おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2012年06月

身体(からだ)のいいなり 内澤旬子 朝日新聞出版 2010

図書館本

内澤さんの本は「世界屠畜紀行」から2冊目。
ブログでご自身の乳がんを告白してと記憶している。
本書は乳がんとの闘病記でもある。

興味深いのは、単なる闘病記というよりは、体が欲するままに生きる事が健康、あるいは精神衛生上よいという風に読みとれる点である。

子供のころからいろんな体調不良な経験を持ち、アトピー性皮膚炎だったり、腰痛、不眠だったりと病気のデパートの様な体質だったようだ。

ところがヨガを始めて(指導者との相性が重要な様でもあるが)その体調不良が徐々に良くなっていく。

もちろんガンに関しては外科的処置が行われ薬剤治療も行うわけですが、結局、今がこれまでの人生の中で最もけ健康ではないかと吐露する。

こんなテキストが印象的である。

「私のように意志ばかり肥大させて生きてきたような人間には、それは(注:ガンの手術等)、ちょうど良い体験だったのかもしれない。独立した存在であるように思っていた精神も、所詮脳という身体機能の一部であって身体の物理的な影響を逃れることは出来ない。私はそれをあまりに無視して生きてきたんじゃないだろうか。ただし、意志だけで生きてきたこれまでの人生、身体はつらかったけれども、楽しいことも沢山あった。身体(と生活)を極限まで無視した分、得がたくおもしろいことも見れたし、学べたという自負はある。でも癌をつくるまで(?)身体を本気で怒らせることなったのはまずかった。癌を通じて、私の意志は一度身体に降参し、身体のいいなりになるしかなかったのだ」

身体のいいなり
身体のいいなり
クチコミを見る
世界屠畜紀行
世界屠畜紀行
クチコミを見る

八ヶ岳の森から 加藤則芳 晶文社 1990

八ヶ岳の森から 加藤則芳 晶文社 1990
図書館本

加藤さん(1949-)が八ヶ岳南麓(大泉)にペンション・ドンキーハウスをオープンしてから10年間の記録(1990年に閉業)、それと日本の自然を考える、ぼくのアウトドア料理術の章が加わっている。
山梨県出身者として読んでいて懐かしい光景が浮かぶし、加藤さん同様に嘆きたくなる光景も思い出す。原宿の様になってしまった清里駅周辺、ペンションの乱立、ゴミだらけの観光地。清泉寮と少しの観光施設(僕が高校の頃はミルクという喫茶店が駅の近くにあったかな)があったり、企業や大学、それに地方自治体関連の保養所がある程度だった。
まさにバブル経済の大きな流れの中に飲み込まれた80年、90年代だったのだろう。

僕が加藤さんは知ったのは、本書の中でも触れているが加藤さんが、畑正憲(ムツゴロウさん)とC.W.ニコルさんの対談を編集した本「森からの警告」(CBS・ソニー出版 1988)である。これは知床原生林が昭和62年4月14日−16日反対側の合意もないまま533本を強行伐採された事実を広く知らしめたのである(対談は昭和62年6月半ばに中標津の畑正憲氏宅で行われた)。
自然を愛する加藤さんが、東京での生活を八ヶ岳に移した理由も本書の中に十分に織り込まれている。そして野田知佑さんとの交流(お子さんは野田さんの川遊び洗礼をうけたようです、加藤さんは野田さんを教師を止めて旅行社勤務になった頃から知人だそうです)、片岡義男さん佐藤秀明さんとの交流の話なども出てきます。

さらに面白いのは、甲州商人の話(甲州商人が歩けば草木も生えぬ)から信玄ブーム(ドラマ)でのビジョンの無い観光商売でその場限りに終わり、結局、稼いでも稼いでも、結局貧しい。風土も貧しく、文化も貧しい、と指摘している。

加藤さんは、既に雑誌やテレビでも告白しているように現在難病(ALS)と戦っている。是非とも復帰して多くの人々に貨幣では決して作り出せない日本の自然の素晴らしさもう一度文章でそして映像で見せて欲しい。

八ヶ岳の森から
八ヶ岳の森から
クチコミを見る

地熱じゃなくて地中熱

ジオパワーシステム|地中熱利用・地熱の家


録画しておいたWBSを早送りで見ていて、引っかかった。(笑

確かに良いと思う。問題は初期コストをいかに下げるかなんでしょうね。
日本はかなり世界からこの分野で遅れているとの事。

ちょっと疑問は、地中での熱交換する場合の環境影響かな。

スカイツリーやセブンイレブンでも既に導入しているようですね。



地熱じゃなくて、マグマ発電を考えている先生もいらっしゃいます。土地を掘る必要がないとの事。
マグマ溜まりに耐熱性のパイプを突っ込むんだそうです。またこの武藤(たけふじ)先生は温度差発電でも有名。

人間が制御できない原子力に貨幣をつぎ込むより、こういうエネルギーに税金やら投資をして雇用もこちらに移すようにすればよいのだと思うよ。

偏光メガネ

清水の
舞台から飛んでみる(笑)

色付くクレナイ

ヤマアジサイ

小商いのすすめ 平川克美 ミシマ社 2012

小商いのすすめ 平川克美 ミシマ社 2012
図書館本

平川さん(1950−)の3.11以降の生き方指南だろうか。
ビジネス本ではなく(長い前書きにも書かれているが)、時代の中で隠蔽されてきた、見えにくかった擬制を晒し出し、違った生き方、違ったやり方を探し出して欲しいと。
小商いとは、野生の知恵(貧乏での経験?)で時代を生き抜くということだそうです。

僕は平川さんがエマニュエル・トッドを読み込み、非常に幅広い知識と教養の海の中を泳ぎ回れる人だと思っているが、本書では今後のご自信の生き方は触れられていないように思う。僕にとっては一番、そこが興味があるところである。既に成功体験の中で過ごしてきた高度成長期、労働生産年齢人口層も増え続けた時代、そんな平川さんが未来を荷い作りだしていく年少者に対してどう生きるのか?

備忘録的メモ
技術革新や経済発展によって問題を乗り切るのでなく、一度立ち止まって考える勇気が必要。
社会が発展するということと、社会が成長するということは同じではない。
経済成長こそがすべての問題を解決するという前提の病理
生きることと働くことが同義であったような働き方から、金のために働くという考え方が支配的になった。消費は欲望の関数である。
貧乏が大人をつくった。(これは今では無理かな?)
昭和が明るかった理由は、貧乏なのに明るかったのではなく、誰もが共和的に若いがゆえに貧乏を受容することが出来たということではなかったかと思うのです。貧乏を受容するということは、別の何かを獲得することであったのです。(これも現状では難しそう)
原発神話が貨幣信仰であり、野生の知恵(貧乏)の対極
問題を引き受け、解決の糸口をみつけること、これは大人だけができる。
拡大均衡のなかで、貧富の格差や農村と都市の格差が縮まっていった。(人口増加時期はそうでしょう)
都市部においても互助的な村落共同体の文化を保持(隣組の唄などにその特徴)
民主主義がグローバリズムを生んだのですが、グローバリズムが民主主義を滅ぼそうとしている光景に、私達は立ち会っているといえるかもしれない(ドットの指摘と同じかな)
村上春樹さんが言う「雪かき仕事」、誰かがやらねばならない仕事「文化的雪かき」
贈与の話、母親の授乳が一方的贈与(内田樹さんと同じ文脈)
日本経済の縮小均衡させていくこと(方法論は書かれていない)
井深大の小商い宣言
精神的ウィン、ウィンの関係
ローカルな世界では人間と人間の関係、人間と土地の関係が優先され、貨幣はそれを取り持つ限定的な機能でしかない。(内山節さんの文脈に通じるかな)
小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ
小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ
クチコミを見る


リニア・市民ネット 予定(6月〜9月)

リニア・市民ネット 予定(6月〜9月) - STOP! リニア中央新幹線


お近くの方は是非、疑問を解消にして行かれてはいかがでしょうか?

以下転載

リニア学習会 in甲府

リニアは何が問題なのか。環境・経済・健康など多角的な視点から考えましょう。
そしてJR東海や山梨県からは明らかにされない問題点を話し合いましょう。

講師:川村晃生さん(「リニア・市民ネット」代表)/ 「リニアの諸問題」懸樋哲夫さん(「ガウスネット」代表) 「リニアと電磁波」

◆日時:6月16日(土)13時30分〜 
◆参加費:300円
◆場所:「みどり・山梨」事務所(甲府市小曲町1255−2)
◆主催:リニア・市民ネット
◆問い合わせ先:055-252-0288(川村)

町田でもリニア問題の声を!

リニアの通過地域である町田、稲城からも声をあげていきましょう。
神奈川県では川崎でのシンポジウムや神奈川県などへの申し入れなど行動しています。
町田でのシンポジウム開催に向けた第一回実行委員会を開きます。

◆日時:6月29日(金)午後7時〜
◆場所:町田市中央公民館6階ロビー
◆主催:リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会/リニア・市民ネット
◆連絡先: 042−729−2296(わたべ)

リニア沿線の住民が甲府に結集!

東京〜神奈川〜山梨〜長野〜岐阜〜愛知 と、リニアの沿線の住民が甲府に結集し、
それぞれの地域が抱えている問題を話し合います。同時に沿線住民の交流を深め、
「ストップ・リニア」を目指してスクラムを組む足がかりにしたいと思います。

◆日時:9月30日(日)午後
◆場所:甲府市 (会場未定)
◆主催:リニア・市民ネット(※詳細が決まりましたら、またお知らせします)
◆問い合わせ先:055-252−0288(川村)


やなせたかしさん アンパンマンの叫び

やなせたかしのアンパンマンショップ


世界中の子供達に読んでもらいたい。

テキストは以下の文章
6月のごあいさつ やなせたかし



人間なんてアホだから

殺人兵器つくったり

放射能汚染を平気でやり

地震の原因になる

地下核爆発の実験したり

何もかもメチャクチャにして

いばっている

なんていうことだ

この宇宙の

微妙なバランスを

くずしてしまって

いいのか

金環日食はすごかったが

天体ショーはまだ続く

ぼくもアホ人間のひとりだが

こんなアホとは

種類がちがう

アフリカの詩 徳永瑞子 クオリティケア 2012

徳永さん(1948-)とは1998年位にアイボリーコースト(象牙海岸国)で行われた学会でお会いした事がある。その後長崎大学の教授になられたと記憶している。

その時に彼女はFGM(女性割礼)を西洋社会が非難するが、本来その行為が行われている地域の女性からの発言の重要性を指摘していた。
先進国からの目線だけでの議論の危険性を僕はその時に気がついた。

彼女は本当に長期に渡り中央アフリカ(首都はバンギ、海岸線を持たない内陸国)においてエイズ問題に取り組み、感染者のサポートを続けてこられた。
本書は彼女が撮影した子供達やアフリカ(おそらく中央アフリカ)の写真と彼女の想いが書き留められている。

エイズで亡くなっていった子供や患者さんを忘れないために俳句調で記録した文章は涙なくして読めない。
あまりに多くの人が彼女のもとで亡くなったのだ。

子供の笑顔の写真の裏にはやせ細り、息絶えた多くの子供達という現実もある。

僕たちに出来る事、しなければいけないこと、きっとこの本の中に見つける事が出来ると思う。

備忘録的に

昏睡の 息子に語る 父の声
昏睡の 息子抱きしめ 老母泣き
今日も聞く 葬儀の列の 聖歌かな
父逝きて 幼き息子 泣きすがる

日本人であったなら
もし、あなたが日本人であったならば
18歳でエイズで死ぬことはなかった
もし あなたが日本人であったなら
二歳の子供を残して死ぬことはなかった
もし あなたが日本人であったならば
エイズのために失業し、貧困の中で死ぬことはなかった
命は地球より重いって本当ですか
命の価値は お金ですか
貧しいからといって私たちを死なせないでください。

アフリカの詩―看護師 徳永瑞子の日本へのメッセージ
クチコミを見る

アフリカの詩

宮城県の渓流 放射能

「宮城県内の渓流釣りフィールド 釣り自粛要請等の状況について」(読者レポート) | フライの雑誌社


あまりに辛い状況のようですね。
釣りという遊び、文化を壊し、さらに健康被害と魚種そのものへも危害を加える。

それでも、なお、安全、安心より経済を優先する国。

僕には良くわかりません。

ベルギーで空中レストラン 予約承り中だそうです。

Dinner in the Sky


かなり怖そうなんですけど。。。。

ユーロ安の現在、いかが?(笑)
250ユーロだそうです。
ネット予約できますよ!



クレナイ

少しづつ赤くなります。

東雲

タブーの正体 川端幹人 ちくま新書 2012

タブーの正体 川端幹人 ちくま新書 2012

図書館本
川端さん(1959−)は中央大学の法学部を卒業後、いつくかの職種を経て「噂の眞相」(休刊中)の副編集長(編集長は岡留 安則)を務めていた。
さて本書であるが、社会の裏側というか、如何に一般市民が捩れた情報の海に漂っているのかが分かります。そして真実が隠されていく過程が見えるようです。
いや〜怖い、怖い。
各分野に存在するタブー、触らぬ神に祟り無し的な対応がやがて社会全体がタブーに絡め取られていく恐怖。
そしてメディアが恐怖を感じ、権力に寄り添い、あるいは貨幣に跪いて真実という透明性が曇る時、社会は腐敗するのでしょう。
タブーを生み出した理由が隠されてしまうと、それが日常になっていく怖さもあります。

備忘録的メモ
タブー化の裏にあった情報操作(政治の現場)
検事と記者の一体感が生じる(相互利益の構図)
メディアの怯え:有力スポンサーの広告引き上げ(間接的な恫喝)広告はメディア口止め料、JRタブー(キヨスクでの販売権、中吊り広告、不都合な記事に対する圧力、社員の自殺3件の検証無し)
広告代理店の暗躍
出版社と芸能事務所のカレンダー利権
宗教新聞の大手新聞社への印刷委託
ジャーナリズムの使命が利潤追求という目的によって吹き飛ばされている。




序章 メディアにおけるタブーとは何か
第1章 暴力の恐怖―皇室、宗教タブーの構造と同和タブーへの過剰対応
私が直面した右翼の暴力
皇室タブーを生み出す右翼への恐怖
皇室タブーからナショナリズム・タブーへ
宗教タブーは「信教の自由」が原因ではない
同和タブーに隠された過剰恐怖の構造
同和団体と権力に左右される差別の基準

第2章 権力の恐怖―今も存在する政治家、官僚タブー
政治権力がタブーになる時
メディアが検察の不正を批判しない理由
愛人報道、裏金問題で検察タブーはどうなったか
再強化される警察・財務省タブー

第3章 経済の恐怖―特定企業や芸能人がタブーとなるメカニズム
ユダヤ・タブーを作り出した広告引き上げの恐怖
タブー企業と非タブー企業を分かつもの
原発タブーを作り出した電力会社の金
電通という、もっともアンタッチャブルな存在
ゴシップを報道される芸能人とされない芸能人
芸能プロダクションによるメディア支配
暴力、権力の支配から経済の支配へ

第4章 メディアはなぜ、恐怖に屈するのか

タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由 (ちくま新書)
タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由 (ちくま新書)
クチコミを見る

森での老い暮らしを前に―「僕は森へ家出します」から十年のうつろい 荒川じんぺい 2001

ベストセラーになった「僕は森に家でします」が出版されてからの10年に各種媒体に発表した
エッセイ等を収録。

都会と森との往復の中で見えてくる人生の生き方、幸福の価値観等が何気に綴られている。
荒川さんほどのマルチな才能の無い私などは、まったく羨ましい限りなのである。
もちろん、ここに至るまでの文字の裏にある大変な努力は読み取らねばいけないと思うのである。
都会という脳化社会、そこでは身体性よりも経済や要領の良さが要求される。

しかし、一歩都会(都市)から足を踏み出せば、そこは身体性が生きる基本であり、その身体性が
脳を作り出すのだろう。そしてそんな事が出来る人は森や自然の大切さの真髄を体と頭で理解できるのだと思う。

森での老い暮らしを前に―「僕は森へ家出します」から十年のうつろい
森での老い暮らしを前に―「僕は森へ家出します」から十年のうつろい
クチコミを見る

乙女の舞

紅額

リニア中央新幹線、沿線自治体が早期全線開通を要望

リニア中央新幹線、沿線自治体が早期全線開通を要望  :日本経済新聞


登場する知事さん達は、未来に責任を取らないからいいですよね。言いたい放題で。
どこが切実な声なんでしょう?

2012/6/6 2:45

 リニア中央新幹線の沿線自治体や経済団体でつくる「リニア中央新幹線建設促進期成同盟会」は5日、東京都内で総会を開き、東京―大阪間の早期全線開通を東海旅客鉄道(JR東海)や国に要望した。東京―名古屋間のルート案や中間駅の建設費負担問題が決着したことで、名古屋以西のルート選定や開業前倒しが焦点となってきた。

 出席したのは沿線9都府県(東京、神奈川、山梨、長野、岐阜、愛知、三重、奈良、大阪)の幹部やJR東海の山田佳臣社長ら約220人。会長を務める愛知県の大村秀章知事は「この1年間で着工に向け計画が進んだ。1日も早い開業で、事業効果を大きく広げたい」とあいさつした。

 総会では(1)早期着工(2)全線同時開業の検討(3)名古屋―大阪間のルートと駅の早期公表(4)実験線の早期完成(5)工事や用地取得にかかる手続きの円滑化(6)地域の意向を反映した駅設置――の6項目をJR東海や国土交通省への要望として決議した。

 計画では、東京―名古屋間が2014年度に着工し、27年に開業。名古屋―大阪間は18年遅れの45年に開業する予定だ。

 出席した知事からJR東海への要望は早期の全線開通に集中した。山梨県の横内正明知事は「次の課題は大阪につなげること。力を借りて工夫していきたい」と述べた。三重県以西の自治体からも「空港も新幹線もなく、リニアは防災や経済の観点から悲願」(鈴木英敬・三重県知事)、「国土の発展のために早期実現にまい進したい」(荒井正吾・奈良県知事)と、切実な声が続いた。

 JR東海側は慎重な姿勢を変えなかった。総会で山田社長は「民間企業として健全経営を維持しながらの達成には2段階の開業しかない」と従来方針に変わりがないことを説明。大阪までの延伸時期は「経営体制の強化や工事費の抑制に努め、少しでも早い全線開業を実現したい」と述べるにとどまった。また、自治体側に駅周辺の整備での協力を求めた。

 東京―名古屋間は昨年8月までにJR東海が中間駅案を提示。駅の建設費負担をどうするかが最大の懸案となっていたが、11月に同社が全額負担をすることを表明、計画は一気に前進した。今年は山梨県の実験線延伸区間の工事も全トンネルが貫通するなど本格化。環境影響評価(アセスメント)の調査を進める一方で、5月からは沿線住民向け説明会も始めた。

 一方、三重県以西のルートなどは、国の整備計画にある奈良市付近や大阪市以外は白紙の状態。明示する時期のメドもたっておらず、早期確定を求める自治体とJR東海や国とのせめぎ合いが本格化しそう。一方東京―名古屋間も13年に詳細なルートが絞り込まれる見通しで、駅の周辺開発の具体的な計画作りが注目されそうだ。(小川知世)

原発文化人50人斬り 佐高信 毎日新聞社 2011

図書館本

御用学者という言葉が3.11以降、多くの人々に流布し、また原発ムラと言われる閉鎖的で既得権益で硬く固まった世界が存在することが明らかになった。
そして、その世界に関与した多くの著名人が居ることも明らかになった。
多くの場合は高額の講演謝礼であったり、記事掲載に対する謝礼であった。

第一章はそんな品性下劣な人々を晒している。多くはすでに種々な媒体で書かれているのでここには示さない。書き出すときりがないこともある。

佐高さんの素晴らしいのは、第2章と第3章であろう。
第2章では反原発の群像として、高木仁三郎、松下竜一、広瀬隆、小出裕章、忌野清志郎 の生き様を紹介している。
第3章では東京電力の歴史を松永安左エ門、木川田一隆、平岩外四のトップの生き様から原発震災を考察する。

御用芸能人や御用著名人などを憂さ晴らしでうわさ話するのは結構だとは思うが、是非とも高木さん、松下さん小出さんの著作を多くの人に読んで貰いたい。いつの時代にも必ず筋を通すブレない人がいることが分かると思う。

原発文化人50人斬り
原発文化人50人斬り
クチコミを見る


原子力神話からの解放 −日本を滅ぼす九つの呪縛 (講談社プラスアルファ文庫)
原子力神話からの解放 −日本を滅ぼす九つの呪縛 (講談社プラスアルファ文庫)
クチコミを見る
市民科学者として生きる (岩波新書)
市民科学者として生きる (岩波新書)
クチコミを見る
豆腐屋の四季 ある青春の記録 (講談社文芸文庫)
豆腐屋の四季 ある青春の記録 (講談社文芸文庫)
クチコミを見る
松下竜一 その仕事〈12〉暗闇の思想を
松下竜一 その仕事〈12〉暗闇の思想を
クチコミを見る

住民発 一緒に学ぼう原子力!?? 

日本原子力研究開発機構 東海研究開発センター 核燃料サイクル工学研究所 リスクコミュニケーション室


こんな独立行政法人が必要なのか?

あまりにブラックなカルタ!!

くるくるウランゲーム??

税金使って何やってきたんだ??



それはそれは美しい風景だった、詫びたくなるくらいに。

鎌倉アジサイ関連でお世話になっている方の文章をパクってみる。

僕はあまりに語彙が少ないので、思った事を文章の中に織り込む事が出来ない。

これまでの人生の中で、あまりに見事で美しい自然という風景に何度も逢ってはいるはずである。

でも、その光景をどんな言葉で、テキストで紡いだらよいのか、いつも地団駄を踏むわけである。

今度、そんな光景に出逢えたら、使うのである。

「それはそれは美しい風景だった、詫びたくなるくらいに」

いよいよ家の近くにも

鎌倉の小学校で高い放射線量 - NHK神奈川県のニュース


早速、我が家も測定してみようと思う。

以下記事
鎌倉の小学校で高い放射線量

鎌倉市の市立小学校の植え込みで、1時間あたり1、08マイクロシーベルトの周辺より比較的高い放射線量が計測され、鎌倉市は付近の土を取り除いて別の場所に埋める措置をとりました。
鎌倉市によりますと、市民からの情報を受けて、1日鎌倉市の関谷小学校で放射線量を測定したところ、校内の植え込みで地表から高さ5センチの値が1時間あたり1、08マイクロシーベルトと、周辺より比較的高い放射線量が計測されたということです。
また、体育館の雨どいの下では、高さ5センチの値が1時間あたり最大で0、8マイクロシーベルトだったということです。
鎌倉市は土砂を取り除く目安としている0、19マイクロシーベルトを超えていることから、付近の土を取り除いて袋に入れ、児童が入ることができない場所に埋める措置をとりました。
鎌倉市によりますと、去年11月に同じ場所を測定したときには目安の数値を下回っていたということで、今後も定期的に計測を行うことにしています。

06月04日 08時37分

僕と妻の1778の物語 DVD

レンタル

なんか、とっても切ない生老病死の物語。実話に基づいているんですね。

夢があるから人は生きられると思うのですが、その夢を叶えるために
夢を応援することの素晴らしさ。

生きること、それは夢を見続けることなのかもしれませんね。

dream forever.



僕と妻の1778の物語 スタンダード・エディションDVD
僕と妻の1778の物語 スタンダード・エディションDVD
クチコミを見る

難病の子どもたちのキャンプ場 北海道・滝川の高原

難病の子どもたちのキャンプ場 北海道・滝川の高原で宿泊棟完成式典-日本財団ブログ・マガジン


生きたくても生きられない、生老病死の普遍の中でも若い人が感染症や事故、病気で亡くなるのは本当に辛い。

医療という行為と自然という環境で回復し夢を追う事が出来る事を祈る事しかできない。

聖路加病院の細谷先生が関与していることが大きな安心感でもあるように思う。
我が家の長男、次男も20年以上前に大分お世話になったのである。

リニアじゃなくて中央線の改修、で十分じゃないですかね。リニア

なるほど!リニア : 中部経済 : 中部発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


突っ込みどころ満載ですが、どこぞのローカル紙(ミニコミ紙とも言うらしい)よりは論理的かな。

こんなタイトルの連載です。
特別編
JR東海・阿久津(あくつ)光志(こうし)副社長に聞く (2011年12月23日)
安全・開業編
(5)経済活性化で輸出にも期待 (2011年12月14日)
(4)実験線で有料体験乗車 (2011年12月13日)
(3)借金 抑えて建設 (2011年12月10日)
(2)燃料使わず コイルで発電 (2011年12月7日)
(1)発生時90秒で緊急停車 地震対策 断層を最短通過 (2011年12月6日)
運行編
(4)「ひかり」と「こだま」増発 (2011年12月3日)
(3)大阪開業時 1時間8本 (2011年12月2日)
(2)料金「のぞみ」より高め (2011年11月30日)
(1)終電 新幹線より繰り下げも 出張スタイル 様変わり (2011年11月29日)
駅編
(3)新幹線乗り継ぎしやすく (2011年11月17日)
(2)ホーム2面 軌道は4線 (2011年11月16日)
(1)金属板張り磁気を吸収 「トンネル」通って乗り降り (2011年11月15日)
ルート編
(4)コンクリで覆って防音 (2011年11月11日)
(3)実験線8割 山岳トンネル (2011年11月10日)
(2)深い地下活用し直線化 (2011年11月8日)
(1)名古屋駅は地下最大40メートル 延長286キロ トンネル9割 (2011年11月3日)
車両編
(5)ペースメーカーOK (2011年11月2日)
(4)瞬間電力 新幹線の3倍 (2011年10月25日)
(3)坂が得意 カーブ苦手 (2011年10月21日)
(2)磁力で浮かせ進める 側壁に2種類のコイル (2011年10月19日)
(1)ふわっ 時速500キロ 運転士いらず (2011年10月18日)
「超電導」どんな乗り物? (2011年10月18日)

挿し木

ヤマアジサイの挿し木開始

リニアと電力 



先日甲府市に質問した回答が来ました


要するにJRが言うことはすべて信じている訳ですね。

であるなら、実験線の電力をわざわざ柏崎刈羽原発から大月まで引いてくる意味がないですよね?

電力使用量半分、スピード倍増、なら少しは理解できるけど(そんなスピード必要ないとは思うけど)
電力3−5倍、スピード1.5倍、、さらに環境破壊、電磁波、路線の8割トンネル。
小学生でもおかしいと思うよね。



xx○○様

平素から、市政推進に対しましてご理解とご協力を賜り、
誠にありがとうございます。

さて、今回ご質問をいただきました懇話会における使用電力についての
事務局(市)の回答についてですが、これは、JR東海が公表している資料に
基づいたものになります。

その資料によりますと、リニア中央新幹線(東京−名古屋間)のピーク時の
消費電力は27万kwとなり、これは東海道新幹線とほぼ同じ値です。
この27万kwというのは、電力会社2社(東京、中部)が火力のみで発電したときの
電力供給力7500万kwの0.36%になります。
このことから、原子力発電所が再稼動しない場合でも、リニア中央新幹線を
走行させるのに必要な電力はまかなえるとしています。

しかしながら、電力不足が懸念される昨今の情勢を踏まえ、市としましては今後も、
JR東海によるリニア中央新幹線の性能等の情報公開につきましては、注視して
参りたいと考えております。

今後とも市政推進に対しまして、ご理解とご協力を賜りますよう
お願い申し上げます。


甲府市役所
企画部リニア交通室
237-5109(直)

今朝のヤマアジサイ2

今朝のヤマアジサイ

外務省に告ぐ 佐藤優 新潮社 2011

図書館本

「新潮45」への連載をまとめたもの。350ページにおよぶ。
内容的には既に佐藤さんの著作に書かれている内容も多分にあるように思う、特にセクハラやら恥ずかしい行為を行ってきた一部の外務官僚に関して。
ただ、これまで名指しで登場する外務官僚の皆さんが誰一人として名誉毀損等で佐藤さんや鈴木宗男さんを訴えないところを見ると、間違いはないのでしょう。
逆読みすれば、まだまだ名指しされていないでビクビクしている官僚の皆さんもいるのかもしれませんね。
もちろん、日本の国益のために日々努力している外務官僚が殆どであるとは思うのですが、私利私欲に走る官僚が居ることも、間違いのない事実なのでしょう。

佐藤さんの指摘は、いかに外交力を向上させて、日本の国益や領土問題を解決していくかということでしょう。
政治家対官僚の戦い(沖縄問題や小沢一郎氏と検察の問題)がいかに国益を損じているのかと言うことが良く理解できます。

国という枠組みがこれからどうなっていくのか、佐藤さんの視点は非常に気になるところです。

外務省に告ぐ
外務省に告ぐ
クチコミを見る
Recent Comments
Archives
お薦め映画