おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2012年12月

リニアというお題目で、公共事業で借金だらけ

やっぱりでた。 リニアと道路建設: こごし智子だより


こごしさんが書かれている通りになるのでしょう。
リニアでゼネコン、下請や地元道路で土建屋さん。

必要な道路は公共事業で造るべきです!ただし優先順位の検討は必須でしょう。
維持管理費すらねん出できなくなる未来が想定されているのに、新たに借金していくわけです。
国債利率が上がる事を想定しないんでしょうね、利払いが増えて首が回らなくなるのにね。

1990年代の公共事業での借金が未だに返せていないのに、新たな建設国債でしょうか?



以下転載
やっぱりでました。

きのうの県議会本会議の自民党の「リニア駅と富士北麓とのアクセス道路建設を」の質問に
「御坂トンネル新設検討」と答弁しました。

リニア、リニア、リニアで出てくるのは
道、道、道です。

結局は大型公共事業の連発で、その結果は借金の山。
もう何度繰り返すつもりでしょうか。

自民党が大勝して、大型公共事業がぞろぞろでてくることが心配されていた、その時です。
不安が現実になってきました。

借金つくって、また財政難、また福祉カット、また増税では何も教訓も反省もありません。

生活保護の謎 武田和弘 祥伝社 2012

図書館本

芸能人親族の生活保護受給がメディアで取り上げられ国会議員がそれに油を注ぐ事象がありました。

社会という存在は個人的には相互扶助で成り立っていて、他者との関係性の中でのみ生きられる人間という動物であるという立場ですので、生活保護や障がい者年金があるのは当然だと考えています。

しかし、これから更に増える高齢者とそれに伴う社会保障としての年金や高度医療のための費用に関しては、あまりに現在を生きる若者に不公平だと感じています。
ですから生活保護だけを取り出して議論すべきではなく、社会保障全体として議論すべきでしょう。

そんな事を思った一冊です。

さて、備忘録的メモ

働く気をそぐ現状の生活保護制度
年金制度の問題
本来の生活保護対象者はさらに多数(現在220万人だが、実際には一千万人を超える?)
行政サイドの水際作戦と硫黄島作戦
闇の北九州作戦
不正受給は簡単?
窓口申請は複数で?
生活保護費の5割以上は医療機関に流れている
精神疾患診断書のマジック 悪徳医療機関の存在も
貧困ビジネスとしての生活保護費(住宅、医療費)
現金支給の弊害、欧米のフードスタンプ等の導入の是非
生活保護費が財政を圧迫しているという嘘(財政悪化は1990年代の天文学的公共事業)
現状の非正規雇用者1700万人の今後の動向(厚生年金非加入者の増加)

生活保護の謎(祥伝社新書286)
生活保護の謎(祥伝社新書286)

武士道と修養 新渡戸稲造 実業之日本社 2012

図書館本

新渡戸稲造(1862-1933)一期生の大島正建(後の甲府中学校長1901-1914、石橋湛山は大島の陶酔をうけた)とも交流があったとの記録もある。

さて本書であるが、1911年(明治44年)の「修養」と1900年(明治33年)「Bushido, The Soul of Japan」より「克己」をテーマに項目を精選し現代仮名遣いを用いたとある。

備忘録メモ
「願わくば、われ太平洋の橋とならん」東京大学入学の際の面接で、英語を学んでどうするのか?という問いに答えて。

要するに良好なことはもったいないことであり、いつまでもそんないいことがつづくはずがないと考えるのだ。いつか自分にも悪い時が来る。その時はどうするかをあらかじめ考えて、その時の決意をする。そうすれば何事につけても恐ろしいということはなくなるはずだ。(最悪の最悪を想定すればよい)

つまり、困難はいつか快楽に到達する順序であると思うのだ。そうすれば困難に遭遇しても落胆することもなく、かえって愉快になり勇気が湧く。(黒雲の後ろには太陽が輝いている)

最悪のことを仮定すれば、それよりはるかにましな今日の困難に打ち勝とうとする勇気は自然と湧いてくるものである。(極限の不幸を空想する訓練)

自分の一身上に何か事が起こっても、中略 自分がこれくらいの不幸にあうのは当然であると思えば、少しも恐ろしくはない。先代の不幸に比べれば何でもないという気持ちになり、勇気が湧いてきて、たいていのことはやり遂げられるという自信が持てるのである(不遇の祖父、罰を受けた父が教えてくれたもの)

早起きの習慣、弱点の矯正、せっかちの矯正、憎悪の感情、怒りの抑制、他力による修養 (僕が克己心を培うために実践していること)

封建制度が生み出した武士道も、封建制が消滅した後も生き残って、我々の道徳の道を明らかにしているのである。武士道というのは、それを象徴する桜と同じく、我が国に固有な花である。

僕は一に日本武士道の起源、二にその特質と教訓、三に社会全体に及ぼした感化、四にその感化の持続、この四つについて説明を試みたいと思う。

武士道には成文法はない。(武士諸法度には道徳についての訓戒はほとんどない。

礼の最高の形は愛に近いのである。「礼は寛容であり、人の利益をおもんぱかるものである。礼は妬まず、誇らず、驕らず、非礼を行わず、自分の利を求めず、軽々しく怒らず、人の悪を思わない」ということができよう。

富の道は名誉の道でない。(武士道の倫理は商業に応用しえない)

僕はしばしば、武士道の信は勇気よりもっと高尚な動機を持つのかどうか、を考えている。日本にはウソの証言をしてはならないという積極的な戒めがないため、虚言は罪として断罪されず、ただ意思の弱さとして非難され、したがって不名誉なこととされた。正直honestyと名誉honorの観念は密接な関係にある。この二つの言葉は英語だけでなく、ラテン語、ドイツ語においても語源を一にする。

「恥もここに座るのを恥じる」ほど清廉で高い徳義をもった西郷隆盛の言葉、「天は天地自然のものにして、人はこれを行うものなれば、天を敬するを目的とす。天は人も我も同一に愛したものゆえ、我を愛する心をもって人を愛すべし。人を相手にせず天を相手にせよ。人をとがめず、我を誠の足らざるを反省せよ」


【修養篇】
■第一章 折れぬ心を欲する者へ(『修養』第五章「勇気の修養」より)
臆病な僕でも勇気を持つことができた
不遇の祖父、罰を受けた父が教えてくれたもの ほか

■第二章 敵を見極め、己に克つ(『修養』第六章「克己の工夫」より)
「克つ」と「勝つ」は異なる概念
人の持つ「色気」が一番の問題 ほか

■第三章 天を楽しみ地を楽しんで、世を渡る(『修養』第十三章「道」より)
緩やかな傾斜を大勢で登ることも貴い
「給料に見合う仕事しかしない」ことの愚 ほか

【武士道篇】
■序文 僕が『武士道』執筆に至った動機(『武士道』「原序」より)

■第一章 武士道とは何であるのか(『武士道』第一章「武士道の倫理系」より)
桜と同じ我が国固有の花
武士たちの心に刻まれた確たる行動規範 ほか

■第二章 武士道の源にあるもの(『武士道』第二章「武士道の淵源」より)
仏教の影響―生に執着しない気概
神道の影響―忠誠心と愛国心 ほか

■第三章 正義―もっとも厳しく、率直で男らしい徳(『武士道』第三章「正義」より)
武士道の中で一番厳しい掟
義理とは鞭を持った厳格な教師 ほか

■第四章 勇気―勇敢で冷静沈着な心(『武士道』第四章「勇気」より)
真の勇気とは「死ぬべきときにのみ死ぬこと」
勇気を極めれば仁になる ほか

■第五章 仁―君主たる者が持つべき資質(『武士道』第五章「仁」より)
王たる者が備える徳
武士が詩歌や音楽をたしなむ理由 ほか

■第六章 礼―人に対する同情の優美な表れ(『武士道』第六章「礼儀」より)
相手の感情を思いやる心の表れ
贈る品物を尊ぶアメリカ人、贈る気持ちを尊ぶ日本人 ほか

■第七章 誠―地位の高い者の徳(『武士道』第七章「至誠」より)
何よりも重かった「武士の一言」
遠く離れたところにある武士道と商業道 ほか

■第八章 名誉―恥を知り、試練に耐える(『武士道』第八章「名誉」より)
「恥を知れ」が最大の戒めである理由
寛容と忍耐が武士の行き過ぎを抑制した ほか

■第九章 忠節―命をかけて守るべきもの(『武士道』第九章「忠節」より)
すべての行為の根底に「忠」がある
忠心とへつらいはまったくの別物 ほか

■第十章 現在に活かす武士道―不死鳥のように蘇る(『武士道』第十七章「武士道の将来」より)
すべての日本人が武士の魂を内包している
武士道の教えは永遠に続く ほか

武士道と修養
武士道と修養

2012年12月16日の東京新聞記事「「あの人に迫る」

12月16日 「原子力発電には都会では引き受けることができないほどの危険を持っているが故に過疎地に押しつけるのだという結論だった。」東京新聞「あの人に迫る」小出裕章氏のインタビュー ≪ 小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ

投票日当日の東京新聞
僕も読みました。


シンポジウム 科学者はフクシマから何を学ぶのか? ―科学と社会の関係の見直し―

シンポジウム 科学者はフクシマから何を学ぶのか? ―科学と社会の関係の見直し― ≪ 島薗進・宗教学とその周辺


学術会議のHPにはまだ掲載されていないようです。


以下転載

シンポジウム 科学者はフクシマから何を学ぶのか? ―科学と社会の関係の見直し―

主催:日本学術会議第1部・福島原発災害後の科学と社会のあり方を問う分科会
日時:2013年1月12日、13時〜18時
場所:日本学術会議会議室

パネリスト
 小林傳司氏(大阪大学 コミュニケーションデザイン・センター教授)
「もっと前から学んでおくべきだったこと」
 吉川泰弘氏(千葉科学大学危機管理学部、副学長・教授)
「科学と社会:BSEリスク評価から学んだこと」
 廣渡清吾氏(専修大学法学部教授)
「科学者コミュニティーと科学者の責任」
 城山英明氏(東京大学法学部・公共政策大学院教授)
「原子力安全規制ガバナンスの課題」

コメンテータ
 杉田敦氏 (法政大学法学部政治学科教授)
 鬼頭秀一氏(東京大学大学院新領域創成科学研究科・教授)
司会
 島薗進氏(東京大学文学部・大学院人文社会系研究科教授)
 後藤弘子氏(千葉大学法学部・大学院教授)

開催主旨
 福島第1原子力発電所の事故により、科学と社会の関わりのあり方が根柢から問い直されることとなった。政府や産業界の望む原発推進に沿った見方を提示する科学者が重用され、安全性を過大評価してきた過去が露わになった。科学の中立性が疑われ、科学者の信用が失墜した。政府や自治体が設ける審議会や委員会において、偏った委員が選ばれていたり討議の内容が隠されていたりする事態も深い失望を招いた。科学者が適切な専門知識を提供して、政府や社会の判断に資する必要が高まっているにも拘わらず、それがうまく行っていない。原子力や放射能だけではない。広く公害問題やリスク評価等においてどうだったか。歴史的な展望をも含めて、科学と社会の関係について問題点を捉え返す必要がある。このシンポジウムでは、多様な学術分野の壁、専門家と非専門家の壁を超え、これらの問題をともに考え討議したい。



騙されたあなたにも責任がある 小出裕章 幻冬舎 2012

図書館本

タイトルを見て思い出した。

伊丹万作のエッセイ「だまされることの責任」、

その中で伊丹は「だますものだけでは戦争は起こらない。だますものとだまされるものとがそろわなければ戦争は起こらない」と言う。

小出さんは東北大学時代に原発の安全性に疑問を持ち、これまで一貫して原発に反対の態度を取ってきた。
そして、今回の原発震災では、原発を止められなかったご自身の責任を痛感しているとこれまでの著作の中でも懺悔しています。

本書ではR50とかR60のテキストは出てきませんが、放射能汚染された食品等は子供へは絶対与えてはいけないが、大人は食べざるを得ないであろうと指摘しています(前著等も同じ主張だと思います)。

私達、私、そして日本人の大人すべてが福島第一原発の責任を取らなければならないのです。

安全神話を信じ、お金という欲望の虜になってしまった責任を。

騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実
騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実

アムステルダム、校内でのマリファナ使用禁止

ポートフォリオ・ベルギーニュース

GHQの押し付けだの、大麻取り締まり法は悪法だのといわれます。

そして
バイオエネルギーだの、医療用だの繊維だの(これは栽培してますが)と言われますが、結局は吸いたいという文脈に行きあたる。
吸いたいなら、吸いたいと正々堂々と主張すればよいんです、説得力のある理由をつけてね。

自由な国オランダの動き、これが青少年を守る動きでもあるのでしょう。予防原則ですね。

以下記事
アムステルダム市は、オランダの市町村では初めて校内でのマリファナ使用禁止条例を施行することになった。
アムステルダムでは、来年1月1日から、校内および校庭でのソフトドラッグ使用が禁止される。義務教育課程の学生が校内でマリファナ使用をすると、罰金あるいは労働奉仕が課せられることになる。

多くの学校はすでに校内でのマリファナ使用は禁止しているが、法的な措置が取られるのはこれが初めてである。この法規制により、「青少年のソフトドラッグ使用を減速させ、犯罪への道を閉ざすのが目的である。」と同市市長。

校内での使用禁止は合法だが、学校付近での使用禁止に関しては現在調査中であるという。オランダでは校庭での喫煙は自由。
引用ここまで



追記
科学的な論考

投票前に皆が読んでほしかった1冊

自分の愚かさを再確認した1冊。
まだ読み終えてないけど付箋紙だらけ(汗

もちろん、伊丹万作さんも、松下竜一さんも、高木仁三郎さんも知ってはいましたが
小出さんの生き様がいかに彼らと同調しているか。

さらに安富さんの東大話法を読んでいる方にはすぐに理解いただけると思うのですが
いかに戦後の原子力の平和利用が言葉の組み換えで詭弁の中で進んで来たかがわかります。

途中で目頭が熱くなりました。

読書メモは後日。

1

組織と人間 小倉寛太郎 佐高信 角川oneテーマ21 2009

小倉、小出


かなり前に読み終えていたのですが、佐高さんと小出さんの本が出たので慌てて読書メモ

初出は2000年の小倉(1930-2002)さん佐高さんの岩波ブックレット(企業と人間)、小倉さんの「自然に生きて」2002等。

小倉さんは沈まぬ太陽の主人公として有名であるけど、その主人公になるまでの生き様はまさに「自分を売らない思想」と「権威、権力への懐疑」そして「利他」だと思う。

小倉さんは疎開時に甲府中学(現甲府一高)に転学するのだが、そこで見た軍部や教師の態度に非常に大きな怒りと不公平さを見たと書いていた(昼から芸者に酌をさせる軍人、学生らが育てた野菜を勝手に食う配属将校や教師等)

松村謙三と河野謙三(兄は河野一朗)の清廉の生涯を佐高さんは綴る。世襲などするものでないとの主張。
またヤマト運輸会長だった小倉昌男の従業員を大切にした経営を評価している。

小倉さん

借り衣装(肩書き)だけの人生はやめよう
父親からの教え「天知る、地知る、我知る」、先憂後楽、お辞儀の角度、相手を慮って、冷静に。
体験から学んだこと 
 権力者のひとことを鵜呑みにするな。
 人間は弱いのだから団結と連帯が必要
 人にとって必要なこと=冷静な頭脳と暖かい心
 理性的な納得と感性的な納得の一致が大事
 子供に知られて困ることはしない
東アフリカで学んだこと
 異文化の尊重
 物事を離れて見る
 野生動物から学ぶこと

組織と人間 (角川oneテーマ21)
組織と人間 (角川oneテーマ21)

企業と人間―労働組合、そしてアフリカへ (岩波ブックレット)
企業と人間―労働組合、そしてアフリカへ (岩波ブックレット)


自然に生きて
自然に生きて


投票前にimagine いかでしょうか?


ジョンレノンが存命なら今の世界をどう唄うのだろうか。

Imagine there's no heaven 天国がない事を考えてみて        
It's easy if you try       かんたんだろう
No hell below us       靴の下に地獄はないのさ
Above us only sky      そう、頭の上に大空があるだけさ
Imagine all the people    想像してみて、すべての人がね
Living for today...a ha ha ha 今日を生きているのさ

Imagine there's no countries  想像してみて、国なんて単位がないことを
It isn’t hard to do        難しくないだろう
Nothing to kill or die for    殺し合うものは何もないんだ
And no religion too       宗教もないんだよ
Imagine all the people     想像してみて、すべての人がね
Living life in peace...yu hoooo 平和に暮らすのさ

You may say I'm a dreamer  僕の事を夢追人というかもね
But I'm not the only one     でもさ、独りぼっちじゃないよ
I hope someday you'll join us きっと僕らと一緒になってさ
And the world will be as one  世界が一つになるんだ

Imagine no possessions    想像してごらん、財産のない世界を
I wonder if you can        あなたに出来るかな
No need for greed or hunger  欲や飢えの心配も無い
A brotherhood of man     兄弟愛、姉妹愛だよ

Imagine all the people      想像してみて、みんながね
Sharing all the world...yu hooo 世界を分かち合う・・・
You may say I'm a dreamer    僕の事を夢追人というかもね
But I'm not the only one     でもさ、独りぼっちじゃないよ
I hope someday you'll join us   きっと一緒になってさ
And the world will be as one   そしてみんなと共に生きるんだ。




原発事故は終わっていない〜小出裕章さんインタビュー  リニア

文字起こしはこちらで読むことが出来ます。

こんな国に日本強靭化だの国防軍、憲法改正ですかね。
日米同盟なんて言っている場合じゃないのに。。。

小出さんすら、一度は原子力に夢を抱いて大学で専攻した、しかしその危険に気が付いたと吐露する。
リニア新幹線という夢が同じであり、大型公共事業(1980-1990年代の借金を未だに返済していない)で経済成長の夢も同じでしょう。
最後は戦争という仕事を作り出して作っては壊す経済になるのでしょう。
死ぬのは若者です。それが戦争の歴史です。この事実は誰も覆せないと思います。
歴史から学べないのですかね。




最後の方で、メディアへの危惧をはなしています。
大宅壮一さんのテレビ一億総白痴化からメディアの原発安全神話創造。巨大広告主の関与。

種蒔きジャーナル終了に関する想いも。メディアの社会的責任とは何か。

愛国の思想・哲学

康夫ちゃん邦夫さん。
良い話です。

右とか左とかレッテル貼りやラベル貼りしている場合じゃないですよね。

本当の愛国者は何か。




また亀井さんがこんな事を言われている(康夫ちゃんとの対談もこ上のシリーズにありますが)
亀井 国を愛するというのは、当たり前のことだ。誰もが持っている感情であり、いちいち取り立てて言うようなことじゃないし、一部の保守派言論人たちだけが独占するようなものじゃない。
 自分たちの郷土を素晴らしいところにしていくために努力することが愛国だ。「国の中身」をどうするかが最も大切だ。国は器。中身のない空っぽの器には意味がない。ナンセンスだ。
 「愛国心だ、愛国心だ」と、ことさらに強調されるときには、何かよこしまな意図がある場合が多い。かつて、日本は愛国心を煽り、理性的な思考を停止してしまった。戦前の政府は、愛国という、誰も抵抗できない言葉でその政策を正当化、美化し、人びとを戦争に駆り立てた。政府に従わない人間に「あいつは愛国心がない」と批判した。

このシリーズ、孫崎さんとか色んな人と対談してるんですね。
戦後史の正体や日米安保の正体を読んで無い方は是非。

面白そう。



大阪維新とは何か 堺屋太一、上山信一、原英史 幻冬舎 2012

図書館本
堺屋(2012−)、上山(1957−)そして原(1966−)全員が今で言うところの脱藩官僚。

その他、古賀茂明さんや高橋洋一さんなども大阪市や大阪府の特別顧問として橋下維新を背骨を作っていると思う。

2012年の衆議院選挙では橋下ー石原で合流したことから多くの批判が集まっている。
本書はそんな動きの前に書かれたものである。

多くの大阪府民が維新をサポートし、また特別顧問らが専門的なアドバイスを行っていて、少なくとも本書に書かれていることは正論であろう。

教育改革、公務員改革、エネルギー戦略そして地域主権 多くが個人的には正しいと思う。
また限りなくオープンな議論と情報開示もなぜか新鮮に見えてしまうのは、既成政党や行政システムが
これまであまりにグレーで密室政策だったからだろう。
また、既成メディアや権威(学者や所謂専門家)に対しても会見は可能な限りオープンディスカッションであるし、権威の単なる批判的対応には論理的に不満を述べているようにも思う。

おそらく(これは本書での議論にはなっていないが)、石原慎太郎さんとの合流が単に議員数を増やすという短期的目的であり、政策面の擦り合わせが出来ていない中での動きだとすると、選挙後のゴタゴタが想定されるのではないだろうか。

いずれにしても、若者を中心とする(全世代?)現在の閉塞感を橋下という既成概念に囚われない政治家がどこまで既得権益集団と戦うのかは日本の将来を占うのではないだろうか。

図解 大阪維新とは何か
図解 大阪維新とは何か

既成メディアだけじゃない怪しいIT

アメブロの詐欺の片棒の芸能人がクローズアップされてるが、本当の巨悪は誰?(永江一石) - BLOGOS(ブロゴス)


この記事でも明らかなんだけど、いかに消費者が騙されているかが良く分かります。

では、その消費者と呼ばれている人たちは何を根拠に消費という行動をするのでしょうか?

そこを良く考えると、騙されない賢い市民になれるように思います。

3.11以降にメディア関連の本を素人なりに読んで来た結論は

すべてを疑え。

NHKや主要新聞ですら平気で嘘をいう。(騙されて書く記者もいるが、騙そうと恣意的に書いたり報道する記者もいる)

そして、日本のクロスオーナー制度、一業種一社ではない広告代理店の実態。
究極は官報複合体と言われる現実。

銭のためなら何でもします的な業界が成立していることを事前に知っておくのが宜しいでしょう。

そして東大話法的な騙しのプロが広告業界はじめいたるところにいることを知らないとね。



官報複合体 権力と一体化する新聞の大罪
官報複合体 権力と一体化する新聞の大罪
タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由 (ちくま新書)
タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由 (ちくま新書)
報道の脳死 (新潮新書)
報道の脳死 (新潮新書)
電通の正体―マスコミ最大のタブー
電通の正体―マスコミ最大のタブー
電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ
電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ

中国嫌いな方へ(笑)

孫崎さんの分かりやすい説明。

日本がサバイバル出来るかどうかは、アメリカじゃないと僕はずっと思っています。
アジア、インド、そしてヨーロッパ、アフリカとの協調でしょう。

中国の台頭に一番困るのはどこの国かを考えれば誰でもわかるよね。日米安保で何を守ってもらっているのかな?




こちらは遠藤誉さん



エマニュエル・トッドもアメリカ帝国主義の崩壊を予言してますよね。

帝国以後 〔アメリカ・システムの崩壊〕
帝国以後 〔アメリカ・システムの崩壊〕

リニアが通るらしいんですけど。。。

ここに活断層があります - 地震に強くしたい - 戸田建設


いや〜ビジュアルです。
巨大トンネルからの脱出という映画が出来そうですね、リニア!

自然に勝とうとか、自然を征服して管理しようとかいう思想は本来日本やアジアには無かったんです。
アジアモンスーン地域ですから。

逆にヨーロッパは地震はほとんどないからレンガ作りや石造りの歴史的建造物が世界遺産として残るんです。

このHP見て、あなたは地下を走る、そして南アルプスの巨大トンネルを時速500Kmで走り、さらに電磁波を浴びまくって、電力使いまくるリニアに乗りたいと思いますか?


被差別の食卓 上原善広 新潮新書 2005

図書館本

世界のソウルフードを訪ねる旅。
アメリカ、ブラジル、ブルガリア、イラク、ネパールそして日本。
この本の後、上原氏(1973−)は路地(被差別地域)の旅をまとめている。

興味深いのは独裁者とされるサダム・フセインがマイノリティー(少数民族)の保護者であったことが
この食の源流をたどる旅の過程で分かることなど、所謂ステレオタイプな情報に私達、日本人(もちろん
他の国民も)が信じてしまっているか。
ネパールでの身分差別で、最近東電OL殺人事件で冤罪が証明されたマイナリさんのマイナリというテキストが最高位の身分であることなど。

そして、僕も食べてみたいと思った。あぶらかす、そして、さいぼし。

著者自身は被差別地域出身であると告白するが、これまで差別を感じたことは特にないと記している、だからこそ日本、そして世界のマイノリティーや不可触民、漂白の民を同じ目線でかつ優しさを持って取材出来たのであろう。

被差別の食卓 (新潮新書)
被差別の食卓 (新潮新書)

流星

準備よし。既に大きな流れ星見たよ!

こんな状態で来年運転再開? もんじゅ  リニア

もんじゅ点検不備、公表分以外にも同様の事例 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


今朝の東京新聞にも小さな囲み記事があった。読売ですら書くんです。この杜撰さ。



以下記事
日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県)で内規に定めた手続きを経ずに部品の点検を延期していた問題で、同機構が公表した計約9700件以外にも同様の事例があることが12日、原子力規制委員会の調査で分かった。

 規制委は同日の定例会で、機構の調査の信頼性が揺らいだとして、原子炉等規制法に基づき再調査や原因究明を命じることを決めた。

 田中俊一委員長は「こういう事態が起きたことは組織の問題」と批判。規制委は13日に機構の鈴木篤之理事長を呼び、安全の考え方や組織運営などについて聴取する。

 規制委によると、保安検査の結果、機構が「問題なし」としていた非常用ディーゼル発電機の部品で、点検を延期していたことが判明。逆に「延期していた」と報告しながら、実際は点検していた事例が3件見つかり、規制委は、機構の報告内容がずさんだと判断した。
(2012年12月12日20時25分 読売新聞)

リニア新幹線や大型公共事業は第三者の規制委員会を作ってしっかり評価してほしい。

方丈という生き方

災害に直面する日本が生み出した「仮の住まい」とは?:日経ビジネスオンライン


この記事のような科学合成の膜の家には住みたくはないけど(笑)
自然で分解しないんでしょうね。

養老さんの言葉は結構いつもながらに面白い(最近批判精神が衰えているとは思いつつ)
対談の中で紹介されている坂口さんの本は面白いです。

文章の中にこんな一節がある。

隈:マケドニアで、びっくりしたことがあるんですよ。マケドニアには1963年に大地震があって、何万人もの人が亡くなっているんです。その地震の復興の時に、国際コンペで日本の丹下健三が当選するんです。どうしてかというと、広島に原爆が落とされた後、広島の平和記念公園を作ったのが丹下健三で、要するに丹下健三とは復興のチャンピオンだ、ということで。
引用ここまで。

平和記念公園とか平和記念資料館という名称に違和感を感じたのが福島菊次郎であった。
本来であれば原爆記念館だからだ。

そして長崎の原爆で壊された浦上天主堂がなぜ原爆ドームの様に保存されなかったのか、そこにアメリカの戦争を続ける思想があるように思うのである。自らが自分達の神の在り処を原爆という兵器で破壊し、そして自らがそれを遺跡とする事を拒んだのだ。




写らなかった戦後 ヒロシマの嘘
写らなかった戦後 ヒロシマの嘘


ゼロから始める都市型狩猟採集生活
ゼロから始める都市型狩猟採集生活

三宅久之の書けなかった特ダネ 青春出版 2010

図書館本

三宅さん(1930-2012)の新聞記者時代、そしてその後の政治評論家としての歴史。
毎日新聞には46歳まで在職したそうです。
これまでも多くの新聞記者の方が政治家との強い繋がりをもって、それぞれの時代の政局に関与してきたことが良くわかる。
おそらくは本書にすら書けない秘密もおありだろう。
新聞記者が政治家の仲介役を果たしたり、政治家の相談役になる、そして時には密使にもなる。
そして、新聞記者から政治家に転身した方も多くいる。三宅さんにもそんな誘いがあったという。
魑魅魍魎な政治という世界が綴られている。
春日一幸さん、浜田孝一さん、小沢一郎さん等々。

残念ながらアメリカと政治家の繋がりはほとんど書かれていない、しかしロッキード事件だけは三宅さん自身分からないと指摘する。
当然、孫崎さんの著作はご存知だっただろう、アメリカの意向に逆らう政治家の末路を。
その辺を是非書いていただきたかった。

【目次】(「BOOK」データベースより)
はじめにー今も昔も変わらぬ権力争奪戦の内幕/1 乾坤一擲の大勝負ー日ソ共同宣言、日米安保改定…戦後政治の舞台裏/2 金と権力をめぐる権謀術数ー高度経済成長、東京五輪、沖縄返還…/3 政治家の虚虚実実ー日中友好条約、椎名裁定、ロッキード事件、大福密約…/4 異端児たちの戦いー本懐を遂げた者、敗れ去った者…/5 内なる敵と世論ー中曽根長期政権、自民党分裂、政権交代…/おわりにー政治ジャーナリスト生活五六年を支えてくれた人たち

三宅久之の書けなかった特ダネ (青春新書インテリジェンス)
三宅久之の書けなかった特ダネ (青春新書インテリジェンス)

某県の某知事の唄  by中原小也

山梨県知事の唄

金まみれになった喜びに
今日も札束は降りかかる
金まみれになった喜びに
今日も御仕立て券が降り注ぐ

金まみれになった喜びに
たとえば万札の花吹雪
金まみれになった喜びは
欲望のままに爆発す

金まみれになった喜びに
さらに銭を飽なく願い
金まみれになった喜びは
恍惚のうちに不老を夢む

金まみれになった喜びに
奇奇怪怪と恍惚し
金まみれになった喜びに
今日も御仕立て券で日が暮れる


ちなみに僕が高校時代に鳥肌が立ったオリジナルは

汚れちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる
 
汚れちまった悲しみに
たとえば狐の皮衣
汚れちまった悲しみは
小雪のかかってちぢこまる
 
汚れちまった悲しみは
なにのぞむなくねがうなく
汚れちまった悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
 
汚れちまった悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる

おまけ 既にアップしたんだけど(笑

2種類の風林火山(山梨生まれで山梨育ちなもんで(笑)
でも利権屋さんや既得権益者が多いのにはまいります。

こんな人に投票したい

爽やかなこと、高原のそよ風の如く
落ち着きあること、広葉樹林の如く
優しき心、消えない熾火の如く
大きな夢、富士山の如く

こんな人には投票しない。

思想の軽さ、吹けば飛ぶような風の如く
理想無きこと、手入れの悪い人工林の如く
貧しき心、原子力の火の如く
金への欲望、禿山の如く

早稲田春樹の担々麺

ライスサービスの850円

どこか似ていませんか?メディアの原発神話と  リニア

世界に誇るリニア新幹線、実用化へ大きな一歩 JR東海の戦略は? (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース


大口広告主にはポチになるしかないんです。原発安全神話をまだ信じます?

以下記事

世界に誇るリニア新幹線、実用化へ大きな一歩 JR東海の戦略は?

SankeiBiz 12月11日(火)9時34分配信
世界に誇るリニア新幹線、実用化へ大きな一歩 JR東海の戦略は?
拡大写真
JR東海の旅客運輸収入(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 日本が世界に誇る「夢の高速鉄道技術」が来年、実用化に向けて大きな一歩を踏み出す。2027年に東京−名古屋間の開業を目指しているリニア中央新幹線計画が、山梨県の実験線でいよいよ営業仕様車両による走行試験に入り、14年度の建設着工への準備も本格化する。

[見て分かる!]中国より日本の新幹線が安全なワケ

 計画は国の財政が厳しい中、早期着工にこだわったJR東海が事業費を全額負担する異例の方式で進む。ただ、16日投開票の衆院選では、防災や経済対策の観点から公共事業の推進を掲げる政党もあり、新たな政権の枠組みによってはJR東海のリニア戦略も影響を受けるかもしれない。

 「今は8合目。頂上へ行くには、これからが大事なところ」。先月22日、JR東海の山梨リニア実験線車両基地(山梨県都留(つる)市)に、営業仕様のリニア新幹線新車両「L0(エルゼロ)系」が搬入される様子を眺めながら、遠藤泰和執行役員山梨実験センター所長は改めて気を引き締めた。

 JR東海は、1997年からリニアの実験を開始。同年中に営業運転目標の最高時速500キロをクリアし、2003年には鉄道で世界最高の時速581キロを達成した。今回の「L0系」は「車体は最新型新幹線『N700系』を踏襲しつつ、過去15年間の実験のノウハウや技術を全て入れ込んだ」(遠藤センター所長)という自信作。山田佳臣社長は「来年冬までに(走行試験を)再開できる自信がある」と話し、まずは5両編成(全長約130メートル)、その後12両編成(同約300メートル)で走行試験を行い、実用化へ最終確認を行う考えだ。

 東京−名古屋間を約40分、45年予定の全線開通時には東京−大阪を約1時間で結ぶ超電導リニアモーターカーは、電流によって生まれた磁力で約10センチ車体が浮く次世代の“飛ぶ鉄道”。夢の技術とされてきたが、世界初の商用化は時間の問題だ。もっとも、その時間がなかなか読めない。東京−大阪間のリニア全線開通に要する総事業費は約9兆300億円と試算されており、計画の進捗(しんちょく)はこの巨額負担を「すべて自己資金でまかなう」(山田社長)JR東海の業績に大きく左右される。

 実際、リーマン・ショック後の急激な景気悪化で売上高(単体)の8割以上を稼ぐ東海道新幹線の旅客需要が低迷。2009年度の新幹線収入が前年度比8%減と、民営化以来最大の落ち込みとなったことを受け、同社は10年に当初25年としていた開業時期を2年延期した経緯がある。日本の東西を結ぶ旅客輸送の大動脈として年間約1兆円の収入を上げる東海道新幹線は、他のJR各社がうらやむ「ドル箱」。だが1964年の開業からほぼ半世紀がたち、老朽化のリスクが高まっている。すでに過密ダイヤが組まれ、輸送力拡大による将来の大幅な料金収入の引き上げも容易ではない。

 東海地震の災害リスクも抱える中、「第2の大動脈」としてバイパスルートを担い、旅客機並みの速さで新たな付加価値も提案できるリニア計画は、東海道新幹線頼みからの脱皮を目指すJR東海の成長戦略の要だ。その実現時期が、業績次第で遅れかねない点は経営の不安材料で、景気変動への対応力が大きな課題になっている。需要の順調な回復を受けて、2013年3月期の旅客運輸収入は1兆1538億円と、リーマン前の水準にほぼ戻る見通し。しかし先の長い計画だけに、「建設費だけでなく、運営面も含めたコスト(経費)を1円でも安くしていくことが大事だ」(遠藤センター長)と、現場は事業負担の軽減に知恵を絞る。一方、中央新幹線の整備計画が異例の民間主導方式となった要因でもある国の公共事業予算の縮減の流れは、今回の衆院選を機に変わる可能性がある。

 災害に強い国づくりが大きな政策課題に浮上する中、自民党は防災と景気てこ入れの両面で公共事業の推進に前向き。公明党も10年間で100兆円を「防災・減災」向けの公共事業に投じる政策を掲げる。民主党や日本維新の会、共産党、みんなの党などは「バラマキ」だと批判しているが、選挙後の政権の枠組みによっては公共事業の推進力は強まる。そうなれば政府の後押しでリニア計画の確度は高まる期待がある。

 半面、防災や景気対策などの面から政治が計画にさまざまな注文を付ければ、民間主導の自由度が低下し、JR東海の戦略が制約を受ける恐れもある。国土交通省交通政策審議会の分析によると、リニア新幹線の全面開業による利便性向上の効果(便益)は1年当たり7100億円、消費刺激による生産の押し上げ効果は8700億円。巨額の建設投資を含め、計画の行方は日本の競争力回復にも一定の影響力を持つ。それだけに、たとえ民間主導でも、新たな政権のリニア計画へのスタンスは無視できない。政治情勢を踏まえ、今後1、2年がリニア計画とJR東海の将来を占う大きな節目となりそうだ。(西川博明)

自分にお歳暮ですが、何か?笑

近くのスーパーやコンビニにはもう売ってない(韮崎には売っていたのに。。。。ブツブツ)

そんな訳で、今年も良く働いた自分へ(大きな嘘)ごほうび。

ビール

斧の七つ目

日本の斧には今も「七つ目」と言って、表に3筋、裏に4筋の線が刻まれているとの事。

諸説あるようです。

3本の溝は3柱の大神、右に彫られた4本の溝は四天王をあらわす。

左の3本の溝は伊弉冉尊、天照大御神、伊弉諾尊を右の4本の溝は猿田彦大神、豊受大神、春日大明神、八幡大明神を表している。

三本の溝は御神酒を意味してます、反対側の四本の溝は「光」「水」「土」「風」を意味している。

3本の溝はお酒、4本の溝は穀物をあらわしている。

赤い斧(海外製)に溝は無い。

斧斧2斧3

3.11 月命日です。 

生かされている事を自分に言い聞かせながら。
年輪を重ねて生きる樹木の様に、少しづつ、ゆっくりでも良いじゃないですか。

大きな木の年輪の上に蝋燭を置いてみました。



生きる画像

ソーシャルエコノミー 阿久津聡 他 翔泳社 2012

本が好き献本御礼


いろんなソーシャルメディアが存在する。
筆者らは今後の流れとして
実名オープン
実名クローズド
匿名オープン
匿名クローズド のすべてが必要され続けていくと指摘している。
そして日本的な「和」が重要であると(初音ミクを例にだし)

コミュニティーが梃になって発動するエコノミーが一度回り出し、その規模が思いがけないものになって行く、そのことをソーシャルエコノミーと定義づけている。
そして「和」の日本だから新しい動きも起こしやすいと。
ちなみに、私は「パンくわえダッシュ」も「オリーブオイルキター!!」も知らないので既にこのエコノミー文脈に周回遅れなのかもしれない(笑)
そしてAKB48はソーシャルエコノミー・アイドルである。とp198


そんな訳で備忘録的メモ
第一の経済、農業経済
第二の経済、産業経済
第三の経済、サービス経済 であり、形を変えていく。
そして
第四の経済、経験経済 第五の経済が共創費経済(お互いがサービスしあう)と。
和の共創費が欲望のカタチを捉えるキーワードであると。

鈴木謙介さんも登場するのであるが、僕個人が彼の著作を読んで感じたのは、毎日がカーニバル化する(盆暮れ正月が毎日状態の祭り)現在であるという、どちらかというとネガティブなバーチャルな現在をイメージしていたが、本書ではそれは問題がないと指摘しているように思える。

人の集まりは人類史上 ムラと都市の2種類しか基本的には存在しなったそうだ。(個人的にはこの様な2択的な論評の危険性を常に考えている)そして西欧は個とソサエティに日本は集団とコミュニティー(共同体)に軸足を置くと。(本当ですか?)そして場の空気を読み、他者の気持ちを理解する、それが相互協調的自己だと。(山本七平的にはそれが太平洋戦争だったんだと思うが)
同行コミュニティーは、キエモノだけど、ときどき消えないものが出てくる。消えないほうを、私たちは目指さないといけない。(そこに儲けがあると考えているようだ)
そして「楽しげで少し濃い目の人間関係」であり、その先にある広まりこそが「新しい人の集まりへの欲求」を示していると。

企業の介在が見えたとたん「釣り」だとか「ステマ」という批判が起きる。でも、私達は仕掛けなければならない。待っていてくれる人はいるから。(これが本書の本音(広告代理店的な)だろう) p127 そして、さらに、だから、企業も必要になる。ネタを放ち、宴を催しつづけ、もっと高みへ導く役割を担うものが。高校球児が甲子園の優勝旗を目指すように、誰かがその「祭り」を仕掛けられなければならない。と。(広告代理店の目標なんだね、きっと)
企業は、主人公メーカー。生徒は生活者、先生は企業という関係。ソーシャルエコノミーがエコノミーである以上、それをリードする立役者は企業家だ。そうだ。
そして、仕掛け方のプロセスモデルを第6章で示す。
いきなり「焚き火」を起こす話ではじまる(笑)
火が付きにくい(確かに)、いったん火がつくと、火は風が起こしてくれる(なるほど)、そして突風で一気に燃え上がる(火事になりますよね)。ある程度燃えだすと止まらない。ソーシャルでの風は「新参者」なのだそうだ。
祭りと宴の違い。コミュニティー内での日常的な催しを「宴」、非日常的な催しを「祭り」とし、宴は和やかなもの、祭りはぶつかりあうもの、そして誰かが仕掛けるもの。だそうだ。


ちなみに、過去にこんな標語がありましたね。
1. もっと使わせろ
2. 捨てさせろ
3. 無駄使いさせろ
4. 季節を忘れさせろ
5. 贈り物をさせろ
6. 組み合わせで買わせろ
7. きっかけを投じろ
8. 流行遅れにさせろ
9. 気安く買わせろ
10. 混乱をつくり出せ
どうか消費者の皆様におかれましては、経済成長率ゼロ、少子超高齢化、若者年金無し時代を迎えるなか、祭りは程々に。そして穏やか人生を歩みください。
そして地名を変えて提出されるような企画書で「街おこし」は絶対成しませんので、無駄な税金支出が行われない様に市民も行政監視が大切ですね。さらには原発風評被害の監視と言って国の予算でネット監視している広告代理店も存在しますから。


セカンドライフってのもありましたね。電通ですよね(笑) どうなったんでしょう。

●目次概要
巻頭4色カラー◆秋元康さん AKB48総選挙/
(株)ニワンゴ代表取締役社長 杉本誠司さん ニコニコ超会議/
富士宮やきそば学会会長 渡邉英彦さん、八戸せんべい汁研究所事務局長 木村聡さん B-1グランプリ/
ソーシャルエコノミーの予言者たち

序章◆和のソーシャル
ソーシャルな時代がやってきた/先行する海外/日本は遅れているのだろうか/
事例に漂う日本的な和/ソーシャルエコノミーをつかまえよう

第1章◆新経済へのヒフ感覚
「みんな」の喪失/ヒフ感覚が呼ぶほうへ/
マーケティングがリミッターになる中で/ひとりソーシャル/
絶対民感より絶対やきそば/原油だかなんだかわからないものを掘り続けている/
ソーシャルな源流ニーズを掘り当てる企業たち

第2章◆ソーシャルエコノミーの時代
音楽業界から始まった異変/欲望のカタチのパラダイムシフト/
エコノミーのカタチも変わりゆく/スタバが開いたエクスペリエンス・エコノミーの頃/
もはや飽きがきたエクスペリエンス・フォーマット/
リーマンショックが教えてくれた「デフレの向こう側」/
「喜びを他の誰かとわかりあう」型のヒットと、ソーシャルエコノミー/
ソーシャルメディアとスマートフォンで「つながり放題」な世の中へ/
つながる快感で生まれる経済/「和の共創費」

コラム◆ソーシャルエコノミーの予言者たち
「統制」から「移譲」へ。社会に接続する企業のコミュニケーション……小林弘人
完成品を消費するより、等身大の企業と共に歩む喜び……佐藤尚之
つながりあって、共創しあう喜び……斉藤徹
「大きな物語」の消費から、「大きなゲーム」的喜びへ……宇野常寛
わたしたち消費という、カーニヴァル的な喜び……鈴木謙介

第3章◆コミュニティづくりの大革命
人の集まりは「ムラ」と「都市」から始まった/日本でもムラ(コミュニティ)は疎まれた?/
ムラに取って代わるもの探し/ソーシャルメディアで大繁殖する「同好コミュニティ」/
「ゆとり世代」のソーシャルリテラシー/キエモノのフラストレーション/
蜃気楼パーティー/コラム:祭りと待つ/「ケとハレ」「宴と祭り」

第4章◆コミュニティを和にする技術
コミュニティづくりの1・2・3/
明日のために、その1:まず「共益のネタ」を共有させよ/
明日のために、その2:共感を高める「コミュニティの宴」を催し続けよ/
明日のために、その3:共鳴を引き起こす「祭りのハタ」を掲げよ/
企業は、主人公メーカー/
「いいね! 」なコミュニティづくりその1:みんなのまじめな「和の共創費」工房/
「いいね! 」なコミュニティづくりその2:凜々子への萌ゆる想い/
コミュニティをウズウズさせよう/コラム:アイスブレイク/やがて実るもの/
凜々子を育てさせてくれて「ありがとう」/
「いいね! 」なコミュニティづくりその3:人生で大事なことは、タイミングに、C調に、おやじギャグ/
無責任MAXで、エントロピーMAX/B-1グランプリへの助走期間/
これからの企業は、ソーシャル住民とのハイブリッドを目指す/
コラム:車もハイブリッド、コミュニティもハイブリッド……トヨタ自動車AQUA/
コラム:九州新幹線

第5章◆「祭りのハタ」への高まり方
●B-1グランプリ──「人おこしでみんな主役」/
「勝手に盛り上げちゃってまーす」という有志ゲリラインパクト/
「富士宮チルドレン」になりたい輪/
勢いとノリで「B-1グランプリ」のハタを掲げてみました/
「勝手連」から「もう勝手にやっとれん! 」ほどの規模に/

平気で嘘をいうJR東海  リニア

トンネル崩落1週間 高度成長の疲労顕著、老朽インフラへの対策3つの壁 (産経新聞) - Yahoo!ニュース


公共工事大好き、日本強靭化の藤井せんせもご登場。公共政策じゃなくてゼネコン政策ですよね
専攻は。
防災、減災のインフラ整備が不要だという国民は居ないでしょう。しかしその原資や優先順位は?
建設国債で借金先送り? バブルの時でさえ、借金返さず(返せず?)、これから国債の利息を払い、さらに新たな国債発行ですかね。

以下の記事引用がいかに嘘臭いかリニア問題を勉強している人には分かるでしょう。
単に大型公共事業を作りたい(続けたい)人がいることが良くわかります。
自公の公約がまさにこれですね。

以下引用
◆ノウハウ

 老朽化は道路の橋でも進行する。全長15メートル以上の橋は全国で約15万7千カ所で、うち高度経済成長期に建設されたのは36%に上る。国道の橋では16〜22年度に約4割で対策が必要な重度の損傷が見つかった。

 修繕は急務だが、19年の調査では、道路管理者である地方自治体の約9割が財政難やノウハウがないなどの理由で点検を実施していなかった。国交省の担当者は「自治体間で対応にばらつきがある」と話す。

 こうした現状に、京都大大学院工学研究科の藤井聡教授(公共政策)は「1930年代に大量のインフラを造った米国では、80年代に多くの落橋事故が起きた。30年遅れの日本でも、今同じことが起きようとしている」と警鐘を鳴らす。

 ◆動脈支障

 鉄道も状況は同じだが、東海道新幹線を運行するJR東海の担当者は「運転されない深夜に保守を進めてきた。大丈夫だと自信をもっていえる」と強調する。

 同社や、平成11年にトンネルでコンクリートの塊が走行中の新幹線に直撃するなど崩落が相次いだJR西日本はトンネル内の壁面を撮影できる保守点検車両を開発。研究を進めてきた。

 また、東海道新幹線は昭和39年の開業から半世紀近くが経過。将来は運転を一定期間やめて、橋の架け替えなど大規模な更新、修繕を行う計画もあるという。ただ、担当者は「新幹線を止めると社会的影響が大きい。更新は(代替となる)リニア中央新幹線開業後になるだろう」と話す。

 財源やノウハウ、社会的影響…。老朽化対策には課題が多い。根本教授は「ぜいたくにインフラの便益を享受する時代は終わった。増税や料金転嫁など国民の側も負担を考えなければならない」と指摘している。


残念な藻谷氏のリニア考  リニア

山梨県/藻谷浩介氏の講演録『リニア新駅と地域づくり』


デフレの正体が出版される直前の講演会だったようですが、突っ込みどころ満載のリニア万歳論。

デフレの正体は個人的には良く出来ていて、人口減少に伴う経済失速等を論じていると思いましたが。。。

講演代を貰うとどうしてもヨイショしなければいけないのだろうか?
出来る前提で話しているのが、秀才タイプの特徴でしょうか。
安房トンネルは高熱の温泉が出て作るのに30年掛ったが、リニアの南アルプストンネルは天然水だから大丈夫だそうです。
そして自然破壊は最小限に作るでしょうと書かれていますが、根拠がありません。
さらには経済効果でのリニア論を進めます。
週末甲州人やらお金持ち外国人観光客。
駅は山梨県だと分かる駅を作って欲しいと。(これは正しいかな、仮に駅を作るとして)ガラスと鉄で造った建築家の自己満足のようなものは是非止めてほしいと(竜王駅?(笑))

そして最後に述べられています。
皆さんにとっと巨大なチャンスなんです。山梨県民にとって便利か、そういう非常に狭い観点からみてはいけません。よろしいでしょうか?山梨県民にとって最高のプラスはこれを活かすことによって、観光や色々な産業が活性化して、子供や孫の職場が増えて、東京に出て行かなくても、世界中か就職したくなるような地域になる、これが最大のメリットなんです。中略 山梨県がアジアの中心の一つに躍り出るという、しかもそれが本来からある自然の美しさによって、アジア中に評価される中心に躍りでるということです。最初で最後の巨大なチャンスなのです。雇用が増え、間接的に人口が増え、税収も増えます。
願わくばどうか他の多くの新幹線駅が失敗に終わったようにならないこと。米原のようにならないこと。
中略
おそらく、私は幸い(リニアができるまで)死にませんので、本当に開通を楽しみにしております。


ここまで大風呂敷でお話される呆れるしかありませんね。

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