おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2010年12月

男の焚き火事典 成美堂出版 2008

ふと書店の書棚に「焚き火」の文字が。

思わず手にとって見る。

人間が人間たるゆえんは、火の使用にあると言われる。
最も基本的な道具の使用に基づく焚き火という所業。

暖をとり、肉を焼き、料理をし、皆で語らう場所でもある。

マタギは雨の日でも火を熾し米を炊く。

僕らは雨の日、本の中の焚き火で暖をとる。

本来人間が持っている最も基本的本能をたまには発揮してもよいのでは
ないかと思うのである。

焚き火愛好家の僕の書棚を暖めてくれる1冊となった。

男の焚き火事典
男の焚き火事典
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モンベル福袋 

当たった。両方。2万円のと1万円。
3万円の出費は痛いけど、まあ良いとしよう(笑)


xxxx 様


この度はモンベル福袋 \20,000 のご応募ありがとうございました。
厳正なる抽選の結果、下記の数量・サイズがご当選となりました。


応募いただいた数量、サイズのうち、残念ながら一部が落選になっている可能性があります。当選された福袋のサイズ・数量のご確認をお願いいたします。


※本メールは\20,000の抽選結果となります。\10,000にもご応募いただいている方には、もう1通のお知らせメールをお届けしております。


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 【ご当選されたサイズ・数量】
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 ファクトリー・アウトレット福袋 ¥20,000 Men's   L 1個

青春よさよ〜〜〜なら〜〜

とうとう僕のバイクは行ってしまったのであります。

バイク王さんに出張見積もりをお願いして、750ccの居間に鎮座しておりましたバイクを
売却 2万円。
ヤフオクで部品取りように出品してもよかったのですが、面倒そうなので、安くても良いかと思い。

車検証を見たら平成4年に廃車にしておりました。

そして、これまた居間に鎮座していた未開封のモルソの薪ストーブをいよいよ設置しようという計画です。

ストーブ本体と2重煙突はベルギーから帰国するときに引越し便にのせてきました。
帰国が98年ですから、10年以上置きっぱなし。

最近業者さんに設置の見積もりをお願いしたところ、70万円という素晴らしい金額を提示されました。
そこで中学の同窓会MLで聞いてみたら、クラスメイトが自分で設置したことがあるとのことだったので、お願いして家に来てもらいました。

さすがもつべきものは友なのであります。おそらく10万程度で出来そうです。もちろん自分での作業もありますけど。
当分はレンガ積みでしょうか(笑)
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街場のマンガ論 内田樹 小学館 2010年10月

街場のマンガ論 内田樹 小学館 2010年10月

図書館本

いつものブログからの転載加筆。
それと養老先生との対談。

養老先生のマンガ好きは知っていたのだが(京都国際マンガミュージアムの館長でもある)。
内田さんはさらに輪をかけてマンガマニアなのだ。特に女性マンガへの傾倒が凄い。ちなみに養老先生も少女マンガを読むと思っていたら(高橋留美子を読む)、うる星やつら、は少年マンガなんだそうだ。これも養老先生が以前より書いていることだが、日本のマンガの優位性は漢字を図像として、ひらがな・カタカナを音声として認識していて、脳内の別の部位で並列処理して作業効率が良いという仮説。
内田さんは二十代半ばで読んだ「エースをねらえ」で人生を習うのである。
それは武道人生の終わりが来ることを、宗方コーチが選手生命が突然訪れ、それまで自分のプレーヤー生命に終わりなどないと思っていた自分に深く恥じ入る。そして愛弟子のひろみに、自分の失敗を繰り返すなと諭し「この一球は唯一無二の一球なり」と伝えるのだ。p199
私は「師弟関係とは何か」について武道の修行のあり方について、このマンガからすべてを学んだ。そして全編にちりばめられた珠玉の言葉。「藤堂、女の成長をさまたげるような愛し方をするな」私はこのフレーズを20代から何度心の中で繰り返したであろう。「コーチ、私にも私のテニスを教えて下さい」「俺はその言葉を7ヶ月待った」というのもずんとくる。p194

第一章・井上雄彦論
井上雄彦の天才性について
天才バガボンド
バガボンド一気読み
「にょろにょろ」の教育的機能
井上雄彦さんの仕事場を訪ねる

第二章 マンガと日本語
日本語って変かも
ショコラ・リパブリック言語論
擬態語について
ベストセラータイトルの音韻について

第三章 少女マンガ論
少女マンガ・リテラシーと元少女おじさん
少女マンガの記号論
女は「三界」を遍歴する

第四章 オタク論・ボーイズラブ論
ノン・コレクター
SFから「オタク」へ
ボーイズラブとエロス
反米ナショナリズムとしての少年愛マンガ

第五章・宮崎駿論
足元を見よ
『千と千尋の神隠し』
『ハウルの動く城』の厚み
老いの手柄
「空飛ぶ少女」のために

第六章・マンガ断想
アメコミに見るアメリカのセルフイメージ
大学マンガを読む
『スピリッツ』療法
コピーライトについて
「プロの物書き」にちょっと駁す
パイレーツ・オブ・チャイナ
ジュンク堂と沈黙交易
『エースをねらえ!』に学ぶ
『エースをねらえ!』にさらに学ぶ

第七章 戦後漫画家論――戦後漫画は手塚治虫からはじまった 
対談・内田樹 養老孟司(司会・菊地史彦)

あとがき
作家紹介一覧
作品紹介一覧


街場のマンガ論
街場のマンガ論
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がんと命とセックスと医者 舩越園子 幻冬舎ルネッサンス 2010

がんと命とセックスと医者 舩越園子 幻冬舎ルネッサンス 2010
献本

在米の日本人ゴルフジャーナリストが子宮頸がんを宣告される。
手術のために帰国、そして手術してまたジャーナリストとして復帰するノンフィクションストーリー。
がん、そのテキストは一昔前は不治の病であり、がんの告知は「死」を意味していた。しかし現在では、がんの種類にもよるが治癒可能な疾患となっている。
女性にとっての「性」にかかわる子宮関連のがん、あるいは乳がんなどは女性自身がその性を失う恐怖を持つようであることが本書でも良くわかる。個人的にはあまりに女性と性、そしてセックスをリンクさせ過ぎだとは思うが、それは個人個人の問題なのであろうから触れないでおこう。
本書は最終的には悪性度の低い腫瘍の摘出によって元のキャリアーに復帰できたサクセスストーリーであり、その文脈の中に産婦人科医の葛藤や現状分析を織り込みながら話が進む。作者も書かれているが、多くの情報は現在ネット上から収集可能であり、医師と十分に話が出来る環境なのである(また執刀医は同級生の友人でもあり)。その点はアドバンテージとしてあるだろう。
生老病死という人生の普遍性は特に語られない。しかしながら最終章に向けて他者との関係性の中で生かされている一人に人間(女性としての性でなく)を認識されたようである。


がんと命とセックスと医者
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書評

武道的志向 内田樹 筑摩書房 2010年10月

武道的志向 内田樹 筑摩書房 2010年10月

図書館本

いつものようにブログ掲載の文章から武道的文脈を取捨選択し加筆。
編集者も上手にまとめていますね。
武道とは、人を殺すとか倒す事ではなく、より多くの危険から逃れるための方法論なのだろう。そして、当然ではあるが他者との関係性の中で武道が生かされるのである。さらには武道はスポーツのような勝敗を競うものではないということだろう。
内田さんの上手いのは、武道とすべてがリンクするのである。教育基本法と国益とか、学生運動とベトナム戦争そして尊皇攘夷、ナショナリストとパトリオット、小津安二郎「秋刀魚の味」における「負けてよかった」論、秀吉の朝鮮侵攻における華夷秩序論、非核三原則の「騙された振り」論、日米安保条約6条の日本の軍事的属国論、等々。

第1章 武道とは何か?
第2章 武道家的心得
第3章 武道の心・技・体
第4章 武士のエートス
第5章 二十一世紀的海国兵談
あとがき 「武道的」ということ


武道的思考 (筑摩選書)
武道的思考 (筑摩選書)
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ラーメン探索 池上線 池上駅

インディアン 池上店 - 池上/ラーメン [食べログ]
池上総合病院近く。
支那そばと半カレーを注文 1000円
支那そばは塩味ですが、さっぱりこくのある美味しいラーメン
カレーは真っ黒カレーです。これまた深いこくのある美味しいカレー。

家人はおやじラーメンを注文 680円 こちらは醤油味ですが、これまたよく出来ています。

また行きたいお店です。

ラーメン探索 大船 石狩亭

石狩亭 イシカリテイ - 大船/中華料理 [食べログ]
中華料理店である。
メニューには沢山の料理名が記載されています。
でも、やっぱり石狩といえば北海道。
味噌ラーメンでしょう。
前から知ってはいたのですが、入るのは初めてです。
大船駅から直ぐです。
一階と二階があるようです。

オーダーは味噌ラーメン650円。
かなり旨いと思います。
星4個。

今度はほかの中華料理も食べてみたいと思わせますね。

彼女が水着にきがえたら 1989

今見ると凄いメンツですね。(下記はwikiより)
* 田中真理子:原田知世
* 吉岡文男:織田裕二
* 石井恭世:伊藤かずえ
* 高橋裕子:田中美佐子
* 大塚:谷啓
* 山口:伊武雅刀
* 浦野:竹内力
* ハロルド・ダック:安岡力也
* ジョン・リー:坂田明
* 「クラブ・ヒッチ」のマスター:白竜
* 謎の中国人:今井雅之
* 謎の中国人ボス:佐藤允 
そして音楽はサザンの桑田さん。
まさにバブル期だから出来た映画でしょう。映画に出てくる車も船も商品も当時そのものを映し出しているのでしょう。携帯電話がまだ、肩掛けタイプです。公衆電話は緑色のプッシュホン。
女性の眉毛は太目です。

これまた原田知世主演の「私をスキーに連れてって」が1987年ですから、やはりバブル全盛だったんですね。

谷啓さんの元気な姿が印象的でした。合掌

彼女が水着にきがえたら [DVD]
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私をスキーに連れてって [DVD]
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山梨の森林事情

新!サブやんの気まぐれ調査研究 - Yahoo!ブログ
この方に面識はないのですが、本質を捉えた画像が多い様に思います。

切られて、そのまま放置される木。

県有林でない事を信じていますが、たとえ民有林でも寂しいですね。

尾鷲の森との違いが凄過ぎて。

江戸東京博物館 安部朱美人形展

頂いていた特別展の招待券があったので、7日の午後は休暇を取って一人のんびりです。

両国にあります。
特別展の招待券があったので午後休暇にしてみてきました。

安部さんの作品は撮影禁止でしたので、こんな感じです。


普段は図録とか買いませんが、買ってしまいました。
人形が生き生きしていて、昭和の趣をよくあらわしていると思いました。
そして、進歩とは発展とは何か?と考えさせられます。
会場で放映されている安部さんの作業風景で、書棚に宮本常一が見た昭和の写真集があったのでした。

常設展は600円払って見ましたが、ちょうど修学旅行の団体が沢山来ていてうるさかった〜〜〜
殴り倒しておけばよかったかと思いますが。。。
睨んだら静かにはなるのが、日本だな。やっぱり。

林芙美子の企画があって、それは良かったですね。まさに波乱万丈の放浪。
森光子演じる舞台の変遷の記録もありました。

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またまた、頑張れ河野太郎さん、なのだ

河野太郎公式サイト | 前原大臣が残したもの

本来利他的であるはずの公務員が、どうして利己的組織防衛に走るのかが良くわからない。
現役出向?
だったら元職の職員数減らせばよいんじゃね?

定款に書かなくても良い「日当」やら「謝礼」という甘い汁。

霞が関だけでなくて、地方も同じなんじゃね?

ラーメン探索 麺屋 空海 大船ルミネウィング店

麺屋 空海 大船ルミネウィング店 メンヤ クウカイ - 大船/ラーメン [食べログ]
水曜日の夕方7時頃入店
ガラガラでした。2度目です。
つけ麺と替え玉。880円プラス100円
つけ汁はとんこつ。

麺の量は良いとして、塩の入れすぎ?間違い?
なんでこんなにしょっぱいの。
スープ割りを入れてもしょっぱいです。
家族が頼んだ、とんこつラーメンもしょっぱ過ぎ。

2度と行かないだろうな。

塩を食べているような感じでした。

覚悟の話2 長生きする覚悟

内田さんの話を書いた後に思った。
「死に対する覚悟」が出来て無い人が多いのは世の常として、「長生きする覚悟」が出来ていない人が多すぎないかな?
最近の新聞報道では、ポックリ死にたい人がかなりの割合を示すとの調査結果も出ていたので、周りに迷惑を掛けたくないとは思っているのだろう。

では、長生きは善なのか? 最近の不良老人(モンスター爺、あるいは婆)のドヤ顔してなんでもかんでも主張する連中を見ていると思うのである。
「あなたは何歳まで生きたいの?」「何のために生きているの?」と聞きたくなります。

長生き結構。
でも覚悟して生きていただきたい。
自分の生活位は自分でアフォードしてね。
年金やら天下り、裏下りと言った税金貰ってぐちゃぐちゃ言わない事です。

民俗学者の宮本常一が書いています。
ある時代、老人が自死することが多かった、と。(客観的データは無いとは思うけど)
それが何を意味するのか。
年金も介護保険も無かった時代。
共同体の中で生きる事とは何か。

内田さんが書いていた。
勝ち方だけを勉強してきて、負け方を習わなかった、と。

そんな日本の自死3万人/年が物語っているようである。

NHKニュース

昨晩夜9時のNHKニュース。
たまたま家族で見ておりました。食事の時はなぜか子供もテレビを見る。
それも、ニュース系かMTVと決まっている。
我が家でTVっ子はおいらだけなのである。

夜8時に海老様の記者会見をライブで流していた局があったが、まあこんなもんだと思っていた。

なんと9時のNHKニュースのトップが海老様である。
いつからワイドショーになったんだ?

養老先生が「客観・公正・中立」などと言うメディアは怪しいと申しておりますが、まさに、NHKもやっぱりね。という感じです。

アホの自称脳科学者はブログで事実関係も分からない段階で海老様擁護の持論展開(おいらは直接見たけど、その後削除されたそうですね)するフィーバー(死語か?)ぶり。

そんな夜に、我が家のガキ様の方がよっぽど客観・公正・中立ではないかと思ったのである。
(高度成長期を体感してないというのは実は凄く重要な事かも)
大体、海老様ニュースでコメントしていたり、街角でコメントしているの、バブル世代でしょう。

ちなみに、ニュースの前まで、録画しておいた「彼女が水着にきがえたら」を一人で見ていたことは秘密です。(結構バブリーで良かったぞっと、音楽は桑田さんだ)

そうそう、ガーナのネットニュースにも海老様の名前が出ていたので、そういう意味ではNHKも優先順位が高いのか?

イマジン

ジョンレノンが亡くなって30年だそうです。

欲望という人間の本能をジョンレノンはものすごく良く理解していたのでしょう。
未だに戦争という仕事を作りだし、武器という人殺しの道具を開発している人間。

Imagine there's no heaven 天国がない事を考えてみて        
It's easy if you try     かんたんだろう
No hell below us      靴の下に地獄はないのさ
Above us only sky     そう、頭の上に大空があるだけさ
Imagine all the people    想像してみて、すべての人がね
Living for today...a ha ha ha 今日を生きているのさ

Imagine there's no countries  想像してみて、
               国なんて単位がないことを
It isn’t hard to do     難しくないだろう
Nothing to kill or die for  殺し合うものは何もないんだ
And no religion too      宗教もないんだよ
Imagine all the people    想像してみて、すべての人がね
Living life in peace...yu hoooo 平和に暮らすのさ

You may say I'm a dreamer  僕の事を夢追人というかもね
But I'm not the only one   でもさ、独りぼっちじゃないよ
I hope someday you'll join us きっと僕らと一緒になってさ
And the world will be as one  世界が一つになるんだ

Imagine no possessions    想像してごらん、財産のない世界を
I wonder if you can      あなたに出来るかな
No need for greed or hunger  欲や飢えの心配も無い
A brotherhood of man     兄弟愛、姉妹愛だよ

Imagine all the people     想像してみて、みんながね
Sharing all the world...yu hooo 世界を分かち合う・・・
You may say I'm a dreamer    僕の事を夢追人というかもね
But I'm not the only one    でもさ、独りぼっちじゃないよ
I hope someday you'll join us  きっと一緒になってさ
And the world will be as one  そしてみんなと共に生きるんだ。


普遍なもの

図書館で予約待ちの内田樹本が何冊か一気に回ってきた(笑)

内田さんの本の内、ブログを纏めたものは、読みやすいものと読みにくいものが旨く配置されているように思う。
もちろん読みにくいと言うのは自分の無教養のなせる技なのであるが。

大分以前にも書いたかもしれないけど、やはり内田さんは養老孟司さんと同じ道を歩いているように思う。もちろんそれは人生という流れではなく、思想とというか哲学というか、日本人のある割合の方々を成るほどと頭を垂れる心情の様に思う。

もちろん、日本辺境論を受け入れがたいと表明する人々も多いのも事実だが、ある意味、受け入れないと言うその裏には、的を得た指摘だからこそ、その事実を受け入れたくないという気持ちがあるように思う。

養老さんにしても内田さんにしても、「覚悟」「身体性」と言ったテキストを実に分かりやすく文章におとしていくのである。

人間というものは、必ず死ぬし、「時間」の流れからは逃れられないのである。それを覚悟すれば、かなり気楽に楽しく生きれると思うのであるが、皆なかなかその「覚悟」が出来ないでいる。

覚悟は急ぐ事は無い。でも、あまり歳取ってから覚悟しても、それは覚悟とは言わないで、単なる老化というものであろう。

そんな事を思いながら内田本を通勤電車の中で読んでいるのである。

ある忘年会

とある会の源流部会というサブグループ

沢登りのプロや源流釣りのプロの皆さんのツワモノぞろい。
おいらの様なメタボの入る余地はないのだが、そこは心の広い皆さんなのである。
秩父イワナ保存会でもお世話になっている方の家でシュラフ持参の忘年会であった。

地産地消を絵に描いた様な素晴らしい食材の数々。
原木キノコに手作りこんにゃく、持ち寄りも凄いのである。
なぜか発酵してしまった山ブドウ汁(天然発酵ですかね(笑)
銘酒の数々。鹿肉もあったぞ。

さらには家主自ら栽培した自家製粉のパンをダッチオーブンで焼いてしまいます。

やはり圧巻は今年導入したフランス製の薪ストーブ(かなりお安く購入されたのもやはり人脈の広さでしょう)。

いやごちそうさまでした。
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自費出版

netで知り合いになり、ヤフオク等でもお世話になっているKijiuchiさんから頂きました。
私など到底及ばない釣り本収集家でもあります。
釣りという遊び、あるいは職漁師さん等の歴史を振り返ると、そこにはあまりに多くの
技能や文化の蓄積があるのです。
自然という文脈が必ず必要な「釣り」、そんな古書の海で思う存分泳いでみたいものです。

kijiuchiさん

グルメな動物たち

gakuの今日のヒトコマ(宮崎学の写真日記)::ノネズミたちのドングリグルメ
ただドングリであれば良い訳ではないのですね。

宮崎さんが指摘する事を、多くの方が共有していただければと思う。エビデンスベイス(証拠や事実に基づく)の行動が必要な訳です。

ほかならぬ人へ 白石一文 祥伝社 2009

図書館本 久しぶりの小説って言うか男女系

白石さん(1958-)は早稲田の政経から文藝春秋、そしてフリーなのだ。
本作品が直木賞。

素直に読みやすいし、引き込まれていく文章ですね。直木賞とか芥川賞でもなんか非常に読みにくい作品もあるのは自分の器量が小さいであるとは思うのですが。

さて、男と女の生き方という文脈で話が進むのでありますが、感動的であり心情豊かな展開なのであります。そして謎を残して。
こんな文章が素敵です。東海さん(上司で女性)が宇津木に言います。
「生きてたら、いろいろあるよ。でもね、何年か経ったらどんなことでも大したことじゃなかったって分かるから。人間はさ、そうやって毎回自分に裏切られながら生きていくしかないんだよ」

もう一遍の「かけがいの人へ」は、面白いけど、ちょっと感性が合わない感じでした。

ほかならぬ人へ
ほかならぬ人へ
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TOEICてすと

英語のテストですね。

先日までのヒエラルキーは
長男>おいら

最近
二男>長男>おいら

家人と娘は未受検

いきなり940点はねえ~だろ~よ。

それでも就職浪人するのかな~~
まあ好きな事すれば良いのだけれど。

老いては子に従え、改め 老いては子を崇めろ。orz
そして晴耕雨読だよな、やっぱ(笑)

ツキノワグマとどんぐり

動物写真家の宮崎さんのブログです。

非常に興味あるトライアルだと思います。
ブログでも書かれているように、ヘリコプターまで使って森にどんぐりを撒いている団体があります。

野生動物をただ可愛いとか、根拠無く減っているから大切にというのは人間の驕りだと思います。

結果がどういうものになるかわ分かりませんが、データに基づく実践が必要だという意味で、宮崎さんの取り組みは正しいと思う。

秩父で忘年会ナウ。

af200984.jpg全てが旨い。

古い鉄人28号空き箱

親戚のお蔵の探検をしたくなりますね(笑)

空箱が60万円です。

初歩の経済学 高本茂 幻冬舎ルネッサンス 2007

初歩の経済学 高本茂 幻冬舎ルネッサンス 2007
献本

そもそもの疑問としてあるのは、経済学という学問は世界の人、いや、人類を幸福にするものだろうか?そんな疑問をずっと持ち続けてきたのである。
確かに貨幣で動く市場経済という枠組みは破壊することは不可能であろう。しかしその枠組みを組み替える、あるいは欲望という本能の行き先を考え直すことで大きく変化するように思う。

自分自身は経済学を真剣に勉強したことも専攻したこともない理系頭の人間であるので、とんちんかんな書評になってしまうかもしれないけど、本書に関して少しだけ書いてみたいと思う。
下の目次に示した通り、網羅的に経済という流れが示されている。世界と日本の関わりなんかも分かりやすい。奇跡とも称される、日本の戦後復興が朝鮮戦争特需で説明されるが、果たして、その復興における割合はどの位のものであったのかは定かではない。またもしこの文脈が高い確率で正しいのであれば、間違いなく戦争というイベントは経済という枠組みの中である意味において非常に効果的な処方箋なのであろう。戦争という仕事が普通に成り立つのである。
さらに、G5から始まる先進国の協調介入による経済政策は先進国というコンテクストでは非常に正しいのだろう、しかしそれは逆に先進国の利己的な戦略ではないのだろうかと思う。
読んでいて面白かったのは、こんな矛盾が存在することでした。
「浪費は悪、節約は美徳」という金言は個人の場合は正しくても、社会全体から見れば間違いということになるのです。こういうのを「合成の誤謬」と呼びます。P76

またGDPやGNPの説明の中で触れられていませんでしたが、物々交換の経済は数字にあられませんから、経済的には後進性を示すのかもしれませんが、果たして物々交換の社会が不幸せであるのか?という疑問に経済学は残念ながら答えてはくれないのでしょう。

最近はデリバティブという魔物が個人や特定の集団により操作されて国家の経済枠組みまで影響するようです。これも人間の欲望なんでしょうかね。それとも経済学の必然なんでしょうか。

 
はじめに
第Ⅰ章 現代経済社会の歴史的位置
(1)経済の意味
(2)経済学の目的
(3)人類史の3大 変革
(4)現代の経済社 会の特質
第Ⅱ章 市場機構と価格
  (1)市場
(2)価格の自動調整機構(プライス・メカニズム)
  (3)一物一価の法則
  (4)均衡価格の変化
  (5)需要の価格弾力性
  (6)独占価格と非価格競争
  (7)市場の失敗
第Ⅲ章 現代の企業
  (1)経済主体と経済循環
  (2)政府の規模の推移
  (3)企業の役割と株式会社の仕組み
  (4)会社の数字(ディスクロージャー)
  (5)含み資産と不良債権
第Ⅳ章 国民経済と国民所得
  (1)国民所得をめぐる諸概念(マクロ経済の枠組み)
  (2)国民所得の三面等価
第Ⅴ章 財政政策とその必要性
  (1)財政制度
  (2)ケインズ理論の登場
  (3)乗数理論
  (4)財政政策
第Ⅵ章 貨幣と金融
  (1)貨幣と金融
  (2)金融の仕組み
  (3)金融機関
  (4)銀行の業務
  (5)金融市場
  (6)新しい金融取引(デリバティブ)
  (7)中央銀行と金融政策
  (8)戦後日本の金融政策と特質
  (9)金融の自由化と金融ビッグバン
第Ⅶ章 国際経済
  (1)国際分業と貿易
  (2)国際収支と外国為替レート
  (3)第2次大戦後の国際経済
  (4)変動相場制による調整メカニズムと為替レートの決定要因
第Ⅷ章 戦後日本経済の歩み
  (1)戦後復興期;1945~1954年
  (2)第1次高度経済成長期(設備投資主導型);1955~1964年
  (3)第2次高度経済成長期(輸出主導型);1966~1970年
  (4)低成長期;1971~1984年
  (5)バブルの発生と崩壊;1985~2002年
  (6)未知の段階へ  

初歩の経済学
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書評



管理釣り場

こんな管理釣り場というか一般河川があるんですね。

あまりにデカイ虹鱒に驚いた。

隅田川のエジソン 坂口恭平 青山出版 2008

図書館本

ゼロから始める都市型狩猟採集生活 坂口恭平 太田出版 2010
Tokyo 0円ハウス0円生活 坂口恭平 大和書房 2008
の2冊を読んで、この本である。
本書は前2作が対話や観察を通して二人称、三人称であるのに対して、坂口氏がスーさんに成って一人称で話が進む。そう、小説仕立てとでもいうのだろうか。

途中何か所か涙を誘導する場面がある。東京砂漠と言われる人間性が脳化した社会の中に、利他的な多くな人々が静かに暮らしている。
もちろんすべての路上生活者とそれを取り巻く人々がそうであるとは思わないけれど、着実にそして堅実に利他な人々がいるのである。

個人的に漂泊とか放浪(バガボンド)という行為に親和性(アフィニティー)が高いので、サンカとか宮本常一の「土佐源氏」や世間師、釣り師の山本素石なんかに魅かれてしまうのである。
本書はそんなコンテクストで見ると非常に危険である。
なぜって?スーさんに成りたいと思いませんか?
自由で夢の世界に棲むことに。



隅田川のエジソン
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ゼロから始める都市型狩猟採集生活
ゼロから始める都市型狩猟採集生活
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TOKYO 0円ハウス0円生活
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なぜ談合が悪いのか

この記事とても良いですね。

おいらの友人のコンサル支社長の話(指名入札取るために、年間750万払って公務員退職者を顧問で取らざるを得ない)が納得できるね。

この記事の中にこんな事が書かれています。
まったく同感ですね。

私はカネやモノに異常なまでに執着したこれまでの生き方を捨てて、質素で控えめなライフスタイルを実現していくべきだと考えています」

 官僚による国民支配の構造が解体したならば、官僚たちはその減産社会において、どのような立場に立つことになるのだろうか?

 「公務員の身分保障をやめて労働3権(団結権、団体交渉権、団体行動権)を与え、全体の30%に当たる105万人を解雇するのです。そして、彼らには減産社会でキーになる農林水産業に従事してもらいます。残った70%の人々に関しては、人件費を30%カットすることで公務員の人件費は半分になります。このような施策によって、官と民の関係も変わってくるのではないでしょうか?」

Tokyo 0円ハウス0円生活 坂口恭平 大和書房 2008

図書館本

最新作の「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」太田出版 2010、が非常に面白かったので読んでみた。
これまた凄い、ご自身の生い立ちやゼロ円ハウス(路上生活者のブルーシート作りの家や多摩川や隅田川の簡易建物)とそこに棲む人との関係性を実に詳細にそして暖かく綴っている。
建築科という枠組みの中から、建物という人間の基本的棲家の概念を考え抜いて得た結論がある種の哲学に昇華しているようである。

生きるということと棲むこと、そして労働や貨幣という関係性。

広く海外でも受け入れられる坂口氏の視点を今後さらに期待していきたいと思う。

そして、路上生活者は不幸であるという文脈が成り立たないことを併せて示している。
衣食住という当たり前に思える括り方をもう一度考えることが大切だと教えてもらった1冊である。

1978年熊本県生まれ。2001年早稲田大学理工学部卒。在学中から路上生活者の家に興味を持ち、「建築物」としての視点から調査・研究を始める。04年英文解説もつけた写真集「0円ハウス」を出版。


TOKYO 0円ハウス0円生活
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