おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2012年12月

燻製完成(笑)


さて東北ビール!

簡易燻製?(笑)

焚き納め

言い残したい森の話 四手井綱英 人文書院 1993

2012年最後のブログは好きな本で終わりたいと思います。
原発問題、経済問題も良いのだけれど、やはり森や自然の本が良いです。

2013年が皆様に素晴らしい年でありますように心よりお祈りいたします。

言い残したい森の話 四手井綱英 人文書院 1993

四手井綱英(1911-2009)先生の森に対する想い入れ集大成であり、人性論であろうか。もちろん1993年以降にも著作があるが。亡くなられて既に3年、亡くなられた直ぐ後に読了した記憶がある。改めて付箋紙を付けた所を中心に読書メモとしたい。

経歴等はネットで検索できる便利な世の中になったので、省くが子供時代から大学時代の仲間や先輩の存在が大きい、今西錦司、西堀栄三郎、桑原武夫等の先輩。そして2浪して入った三高、その後京大の農学部へ進む。卒業後は秋田営林局、1983年以降 2回の招集。敗戦末期に空襲を受けて被爆し九死に一生を得たと。そのことが、死を恐れなくなり、余生は他人に気兼ねせず、自己に忠実に生きようと心掛けられるようになったと。(侵略戦争に参加した負の時代だったと記述されています)
その後、母校に戻り1954年より京大農学部教授。造林学を森林生態学に変更した。
退官後はモンキーセンター所長、京都府立大学学長等を歴任。

さて備忘録的メモ
日本の先生は専攻がなんであれ、生物に対する関心が薄すぎるのではないか。(モンキーセンター所長時代に子供を引率する先生の子供に対する態度にかんして)
子供が生死の区別を知ることが、自然保護の第一歩だと考える。p86
大阪のある区が木登り公園を作った。落ちて怪我したらだれが責任とるんだという苦情が出て、結局すべての木を登れないようにしたそうだ。(あまりに馬鹿げていますね)
水島工業団地の大気汚染。県が認めない状況で学生に同行して調査、風下は梅の実がならない、風上の梅は実る。工業団地の平均気温の上昇等から公害を県が認知。
昭和50年代(退官後)、林野庁が広域林業圏を造成する目的で、大規模林業計画。青秋林道同様に杜撰な山形の縦貫林道の欠点を朝日の論壇に国費の浪費と指摘、大蔵省の目に泊り中止。(予算を握る大蔵省を動かす事が成功のカギだったと)この時代、多くのブナ美林が消えていった。

係った自然保護や環境保存の話で成功率は50%を切るかもかもしれない。
林業と研究者の態度、無関心派の研究者が常に多数存在する。動植物の生態学仲間でも積極的に自然保護運動に飛び込む人より、我関せずの人の方が多い。大学の林学科の教授、助教授で、林野庁の林業行政にたえず批判の目を向けているひとはほとんどいない。むしろ追随者の方が多い。(原発問題と同じ構造なんですね)

皆伐人工造林の問題。特に九州で広く行われているクローンに近いスギ品種の人工林では、私たちが共倒れ型の林と名付けているように、森林を公正する各個体の大きさに殆ど差がないので、除間伐して個体間の隙間を広げてやらないかぎり、一様に細長く生長してしまい、強風や豪雨にやられると集団的に倒伏してしまう。大きさの揃った木材が生産される特質は、他方で天然災害に著しく弱いので、災害国日本ではよほど注意いなければならないだろう。p140
育林技術をめぐって。大阪営林局長、スギ苗をすべてサシキ苗にし、実生苗の養生を全廃。その後おおきな問題に。(詳細略)
精英樹をどう考えるか。遺伝的なのか物理的(根の癒着等)なのか? 
施肥林業の問題点。農業的林業の限界?手抜き林業。
水俣の照葉樹林で鋸や鍬やスコップで調査をしていたのを見た某新聞社科学記者「これが科学研究かね」と驚いたと言ったそうだ。今まで私は白衣も着ず、試験管を持ったことも滅多になかった。その代わり、山靴と作業着には一生なじんできた。だからと言って、自然科学者としての自負心を失ったこともない。中略 なんでも良いから手当たり次第に雑学を吸収するのが、生態学者の糧だと思うのは私だけだろうか。p173

私が最後に強く主張したいのは、森林の直接、間接効用として、今まで揚げられていたものまでが、あまりに自然科学的な発想に過多よりすぎていることだ。自然とか環境にもっと人の心、感性、情緒に訴えるものが多い。森林は単に物質的な資源として対応し、経済効果のみを追求する対象でないということだ。古来人は自然を恐れ敬い、さらに神として尊び、そこから多大な心のやすらぎを得てきた。現在もう一度改めてこれらの面を認識しなおす時点にさしかかっているのではなかろうか。

あとがきで四手井綱英先生は書く 北から南までのすべての森をみた先生は 「こうして大雑把にあげていくと、私は森林としてブナ林が一番好きである」と。そして孫の自然教育はまだしばらく続けられるだろうと。


言い残したい森の話


言い残したい森の話 




NHK・ETV特集「原田正純(はらだまさずみ) 水俣 未来への遺産」

医療とは何なのか、 医師とはどうあるべきなのか/NHK・ETV特集「原田正純(はらだまさずみ) 水俣 未来への遺産」 – @動画

録画しておいた番組をみました。

病気を起こした問題が病気本体のことで薄まってしまうことを教えてくれます。
所謂公害病という病気を生んだ背景こそが最も重要なことを明らかなのに。

そして常に弱者がさらなる弱者になって行く社会。


原発震災の問題も、その原発それ自身の安全性や被曝量における有毒性などに目を向けて
本来の原発という文化と歴史をおざなりにしているように思います。

今年お亡くなりになった原田先生はまさに医者として研究者として、そして一人の人間として
社会的責任を果たされたのだと思います。

水俣病の前にある、水俣学。そこから学ばなければいけないことが無限にあるように思いました。

ご冥福を心よりお祈りいたします。

東大話法という文化

安冨歩×岩上安身 脱出口はどこだ! - YouTube

東大話法をご存知ない方はどうぞ。
そして安富さんの本をまだ読まれて無い方は是非。


交換と相互贈与の話なんかは良いですね。

テレビも新聞も捨てて考えよう。(なかなか出来ないんだよね)



原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語―
原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語―
幻影からの脱出―原発危機と東大話法を越えて―
幻影からの脱出―原発危機と東大話法を越えて―

反ポピュリズム論 渡邉恒雄 新潮社新書 2012

図書館本

読んでみてがっかりな老人言いたい放題の本。
読売新聞の主筆で86歳と言うから、さぞ愛国で利他な思想哲学を披露してくれるものと思っていたのに。密室談合政治を手引きすることを誇らしげに語っておられます。

基本的に自己弁護、経済優先日本論、活字メディア優秀論を大連立だの中連立だので自分の思い通りの日本にしたい様です。そしてご自身とアメリカとの関係は何も書かない。その辺は正力松太郎からの伝統を受け継いでいるのだろうか。

さて、備忘録的メモと感想
橋下徹嫌いは結構だが、秋波を送ってないですかね?叩いて持ち上げる(21世紀日本の歴史的リーダーになる可能性もないとは言えないと)
田中角栄に関して:高等教育を受けていない人だったが(自分は開成、東大)、だからこそ官僚を大事にして知識を吸収した。(大学出身者だって官僚を大事にする人はするでしょう) 中略 金権政治の象徴のようなロッキード事件に首を突っ込まなければ、彼は歴史に残る大宰相になっていただろう。(それだけ?中国とアメリカの狭間での経緯を筆者が知らないはずはないと思うけど。上手に逃げますね)

既成政党の政治にたいする不満のはけ口が特定の政治家に求心力を持たせる現象は、ヒトラーの例をみても分かるとおり、政治的にはきわめて不健全な結果をもたらすことを歴史が証明している(パンとサーカスも出して)。だから橋下が危険だという論調しか出来ない主筆さんです。少なくとも橋下氏は密室談合政治を手引きをした渡邉氏よりは透明公開性が高いと思うよ。

中曽根、瀬島龍三が大好きのようだ。(やっぱりね)
連立工作の吐露: 1983年中曽根内閣時、自自連立で60兆円の公的資金導入で世界恐慌突入の危機を救ったのだそうだ。 2007年の大連立 福田 小沢 X(元大物官僚とのこと)渡邉で画策 結局失敗。いアッも間違った事はしていないと確信しているそうだ。そして その後は中型連立(民主と自民)をと考えているらしい。

小選挙区制は政治家の質を決定的に衰弱させた。(これは同意)
学者の机上の空論「マニフェスト選挙」(確かに菅さんが採用したけど自滅だったね、でもばら撒き公約よりは良いと思うけど)
1993年テレビ朝日 椿事件(椿氏は渡邉氏と家族ぐるみの付き合いだったようだ、ワシントン時代)でテレビの偏向性を指摘している。公正中立な放送を求められる放送法に違反すると。日本の既成メディア(新聞、テレビ、ラジオ等で公平中立客観性を担保したところありますか???)読売新聞の主筆が今更言うかって感じ。新聞は偉くてテレビは駄目なようだ。(目くそ鼻くそを笑うってやつだね)大連立の主張を新聞上でするのは良いとの事。

テレビのワンシーンは新聞の1万語に匹敵する(椿氏の信念とのこと)

日本のあり方:消費税増税、時限措置としての相続税免除と利子ゼロあるいはマイナスの国債(無税国債)の発行、原発維持、原発輸出 (朝日新聞の原発ゼロ社会主張はおかしいのだそうだ、まあ正力さんのDNAが続いている読売ですからね)
さらに社会保障は負担でなく投資の対象と捉えなおして、旧来のハコ物中心の公共事業投資から、医療、介護充実の公共投資に転換するのだそうです(確かに雇用は増えるでしょうが生産性ありませんよね、その雇用も非正規で若い人を使い捨てでしょうか? 儲かるのは一部の企業と投資家ですかね)

大衆迎合政治(パンとサーカス)の結末はギリシャなのだそうだ。であるのなら原発推進、公共事業ばら撒きでの負の遺産を作った自民党政権と結託していた読売新聞の責任はないんですか?

タンス預金のたとえが奮っています。3.11震災津波で流された金庫に多額の現金があったりとか、旧札を300億円持っている人が税理士に新札交換の相談にいくのだそうです。


日本における相続税にたいする重課税論議は社会主義者でなければ、「金持ち」に対する嫉妬心の強い人に多い。嫉妬とは人間の最たる劣情であるが、古来ポピュリスト(大衆迎合政治家)は大衆掌握のためこの劣情を扇動しがちである。政策決定にあたりこのような人性劣情を利用することは結果的に有害となるものだ。p206 そんな劣情の渦の政治の世界の住人である渡邉氏には四季を持つ日本の自然の美しさなどは見えていないのであろう。だから放射能で汚染された福島も廃棄物捨て場の青森も人ごとなのであろう。僕には到底愛国者には思えないのである。


反ポピュリズム論 (新潮新書)
反ポピュリズム論 (新潮新書)


『暗闇の思想を』とその続編『明神の小さな海岸にて』の二作品

Amazon.co.jp: 暗闇の思想を/明神の小さな海岸にて: 松下 竜一, 鎌田 慧 (解説): 本


3.11原発震災が無ければ復刻されることは無かっただろう。
『暗闇の思想を』は文庫本が高額で取引されているようだ。幸運にも僕は2010年に読了していた。
松下竜一的な生き方を少しでも模倣出来れば、原発なんか不要であるし、電力消費も抑えられるのだろう。

『明神の小さな海岸にて』は未読である。読みたいと思う。


出版社からのコメント
本来別々の作品として刊行された『暗闇の思想を』とその続編『明神の小さな海岸にて』の二作品を、一冊の単行本として刊行。新たに鎌田慧氏の解説、口絵・著者略年譜を付す。
両作品は、原発が全盛となる前の時代、火力発電所の建設反対運動に著者自らが中心者となって取り組んだ記録であり、その意味でも異色のルポといえます。
1970年代の高度経済成長の只中で、石油ショックが起こり、「エネルギー危機」が叫ばれる中、火力発電所建設を推進する背景にあった「地域開発」、「経済成長」、「グローバル化」といった、現在も原発推進側が主張してやまない理屈に対して、松下氏は「暗闇の思想」を対置し、「戦後日本のあり様」そのものに疑問を投げかけました。そこには、今の私たちが立ち戻って考え直すべき起点が指し示されています。
当時も一部を除き、一般の市民やメインストリームにこの「思想」は広く受け容れられることはありませんでしたが、「3・11フクシマ」というあってはならない事故を経験した今、この時代をいかに生くべきかを真剣に悩み考える市民の間で、改めて松下氏の「暗闇の思想」を自らの問題として見直す機運が高まっています。四十年の時をくぐりぬけ再び時代が必要としている書といえるでしょう。
著者について
1937年、大分県中津市生まれ。高校卒業後、家業の豆腐屋を継ぐ。
1968年、短歌と散文で綴った歌文集『豆腐屋の四季』を自費出版。翌年、講談社から刊行、ベストセラーに。
1970年、豆腐屋を廃業、作家生活に転じる。
1972年、豊前火力発電所建設反対運動へ。
1973年、運動の機関誌として「草の根通信」を創刊。
以後、執筆活動と並走してさまざまな市民運動に取り組む。
1982年、『ルイズ―父に貰いし名は』で講談社ノンフィクション賞受賞。
1998~2002年、著作集 『 松下竜一 その仕事』全30巻が河出書房新社より刊行。
他、著書多数。
2004年、中津市にて死去。67歳。



暗闇の思想を―火電阻止運動の論理 (現代教養文庫 (1127))

税金は金持ちから取れ 武田知弘 株)金曜日 2012

図書館本

まあ、言っていることは分かります。
でも、ガス抜き、ストレス発散的な感じもしないでもありません。
大蔵省ノンキャリという肩書はあまり生かされていないように思います。
基本的なデータはすべてネット上にあるのではないでしょうか。

せっかく消費税(VAT)の増税が無くても富裕税でカバー出来るというのであれば
もっとEU等のVATと日本の消費税の違いを説明して、カラクリを解いて欲しいものです。

ただ、主張は正しいと思います。
企業の内部留保は増えたのに給料は上がっていない現実。
アメリカも日本も富の偏在が加速化していること。(アメリカの1%、99%問題)
富裕高齢者と貧困高齢者、貧困若者の増大。
等々

フランスもアメリカも現在富裕税の導入を計画しているがオバマ再選後の共和党の猛烈な抵抗をみても
いかに富裕層が税金を払いたくないのかが分かります。
日本の場合においても法人税率の問題がよく取り上げられるが、上場企業の7割が法人税を払っていないとの指摘もある。

いずれにしても消費税と復興を絡めた議論で「増税もしょうがない」と考えるのではなく、増税しなくても復興貢献や格差是正、社会保障改革が出来る方策を真剣に議論するのが優先順位が高いのではないかと思った一冊。

以前、北岡伸一東大教授が海外でのご講演で日本の良い点は権力と権威の分離、平等性を挙げていた。そして平等性の一例として企業の社長と平社員や秘書が同じホテルに泊まることなどアメリカではあり得ないと。そして年収も10倍も違わないと。この指摘した文化がどんどん崩れているように思う今日この頃である。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 一九八八年の税制に戻せば、税収は現在の倍になる
第2章 富裕税を創設するだけで、財政問題はすべて片づく
第3章 日本は「世界一金持ちで、世界一不幸な国」になってしまった
第4章 長引く不況下でも高額所得者は急増し、億万長者の数は三倍増に
第5章 平均年収は下がり続けるうえ、社会保障への支出はまったく不十分
第6章 億万長者と大企業は、すでに一〇〇〇兆円も貯め込んでいる
第7章 庶民の生活を踏み台に、優遇税制によって作られた富裕層
第8章 巨大利権をもたらし、庶民を苦境に追い込む、欠陥だらけの消費税

税金は金持ちから取れ
税金は金持ちから取れ

トイレのないマンション、借金を返す気もない社会

朝日新聞デジタル:八ツ場ダム建設を推進 太田国交相「継続の決定を尊重」 - 政治


再稼働に原発新設、そして大型公共工事と続くようですね。
借金は誰が返すのでしょう?

ちなみにこのダム関連だけで天下り104人だそうです。

以下記事
 太田昭宏国土交通相は27日未明の就任会見で、八ツ場ダム(群馬県)について「(民主党政権が)継続と決定したことを尊重する。早期完成へ取り組みを進めていく」と述べ、建設を推進する考えを示した。ただ、現在見送られている本体工事への着工の見通しは明言しなかった。

 八ツ場ダムは、民主党が2009年の総選挙で中止を公約し、無駄な公共事業の見直しをうたう「コンクリートから人へ」のスローガンの象徴だった。ただ、民主党政権は「地元の声などを考慮した」と昨年末に建設再開に転じていた。本体工事については、利根川水系の河川整備計画などをつくってから判断する、と見合わせてきた。

森暮らしの家 軽装版 田渕義雄 小学館 2012

2002年初出 

記憶では自分には高くで買えないし、凄く立派な本だった。

長野県川上村に住んで30年だそうです。
田渕さん(1944-)はフライフィッシングの日本の先駆者としても有名である。

木の家、家具作り、薪ストーブ、自給自足的生活、すべてが羨ましい。
もちろん大変なご苦労もあったであろう。

ソロー「森の人」に近づくタブチ君なのだろうな。

そんな日本の素晴らしい森を川を汚した原発災害。
都会のために森暮らしが犠牲になってよいはずはないと思う。

森暮らしの家 全スタイル <軽装版> (BE-PAL BOOKS)
森暮らしの家 全スタイル <軽装版> (BE-PAL BOOKS)
森暮らしの家 全スタイル (BE‐PAL BOOKS)
森暮らしの家 全スタイル (BE‐PAL BOOKS)

%じゃなくてポイントだよ そしてコラーゲン

所さんの目がテン コラーゲン: 日本図表審査機構 [JGRO]

ためになるブログ。
メディアの数字の取り扱いをしっかり監視した方が良いですよ。

あえてコラーゲンに関して触れないのも好感(笑)

な、わけね〜だろう。と普通の研究者は思っていると思う。
対照試験してね〜し。

こんなんで騙される女性が多いんだろうね。(独り言ですよ)

日本学術会議 公開シンポ 科学者はフクシマから何を学ぶのか?

クローズドだと思っておりましたが。オープンでした。

主催は日本学術会議第1部 福島原発災害後の科学と社会のあり方を問う文科会

島薗進先生が司会

パネリストの吉川さんは現在は千葉科学大学副学長です(表記は古いですね(笑)

そのほかコメンテータの鬼頭先生は哲学3人塾でお話を聞かせていただいた事があります。

聞きに行ければと思っています。


学術会議科学者福島






島薗先生があとがきを書かれている素晴らしい本

「科学者の社会的責任」についての覚え書 (ちくま学芸文庫)
「科学者の社会的責任」についての覚え書 (ちくま学芸文庫)

環境負荷低減18項目?  リニア

中日新聞:環境負荷低減18項目を追加 リニアアセスでJR東海:長野(CHUNICHI Web)


どんな内容かが分かりませんが、、、、
おおむね納得とか、、、


以下転載

JR東海は二十五日、長野市内で県環境影響評価技術委員会の委員に対し、リニア中央新幹線計画をめぐる同社の「環境影響評価(アセスメント)方法書」に基づいた現地調査の状況を説明した。

 県は今年二月、同委員会での議論を踏まえ、工事の際の水資源への影響軽減や文化財調査など、環境負荷の低減に関する十八項目を、阿部守一知事の意見として提出していた。

 JR東海は、十八項目を影響評価に追加すると説明。具体的な調査方法なども提示したという。

 環境影響評価技術委員会の亀山章委員長(東京農工大名誉教授)は、報告会後の取材に「知事意見をしっかり受け止めてくれた。委員もおおむね納得した」と、JR東海の対応を評価。JR東海中央新幹線推進本部の岩田真副本部長は「いただいた意見を踏まえて調査を進めたい」と語った。

ビーパル 2013年 1月号

星野道夫さんのカレンダーと特集が良いですね。
特に特集での星野さんの生涯。
生き様から学ぶことが沢山あります。
著作も何冊か読みましたが、写真を見ながら文章を読むのも楽しいです。
また、巻頭の焚き火特集も良いです。

2013年もビーパルから自然の素晴らしさを発信御願いします。
そして、自然環境が無駄な公共事業で破壊されませんように。

BEーPAL (ビーパル) 2013年 01月号 [雑誌]
BEーPAL (ビーパル) 2013年 01月号 [雑誌]

検事失格 市川寛 毎日新聞社 2012

図書館本

あまり普通の人はお世話にならない、なりたくない裁判とか捜査という世界。
しかし、検察とは何かを知っておいて損はないのだろうと思った一冊です。

特に、昨今の検察不祥事や、佐藤優さんが指摘した「国策捜査」という文脈から読み取れるであろう
権力と体制維持の成り立ち。

さらに、孫崎亨さんの著作等と合わせて考えると、既成メディアの状況と同じく、そこには公平、中立、客観というテクストは見つけることが出来ないように思います。

無罪と気づいていながら起訴し、無罪と気づいていながら公判行う現実があることを筆者は吐露しています。
さらに作文調書、誘導尋問的自白強要、完全ならピラミッド型のヒエラルキー。(上から下への責任追及リレーなんていうテキストにその姿が見える)

もちろん、利他的な優秀な検察職員も多いのだろう、どんな組織にも問題は存在するだろう、しかし、人が人を裁くという職業において、職業に貴賤無しといわれても、やはり公平、中立、客観な取調べを期待したいものだ。


著者は最終的に検事を辞めるのだが、問題を起こした佐賀地検を離れたあとの記述にこんなのがある
”佐賀地検は離れてから3週間ほど経っていた。その間どんな捜査があったのか、僕は何もしらない”
あまりに無責任ではないのか?
ご自身でも反省を沢山しているが、結局は自分自身の弱さと言い訳が多分にあることは読後のモヤモヤ感に繋がる。もちろん、巨大な組織の中での一員としての内部告発としての勇気は評価するが。

ちなみに本書のタイトルは岩上安身さんが考えたとの事。

検事失格
検事失格

脱ダムの理由 

ダムの国から『ダムネーション』 - パタゴニアのブログ「クリーネストライン」


僕はアメリカをあまり良い国だとは思っていません。
でも、素晴らしい人たちが沢山いる事は知っています。
まさに企業の社会的責任、その責任を果たしているのが格好良いし素敵です。

是非お読みいただければ幸いです。

こんな一文がとても良い

「私たちの目標はこの問題のすべての側面を見せることによって、視聴者自身に決断してもらうことです」とラメルは言います。「私はこれはすべてのダムを撤去すべきだというような白か黒かの区別がはっきりした問題だとは思っていません」

その利点にもかかわらず、ダムはそれが建てられた川に巨大な影響を与え、その多くが無益な廃物と化しています。

「一般市民はこのことを認識していないと思う」とシュイナードは言います。「これらに寿命があることに気付いているとは思わない」



死生学 そして原発ムラを批評する

東大教授・島薗進さんインタビュー(1)死を迎える人の痛みにどう応えるか : こころ元気塾 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)


個人的にはご講演を聞いたり本を読むだけなんですが、もっとも期待している知識人の方です。
この記事の経歴には書かれていませんが、実は理3(医学部)に入学したが、哲学に変更したと思います。


以下記事


私たちは死にどう向き合い、生きてゆけばよいのか。死と生を巡る様々な問題を学ぶ「死生学」が注目を集めている。宗教学が専門で、日本の死生学をリードしてきた東大教授の島薗進さんに話を聞いた。(針原陽子)
島薗進(しまぞの・すすむ)
 1948年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。専門は近代日本宗教史、死生学。2002年、同大文学部の死生学のプロジェクトに関わった。著書・編著に「死生学1」「日本人の死生観を読む」など。



 ――死生学とは、どういう学問なのでしょうか。

 「英語で言うと『デス・スタディーズ』で、米英では死にまつわる事象が中心です。ホスピス運動や、死別で苦しむ人に対するグリーフケア、安楽死など様々な問題が含まれます。日本では、もっと死を総合的に扱ったほうがいいのではないかという考えがあり、出生前診断など誕生に関わることなど幅広い問題が対象になります」

 ――なぜアメリカなどとは違うのでしょうか。

 「アメリカなどは、キリスト教が文化のベースにあります。例えば自殺は、キリスト教では『してはいけないもの』。なぜしてはいけないのか、ということを考えることはあまりしないのです。キリスト教がカバーする部分は、デス・スタディーでは基本的に扱われません。しかし日本やアジア、そのほかキリスト教圏以外の国では、『なぜ自殺をしてはいけないのか』から考えなければなりません。おのずと、文化の違いが内容にも反映します」

 ――具体的にはどういう内容になりますか?

 「緩和ケアでいえば、体の痛みを取る技術は医学で学べます。しかし、死を迎える人の心の痛みにどうやって対応すべきなのかはわからない。それを学ぶのが死生学です」

 ――なぜいま、死生学が必要とされるのでしょう。

 「『命とは何か』『どういう生き方が健康であり、いい生き方なのか』『死にゆくことにはどういう意味があるのか』『どういう死に方をしたいのか』という問いが根本にあると思います。その一方で、医療が発達し、科学がひとの人生に介入することが増えている。例えば、昔は、口から食べられなくなれば亡くなったのが、今は中心静脈栄養があり、胃ろうがあって、口から食べられなくなっても、命を永らえることができます。また、誕生ということで言えば、誕生時の最少体重は500グラム未満とか、どんどん小さくなっています。しかし、それだけ小さいと、障害を持つことも多い。科学の介入が増えるに従って、人の命の価値とか意義とかいうことを、あらためて考え直すことが必要になります。こうしたことの重要性に気づく人が増えたため、医師や看護職、介護職等で死生学に対する関心が高まっているのだと思います」(続く)

(2)
――だとすれば、死生学は、医療・介護など専門職が学ぶべきものなのでしょうか。

 「医療現場の人が学ぶことももちろん重要ですが、専門職以外の人たちにも学んでほしいと思います」

 ――どういうことでしょう。

 「かつての日本では、自宅で家族に見守られて死を迎えることが多かった。病院で亡くなるにしても、家族が病院に泊まり込んで看取ったものです。そうすることで、家族が考える『いい死に方』が、ある程度自然に実現されていただろうと思います。しかし、病院が完全看護の体制になって、家族が看病をしなくなり、『死』を迎えることが、家族ではなく、医療が主導して行われるようになった。また、以前は、葬式や法事、お盆の際などにも、家族や親族から死について学びました。『死とはこういうもの』『死の儀式はこうするもの』といったことです。今でも、日本の死を巡る儀礼は、種類も多く、時間をかけてやられています。しかし、お墓参りには行っても、それを宗教儀礼と自覚しておらず、教義とつながっているとも考えない。手を合わせても、何と唱えるべきなのか、親も教えない、子どもも教わらない、だから伝わらない。このように文化が廃れた結果、現代人は、死について自分なりにつかみ直さなければならなくなってきたのです」

 「2008年に『おくりびと』という、亡くなった人をきれいにして棺に入れる『納棺師』を主人公にした映画が大ヒットし、その少し前には、死者は風になって生者を見守っているという内容の『千の風になって』が流行しました。新しい『死の文化』を構築するための何かが求められているためではないでしょうか」

 ――一「おくりびと」は、同じ死の儀礼を扱った、伊丹十三監督の「お葬式」とは、まったく様子が違いますね。

 「『お葬式』は1984年公開で、初めて葬式を出すことになった、儀礼に慣れていない一族の戸惑いをコミカルに描いていますが、当時の濃密な家族・親族関係がよく表れています。一方の『おくりびと』では、主人公と妻は、か細い絆でつながっているものの、その他の主な登場人物はいずれも単身者です。主人公は、幼かった自分と母を捨てた父親が亡くなってから和解を果たしますが、その絆はいかにも弱い」

 「かつては、おじやおば、いとこなど、たくさんの絆の中に、親子などの太い絆があった。ところが今は、ごく少ない絆に、すべてがかかっている。つまり、親子や配偶者といった絆が切れるということは、喪失が大きくなってしまうんですね。その孤独に、たった一人で向き合わなければならない。そういうこということも、『おくりびと』のような映画ができた背景にあるのではないでしょうか」(続く)
島薗進(しまぞの・すすむ)
 1948年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。専門は近代日本宗教史、死生学。2002年、同大文学部の死生学のプロジェクトに関わった。著書・編著に「死生学1」「日本人の死生観を読む」など。

(2012年12月21日 読売新聞)

(3)
――一般の人が死生学を学ぶことで、例えば延命治療について、家族が医師に「もう結構です」と言えるようになりますか。

 「その判断の前提は『患者本人の意思』であると思います。『いつまでも一緒にいたい』という気持ちが、患者と家族、両方の側にあるのは自然なことですが、患者が高齢だったり、闘病生活が長くなっていったりすれば、その思いはおのずと変わっていき、ある時期に『もうお別れの時なんだな』とお互いに納得できる。命を延ばす様々な治療が、本当に本人のためになるのかどうかは、医療だけでは判断できません。だからこそ、家族が、その人らしい死のためにどうするべきかを、きちんと考える力を持つことが必要だと思います」

 ――自分自身や、家族の死をどう受け止めていいのかわからない人たちに対し、死生学は答えを示すことができるのでしょうか。

 「死生学を学んだからといって、死の恐怖や、死別の苦しみから逃れられるわけではありません。でも、全く知らないよりはずっとよいと思います。私は数年前に母を亡くしましたが、死生学に携わっていたおかげで、人工栄養にするかどうかとか、どこまで医療を施すべきかという問題に対して、自分なりの判断をすることができました。知人の紹介でとても良い訪問看護師に出会い、母は姉の家で穏やかに死ぬことができました」

 「順天堂大病院の緩和ケアセンターに奥野滋子先生という方がいて、長い間、多くの患者さんの最期に立ち会っているんですね。奥野先生は、患者が息を引き取る時に、後ろから抱き留めてあげるということを勧めています。キリストの「ピエタ」という像のようなイメージで、死にゆく人に、『すべてをゆだねた』という感じを与えることが大事だとおっしゃるんです。死んでゆく時には、何か安らぎが必要だということですね。実際にするのは難しくても、そういうことを知っておくといいかもしれません」

 ――島薗先生は大学で学生に死生学を教えていらっしゃいますが、若い人は死についてどう考えているのでしょうか。

 「大学で死生学の授業をすると、他の科目よりも学生の反応が多く返って来ます。先日は、『死の恐怖ということが、死生観を考えるきっかけだという話をしたら、『この世の苦しさから逃れたいと思って死を考えるということもあると思うけれどもどうか』という質問があった。我々の感覚では、若い人は、普段から死を考えているということはしないものかと思っていましたが、今の若い人は、死について比較的関心を持っていると思います。ただ、ちょっと早すぎる気がしますね。むしろ、私も含む団塊の世代に、死について学んでほしいですね」(終わり)

(2012年12月20日 読売新聞)
島薗先生のブログはこちら



ちょうど読んでいた本
最初は簡単で易しく読めるけど、だんだん難しくなるんです。(涙

日本人の死生観を読む 明治武士道から「おくりびと」へ (朝日選書)
日本人の死生観を読む 明治武士道から「おくりびと」へ (朝日選書)

What a Wonderful World

ベトナム戦争の頃、多くのアメリカ人は戦争に反対していた
そして自分たちより若い子供達に未来を託したはずだった。

それが今でも戦争という仕事を作り出し、子供達が死んでいく。
アームストロングが生きていたら何て想うのだろう。
ジョンレノンはどう想うのだろう。

What a Wonderful World

I see trees of green, red roses too
I see them bloom for me and you
And I think to myself, what a wonderful world
I see skies of blue and clouds of white
The bright blessed day, the dark sacred night
And I think to myself, what a wonderful world
The colors of the rainbow, so pretty in the sky
Are also on the faces of people going by
I see friends shaking hands, saying how do you do
They're really saying, I love you
I hear babies cry, I watch them grow
They'll learn much more than I'll ever know
And I think to myself, what a wonderful world
Yes, I think to myself, what a wonderful world

おやじ訳
なんて素晴らしい地球

木々の緑、バラの赤色も、私と貴方のために咲いている。
そして僕はこんな風に思うんだよね、素晴らしい地球だと。
空の青さ、雲の白
キラキラと光るお祝いの日、暗闇な神聖な夜
そして僕はこんな風に思うんだよね、素晴らしい地球だと。
空に架かる虹の美しさ
そして通り過ぎる人達の顔にも降り注ぐ
そこで僕は見るんだよ、皆が握手をしたり、はじめましてって挨拶する姿を。
皆心から話しかけるんだ、愛しているよと。
赤ちゃんの泣き声を聞き、赤ちゃんの成長をみているんだ
その子供達はね、僕より沢山の事を学んでいくんだ
そして僕はこんな風に思うんだよ、なんて素晴らしい地球だと。
そう、なんて素晴らしい地球だと想うんだよ。


ウェブより(訳: 古川卓也)
木々は緑色に、赤いバラはまた、わたしやあなたのために花を咲かせ
そして、わたしの心に沁みてゆく。何と素晴らしい世界でしょう。
空は青く、雪は白く、輝かしい祝福の日には、神聖な夜と
そして、わたしの心に沁みてゆく。何と素晴らしい世界でしょう。
空にはとてもきれいな虹がかかり
また人々は通り過ぎながら、はじめましてと言ったり
友達が握手したりしているのを見かけます。
彼らは心から「愛している」と言い
わたしは赤ん坊が泣くのを聞いたり、成長してゆくのを見ています。
彼らはわたしよりも遥かに多くのことを学び、知ってゆくでしょう。
そして、わたしは心の中で思っています。何と素晴らしい世界
ええ、わたしは心の中で願っています。何と素晴らしい世界なんでしょう。








お勧めpodcast

ラジオ版 学問ノススメ Special Edition


沢山の著名人が対談形式でお話をしています。

読書時間の無い方、スマホやiPod 等の端末にDLして聞いてみてはいかがでしょうか?
もちろんPCでも聞くことが出来ます。




東北ココロむすぶプロジェクトin鎌倉。東北物産展 第24回

毎月第2第4土曜日開催

12月22日は第24回でした。

東北ココロむすぶプロジェクトin鎌倉。東北物産展
鎌倉生涯学習センター10時から16時
〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町1丁目10−5

ボランティアでお世話になっている諸先輩の皆さんが続けているイベント
ただただ頭が下がります。

美味しい食材(画像的にツマミが多いように見えるのは気のせいです笑)

どうぞ次回にもご期待ください。

IMGP3520IMGP3519IMGP3521東北物産展











春の開催のyoutube動画

こんな値段で良いのかな。。。キーボード

amazonより462円で購入 プライム会員なので送料は無く、発注日の翌日には到着
DELLで使用しています。まったく問題ありません。

デフレ脱却の目標は良いとは思いつつ。
世界経済の中で軸足を何処に置くのか、僕には良くわかりません。

生き残るんじゃなくて、生き延びるための思想が必要なのかな。

食うために生きるのではなく、生きるために食う、そんな思想。


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幻影からの脱出 安冨歩 明石書店 2012

図書館本

いつまでも発狂した世界に生きてはいけない、自分で考え、自分で歩けという本。

前著から続いて東大話法の話も出ています、東大の御用研究者の皆さん(大橋教授、関村教授ら)はさぞかし怒り心頭かと思いますが、安冨さん的にはおそらく彼らは自分達がなぜ批判非難されているのか理解できないし理解しようともしないという立場でしょうか。

さて備忘録的メモ

日本社会は表向きは選択で、本音は立場というダブルスタンダード。
遊星からの物体Xとザイリブ(They Live)を見れば前著と本書は書かなくてもよかった。

言葉の言い換えの妙;原子力安全保安院は本来は原子力危険性監督院で、実際には原子力危険・隠滅院になっている。
東大生「箱」システム論:自分の考えを持たない。色んな箱をかき集め、箱を増設することで箱に名前をつけておいて対応する。芋づる方式思考とは異なる。
個性は生きるものであって生かすものでない。個性は伸びるものであって伸ばすものではない。
東大話法のような屁理屈を容認してしまうなら、言葉が無力化してしまう。それゆえ、屁理屈は、屁理屈である段階で、容認してはならない。そうしてはじめて、議論は可能になる。
違った感受性=弱者 そこから発せられるメッセージ そのフィードバックが民主主義
原子力技術はインサイダーのコミュニティーに独占(ラートカウ、自然と権力 みすず書房 2012)
安全偽装工作を達成するための歯車となるとお金や名誉がじゃぶじゃぶ流れ込む。そうでないのが小出さんであり高木仁三郎さんであった。
田中角栄主義と原子力:親中、田舎中心の田中と保守本流(都会の官僚、エリート層)、小泉主義は実のところ田中主義の破壊にすぎなかった。小沢、鳩山が足をとられた背景。
田中主義とは、体制が都会で稼ぐ、田舎の非体制に公共事業・補助金で金を渡して議席を確保、公共事業・補助金で官僚の天下り先を確保、中国とアメリカとのバランスをとる。
軍国主義復活のために使う金はない、これが中国を安心させ、腹を割った誠実な態度として中国は捉えた。

月面妄想(月面着陸、宇宙開発)から現実へ。私達は月の探検に行って、実のところ、地球を発見したのです(ユージン・セルナン アポロ17号、月面最後の人類)。

戦前のに米関係がこじれたのは日本がアメリカを排除して満州を独占しようとしたから。

子供に聞くこと、子供の利益を最大限に考える、こども中心が最も大切。

四川地震における日本救助隊の評価:新華社通信に取り上げられた母子の遺体に黙祷をささげる救援隊。2008年洞爺湖サミットで胡 錦濤主席の医療隊代表全員との握手。
なでしこジャパンの中国ワールドカップ(2007)ドイツに敗れた後のARIGATO,謝謝CHINAの横断幕 (中国メディアの中国人観戦マナーの非難へ)
このようなソフトウエア防衛の重要性。核武装・核の傘などにすがる臆病者には自らを守ることなど、決して出来ない。
日本―スイスの同盟 紅白旗国家連合(日本、スイス、オーストリア、デンマーク、カナダ)で仲良くしては。Peace,Rich and Beautiful Countries PRBCs構想(2010年後半に考えていたが3.11)




第一章 東大話法の本質
 虐殺の言語
 東大話法とは
 選択の自由
 「語りえぬもの」と「暗黙知」
 「完璧」な解答
 「箱」システム
 「芋づる式」の思考
 東大話法の下手な原発関係者
 大橋教授の開き直り
 措定された「文脈」
 「討論」と「言い争い」
 ヤラセの原理
 民主主義の形骸化
 フィードバックのために「名を正す」
 論語とサイバネティックス
 サイバネティックな民主主義
 大橋教授の誤謬
 歪められた「名」

第二章 『原子力安全の論理』の自壊
 放射線防護の基本的な考え方
 組合せ爆発
 DBEとPSAという魔法の杖
 経験に学ぶフィードバック
 人的因子
 名を歪める
 正直者を使いに出す

第三章 田中角栄主義と原子力
 田中派の成立と五五年体制の終焉
 七二年体制の政治構造
 体制派と非体制派との区別
 「我田引鉄」政策
 宮本太郎教授の概観
 親中政策
 田中主義
 小泉主義
 小沢一郎の政策と反小沢
 日本政治全体の見取り図
 原子力発電所の意味
 田中角栄と原子力
 田中主義の終焉
 小泉主義の終焉とアメリカの南米化

第四章 なぜ世界は発狂したのか
 ヴェルサイユ条約
 ヒトラーの出現
 「見せかけ」によらないマネジメント
 総力戦の時代
 靖国精神
 怨霊の思想
 テロ・ゲリラ戦争の時代
 原発と原爆
 妄想から現実へ

終章 結論――脱出口を求めて
 子どもに聞くこと
 放射性物質からの離脱
 なでしこジャパンの非暴力の戦い
 四川地震の日本の救助隊
 PRBC構想
 フクシマの「風評被害」
 日本ブランドをいかに回復させるか

 おわりに
 附論――放射能の何が嫌なのか
 文献

幻影からの脱出―原発危機と東大話法を越えて―
幻影からの脱出―原発危機と東大話法を越えて―

日本学術会議 原発の将来像提言 再来年の9月??

日本学術会議 原発の将来像提言へ | NHK「かぶん」ブログ:NHK


科学者の社会的責任ですよね。
日本のエリート研究者の皆さんが頑張っても再来年の9月にならないと提言すら出来ないのだろうか。。。
NHKの誤報であって欲しい。

以下転載
2012年12月19日 (水)
日本学術会議 原発の将来像提言へ

去年3月の事故をきっかけに、原発に依存しない社会の実現が大きな社会テーマとなるなか、日本の科学界を代表する「日本学術会議」が、安全性や経済性などの観点から、原発の将来像について意見をまとめ、政府に提言することになりました。

「日本学術会議」は、政府から独立して政策提言を行う国の特別機関で、日本を代表する科学者の集まりです。
原発事故をきっかけに、今後どのように原発を利用するか問われるなか、科学的な立場から具体的な方向性を示そうと、さまざまな分野の専門家からなる委員会をつくり、19日から議論を始めました。
はじめに、委員長に就任した学術会議の大西隆会長が、「学術会議は、原子力の平和利用を戦後の日本の復興の柱として位置づけてきた。福島の事故後の在り方についても、政府の政策決定に役立つ結論を出したい」と述べました。
委員会では、事故が起きるという前提で、原発の安全管理は可能かや、社会的な費用を含めて経済性が成り立つのかなどについて議論し、再来年の9月までに意見をまとめて、政府に提言する予定で、今後の原発やエネルギー政策の議論の参考にしてもらいたいとしています。


検事失格 

読了

検察ってもう少しまともだと思ったのだけれど。。。
彼の記事

村木事件、陸山会、鈴木宗男、ある意味ホリエモンと村上ファンド、、、、、源流はすべて同じだろうな。


検事失格
検事失格


そして逮捕、無罪確定した農協組合長さんのご家族からの本 
いつか春が―父が逮捕された「佐賀市農協背任事件」
いつか春が―父が逮捕された「佐賀市農協背任事件」

船井幸雄がいままで口にできなかった真実 船井幸雄 徳間書店 2012

図書館本

船井さん(1933−)という方が書いた本。著書400冊あるとの事。
タイトルに釣られてみましたが、何一つ得るものは無かったかな。
陰謀論やらがお好きなようで、お友達にその筋の方が多い様です。
まあ、多種多様な考え方があって成り立っている世界ですから
どうぞ、世界の皆さんが幸せになる思想を打ち立てていただきたいと思うのみです。

アマゾンの目次より
第1章
真実を知って誇りをもって生きていこう(本物との付き合い方、悪モノの見抜き方と防護法を紹介
GHQの指示でできた大麻取締法は悪法だから廃止しよう
封印された大麻の素晴らしい有用性を知っておこう
大麻にまつわる文化には“和の心”が息づいている
人材を輩出しないあわれな日本にしたGHQの占領政策
誇りをもって生きるために日本語のことを知っておこう)
第2章
目前に起こるといわれる日本の国家破綻を未然に防ぐ法(人、物、金が揃っているのに何もしない政治家と官僚
日本国破綻へのカウントダウンは5年前から始まっていた
税金はとるものでなく、国や公共団体が稼ぎ与えるもの)
第3章
生まれてきた目的を思いだして正しく生きよう(死は終わりではない。あの世のことを知っておこう
指導神=守護神に正しいことを頼んで実現する生き方
わかりやすい文章で生まれてきた理由を書いてみた
自分の指導神とつながって思いを実現してもらう方法)
第4章
万病に効果のあるさまざまな療法がわかった(つらく痛い病気を経験して病気への対応がわかった
いままだ知られていないが、誰にでも効きそうな治療法
2~3%タングステン酸ソーダ法との不思議な出合い
まったく身体に無害で万病に効きそうな健康法
タングステン酸ソーダの具体的な服用法と効果)
第5章
闇の勢力にも協力してもらっていい世の中を創ろう(サバタイ派を知らずして世界の流れは理解できない
日経新聞が私の本の広告掲載を一度は疑問視した理由とその文章
サバタイ派と世界の金融支配のシステムを知っておこう
2014年までに世界は変わり、真の自然の理の時代がくる)

船井幸雄がいままで口にできなかった真実
船井幸雄がいままで口にできなかった真実

堤未果さんが語るアメリカ 政治、世界

PEOPLE 姜尚中 多士済々〜悩みの海を漕ぎ渡れ


podcastでいつでも聞けます。
是非お時間のある時に聞いてみてください。 
12月10日放送されたものです。

facebookのページはこちらです。



政府は必ず嘘をつく  アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること  角川SSC新書
政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること 角川SSC新書
ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)
ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)
アメリカから<自由>が消える (扶桑社新書)
アメリカから<自由>が消える (扶桑社新書)

シルバー政治体制

太郎ちゃんのメルマガより

若者の意見は無視されるわけですよ。
あるいは若者は見切りをつけて海外に移住ですかね。
そうすれば、年金も非正規雇用も気にしなくて実力で生きていけるんだろうね。


以下転載

今回の総選挙の年代別投票率です。

手元にある二宮町の数字ですが、典型的なデータではないかと思います。

20歳代 41.97%
30歳代 48.88%
40歳代 57.73%
50歳代 66.92%
60歳代 76.78%
70歳代以上 67.10%
合計 62.21%

二宮町の投票総数は15605票、そのうち在外投票が5票あり、それを除くと15599票。
その中に占める年代別の票数の割合は
20歳代 7.2%
30歳代 10.8%
40歳代 15.5%
50歳代 15.6%
60歳代 24.3%
70歳代以上 26.6%
合計 100%

この状況で社会保障の世代間格差の議論が始まります。

太郎ちゃんの新著 官報複合体の牧野さんとの共著のようですね。

共謀者たち 政治家と新聞記者を繋ぐ暗黒回廊
共謀者たち 政治家と新聞記者を繋ぐ暗黒回廊

リニアで地方道路   リニア

「新たな御坂トンネル」検討…知事が示唆 : 山梨 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


費用対効果も環境影響調査もいい加減。
バブル時の開業予想は2000年、すでに2013年になろうとしています。
そして開業は2027年とのアナウンス。
日本の人口が急激に減り(移民政策で大量移民を受け入れれば別)、子供は少なく年金は破綻
生活保護者激増。

日本強靭化(狂人化)の一環ですかね? 本当に未来の事を考えているんでしょうか?
それでなくても1990年代の公共事業のつけがこれから笹子トンネルの様な形で出てくるのは必須なのに。

企業進出に観光客の増加?
現状の道路すら維持管理費が出なくなる可能性は?

建設国債ですべて子供達への借金付け替えなんでしょうか?


以下記事
リニア中央新幹線の新駅建設計画を巡り、建設予定地の甲府市大津町と富士北麓地域を結ぶ交通の利便性を高めるため、県が新たなトンネル建設の検討を始めることが18日、分かった。横内知事が同日、12月定例県議会で「新たな御坂トンネルについて様々な角度から検討したい」と答弁し、笛吹市と富士河口湖町を結ぶ「新御坂トンネル」に準じたトンネルを将来的に建設する可能性を示唆した。

 知事は、武川勉県議(自民党・県民クラブ)の質問に答えた。

 県リニア推進課によると、県内ではリニア開業に伴い、企業の進出が見込まれているほか、富士山などを目当てに富士北麓地域を訪れる観光客の増加も想定されている。同地域への交通利便性向上では、現在も「新御坂トンネル」がある国道137号の改良などを行っているが、リニア開通後、多くの観光客が短時間で移動できるようにするため、新トンネル建設の可能性を模索しているという。

 今後、新トンネル建設の費用対効果や県の財政で建設が可能かどうかなどを検証する。
(2012年12月19日 読売新聞)

洗脳広告代理店 電通 苫米地英人 サイゾー 2012

図書館本

2011年の原発震災以降、多くの人々が既成メディアに大きな失望と疑念を抱いているのは間違いないだろう。
そして、関連した書籍も多く出版されている。
新聞報道の問題点、官と既成メディアの癒着、政治とメディアの関係等々である。
また同様に広告代理店という業態に対してもこれまで多くの出版がなされてきた。
そして、日本における広告代理店の問題は、一業種一社、一代理店一業種の決まりがないこと、そして既成メディアのクロスオーナー制度であることは間違いのであろう。

本書も基本的にも同じ指摘だと思う。
簡単に書けば、既成メディアから発信される情報は疑って見たり聞いたりしたほうが良い。
芸能人や著名人が絡む広告宣伝はその背景を良く考えること。
結局は自分の頭でよく考えなさい(洗脳されるな)。

いくつか備忘録的メモ

小泉構造改革時の広報コンサルティング会社の分析におけるB層(IQが低く、構造改革に中立もしくは肯定的な層)
テレビは「愚民養成マシン」(大宅壮一は60年代前半にテレビに関して一億総白痴化と指摘してましたね)
電通の圧力によってTV界から追放された政治評論家、森田実
電通監査役(年収1000万)に法務事務次官、東京高騰検察庁検事長、公正取引委員会委員長などを歴任した根来泰周氏
ニールセン撤退による視聴率調査会社「ビデオリサーチ」の独占、電通が筆頭株主
facebookプレミア広告枠の電通独占販売権
独占禁止法違反の疑い
電通メディア支配に関する多くの出版物の存在

電通 洗脳広告代理店
電通 洗脳広告代理店


電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ
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電通の正体―マスコミ最大のタブー
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タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由 (ちくま新書)
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