はアメリカの利益
品川 高度成長期 特需 優れた労働力 修正資本主義の官僚
    松下政経塾と国家主義
    日米安保条約の破棄と日米友好条約への切換え 世界無敵国家の外交



この目次だけでも十分内容が分かるだろう。

第1部 アメリカにどこまで従うのか
3・11から考える
原発と核は紙一重
TPPの本質はアメリカとの同
アメリカを動かしているのは金融資本
日本が握るキャスティングボート
アメリカとの対立を恐れないこと
国債は問題ない
財政危機は存在しない
真の敵はアメリカの金融資本
消費税が招く倒産
国の借金は永遠に先送りできる
派遣村が経営者に与えたインパクト
サブプライム問題の現場取材
アメリカのCEOの報酬
アメリカに憧れる留学組経営者
友達が社外取締役に
合併と投資会社
国際競争力と内部留保
金融立国は復活する?
会社はだれのものか
従業員に対する違った接し方
労働組合のあり方が問われている
資本主義の型
人間の目で見た経済

第2部 あるべき資本主義とは
軍人勅諭読み替え事件
みんな亡くなっていた
戦争体験は話せない
労働組合の専従10年
「ワイマール時代のまねだけはやめてくれ」
本物の労働組合
いちばん保守的なのは労働組合
経営者の資産返上
経済人の出入り禁止
叙勲をほしがる経済人
金融資本としての自戒
経済同友会は構造改革派が多い
ダボス会議の日本異質論
ベトナム戦争と経済成長
日本の軍産複合体
アメリカの隣の州
小沢一郎と対立するところ

第3部 脱「アメリカの目」
アメリカの目でしかアジアを見ない
官僚の目がマスコミの目
アメリカ留学組経営者の一面的見方
スポンサーが怖いマスコミ
違う発想ができない
沖縄問題が報道されない
「聖地を汚すな」
「基地は作れません」と一言言えばいい
沖縄の基地より9条を守りぬくほうが自衛に役立つ
「慰安婦」問題
日中関係の緊張はアメリカの利益
北朝鮮と原発問題
株式会社の農地
ガラガラポンができる?
禁煙という国民運動
記者クラブの問題
お金に頭を下げる
インサイダーとしてのマスコミ
「鳩山がんばれ」の一言
プライドをなくしたマスコミ
敵として官僚を選ぶ
〈変わる〉を否定するマスコミ
松下政経塾の薄っぺらさ
ヒトラーとマスコミの責任
本当の問題を知らせない
9条が平和を招く最大の武器


これまで訪れた、あるいはトランジットで訪れた国

北米、南米ゼロ。

特に避けているわけではありませんが、、、、

特定国に多い渡航なんです(笑)



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常識を疑え。 

特別ルポ レタスを作って平均年商2500万円 長野県川上村「日本一健康長寿で裕福な村」の秘密 コンビニも、カラオケボックスもない | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]


何気に外国人研修生の話も書かれている。
彼らがいなければ成り立たないのは確かである。そして彼らの年収にはふれない。

とある哲学者が言っていた、レタスのではじめは食べるけど、その後は食べない。
かなり農薬を使うのだそうだ(農薬を僕は否定はしないけど、量や回数の問題はあると思う)。

ちなみに年収と年商は違うのです(笑)

そして、ここで移住して農業を始めるのは不可能なんじゃない?
嫁ぐとか養子になるとかはアリなのかもしれないけど。





日本の記者クラブ制度の問題? リニア 既成事実化

リニア、9月中にも着工…27年開業目指す (読売新聞) - Yahoo!ニュース


国交大臣がオフレコで喋った?
JR東海が世論操作のために広告代出しています?

政府や大企業の言いなりに記事を書く事の典型でしょうか。

まさかJR東海の出した環境アセスメントをハイハイOKと8月や9月に言いだすのでしょうか国交省は?

リニアに無関心な皆さんは、きっと環境破壊も無く、採算性も取れてリニア万歳と思っているのでしょうか。

原発広告と同じ構図ですね、リニア広告プロパガンダ。


リニア、9月中にも着工…27年開業目指す

読売新聞 8月18日(月)7時52分配信

 JR東海が2027年の開業を目指して東京(品川)―名古屋間に整備するリニア中央新幹線が、9月中にも着工される見通しになった。

 政府は6月に閣議決定した新たな成長戦略で、リニア中央新幹線について「早期整備・活用を図る」方針を打ち出しており、実現すれば、東京―名古屋間を最速40分で結ぶことになる。

 JR東海は環境影響評価(環境アセスメント)書の最終版を国土交通省や沿線自治体に近日中に示し、工事実施計画の認可を国交省に申請する方針を固めた。国交省は工事方法などを記した計画の妥当性などを審査し、9月中にも認可する見通しだ。

 同社は認可後、速やかに各地に工事事務所を設置し、沿線に対する工事計画の説明や用地取得の手続きを始める。地下の構造が複雑な品川、名古屋の両ターミナル駅や、3000メートル級の山々が連なる南アルプスの工事を優先的に進める考えだ。





ツインアルプス ウイスキー

マルスでツインウイスキー

伊那と福島のウイスキー

名前を見たら買わざるを得ない(笑)

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ふるさと納税 特産品 北海道 大樹町

色んな意味でお世話になった大樹町

冷凍で到着いたしました。
そして翌日第2便。

ありがとうございます。
大樹町のふるさと納税はこちら。

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イマジン 

何度もジョンレノンのイマジンに関しては書いた。
自分なりの訳も。

敗戦後、来年70年。

No Border, No War.

誰が何と言おうが、俺は 非戦、不戦、反戦!


忌野清志郎さんの IMAGINE


リニア新幹線問題 ご興味ある方に差し上げます

まだまだ知られていないリニア問題。

橋山先生が
経済性に関する問題点

技術に関する問題点

環境に関する問題点

この3つの視点からリニア新幹線を分析評価します。

読んでみて、ご判断ください。

送料込みで差し上げます。完全自腹(笑)冊数に限りありますのでご了承ください。


facebookあるいはブログのコメント欄よりご連絡ください。

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川は釣り人だけのものではない

朝日新聞デジタル:(7)ニジマス - 北海道 - 地域


私は釣り人である。
しかし、川は釣り人だけのモノではないと考えている。
釣り人の欲望で、勝手に放流を繰返す業界や釣りガイドがいるという。
本州等のブラックバスと同じ構図なのだろう。ブラックバスがダメでニジマスなら良い?と北海道の釣り人や業界は考えているのだろうか?
すでにニジマスの川となってしまったところはゾーニングでやむなしかもしれないが、種沢になりうる支流にまで侵蝕した場合はどうするか?
釣り人の勝手なエゴは許されるはずもない。
論点をすり返る元学者や釣り業界人もいるのが残念でならない。

以下転載

放流、在来種消えた

 ジャンプを繰り返し、激しくファイトする北海道のニジマス=キーワード=は、全国の釣り師のあこがれの的だ。阿寒国立公園内から流れ出す阿寒川や、滝上町などを流れてオホーツク海へ注ぐ渚滑川など、モンスター級が潜むとされる川は道外からも大勢の釣り師を引きつける。ニジマスは、とても経済効果のある魚なのだ。

 しかし、同じ川で暮らす在来種のサケ科にとってはやっかいな存在のようだ。希少な陸封型サクラマス(ヤマメ)の悲劇がある。

 道内のサクラマスのメスは川で生まれて海へ下り、親になって川へ戻る。生涯を渓流にとどまる個体群の北限は青森県の大畑川とされ、「スギノコ」と呼ばれて保護されている。

 しかし、もともとの北限はせたな町を流れる良瑠石(らるいし)川の上流域だった。1936年の調査記録に個体群の存在が報告されており、80年代の釣りガイドにも登場する。ところが、同年代にニジマスが確認され、今ではそれが高密度にすむ。陸封型サクラマスは絶滅したとみられている。

       *

 絶滅の主原因がニジマスなのかははっきりしない。ただ、北斗市を流れる戸切地(へきりち)川(上磯ダム上流域)で行われている独立行政法人水産総合研究センター北海道区水産研究所の森田健太郎主任研究員による調査を見ると、ニジマスが在来種のサケ科を圧倒してゆく様子が浮かんでくる。

 調査水域には、在来種としてイワナの一種のアメマスが生息。ここに何者かがニジマスとブラウントラウトを放流した。時期は90年代とみられる。2002年の割合はアメマス64%、ニジマス9%、ブラウン27%で、アメマスが半数以上。ところが、12年後の今年、アメマスは5%に。一方、ニジマスは74%で、ブラウンとともに外来種が占拠する川に変貌(へんぼう)した。

 森田氏は「ニジマスがいても在来種が減らない川もある。しかし、エサや生息場所の競争など、在来種にとっての悪影響は考えられる」と話す。

 在来種最大の淡水魚で絶滅危惧種のイトウへの影響も心配されている。産卵期の重なるニジマスの産卵行動によって、先に産卵していたイトウの産卵床が3割前後掘り返されたという調査論文があるのだ。イトウもサケ科だ。

 調査地点は道東を流れる風蓮川水系だ。周辺は牧草地の造成などで河川環境が悪化し、サケ科の産卵に適した玉砂利状の川底が減っている。このため、両種が同じ場所で産卵することが多く、「掘り返し」は避けがたい現象のようだ。

 生態系への影響が明らかになる中、道は昨年4月施行の生物多様性保全条例に基づき、野外に放すことなどを禁じる「指定外来種」の選定に着手。今年度中に1次指定種を決める。これに対し、道内の釣り師らからはニジマスの指定除外を求める2万5027人分の署名が道に提出された。これを含め、5団体・自治体が指定除外を求めている。

       *

 一方、知床国立公園のある羅臼町を流れる小河川では、森田氏らの取り組みが効果を上げ始めている。02年の調査で大量のニジマスが捕獲され、在来種のイワナの一種オショロコマやサクラマスがまったく確認されなかった川だ。誰かがニジマスを放流し、異常発生したとみられる。

 川はその後、調査目的の捕獲や釣り人の持ち帰りなどでニジマスが減少。04年に近隣の小河川からオショロコマを移入したところ、翌年にはその稚魚が確認された。やがてサクラマスも自然に回復した。

 その後、生態系を分断していた2カ所の堰堤(えんてい)に魚道が設置され、海から戻ったサクラマスの親魚が上流まで遡上(そじょう)。13年の調査では、サクラマスの幼魚千匹以上、オショロコマ約100匹が生息すると推定された。ニジマスは08年以降確認されていない。もとの環境が戻りつつある。

 (神村正史)=おわり

◆キーワード

 <ニジマス> 北米及びカムチャツカ半島が原産のサケ科。釣りの対象として人気が高いが、生態系への影響が大きいとして、国際自然保護連合(IUCN)が「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定している。日本には1877年に米国から移入されたとされる。道内へは1926年に初めて摩周湖に放流された。一方、ブラウントラウトは欧州及び西アジアが原産。日本には1892年に移入されたとされる。道内では1980年に初めて日高地方で確認され、急速に分布域を拡大している

磯丸水産 大船笠間口店

磯丸水産 大船笠間口店 : 大船 ランチガイド


オープンしたのは知っているのだけれど。。。

24時間営業だとも知っているのだけれd、、、

早く行きたいと思ってはいるのだけれど、、、

旨そうだね。

お盆

父親が亡くなって25年
義母が亡くなって3年
義父が亡くなって2年

実母は山梨の家で迎え火と送り火はするだろう。 今年は帰れないけど。(先週帰ったから良しとして)

義母と義父は鎌倉の家に遊びに来て貰うために
焚き火でもしようと思う。

循環する時間の中で、義母と義父が育てた木々が残る庭でする焚き火もよいかな。

お墓というシステムは住民を地域に固定する効果を期待(強制)したという話もあるが
迎え火、送り火は、循環する時間を象徴する山岳信仰に近いのでしょう。

いつか自分も迎え火で呼んで貰う時が来るのだから。

フィールドバレエ記念ウイスキー

サントリー、300本限定のウイスキー 山梨・萌木の村と企画 :日本経済新聞


記事が出てましたね。
1本は封を切りましたが、もう一本は記念に保存しておくかな。。。。(笑)

村長さんからは、「飲んでくれ」と言われていますので、売ったりはしませんが。


以下記事

サントリー、300本限定のウイスキー 山梨・萌木の村と企画

2014/8/1 1:00

 サントリーは八ケ岳山麓・清里にある観光施設、萌木の村(山梨県北杜市)と共同企画した高級ウイスキーを納入した。萌木の村が実施するバレエイベントの25周年を記念した限定品。サントリーが他社の委託でウイスキーを製造するのは珍しく、今回は同じ北杜市内にウイスキーの主要工場である白州蒸留所がある縁で実現した。

 毎夏開くフィールドバレエ(屋外公演)が今年25年目となるのを記念した。踊り子をガラス面に彫るなど凝ったデザインのフランス製の瓶を使用。高級ウイスキーとして知られる「白州」や「山崎」の25年物を使い、山梨県出身の輿水精一チーフブレンダーがブレンドした。

 「ウイスキーの限定品は著名ホテルに供給するぐらいで珍しい」(サントリー)といい、300本製造した。萌木の村が3万5千円(税抜き)で販売するが、予約段階でほぼ売り切れており、村内のバーでグラス売りする。



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エボラは、、、、


怖くないって書くと怒られそうですが、、、、

多剤耐性結核とか高病原性xxxとかの方が怖いと思うのですよ。

患者感染者との直接接触が無ければほぼ感染しないのですから。。。。

メディアは煽りますけどね。

日本で季節性インフルエンザで年間死亡数ご存知でしょうか?
ご興味ある方はこちらが分かりやすかな。

ちょっと古い本ですが、、、
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哲学者 内山節の世界 新評社 2014


内山ファンとしては良い本だと思う。
ただ、きっと多くの方が褒めるので、敢えて?若干批判的に書いてみたい。

内山節全集の刊行が始まった。
自著を語るでは、これまでの著作に関して時系列的に説明している。
対談では里山資本主義の藻谷氏らとの話が載っているが、特に藻谷氏との対談は重みがないというか、ありきたりである。しかし、他の方、塚原寛氏、栗田和則氏、鈴木義ニ氏等の話はしっかり重みがあって面白い。
また上野村村長の神田氏とのやり取りも興味深いのだが、内山さんが以前、上野村の財政上大きな位置を占めると指摘していた神流川発電所(揚水式)に関して最近話題にしないのは、原発電力を利用した揚水型発電だからだろうか?
第4章では著名人の方が、内山さんの著作を語る。多くの方が指摘するのは、内山さんが、考えを言葉にしてくれると言う事だろうか。仕事と稼ぎ、無事な社会等々
第6章ではこれまでの3人塾の流れを分かりやすくかつ的確に纏めている。

そして一番面白いのは第7章 内山節HPの押しかけ管理人の鈴木江美留さんのところでしょう。(私自身はじめて管理人さんの名前とお顔を拝見しました)
そして、知られざる人間内山節を披露しています。

出来れば第7章から読まれると良いかと思います。

そうそう、内山さんの本では日本の哲学者があまり登場しない。(自然という文脈で和辻哲郎を良く引用するが)
それはなぜだろうと?思うのである。そう言えば、池田晶子も知らないと言ってました。


備忘録的メモ
仕事と稼ぎ
作法
関係性(人間、自然)
嫌いな言葉 損得と挑戦
田舎は自分の仕事を作るところ
時間が蓄積する里(循環する時間と直線的な時間)
2010年頃より編集者の女性と暮らし始める(第7章より)



目次
第1章 「自著を語る」
第2章 ロングインタビュー・よりよく生きるために
第3章 内山節対談
第4章 エッセイ・私の好きな一冊
第5章 講演録「豊かな社会とローカリズム」
第6章 (三人委員会哲学塾―哲学塾が発足したころ
三人委員会哲学塾の十八年)
第7章 聞き書き・内山節年譜



かがり火の菅原さんの本書紹介 新評社HPより
青春時代、誰でも一度は哲学書を手にする。知的好奇心旺盛な青年にとって、カントやショーペンハウエルやニーチェなどを繙くことは、豊饒な知の世界に踏み入るような昂揚感を覚えるものである。しかし、多くの青年は、観念、客体、止揚、悟性、個物、実存などの難解な哲学用語の前に屈して二度と哲学の門を叩かなくなる。簡単に引き下がらなかった者も、「哲学の森」に分け入るにはかなりの苦痛と忍耐を要求されるようだ。
 かくして哲学は、長い間、青年を苦しめてきた。青年を苦痛から救ってくれたのは内山節である。内山ほど哲学を平明な言語で語った哲学者はいない。内山哲学は、どこを探しても取っ掛かりの見えなかった峻嶮な高山の入り口に、いとも容易に導いてくれる。哲学は深遠なる学問ではなく、美しく生きるためにあるということを内山は教えてくれる。「僕はこう思うんだ。哲学を学問にしてはいけないと。なぜなら哲学は一方の手でつくられつづけ発展させられつづけながら、もう一方の手で壊されつづけなければならないという宿命を背負っているからだ。その理由は哲学はすべての人間たちの、すべての民衆のものだからだと思う」(『哲学の冒険』平凡社、2006年)。
 戦後の東京・世田谷で生まれ、やがて激しく変貌する武蔵野の風景の中で育った内山は、20歳のころより群馬県上野村に通うようになる。神流川でヤマメやイワナを追いながら、山里の労働には「仕事」と「稼ぎ」の二種類があることを発見する。本書は内山哲学の副読本とも称すべきもので、内山本人による『自著を語る』をはじめ、自叙伝風年譜、内山哲学のキーワードを解明するロングインタビュー、内山ファンの著名人の対談やエッセーなどで構成されている。本書は、いわば「哲学をどう読むか」についての入門書であり、哲学の世界に遊泳することの楽しさを教えてくれる。
(菅原歓一 『かがり火』発行人)

すでに片岡義男さんの作品が青空文庫に

青空文庫 Aozora Bunko


本無しには生きられない私としては嬉しいです。

エルヴィスから始まった 片岡 義男 なんてのが登録されています。

amazonのキンドルでも多くの無料書籍がダウンロードできます。

柳原子《白蓮》 なんてのも既に公開されているんですね。

こちらのリンクもご参照あれ。


リニア漫才 

文章を読むのが苦手な方、いかがでしょうか?
17分ほどの動画です。

良く出来ています。
断定調ではありますが、一次情報に基づいています。

ちなみに、リニアはペイしないとの昨年の社長発言は、それ以前の現葛西名誉会長が社長時代や、須田寛氏が社長時代に自らがペイしないと著書に書いている。東海道新幹線―その足どりとリニアへの展望 1989

メディアや提灯本を信用しないで、まずは自分で調べてみることが重要です。
後になって騙されたっていうのは、原発安全神話と同じですよね。






「夢のなんとか」には気をつけろ  リニア

VIDEO NEWS天下の愚策リニア新幹線に待った! ≫


有料サイトなのですが、previewがあります。

宮台さん的には、任せてブ〜たれる社会から、引き受けて考える社会へ!ですよね。


内容に関しては、転載

天下の愚策リニア新幹線に待った!

橋山禮治郎氏(千葉商科大学大学院客員教授)

マル激トーク・オン・ディマンド 第695回

 皆さんはこの秋にも総工費が9兆円を超えるリニア新幹線の建設工事が始まることをご存じだろうか。ではその中身についてはどうか?

 JR東海は現在、2027年の完成を目指して東京・名古屋間を40分で結ぶことになるリニア中央新幹線の建設計画を進めている。建設費用は5兆4300億円。最終的には2045年に東京・大阪間を67分で結び、トータルの建設費用は9兆300億円にも達する前代未聞の超巨大事業だ。

 超伝導が発する磁力で浮いたまま疾走する夢の乗り物、リニアモーターカーの最高時速は500キロ。現在新幹線で約1時間40分かかる東京・名古屋間を40分で、新幹線で約2時間30分かかる東京・大阪間は67分で結ばれるという。確かに「時速500キロの世界最速」や「名古屋は東京の通勤圏に」などは喧伝されているが、プロジェクトの中身やその問題点は必ずしも十分に周知されてきたとは言えなそうだ。

 公共政策や大規模事業に詳しい千葉商科大学客員教授の橋山禮治郎氏は、今回のリニア中央新幹線計画は民間企業が実施するプロジェクトという位置づけのため、外野はとやかく言うなといわんばかりの進め方できているが、鉄道というものの公共性ゆえに、もし事業が失敗すれば、多くの市民が多大な影響を受けることは避けられないと指摘する。また、原発と同様、リニアプロジェクトには元々国が深く関与してきたことから、事業が失敗に終わった場合、政府がこれを何もせずに放置するということは考えにくい。多かれ少なかれ、国民にツケが回ってくる可能性のある超大型事業が、国民不在のまま進んでいることに橋山氏は強い違和感を覚えると言う。
 橋山氏は公共政策の成否は、目的の妥当性や経済合理性、そして環境適合性や技術的な信頼性によって決まるが、リニア中央新幹線は、いずれの要素にも疑問符がつくと言う。夢の超音速旅客機コンコルドは「マッハの旅客機」などとそのスピードが大きく喧伝されたが、高額な運賃や騒音問題を克服できなかったために姿を消していて、それと同じような末路を辿る可能性が高いのではないかと橋山氏は言うのだ。

 リニア中央新幹線計画では、まず、経済的な見通しに大きな疑問符がつく。橋山氏の試算では、JR東海や、事実上計画を認可した政府の交通政策審議会の試算によるリニア中央新幹線の利用客数は、あまりにも非現実的で楽観的な見通しに基づいているという。

 そもそもリニア新幹線は既存の東海道新幹線と競合する。東海道新幹線はJR東海にとっては唯一といってもいいドル箱路線だ。仮に新幹線からの乗り換えがあったとしても、その分新幹線の利用客が減ってしまえば、JR東海にとっては大きな利益は期待できないばかりか、大きな損失をもたらす可能性すらある。しかし、審議会やJR東海の見通しでは、現在の輸送需要が将来的に大きく拡大することを前提に、リニアも東海道新幹線も両方が採算が取れるとの試算を打ち出しているのだ。

 さらに環境に対する影響も懸念されている。高速度を出すためにできるだけ直線で結ぶことになるリニア新幹線は、東京・名古屋間の87%が地下を通り、南アルプスを貫通することになる。現在、山梨県には約42キロのリニアの実験線が既に完成しているが、実験線の周辺では、山肌を貫くトンネル工事によって地下水脈が分断され、予期しない場所での大量の出水や、生活用水や河川、沢の水涸れなどの問題が各地で報告されている。今後、南アルプスの山間をぶち抜く工事が進む中で、未曾有の水問題に直面する可能性は否定できない。更に、工事の途中で思わぬ大水脈にぶち当たり、黒部第四ダム工事に匹敵するような出水との闘いを強いられる可能性すら否定できないと橋山氏は言う。

 この事業は当然、環境アセスメントの対象だが、橋山氏は環境アセスメントによる評価は不十分で、環境への影響に対する手当ては十分になされていないと厳しく批判する。ほかにもリニアの運行によって余計に必要となる電力の問題や、トンネル工事に伴う膨大な残土の処理問題なども、十分に中身が検討されたとは言えないと橋山氏はいう。

 このように事業そのものにも問題は山積しているが、しかしそれ以前のそもそも論として、21世紀の日本の経済や社会の現状や、これからのわれわれのライフスタイルを考えた時、10兆円もの費用と高い環境負荷をかけて、時速500キロで走るリニアを建設し、東京と名古屋を40分で結んだとして、そのことにどれほどの意味があるのだろうか。

 確かに10兆円の大型事業によって、ゼネコンを始めとする経済界は多いに潤うのかもしれない。しかし、そのような土建国家モデルのまま、この先も日本は進むつもりなのだろうか。1980年に大平内閣の下で田園都市国家構想の構築に関わった橋山氏は、一度大型事業が計画されたら最後、それが止まらない日本の体質に、政治の責任を指摘する。官僚が一度計画された公共事業を止められないのと同様に、生存のために大型事業を必要としている重厚長大産業が支える経済界も、一度走り出したら止まらない性格を持つ。しかし、それを止めるのが最後にそのツケを払うことになる国民の監視の目であり、それを行動に移すことができる政治のリーダーシップではないかと言うのだ。

 このプロジェクトは着工に必須となる環境影響評価が今、大詰めを迎えていて、既に環境相や国土交通相による意見書がJR東海側には伝達されている。このままいけば、今秋にも工事着工の予定だというが、今ならまだ間に合う。事業内容の合理性を今あらためて再検証し、国民的な議論に付した上で結論を出すべきではないだろうか。

 ゲストの橋山禮治郎氏とともに、天下の大愚策になりかねないリニア新幹線の事業内容を今、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が再検証した上で、時速500キロで移動が可能になることの意味をあらためて考えた。
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