おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2012年11月

義援金、支援金そしてふるさと納税

被災地の復興支援はふるさと納税で! - ふるさと納税 - Yahoo!公金支払い


遅々として進まない復興。
流用すらされている復興資金。
さらには、日本強靭化などと言ってひたすら防波堤や箱物で安全対策という詭弁。
本当に被災地で必要とされるものに必要な資金が行き渡らない。

寄付も寄付控除があり還付金として戻ってきます。
ふるさと納税は名産品のプレゼントがあったりします。

もちろん、被災地に足を運んでお土産買ったり、現場で語り部の方のお話を聞くのも素晴らしい事だと思います。

なんとか今年も義援金、支援金、その他寄等で20万円は微力ながら応援できたかな。
もちろん、年末、来年と続けていきたいと思います。

来年は還付金で東北物産宴会を予定していたりします。(笑)


日本学術会議哲学委員会公開シンポ「原発災害による苦難と科学・学術の責任」12/8〔土〕13〜17時

島薗先生が司会をされます。

残念ながら義父の納骨のため参加できません。
本質的な議論がされるのでしょう。

科学者が科学だけをやっていれば良いというのではない、そういう常識が当たり前になって欲しい。
だからiPSの山中さんも、研究所に倫理の専門家が必要だと述べたのだろう。


2012年哲学委員会シンポジウムチラシ5






名著です、是非お読みください。解説は島薗先生です。

「科学者の社会的責任」についての覚え書 (ちくま学芸文庫)
「科学者の社会的責任」についての覚え書 (ちくま学芸文庫)
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世界を知る力 日本創生編 寺島実郎 PHP新書 2011

図書館本

前著と比べても、あまりインパクトがないかな。
前著でのメモで
中国に対する見方の変化(尊敬から優越感へ)
ユダヤグローバリズム:国家の枠組みより、国境を越えた価値観の重視
アメリカのアジア政策の基軸は日本ではない
外交シンクタンクの欠如した日本
agree to disagreeの態度(反対するという態度にたいして、相手の主張は認める)
のように記した。

今回は3.11以降を踏まえて論じてはいるのですが。
歴史から学ぶのは良いけど、自身の講演内容(親鸞に関して)を書かれてもね。
また後藤新平を関東大震災復興の立役者として出しますが、では台湾支配時代の
彼の行為はどうなのか?
政府の立てた復興構想を批判するのは正しいと思うが、ではご自信のアイデアが
果たして実行可能なのかの検証はされたのだろうか?
原子力問題に関しては、国家が責任を負う「開かれた原子力体制」と主張するが、その開かれた
体制の中での原発プロジェクトの輸出も良いし、原発維持なのである。

寺島さんは是非とも東京都知事選挙なり国会議員になっていただいて、思い通りの主張をされたら
いかがだろうか。それも一つのシンクタンク代表者の社会的責任だと思うのである。

世界を知る力 日本創生編 (PHP新書)
世界を知る力 日本創生編 (PHP新書)
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世界を知る力 (PHP新書)
世界を知る力 (PHP新書)
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さて、何に使おうか。

丸太をゲット。

焚き火用とテーブルあるい椅子用かな。

丸太2丸太

プロメテウスの罠 朝日新聞特別報道部 学研 2012

図書館本

3.11報道の多くが発表報道であり、大本営発表だと非難された。
本来のメディアの使命が権力の監視であるのならば、まさに使命を放棄したかの様なありさまであった。

本書ではNHKでの取材を通して分かったホットスポットや官僚機構による情報公開に対する闇の部分が描かれている。また当時の官邸内における東京電力と政治とのやり取りが記載されている。

しかしながら、いまひとつ踏み込んだ聞き取りは無い。
だから、結局は発表報道に若干の色を付けたようにしか感じないのかもしれない。

おそらく国会事故調の報告書から抜粋した方が官邸内での動きや誰がどんな役割を演じたかがわかるのではないだろうか。

日本の新聞の限界を見たような一冊である。

プロメテウスの罠: 明かされなかった福島原発事故の真実
プロメテウスの罠: 明かされなかった福島原発事故の真実
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茹で上がり!

あ、この画像が抜けておりました。 親ガニ(メス)。 小さいのですが、味はこちらの方が良いです。 もちろん、オスのカニも美味しゅうございました。 親がに

次は、これを茹でる!(笑)

まずは!(笑)

日本の巨大メディアを考える 志位和夫 日本共産党中央委員会出版局 2012

つい、アマゾンで100円だったので(笑)

支持政党無しな自分として、3.11以降特にメディアの役割に不信感がある。
そして何冊かメディア、広告代理店関連の書籍を読んでみた。
そして、そこには公正も公平も、独立も中立性も無い事が良くわかった。
本書で志位さんの主張は至極真っ当だと思う。
また、福島第一の危険性(津波や地震での電源喪失)を早くから指摘したのも
共産党だったことを考えると、メディアとしての赤旗の存在意味はあると思う。
是非とも、発表報道でなく腰を据えた「調査報道」を既成メディアには
お願いしたい。

日本の巨大メディアを考える
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ネーブル絞って、ジンネーブル(笑)

1000円以下で購入。
見た感じは、安かろう悪かろうと思っていて、
まあ、ハズレでもこのお値段だし、よいかな。
なんて思っていました。
箱を開けた時もまだ、同じ感触。

でも使ってみたら、「お!」「強力」
シンプルにして機能的。

今年は豊作だった庭のネーブルを絞るのに
大活躍してくれそうです。

良いお買いものでした。

もちろん、フレッシュジンネーブル(笑)


TWINBIRD シトラスジューサー KC-4521SW
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田中優さん リニア講演会 静岡県島田市

こんなのがあるようです。




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★ 新着 ★

 ◇■ リニアについて田中優が初めて語ります! ■◇

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『 リニア中央新幹線の夢は、夢のままがいい 』

 全国ではじめて、田中優が語る「リニア中央新幹線」の真実  
 しかも前半はガレキ処理のお話も!


・日時 12月 7日(金) 18:00〜21:00

 18:15 「原発とガレキ処理」
 19:15  休憩
 19:30 「リニア中央新幹線の夢は、夢のままがいい」
 21:00  終了


・場所  地域交流センター歩歩路  (島田駅 、徒歩 5 分)

・参加費 早割 1,300 円 限定80名 
     前売り 1,500円 当日 1,700円
     高校生以下 500円


・主催 BAND Wilderness 担当 平川  jaaaaaps@hotmail.co.jp

波被災地での防潮堤建設にあたっての自然環境への配慮のお願い(申立書)

日本生態学会防潮堤建設にあたってのお願い

非常に正論ではないでしょうか。



僕も被災地を何度か訪問して被災された方のお話を伺いましたが、防波堤よりも違う復旧復興事業の方に力を入れるべきだとの声を聞きました。

学者の机上の論理じゃなくて、地元に住んでいる人たちの希望や要望をもとに復興計画は作られるべきでしょう。

どうしても、ダムを作りたい人たちが居る様に、どうしても防波堤を作りたい人たちもいるのでしょう。

自分達の郷土を自分達で作る、そして、未来を作る子供達の意見を取り入れて復興したいと先日お会いした陸前高田市の鳥羽市長は話されていました。そして政治、霞が関に対する不満も。 



被災地の本当の話をしよう 〜陸前高田市長が綴るあの日とこれから〜 (ワニブックスPLUS新書)
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チベットの今  

チベットNOW@ルンタ - ライブドアブログ


ダライラマ氏が来日されました。

なぜ、チベット僧侶は焼身自殺しなければいけないのか?

衝撃的な画像がありますので心臓の弱い方はブログリンクは見ない方が良いかもしれません。


きぬひかり 神奈川県産米 

鎌倉のボランティア関係繋がりで、田谷の近くに住んでいるんですよという話をしたら
田谷で生産しているお米を頂きました。

ありがとうございます>W様
生産者は同じ苗字らしい(笑)

週末あたりに心して炊飯してみよう。

きぬひかり

検察、マスコミ、そして。。。

郷原信郎が斬る | 組織をめぐるあらゆる問題を、「社会の要請に応える」というコンプライアンスの視点から考えます。

陸山会事件の構図自体を否定した控訴審判決とマスコミ・指定弁護士・小沢氏の対応について郷原さんが書いています。

マスコミが権力側の発表報道、あるいは何らかの意図を持ってのリークを使った記事。
いわゆる国策捜査、国策逮捕という枠組みが普通の市民からも認知されてきた様に思います。
厚労省の村木局長の事件や今回の小沢さんの事件。
ホリエモン、村上ファンド、佐藤前福島知事の事件、鈴木宗男さん佐藤優さんの事件なんかも見ているとマスコミと権力が一体となってある方向性を持って動いていることが想像できます。

いや〜怖いですね。
逆に犯罪性があってもそれを権力で潰すような案件も多数ある。
300万円にも及ぶ金券を貰ってもぬくぬくと首長やっている方もいるわけです。

嫌な社会ですね。まったく

郷原さんの本は図書館に予約していますが、なかなか順番が回ってきません。
早く読みたいです。




検察崩壊 失われた正義
検察崩壊 失われた正義
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特捜神話の終焉
特捜神話の終焉
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南スーダン 緊急事態

国境なき医師団日本


アフリカ大陸にはいくつの国があるでしょう?

南スーダンが独立して54カ国になりました。
また、現在独立を目指している国もあります。

わずかではありますが、寄付させていただきました。
クレジットカード等から簡単に寄付が可能です。



リニアのアクセス 甲府駅

朝日新聞デジタル:山梨大教授・佐々木邦明さん-マイタウン山梨


こんな人が教授なのね。

別に、「だれでもかっこいい街に住みたい」なんて思ってないと思うよ。

記者の突っ込みの方が正しいよ!

もしかしてこの人、京大で藤井さんとかと一緒だったのかな。日本強靭化、公共事業大好きな人。

以下記事
山梨大教授・佐々木邦明さん

2012年11月14日

山梨大の佐々木邦明教授(45)

   ■外から人を吸い取る駅に

――リニアの新駅とJR甲府駅のアクセスはバスが有力なようです。

 都市計画の観点からみると、二つの交通の拠点ができるならば、がっちりと結び、軸をつくることが大切。そのためには軌道系の方がよく、バスでは軸になりにくい。

 需要予測から普通に考えればバスで十分だが、「アクセス交通」ということだけでなく、軸に沿って街づくりをすることを考えると、みんなが普段使うものがいい。

 ――数少ない路面電車の支持者ですね。

 新駅ができることで外から人を呼びたい。リニアは次世代の乗り物なのに、駅を降りてバスを待っているのはどうだろうか。投資額が大きくても、50年先でも使えるものを整備した方がいい。

 ――県の財政事情では厳しいのでは。

 たしかに、何十億という投資は決断しにくい。批判も多い。でも、街づくりは、みんなのいいようにすると、みんなが不便になる。切り捨てることも大事。街づくり全体のビジョンを打ち出し、賛同を得ることが重要だ。だれでもかっこいい街に住みたいのだから、「金がかかるからやめよう」とはならないはずだ。

 ――現状ではビジョンが見えてこないですが。

 駅周辺をどうするかを、きちんとクリアしないままアクセスの議論になってしまった。街づくりと並行してアクセスについても議論した方がよかった。大きな方向性だけはきちんと示して、甲府全体で共有するべきだ。

 ――懇話会では、甲府駅とのアクセスにこだわる必要があるのかという意見もありま
した。

 リニアは東京と名古屋、大阪をつなぐ乗り物で、山梨は停車駅に過ぎない。中央の人から見ればそうだし、もっともな意見。でも、山梨にとっては別だ。やはり人口が最も多い甲府駅とのアクセスは重要になる。アクセス以外にも使える交通にして、甲府を住みやすい街にすればいい。

 ――アンケートでは、県内の利用者の半数以上が新駅にマイカーで行くと答えていま
す。それなら駐車場をつくればいいのでは。

 そうすると、周りは駐車場だらけで、降りたらみんな車でどこかにいってしまい、荒涼とした駅になってしまう。そういうケースはいくつもある。

 ――県内の利用者にはその方が便利なのでは。

 新駅には「乗る駅」よりも「降りる駅」になってほしい。ストロー現象の逆で、こちらが外の人を吸うつもりでいなければならない。来る人のためを思えば、車ではない公共交通のアクセスをよくするべきだ。

 ただ、速さだけにこだわっていては、外に出て行くためのアクセスに終わってしまう。多少県民が不便でも、多くの人が来たくなるアクセスにするべきだ。

《略歴》

 ささき・くにあき 1967年、長野県生まれ。京都大大学院で交通計画を学び、名古屋大助手を経て、99年に山梨大工学部の助教授に。2011年から現職。県リニア活用推進懇話会の委員も務めている。

《キーワード》

   ◇リニア新駅とJR甲府駅のアクセス

 リニア新駅とJR甲府駅間のアクセス 甲府市大津町に建設が予定されるリニア中央新幹線の新駅と甲府駅との間約8キロを結ぶ公共交通機関について、これまでにバスやモノレール、路面電車などの案が出ていた。県は初期投資などの面から「バスが有力」とし、専用レーンやバス優先信号機の設置などを検討している。

《取材を終えて》

 甲府市大津町に新駅ができると決まったとき、ずいぶん遠くて不便だと感じた。甲府市中心部から離れた田園地帯に真新しい駅舎がぽつんと場違いに建っている姿しか想像できなかった。甲府駅とのアクセスは、必要最低限のものをまず備えておくのが無難な気がしていた。

 だが、佐々木さんは「想像できないからこそ、魅力ある場所にしておき、多くの人に降りてもらうようにすればいい」という。アクセス交通も街づくりの一環に、というのだ。新駅と甲府駅との間に、たくさんの人が歩き、にぎわいのある街ができる。夢のような話だが、リニアという未知のチャンスを生かすには、それぐらいの目標で、ちょうどいいのかもしれない。

 現在進められている議論は、リスクと批判が、もっとも少ないところに落ち着いてゆくように見える。開業までにもう一度、リニアが停車する街の姿全体について考えてみてはどうだろうか。(田中聡子)

公共事業見直し集会@議院会館   リニア

増税してインフラ整備みたいな動きになっていて、復興予算は流用されている現実。

さらに、日本強靭化などと言ってバブル再来を期待するような一部の業界と政治家、学者さん。

大型公共事業を一度始めると、泥沼のように終わらない負のサイクル。

結局、赤字国債やら建設国債やら増税という、未来の子供達に債務を残すんですよね。
そして、その子供達は年金すら貰えない超高齢者時代。

真面目に考えませんか?


公共事業見直し リニア

「日本の脱原発を許さない、隠された5つの本当の理由」11/13。英誌エコノミスト11/10によるまとめ

星の金貨:東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)


素晴らしい記事です。是非読んでみてください。
これが要約との事。

[1]日本全国から集められた核廃棄物を、再処理できずに抱え込んでしまっている六ヶ所村の財政事情
[2]日本原燃の実質的オーナーである、東京電力の財政問題
[3]日本が大量のプルトニウムを抱えたままになることに、懸念を持つアメリカ、イギリス、フランスの圧力
[4]日本が原子力発電を止め、再処理だけを続けた場合、現在核開発疑惑を持たれている国々に、『誤ったメッセージ』が伝わってしまう。
[5]日米原子力連合の戦力低下を恐れるアメリカの圧力


自然の力を正しく理解し研究する人

東京新聞:大雨時の河川流出量 森林回復で4割減 八ッ場建設に影響も:社会(TOKYO Web)

東大の蔵冶さんがこれまでの研究を発表! 東京新聞良い仕事してます。
コンクリートでダムを作る無駄を考えましょう。

以下記事

森林機能が回復した土壌は、はげ山が目立つ荒廃した時期に比べ、大雨が川に流れ出す量を三〜四割程度も減らすことが、東京大学演習林・生態水文学研究所(愛知県瀬戸市)の研究で分かった。森林が雨水を浸透させて洪水を和らげる「緑のダム」効果が、実際の観測値を基に実証されたのは珍しい。 

 国土交通省は森林の保水力を十分反映させずに、今後想定される最大洪水の規模を計算し、利根川上流域の八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)建設の根拠としている。専門家は「想定洪水の規模は過大で見直すべきだ」と指摘している。

 同研究所の五名(ごみょう)美江特任研究員と蔵治光一郎准教授によると、演習林内の丘陵地(約十四ヘクタール)では降雨量と、降った雨が川に流れ出す直接流出量を観測してきた。これまでの記録から、木々の乱伐で三割近くが裸地だった一九三五〜四六年の荒廃期と、森林面積が九割以上回復し、土壌の再生が進む二〇〇〇〜一一年の各十二年間で、総雨量六〇ミリ以上のデータを比べた。

 このうち一時間当たりの雨量がピーク時で三〇ミリ以上の強い雨の場合、荒廃期よりも森林回復期の方が雨の流出量が大幅に減少。総雨量が二〇〇ミリで38・3%減り、倍の四〇〇ミリでも25・6%減少していた。保水力の差を見ると、四〇〇ミリで七一・三ミリもあった。

 蔵治准教授は「大雨では森林の保水力は効果を発揮しないという国交省の従来の見解を覆す結果が出た。今後は森林政策と治水計画を融合していくことが望ましい」と語る。

 八ッ場ダムの是非などを検証している「利根川・江戸川有識者会議」委員の関良基・拓殖大准教授は「利根川流域で最も被害が出た一九四七年のカスリーン台風洪水時、上流域ははげ山も多かったが、現在、森林は回復し、土壌が発達している。計算をやり直せば八ッ場ダムが不要になるはずだ」と話した。

facebookでコメント頂いたH林業のH氏の言葉
理論的には200mm程度の雨なら森林は浸透可能量ですからね。広葉樹林で270mm/時間、針葉樹人工林で260mm/時間ぐらいでしょうか。裸地で80mm、草地で130mm、伐採跡地で160mm程度でしょうか。
木がある森に降ってきた雨は蒸発と蒸散で概ね半分は山から上空へ帰ってしまいますから、その分を含めると森林がきちんと成立していると言うことは人工林であってもすごいことですね。



森の「恵み」は幻想か: 科学者が考える森と人の関係 (DOJIN選書)
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緑のダム―森林・河川・水循環・防災
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「森と水」の関係を解き明かす 現場からのメッセージ
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森林環境税は森を救えるか-第20回日本の森と自然を守る会より- (東京大学愛知演習林ブックレット)
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タレント文化人200人斬り 佐高信 毎日新聞社 2011年12月

図書館本

何冊か、佐高さんのヒト斬り本は読んでおりますが、これが殺傷数が一番多いのでしょうか(笑)
ある意味、佐高さんに斬られることが有名人の証かもしれません。
司馬遼太郎の斬り方は個人的には非常に的を得ていると思うのである。
もちろん、その他のタレント文化人あるいは文化人もどきの斬り方もよろしいと思うのです。


逆に佐高さんに評価される数少ない人(城山三郎、松下竜一、高杉良、石橋湛山等々)の生き様は見事なのである。

例えば城山が勲章を断るシーン
文化庁から勲章を授与したいと連絡があったと夫人から言われる。
そして夫人に、断ってくれという。
そして
「物書きの勲章は野垂れ死に」と重ねる城山に夫人が
「それではもらった方に失礼では」と返す。
いささかうろたえて城山は、
「俺には国家というものが、最後のところで信じられない。少年兵のときのおれは。。。。」
と言い、そこで絶句した。一息いれて
「読者とお前と子供達、それこそおれの勲章だ。それ以上のもの、俺には要らんのだ」

決定版 タレント文化人200人斬り
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低レベル放射線の危険性 発がんリスク上昇

チェルノブイリ原発事故と放射線の影響:科学ニュースの森


低レベル放射線は健康に良いとか、放射線の影響はにこにこ笑ってる人には来ない、くよくよしてる人に来る、なんて言っている研究者がいるようですが。
その影響は馬鹿な事を云っている連中が死んだ後に訪れるのです。

低レベル放射線問題、内部被曝問題を真剣に調査研究することが子供達の未来を守るのです。
そして、子供達を実験動物にしてはいけないんですよ。




官報複合体 牧野洋  講談社 2012 


図書館本

牧野氏(1960−、元日本経済新聞社記者)のご自身の経験から語られる日本の既成メディア(特に新聞)のあまりにお粗末な内情。そしてアメリカの新聞(特にWSJ,NYTimes等)との比較。460ページにも及ぶ(講談社のウエブマガジン「現代ビジネス」への連載をもとにしているとのこと、それで若干、内容の重複があるのかもしれませんが)
日経を辞めた理由を 2006年に書いた原稿が、内容にまったく問題ないのに「社内的に微妙だから」という理由(権力側からの圧力があった)で没になったからだと吐露している。
そして当時4歳と2歳のお子さんがいたが、奥さんが「大丈夫、私が働くから、辞めて本を書けば」と勧めてくれたそうだ。

読み始めて感じたのは、烏賀陽 弘道さん(1963-、元朝日新聞)と非常に似た指摘をしていることである。簡単に書けば、日本は発表報道が殆どで、調査報道が無いということだろう。本来のジャーナリズムのあるべき姿である第4の権力としての権力の監視がまったく出来ていないことだ。

備忘録的メモ
無実確定を伝えない新聞(逮捕時はお祭りの様に報じるのに、クレディスイスの道傳さん、キャッツの粉飾決済事件での公認会計士の細野さん、ともに推定有罪で話しが進む)
検察の情報リークによるマスコミ操作、そして関係者の動揺 村上ファンド事件
アメリカでのイラク大量破壊兵器報道(ミラー記者の間違った?記事)
日本におけるクロスオーナーシップ(テレビ局系列と新聞社の系列)
権力側がマスコミに情報をリーク(権力側の思い通りの記事になる、記者クラブの存在、紙取り記者)
リーク元である権力側を匿名にしたまま権力側の主張を無批判に伝える報道。(ライブドア事件、村上ファンド事件、郵便不正事件等)
権力側リーク者とジャーナリスト(新聞記者)が仲良しクラブ的関係(特捜部批判などをかけない状況を作りだす)
世の中を変えるような判決をかく裁判官がいない。(裁判所が巨大権力)
EUが競争妨害とみなす日本の記者クラブ
職業倫理の日米での差(講演料無しでも取材先の依頼で、講演をしない。取材先に助言をしない等)
調査報道は「権力が発表したがっているニュース」ではなく、「権力が隠したがっている秘密」を暴き出すのを特徴としている。
権力に気にいられる報道より権力に嫌われる報道が評価されるアメリカ。
チェックなき権力は腐敗する。(お仕立て券の山梨県か?)
放っておけば権力は秘密主義に走る。
日本での調査報道NPOの可能性は?(日本の大新聞では年収1千万を超え、黒塗りハイヤーを毎晩乗り回す記者が多数いるとのこと)
一面トップはニュース記事の常識を覆す(WSJ) フィーチャー記事へ。
通信社記事(大半が共通ネタ、発生モノ)と自社ネタの違いを出すことが重要
権力の不正や汚職を暴き、社会的弱者を守る(ピュリツアー賞、公共サービス部門の理念)
日本の新聞は「掘り起こし型」でなく「発表先取り型」、発表先取り型は何もしなくてもそのうち結局は分かる事 日本の新聞協会賞はこのタイプが多い。
政治3流の背景にあるのは第4の権力であるマスコミのチェック不足が背景にあるのかもしれない。
匿名、仮名、無署名な記事を減らす事が重要
記者はサラリーマンでなくジャーナリスト


官報複合体 権力と一体化する新聞の大罪
官報複合体 権力と一体化する新聞の大罪
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無題

大きさと色のグラディエーショーン

転落の記 本間龍 飛鳥新社 2012

図書館本

博報堂のエリート社員が売掛金を立て替える羽目にになり、友人らに借金をしまくって最終的には詐欺罪で告訴され懲役刑を受け、服役した記録。

社員を信じた友人らは、インサイダー情報である未公開株上場話に乗って社員に金を貸すわけです。
本書では友人らを庇ってなのかしれませんが、普通のズルイ儲け話に乗った訳ですよね。
世の中、そんな旨い話はありません。

また、広告代理店とクライアントとの内での金の操作って本当に腐っていることが分かります。現状での経理では出来ないと書かれていますが、結局損をするのは消費者という構図なのでしょう。

さらに、女性に注ぎ込んだ話も出てきます。
結局、金と女で失敗するわけです。

本書自体は懺悔の書だと思います、読んでいて好感を持てますし、現在は出所後の再犯を少なくするための活動をされていると書かれています。

貨幣というモノを求める欲望により失われるモノがどれほど多いのか。
彼は家庭(妻と子供)、友人、仕事、信用を失ったのです。

他の著作もあるようなので読んでみたいと思います。

転落の記
転落の記
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塩麹

郷土愛!

白州の笹一酒造山梨銘醸さん(日本酒の七賢で有名)の塩麹。すいません、間違いました。
お隣はマルコメの塩麹。

何に使うかって?

燻製の下ごしらえに。

比較のために、いつものクレイジーソルトで下ごしらえもしてみました。

1週間ほどばら肉と冷蔵庫で熟成です。

塩麹

ツイッターを持った橋下徹は小泉純一郎を超える 真柄昭宏 講談社 2012

図書館本

竹中大臣政策秘書官、現在中川秀直政策担当秘書の真柄氏(1961-)の小泉・竹中改革当時の内情日記だろうか。橋下氏に関する部分はそれほど多くの記述はない。
自民党からの民主党への政権移行時に公務員改革等が十分に行われなかった件の状況が興味深い。

いくつか備忘録的メモ
メディアのコメンテーターの影響力は大きい(橋下氏は逆に彼らを敵と設定している)
橋下氏の特別顧問、特別参与の使い方の上手さ(脱藩官僚や専門家)
竹中氏は散り際を意識して仕事をしていた(改革者は皆不幸である、が常套句だった)
小泉政権下では異分子である竹中チームが生き延びた理由
官僚の政治任用の必要性
橋下氏のメールの双方向性、共有性、公開性の強さ、熟議による社会的利益追求、公共空間の作成 対極にあるのが一方向性、専有性、秘匿性。

小泉・安倍政権で活躍した元改革派官僚や改革派学者が結集する大阪から永田町・霞が関へ再上陸作戦決行日「Dデイ」の可能性
自民党、全議員参加の会議(ヒラバ)は抵抗勢力の牙城を呈していた(2005年)、そして自民党国家戦略本部(マスコミにフルオープン)での改革推進(族議員的発言の減衰)。

勉強しないエリートの国、それがニッポン
目的と手段の逆転は、機能的組織(ゲゼルシャフト)が終身雇用のもとで身内共同体(ゲマインシャフト)になる時に起こると考えられる。
目的達成とともに解散するチーム方式の導入。

ツイッターを持った橋下徹は小泉純一郎を超える
ツイッターを持った橋下徹は小泉純一郎を超える
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大人買い? 

先週末に初めて行った大船のブックオフ
行ってびっくり、色んなモノがリサイクルなんですね。
服、おもちゃ、ブランド品、スポーツ用品等々。
お目当ては本だったので、ついつい長居してしまいました。
まだ要領を得てないので、旨く探せませんでしたが、105円の本だけ(笑)

すでに読んだ本や持っている本もあるんですが(笑)プレゼント用かな。

川上健一さんのビトィウインは文庫は持ってなかったので(笑)
是非、八ヶ岳山麓の皆様は読んでみてください。

しかし、18冊で1890円というのも著者の方に申し訳無いような気も。。。。

本

BETWEEN ノーマネー and 能天気 (集英社文庫)
BETWEEN ノーマネー and 能天気 (集英社文庫)
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リニア 山梨 住民意見聴取とメディア

リニア開業に期待と不安 県の住民意見聴取終わる


結局は県独自の住民不安に対する答えも調査も無い、単なる実績づくりでした。
「調査報道」という本来のジャーナリズムの意味をこの新聞社は知らないようです。
さらに行政はJRの出向社員と化して、JRの言うがままの答弁しかしないというテイタラク。
甲府の会で会場から意見がありましたが、「時間外手当も税金だしね」まさにその通りで
さらに「定年後にこの仕事を誇らしく思えるような公務員であって欲しい」という意見もありました。
まったくもってその通り。


以下記事
2012年11月01日(木)
リニア開業に期待と不安 県の住民意見聴取終わる
アクセス手段に関心 環境への影響懸念も
 2027年のリニア中央新幹線開業後を見据えた県土づくりの指針「リニア活用基本構想」の骨子案について、山梨県が各地域の住民から意見を聞く会合が終わった。9月から11回にわたって開いた意見交換会には計520人が参加。リニア駅と各地域を結ぶ交通アクセスの強化を求める声が出た一方で、リニアが与える自然・居住環境への影響を不安視する声も相次いだ。「夢の超特急」がもたらす効果への期待とともに、懸念が強く残っている状況を浮き彫りにしている。〈樋川義樹〉

【アクセス】 県が検討しているJR甲府駅周辺とリニア駅を結ぶ新しい交通システムは関心が高く、「モノレールの設置を検討できないか」「甲府駅周辺だけでなく、各地を新交通システムで結ぶべきだ」などの意見が出た。
 各地域とリニア駅を結ぶ幹線道路の整備を求める意見も多く、「富士山周辺観光のニーズは高い。富士北麓を結ぶ幹線道路の整備を」などの要望が出た。「リニア駅と身延線を接続させるようにJR東海に求めてほしい」と、身延線の活用を推す声も多かった。

【駅周辺整備】 甲府市大津町に予定されるリニア駅に近い中央市会場では、男性が「都会との2地域居住を見越し、中央市や甲府市南部に商業施設などをつくってほしい」と要望した。
 甲府市会場では「所要時間が短くなっても、首都圏の人が観光目的で訪れるとは考えにくい。リニア駅周辺は茨城県の筑波のように開発した方がいい」と、研究施設の誘致を求める意見があった。

【需要予測】 県は需要予測でリニア駅の乗降客は1日約1万2300人と見込んだが、各会場で異論が続出。韮崎市の会場では「車社会の山梨で、リニアの需要がそれだけあるのか疑問を感じる」と指摘した。
 企業立地数や定住人口の増加などを見込んでいることに対しても、「リニアですべてがばら色になるかのような内容。本当にデメリットはないのか」という意見が各会場で聞かれた。

【環境への影響】 南アルプスを貫通する長大トンネルの建設について、南アルプス市の会場では、男性が「世界自然遺産登録を目指す取り組みや生態系に影響を与えかねない」と指摘。早川町の会場ではトンネル掘削で発生する残土の処理を取り上げ、「水や魚に影響が出ないよう配慮してほしい」との声が出た。
 生活環境の悪化を懸念する声も相次いだ。都留市の山梨リニア実験線沿線住民は「現在のままの騒音・振動対策で営業運行をするなら、住環境が悪化する」と不安を口にした。
 JR東海が「ピーク時で27万キロワット」とするリニアの消費電力を確保するための原発再稼働、超電導リニア技術で生じる磁界が人体に与える影響を懸念する意見は各会場で異口同音にあった。

【地域差】 「リニアに関するどのようなことでも結構です。意見はありませんか」。山梨市であった会合に参加したのはわずか8人。県リニア推進課の担当者が何度も発言を求めたが反応はなく、2時間の意見交換の予定時間を1時間余り残して終了した。
 参加しなかった峡東地域の住民は「リニアは『遠い先のこと』というイメージ」(30代男性)、「中央線特急に1時間半乗れば都心に行ける。リニアにかける期待は低い」(70代男性)と話した。
 一方、11回の意見交換会で最も参加者が多かったのは、リニア駅に近い中央市の120人。ルートが市街地にかかっている富士川町も100人と多く、関心の度合いに地域差も見られた。

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