おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2010年05月

事例に学ぶ森林療法のすすめ方 上原巌 編著 全国林業改良普及協会 2005

事例に学ぶ森林療法のすすめ方 上原巌 編著 全国林業改良普及協会 2005
図書館本

森林療法研究会(2002-2009)を立ち上げた上原氏(1965−)が、全国での活動に携わっている方々の文章をまとめたもの。読んで感じたのは上原さんの人柄で多くの方が森での活動に参加されたのであろう。
内容的には医療としての森林療法、教育や保育としての森林療法、保養や癒しとしての森の係わりに関しての実践例が記載されている。
児童虐待等による精神的な苦痛からの回復例などは非常に興味深い。
森が人を包み込み、本来の自然のままの人という動物に共生させてくれるのかもしれません。がちがちのマニュアルなど存在しない、ゆるい森との係わりが良い様です。昨今の森林セラピーとは一線を画しているように思います。
残念なことに、上原さん自身と研究会の何人かの理事の方は2009年に退会されたようで、あらたに組織を構築されているようです。会発足時の本来の姿に戻るのが良いのでしょう。

本の値段はちょっと高いのが残念です。


事例に学ぶ森林療法のすすめ方―医学・教育からツーリズム、市民レベルでの活動まで
事例に学ぶ森林療法のすすめ方―医学・教育からツーリズム、市民レベルでの活動まで
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みなと荘

f1d652b3.jpg旨すぎ!詳細は後日

クローバー

庭に種をまいたら、芝生の上にも生えてきて、今は優先種?

日ごろの行いが悪いので四つ葉はありません(笑)

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山紫陽花

いよいよ咲きだしてくれています。

毎朝楽しみであります。

個人的に小さい花が好きです。
かすみ草が一番すきかな。でも栽培が難しいんです。
今まで一度も旨く咲いてくれたことがありません。

その点、山紫陽花はおいらでも簡単。

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こんなところ見ています。 JICAの問題点

河野太郎公式サイト | 破り捨てられた約束
大使館員は減るけどJICAの現地職員(日本人も現地の人も)は増える。

ある外務省のお偉いさんが、ぼそっと呟いた。
JICAの中には勘違いしている人が多いと。

JICAってあくまでも実施機関であることをお忘れな方が多い。

さらに途上国での優雅なお生活は結構ですが、それが認められるのであれば現地採用の邦人や現地スタッフの給与や待遇を同じにしませんか?同じ仕事していて給与が数分の一、現地人スタッフにおいてはさらに低い給与ベースですよね。

月3000ドルのお住まい経費で、さぞ素晴らしいお仕事をされているのでしょうね。

河野太郎さんのご活躍を見守りたいと思います。

共同体が成り立っている里

食料蓄え助け合う : 山梨 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

こんな記事を待っておりました。
単なる個人的な思い入れでありますが。
里の在処といいましょうか、里の思想がありますよね。

こんな所においらは住みたい。
仕事ないかな〜〜〜(笑)

父と暮らせば DVD 2005


是非とも多くの方に見てもらいたいと思いました。
戦争というもっとも愚かな人間の行為、そこから生まれる憎しみや
苦しみ。
暴力は暴力しか生み出さないように、戦争は幸福を生み出す事はない。
未だに広島、長崎の傷は居えないし、沖縄の基地問題も持続している。

正面を向いて生きた人々が居て今が存在する。
戦争という仕事を我々は作り出してはいけない事を、映像と言葉で
紡ぎだしている。

宮沢リエと原田芳雄の会話が良い。

父と暮せば 通常版 [DVD]
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微妙だな〜

河口湖の希少植物 外来種から守ろう  - 山梨日日新聞 みるじゃん


河口湖というテクストを見て、外来種から守るというテクストが続く。

???
ブラックバスはどうしたの?ブルーギルは?

漁業権まで与えて外来種を入れたのに。

いっその事、外来種を見る世界遺産コースなんてのを創るのがよろしいのでは?

以下記事

2010年05月27日(木)
河口湖の希少植物 外来種から守ろう 
環境団体、29日に湖畔で駆除 
 青木ケ原樹海でエコツアーを実施する団体などでつくる「富士山北麓(ろく)環境ネットワーク」(渡辺長敬理事長)は29日、河口湖畔に繁茂している特定外来種植物の駆除活動をする。河口湖畔は、県が絶滅危惧(きぐ)種に指定しているジョウロウスゲなど古来種の分布地だが、近年、外来植物の繁茂などにより、生態系の破壊が懸念されていた。今回の駆除は環境省が認定する県内で初の試み。渡辺理事長は「活動を継続し、絶滅の危機から古来種を救いたい」と話している。
 渡辺理事長の調査によると、河口湖畔では現在、約380種の植物のうち約4割を外来種が占める。昨年8〜10月の調査で特定外来種アレチウリの生育を確認。今年5月の時点では数千株に増加した。
 環境省によると、アレチウリは1952年に静岡県で種子の国内侵入が確認され、全国的に広がった。つる性の植物で、成長すると十数メートルに及び、1本のアレチウリから数百個の種が落ちる。繁殖力が強く、生育地には、ほかの植物がほとんど生息しない例も確認されているという。
 県みどり自然課によると、河口湖畔などは、県が絶滅危惧1A、1B類に指定しているジョウロウスゲやスジヌマハリイの生息地。各種類により状況は異なるが、外来種の繁茂が古来種の生育数を減少させる一因となっている可能性があるとしている。
 環境省も特定外来生物の繁茂を懸念し、駆除を推進している。同省関東地方環境事務所の担当者は「駆除は数年かかる地道な作業だけに、民間の活動は重要」としている。渡辺理事長は「活動を継続し、河口湖の生態系を守っていきたい」と話している。
 同日は午前9時から、富士河口湖町の河口湖漕艇場駐車場で実施。根が残らないように、1本ずつ手で引き抜き、焼却処分する。参加の問い合わせは渡辺理事長、電話090(2763)0234。

早期の復旧をお祈りします

ボート移動疲労色濃く診療所休診、宿泊施設も : 山梨 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


誤解を恐れず書いておこうと思う事があるけど。
やっぱり、後にしよう。

ちなみに、良く●●湖って表示されるけど、ダム湖の場合もよくありますよね。

自然災害に対する備えや覚悟が出来ている場所ですら、この様な状況に陥る。
果たして脳化した都会で起こったらと思うと背筋が寒い。
カトリーナでしたっけ、アメリカのハリケーンは。

リンク切れになるので、テクストを保存。
下記記事

相次ぐ土砂崩落で早川町雨畑の雨畑湖沿いの県道は26日も通行止めが続き、孤立状態となった雨畑地区5集落(本村、老平、馬場、細稲、室畑)の83世帯約160人の住民の間からは「病院に通いづらく不安だ」などと心配する声が続々と上がった。町は同日、通行止めの現場を迂回(うかい)する形で雨畑湖を往復するボートを運航し、通勤、通学する住民や郵便物を運び始めたが、県道は復旧のめどが立たず、集落には「いつまで不便が続くのか」と疲労感も漂っている。

 

■「20人も並んだ」

 崩落現場の東、早川町中心部側の雨畑湖岸の船着き場からは26日の朝から晩まで、孤立した集落へ向かう住民らがボートに乗り込んだ。赤いライフジャケットを着て、操縦者を除いて最大3人ずつが乗っていく。

 同日夕、馬場集落へ帰るという無職轍(わだち)英雄さん(72)は、朝に集落側を出たときは「ボートへ乗るために20人も並んでいた」と話し、「ボートを下りてからも車がないと動けない。病院に行きづらく、ものすごく不便だ」と疲労感をにじませた。

 逆に孤立した集落側の湖岸には26日朝、臨時の船着き場が設けられた。町中心部側へ出るボートは浅瀬まで着けられないため、幅30センチ、長さ3メートルほどの板2枚を湖岸からボートに渡し、ライフジャケットを着た住民らは慎重な足取りで乗り込んでいた。

 夕刻、ボートで本村集落に帰宅する小学4年の息子を迎えにきた町議の望月三千生さん(54)は「大雨が降ると通学できなくなるだろう。授業を受けられないと困るので、学校には『自宅学習の手段を考えてほしい』とお願いしてきた。船着き場への出迎えは車だが、燃料がなくなると家から出られなくなる」と不安を訴えた。

■リハビリ通えず

 本村集落の無職斉藤秀利さん(76)は「歩行訓練をしに町中心部側の保健センターへ通えなくなった」と困惑している。斉藤さんは約30年前、工事現場で落ちてきた鉄骨が腰にぶつかり、下半身まひになった。松葉づえが2本ないと歩けないため、「乗る際に段差のあるボートは無理」とあきらめた。

 26日は地元の雨畑出張診療所が急きょ休診となり、骨粗しょう症の妻和子さん(75)も予定していた注射を打ってもらえなくなった。

 富士川町内のファミリーレストランに勤める次女の村松良子さん(43)は、23日に土砂崩落があってから夜勤のためボートの時間に間に合わず帰宅できない。良子さんは「食料は大丈夫?」と電話をかけてくるが、小学3年の孫の夏歩さん(8)が「お母さんに早く会いたい」と寂しがっているという。

 食料も心配だ。野菜は家庭菜園でまかなえるが、コメは26日、近くの酒屋に配達してもらった。「毎日野菜ばかりではまいってしまう。肉も魚も食べたいので、きちんと届けてほしい」

■40人キャンセル

 雨畑地区の唯一の宿泊施設「ヴィラ雨畑」は、24日以降に宿泊予約を入れていた約40人の客に土砂崩落で県道が通行止めになったことを伝え、急きょキャンセルにしてもらった。沢登祐二支配人(49)は「楽しみにしているお客さんにほかの施設を紹介しなければならないのが残念。ボートでは客を受け入れられないので、早く復旧してほしい」と願っていた。

 土砂が崩落した早川町雨畑の幅約5メートルの県道は、急峻(きゅうしゅん)な山肌と雨畑湖に挟まれた場所を走っている。雨畑地区から静岡市につながる未舗装の林道はあるが、集落の住民にとっては、この県道が町役場や甲府方面に行ける事実上、唯一の道だ。

 県道路管理課によると、この県道を通る車は1日平均で約340台。雨畑地区は、65歳以上が人口の約60%を占め、約15キロ・メートル離れた身延町の飯富病院に通う人も多い。町の記録では、県道の通行止めで長期間にわたって集落が孤立するのは1982年の台風以来という。26日朝から始まったボートによる輸送は町始まって以来の事態だ。ボートはこの日、午前7時半の第1便から午後6時までに約25往復し、延べ109人を運んだ。27日も引き続きボート1隻で輸送にあたる。

 町は26日、孤立した集落の全世帯に対し、欲しい食料や日用品を希望できる注文票を配布した。町が27日に注文をとりまとめて物資を調達し、28日にボートで集落に届ける予定だ。町中心部側のボートの船着き場にはタクシーが待機し、町役場までの約4キロの代金は町が負担する。峡南消防本部は県消防防災課と協議し、救急患者が出た際、県の消防防災ヘリで救急搬送する態勢を確認した。

 甲府地方気象台によると、雨畑地区に近い南部町の地域気象観測システム(アメダス)が観測した1日の雨量は23日が72・5ミリ、24日が60・0ミリだった。27日夕からも雨が降る可能性があるという。



 道路管理の専門家によると、雨畑湖周辺の地層は「新第三紀」と呼ばれる海底で堆積した岩石でできており、軟らかいため雨や空気の影響で風化し、土砂になりやすい。

 こうした地層ののり面には、風化防止のためにモルタルを吹きつける工事が主流だが、モルタルは年月がたつと劣化し、ひびが入ると、地層の土砂化が進み、崩落が起きる原因となる。

 雨畑湖付近は、地形が急峻(きゅうしゅん)であることに加え、モルタルの劣化の進行、雨で地層内部の水圧が高まっていたことが重なり、崩落が相次いだと考えられる。

 県内には同じようなのり面が至るところにあり、すべて検査し、補修するには莫大(ばくだい)な費用がかかるという。
(2010年5月27日 読売新聞)

ホームベーカリーなのだ

3年前に買ったナショナルのホームベーカリーを最近また使い出した。
食パンミックスとかすでに砂糖や塩などが混ざった小麦粉とドライイーストをセットするだけで朝には焼きたての食パンが出来る。

まあ、これは機械だから当然である。ただ、結構このミックスが高い。

なので、安くあげることを当然考える。
小麦粉は単品で買えばよい。
イーストも色々と売っている。

イーストの種類で味や匂いがかなり違うと言う事が良く分かった。

今朝は、ミックス粉でくるみパンを作ってみた(ホームベーカリーにくるみやレーズン等を投入する装置がついている)。

いや〜〜〜、マーガリンも何も付けないで旨すぎ。(笑)

画像後ろのアルコールは無視してください(笑)

挑戦は続く
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バラの花

ほとんど手入れをしていないのですが(そのため何株かは枯れてしまいました)。

モグラのせいと、害虫(人間から見た場合)のせいかな。

良い匂いがします。

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森林で働く 大成浩市 ぺりかん社 2005

図書館本

大成氏(1969−)が大学卒業後2年間の森林組合職員としての経験そしてその後の大学院生および大学助手、フリーランスという人生の中で知見から種々な森に関連する仕事を紹介している。
誤解を恐れずに書けば、やはり林業関連の公務員が一番お徳で楽な感じですね。それに比べて炭焼きであったり、森林組合職員等として現場で実際働く人達が貨幣という物質での劣勢だけでなく、安全という文脈においても非常に不利であるということだ。
森林の目的が林業より環境という指標に国民の目が向いている現在、多くの若者が森やそれに関連する現場で働きたいと考えている。多くの場合、儲けようとは考えてはいないであろう。森という自然とともに生かされる自分を思い描いているのではないだろうか。養老孟司さんが言う脳化し都市化した社会から身体性に基づいた生き方をしたいという人々が確実に増えているのであろう。
内山節さんの「仕事と稼ぎ」という文脈から言えば、共同体を包含する森を仕事場として、市場経済という社会の中で生活するために貨幣を得るという生き方がありそうだ。


森林で働く (なるにはBooks)
森林で働く (なるにはBooks)
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ネーブルの花

10日ほど前の画像

昨年は3個ほど収穫出来た。
今年は沢山とれるかな?

結構強いにおいの花ですね。
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ゆっくり勉強ネタ 仕分け 川関係の法人

川関係の独法、公益法人の仕分け: ダム日記2
ダム日記2さんのブログより。
いつも為になる情報が書かれております。

それにしても、ひどい法人が多すぎないですか?
事務系の天下りが圧倒的に多いように思うのは勘違い?

逆に本来、職人的な技能を保持している技官がその技術をしっかり後世に伝えているのか疑問になりますね。
企業の場合は、出来る団塊の世代技術者をしっかりと面倒みますけど。

韮崎市 youtube

こんなニュースがあったので調べてみた。
200万円ね〜
高校とか大学の映画やITのサークルに依頼した方が、世界に通用して
海外からの観光客が来ると思うのはおいらだけかね?
朝から憂鬱だ〜

ちなみに韮崎はもっと良いところ沢山ありますよ〜〜〜

2010年05月25日(火)
ユーチューブに動画 韮崎市PR
「ニーラ」が観光名所案内
 韮崎市はインターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」を使って市のPRを始めた。動画は市のマスコットキャラクター「ニーラ」の着ぐるみが市内の観光名所を訪れる内容。ユーチューブは経費を抑えながら世界中に情報を発信できるのが魅力で、市は動画の公開が交流人口の増加につながることを期待している。
 市は現在、3本の動画を公開中。「登場編」では宇宙にいるニーラが韮崎市の銀河鉄道展望公園を訪問。「わに塚編」と「桃源郷編」は、ニーラが魔法を使って王仁塚のエドヒガンザクラと新府桃源郷の桃に花を咲かせる内容で、いずれも市内の観光名所の魅力を伝えている。
 市職員らでつくる「ニーラキャラクターデザインプロジェクト」でニーラの活用策を協議した際、「世界中の人が見ることができるユーチューブを活用できないか」と提案があり、今年1月から検討を進めてきた。
 動画の企画や制作は日本デザインセンター(東京都)に依頼。3月に市内でロケを実施し、観光名所の映像とニーラの着ぐるみの映像を組み合わせて制作した。事業費には約200万円を費やしたが、ユーチューブへの動画公開は無料で、閲覧の期限もない。
 ユーチューブをめぐっては、県が「山梨インターネット放送局」のユーチューブ版を開設。知事の会見の様子などを公開している。県外でも観光PRや行政情報の伝達などに活用する自治体も少なくない。市は今後、ホームページからも動画が閲覧できるよう環境を整える予定で「動画をきっかけに多くの人に韮崎に足を運んでもらいたい」としている。

クライマーズハイ 2008

新聞というメディア、それを取り巻く人々。
特ダネは抜かねばいけないものなのか?
記事とは誰のための言葉なのか。

日航機墜落事故と地方新聞社という文脈の中で織り成される
人間ドラマ。
その流れの中で、クライミングあるいは登山という行為が重なり合い
物語は進む。
1985年の事故、未だに多くの人々の記憶の中に漂泊しているのではないだろうか。




クライマーズ・ハイ [DVD]
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Doors Of The World Doors Of The World Tom Porter著

娘が好きそうなのでアマゾンで購入

家がある、必ず玄関や入り口は存在する。
そこに人が住む、生活がある。
家の顔とも言うべき玄関は本質的に普遍な存在であろう。
世界中の顔をこれでもかと言うほどに見せてくれる。

観光や仕事で国内外を訪れる時に、すこし真剣にドアを
見てみたいと思う。
そんな楽しみを与えてくれる一冊である。

Doors Of The World
Doors Of The World
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ハーバード白熱教室

先日、NHKの番組として紹介しました。
黒川先生on-line版を紹介しておりました。

自宅に居ながらにしてハーバードのレクチャーを聴けてしまうという世界。
英語の聞き取りで良く分からないのではありますが。。。。

日本にだって、アフリカ諸国にだって、面白い授業は沢山あるのでしょう。
日本の予備校の授業ではすでに有名講師のレクチャーがon-lineやDVDとして成立しているんですよね。

東京や都市部に居なくたって、一流の学問や知識が取得できるようになるのでしょうね。
そうすればおバカさんな教授や公務員も淘汰されることでしょう。
せっかく高い教養をもった女性なんかが育児のために仕事の現場から離れなければ行けない現状を、育児の合間に馬鹿なワイドショーやドラマを見る代わりに無料で大学の講義が聞けてしまうという流れは素敵です(笑)

放送大学もすこし見習った方がよろしいかと。もちろん今のスタイルも悪くはないですけど。

口蹄疫にEM?

バカも休み休み言えって感じ。

これが元祖EMの方なので。。。一応リンクしておきますが。
ニセ科学関連のブログで見つけました。

ある種の有用な細菌等が人類に多くの効用を示しているのは事実ですが
あまりに酷いなこの記事は。

「森と水」の関係を解き明かす 蔵冶光一郎 全林協 2010

「森と水」の関係を解き明かす 蔵冶光一郎 全林協 2010

東大愛知演習林長をされている蔵冶さん(1965−)が考える日本の森林の未来のあるべき姿を多面的に考察している。
もっとも好感が持てたのは研究者としての真摯な態度だ。現在の科学で解明出来ること、解明出来ないことの限界を自覚し、科学が万能でないことを認識しながら、歴史からの経験論や地域文化を考証して森林を考えていく姿勢だ。

備忘録的に
日本の歴史史上初めて、日本の森に木材生産を期待する人は少数派になった。
森林水文学(すいもん学)、水に関する文学(ぶんがく)だと思っていたら、水の循環に関する学問なんですね(苦笑)
森林の水資源涵養機能は洪水緩和機能に比べて不確実性が高い。
源流集落の水枯れの原因;森林土壌の流出による平準化作用の低下と森林の蒸発作用の増大の両方を考慮しないといけない(人工林間伐が行われない現状)森林土壌はスポンジに例えるほど単純ではない。
緑のダム:森林の機能が現時点では科学的に不確実性が高いから、治水計画の数値に森林の機能分を盛り込まない。(結局堰堤やダムは作り続けられる??)
「見試し」(江戸時代のシステム、まず試してみて修正を加える、大熊孝さんも書籍で紹介していたと思う)の再評価の必要性。
ヒノキ林の方がスギ林よりも土壌流出が激しくなる(落葉が容易に分解するため)
地域シンクタンクの重要性:山梨県早川町の上流文化研究所等
流域市民と研究者ネットワークの重要性(研究者は科学者が技術者か)内山節さんの言葉として「専門家は素人の検証を受ける仕組みを持たなければ、専門家としては健全な仕事を成しえない」
1999年度からすべての市町村が市町村森林整備計画を樹立することになった。そのために森林施業計画の認定等の権限が知事から市町村長へ委譲された。
「自然とはそもそも矛盾に満ちたものであり、矛盾をなくすのではなく、矛盾と共存しうる人間の構想力、未来のありかたを見つけだすという新しい社会像の発見を目指すのが研究者」by内山節 蔵冶さんの座右の銘だそうだ。

石城 謙吉さんの苫小牧演習林の話(森林と人間―ある都市近郊林の物語 (岩波新書))やどろ亀先生(高橋 延清さん、東大演習林長(富良野)「いろいろな価値を生産する、豊かな森づくり」が目標だった)、森林生態学の四手井綱英さんの話などが出てこないのがちょっと寂しいと個人的には思いました。


第1章 森と水をめぐる知見の整理
 森と水に関する科学的知見―どこま で解明されたのか―/森林と水害/森林と水資源/森林と水質/森林の環境サービス取引)
第2章 科学的な解明・検証をする仕組み
  人々の認識と科学者の認識のギャップ―科学的に完全に把握できるのか―/管理の意思決定方法―完全には把握できないものの管理/修正する手法―見試し、 PDCAサイクル、順応的管理/森と水の機能回復を評価する やまぐち森林づくり県民税関連事業評価システムの挑戦/
第3章 科学的な解 明に向けた情報を集める仕組み―地域型の情報管理を目指して
 地域型の情報管理を目指して―地域内シンクタンクの可能性/地域型の情報管 理を目指して―森と水の源流館―/地域型の情報管理を目指して―多摩川源流大学/地域に根ざした学術の融合―流域圏学会の可能性/地域型の情報管理を目指 して―情報の共有手段としてのWeb―GIS/
第4章 連携による森林管理の合意形成
 流域市民と研究者との関係づくり /国県町・学・民が一体となって照葉樹林を復元する―宮崎・綾の取り組み/国有林の共同管理と治山ダム部分撤去―利根川源流・赤谷プロジェクトの挑戦/愛 知県豊田市の挑戦(1)―森づくり条例と100年の森づくり構想/愛知県豊田市の挑戦(2)―森づくり会議とは/水と生きる企業の森づくり サントリー天 然水株式会社 奥大山ブナの森工場
第5章 研究者のあるべき姿勢、関わり方
 現場と向き合う研究者の悩み/社会に役立つ 研究者とは
引用・参考文献



「森と水」の関係を解き明かす 現場からのメッセージ
「森と水」の関係を解き明かす 現場からのメッセージ
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森を歩く 田中淳夫 角川SSC新書 2009

森を歩く 田中淳夫 角川SSC新書 2009
図書館本

森林セラビーへのいざないという副題になっている。
森林療法というのは上原巌さんが使い出した言葉だそうですが、森林セラピーというのは林野庁が指導する形での造語だそうだ。また厳密には療法とセラピーの定義は違っていて、森林セラピーという言葉は商標登録もされているそうだ。さらに森林セラピー研究会が認定したものだけが森林セラピーなのだそうだ。要するに国が品質にお墨つきを与えたとのことである。何か補助金や天下りという匂いがプンプンしますね。そして全国に認定された森林セラピー基地なるものがある。
以前、森林医学という本を読んだ事があるが、医学と言うには心もとない内容であった。
何をもって森の医学的効用かというと、ストレスホルモン(唾液中のコルチゾール濃度)、血液中のNK細胞の活性化、血圧、心拍数等を指標しているが、では、何が、例えばフィトンチッドが直接的あるいは間接的に何に影響しているか等は未解明なようだ。
その様な状況で森林セラピー研究会という団体がお墨付きを与えていると言う事が理解できた。
さて、多くの人が森に入ると癒されると感じる。あるいは多くの中高年が山登りに興じる現在を見れば、森の効用は間違いなくあるであろう。そして科学は万能ではないという前提に立てば、国が主導するようなことではないのである。
湯治という行為は昔から行われ、難病が治ったというような記述も古くからみられる。おおそらく其れははっきりした医学的根拠は証明できないけれども経験的に日本人は知っている。日頃の労働から解放され、少しばかり普段より美味しい食事をして何日間かを森に抱かれた湯治場で過ごすことで人間本来の免疫力あるいは生命力が向上するのであろう。
要するに科学的証拠を頼りに右往左往してストレスを溜めるより、昔どおりの湯治という枠組みで十分なのであろう。
本書で「森を歩く」は上記の森林セラピー基地を歩くとの意味である。

ちなみに本書にはCWニコルさんのアファンの森の事例は出て来ない。たしか既に多くの森林と医療とのコラボレーションに関する取り組みをしていたと思うが。
今度は上原さんの森林療法の本を読んでみたいと思う。


森を歩く―森林セラピーへのいざない (角川SSC新書カラー版)
森を歩く―森林セラピーへのいざない (角川SSC新書カラー版)
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お手伝い出来るものなら

口蹄疫拡大、獣医師不足が深刻…全国に派遣要請 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
資格だけの獣医で、牛にワクチン打った事もないですが。
緊急事態として出張出来るシステムがないのでしょうかね。

初動の責任問題を云々するより、今は現場での対策を最優先でしょう。

サラダボウル化した日本 若林亜紀 光文社 2007

サラダボウル化した日本 若林亜紀 光文社 2007
図書館本

内部告発や公務員批判とは違う一面を見せてくれた一冊

日本国内に居る外国人。
いわゆる3K職種で働く人、違法就労する人、留学生、IT技術者、外資系サラリーパースン等々 そしてその家族。200万人以上が在留届けを提出している。
外国人労働者無しでは既に成り立たない日本経済を外国人労働者が働く現場から詳細にルポしている。そして外国人の子供が通う学校やその周辺からのレポートもある。

ヨーロッパで見られる移民排斥運動は日本においても対岸の火事では既にない。国という枠組み自体がEUに見られるような通貨統合等でゆるい関係性の中で存在するようになるのだろうか。
労働と賃金、そこに人種問題や差別問題が存在するときナショナリズムという魔物が蠢くように思う。日本国内のおいても外国人居住者の割合が地域により異なる、その様な状況の中でいかに共同体として共生していくのかが実は日本の将来を左右する大きな課題なのであると言う事が本書から理解出来る。


サラダボウル化した日本   Welcome or Reject (光文社ペーパーバックス)
サラダボウル化した日本 Welcome or Reject (光文社ペーパーバックス)
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論争 若者論 文春新書編集部編 2008

論争 若者論 文春新書編集部編 2008
図書館本

時代を歴史の中でクリップしておくには良い。10年、20年して読み返してみることに意義が見出せるかもしれない。
いずれにしても、子供は自然(養老孟司曰く)であり、その自然を手入れするのが親や社会である。とかくステレオタイプに「今の若い者は」という爺さん達は、昔同じ事を若い時に言われていたのである。すなわち今の若者が住む世界は若者の親や爺さん婆さん達が構築してきたのである。教育の必要性はいつの時代も説かれるし、金と労働の問題も議論の種として蒔かれているだろう。そんな大人の自己批判抜きでの若者論も散見される。
また、秋葉原の無差別殺人事件を社会病理として捉える事が果たして正しいのか否か僕には分からないのである。以前、池田晶子が酒鬼薔薇聖斗の事件を民俗学者から見ると猟奇的事件では「隣村に鬼が出た」という文脈で説明できるのに民俗学者はそれを口に出さないと書いていたと思う。すなわち、人間ではない鬼(人間では理解の範疇を超える存在)が起こした事例であると。だから社会病理と捉えて解析や分析することは果たして正しいのか、意味があるのか。

第1部 希望か、甘えか
「丸山眞男」をひっぱたきたい―31歳フリーター。希望は、戦争。(赤木智弘)
ベタな時代を生き抜く素人芸のチカラ(松原隆一郎+太田光)
「承認格差」を生きる若者たち―なぜ年長世代と話がつうじないのか(萱野稔人)
若者をインドで鍛錬させよ (堀紘一)
去勢された若者たちに告ぐ (宮嶋茂樹、野口健)

第2部 貧困か、自由か
戦後初めて、若者が路上に放り出される時代(佐藤優、雨宮処凛)
「意欲」を持てる社会をどう作るか(山田昌弘、三浦展、門倉貴史)
新庄、中田はなぜ引退したか―「三年で辞める若者」に通じる平成的な労働観(城繁幸)
「まったり」生きる若ものたち(宮台真司)

第3部 絶望か、殺人か
「臆病な殺人者」加藤智大と酒鬼薔薇聖斗(高山文彦)
若者よ、殺人犯を英雄にするな(重松清)
アキバ事件をめぐる「マルクスもどきの嘘八百」を排す(仲正昌樹)
「若 者論」ブックガイド 若者論の四〇年(浅野智彦)


論争 若者論 (文春新書)
論争 若者論 (文春新書)
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JAL株主優待券

長女が美術館に行きたいというので、良いおと〜さんは(笑)色々と調べた。
娘は深夜バスで行くと行ってましたが、時間とコストを考え、嫁入り前でもあるし(笑)(まだ19歳)。飛行機にしたら〜と助言。

自分の出張等は楽天などで飛行機とホテルの安いセットなのですが、高松、徳島と両方とも安い時間帯はスケジュール的にうまくない。

そこで優待券である。5月31日まで有効(裏技はあるらしいけど)のJALは3000円。通常は5千円以上でしょう。
片道約3万が半額の1万5千円、それと優待券で1万8千円程度、往復で2万円はお徳。
さらに、通常のチケットなので便の変更も可能。(安い航空券は時間変更できない)

地中美術館と大塚国際美術館をハシゴするそうである。

青春は良いな。

日本の洗濯 黒川清 板垣雄三 猪口孝 田辺功 西村書店 2005

日本の洗濯 黒川清 板垣雄三 猪口孝 田辺功 西村書店 2005
図書館本

黒川さん1936年、板垣さん1931年、猪口さん1944年そして朝日新聞の田辺さん1944年のお生まれ。 黒川さんは本書が出版された時に日本学術会議会長、その後内閣特別顧問なども勤められた。
黒川さんの主張はまさにシンプルであり、常に「イノベーション」を若者に訴えかけている。そして日本の未来を造るのは若者であると。それは実はいつの時代も同じではあるのだが、現在の内向き偏向的な世の中(おそらくご自身と同じ年代やその下の団塊の世代への批判だと思うが)を非常に憂いている。そして
板垣さんはイスラームの研究者として、日本の歴史教育の問題点を的確に指摘していて面白い。そこにキリスト教的欧米中心の歴史を実はイスラーム世界という文脈から見ると、違う世界がキラキラと見えてくる。そして辺境として日本が、実は別の見方をすれば西欧との近縁性すら存在すると。そんな歴史を俯瞰すると僕らの勉強した教科書は一体なんだったの?という空しさを感じてしまう。
猪口さんは国際政治学という視点から日本の現状をやはり憂いている。日本の方向性をどのような舵取りで決めていくのだろうか気になる。
学術会議をタコツボ学者の集まりとか、国の研究費の浪費と言い切った黒川さんの思いを若い研究者は心強く思ってイノベーションに邁進してもらいたいものである。

表紙の「日本を今一度洗濯したいと申し候 by 坂本龍馬」 いいですね。

2010年3月にガーナで黒川先生とはお話する機会があり、本書の通りアグレッシブにイノベーションを語り、日本の官僚制の悪いところを指摘してました。74歳には全然思えない(笑)
結局団塊の世代周辺が問題なんじゃないのかな。

日本の洗濯 考えるエッセンス
日本の洗濯 考えるエッセンス
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<眠り病>は眠らない 山内一也、北潔 岩波科学ライブラリー 2008

<眠り病>は眠らない 山内一也、北潔 岩波科学ライブラリー 2008
図書館本


睡眠病という病気がトリパノソーマという寄生虫で起こる。これは人と動物(牛や馬)に感染する事から人獣共通感染症と言ってもよいのかもしれない。3種類のトリパノソーマにより病型が異なる症状を示すそうだ。ツエツエバエが媒介、アフリカ(特にサハラ砂漠以南36カ国)で5500万人が感染の危険にさらされ、毎年4万人の新規患者が発生し、常時30万人の患者が存在していると書かれている。そしてこの病気が他のネグレクティドディディーズ(顧みられない無視される疾病)と同様に貧困にリンクしていることを示している。
またこの病気の研究の歴史はまさに微生物学研究の歴史でもあり、コッホや北里、シュバイツアーの名前なども登場する。そしてコッホが来日した1908年の講演はなんとこの眠り病がタイトルであったそうだ(上野の音楽学校講堂で挙行)。
そんな歴史の文脈の中で、現在、日本発の薬が睡眠病の特効薬として評価されつつあると結んでいる。寄生虫疾患の薬としては北里研究所の大村先生が発見したイベルメクチンがオンコセルカ症の治療薬として多大な貢献をしている事はすでに良く知られている。


ちなみに山内先生は一時期おいらの指導教官、北先生は先日ガーナでお会いして話をしました。
大村先生は故郷韮崎の生んだ大研究者であり、大村美術館の館長でもあります。

“眠り病”は眠らない―日本発!アフリカを救う新薬 (岩波科学ライブラリー)
“眠り病”は眠らない―日本発!アフリカを救う新薬 (岩波科学ライブラリー)
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学問に国境無し

NHK ハーバード白熱教室

mixiで教えて貰った番組。
録画して見ているのですが、実に面白いというか興味深い。
東大でもpodcasting?で公開講座等を既にオープンにしていると思うけど、まさに通常の授業を映し出してしまうのが凄いね。
いまや論文もネットでフリーアクセスできるものも多いし、アホな教授や教官は生きていけない状況になるのでしょうね。

2回ほど視聴して単純に思った事は;
アジア系と思われる学生が沢山ハーバードに居る。
かならずマーケット(市場)という文脈で内容が語られる。
アメリカ独自の哲学の話は今のところ出てきていない。
正義という定義をどの視点から捉えるのか、興味ある。


アフリカ 苦悩する大陸 ロバート・ゲスト 東洋経済新聞社 2008

アフリカ 苦悩する大陸 ロバート・ゲスト 東洋経済新聞社 2008
図書館本

経済という立ち位置からのアフリカ観察。
歴史と市場経済という流れの中で翻弄されるアフリカ大陸がある、勝手に国境線を引かれて、部族対立や民族紛争に導かれていく。レアメタル、ダイヤと言った資源のために進出する所謂先進国。
市場経済という文脈の中では貨幣が最大の力なのは間違いないのだろう。そして、その貨幣という麻薬にも似た物質のために血が流され不正が行われていく。GDPでは計算出来ない幸福度は常に度外視されて発展開発という流れに身をゆだねざるを得ないのはアフリカも他の諸国も同じなのであろう。
果たして本当に先進国と言われる国々の人々ははアフリカの貧困や紛争を解決して同じ人間として地球上で存在したいと考えているのだろうか?
そんな疑問を抱いた書であった。

第1章 吸血国家―エリートによる、エリートのための独裁主義
第2章 ダイヤを掘る、墓穴を掘る
第3章 「眠れる資産」が繁栄へ道を拓く
第 4章 セックスは死と隣り合わせ
第5章 宿怨の三つの温床―部族主義、派閥主義、人種主義
第6章 どうする?援助と自由貿易
第7 章 でこぼこ道と盗人警官
第8章 ハイテク技術は「貧困」を救えるか?
第9章 南アフリカは「希望の星」になれるか?
結論 一歩ずつ確実に―「豊かな」未来へ向けて


アフリカ 苦悩する大陸
アフリカ 苦悩する大陸
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わだつみ平和文庫(中村徳郎・克郎記念館)

甲州 わだつみ文庫求む!移転先  - 山梨日日新聞 みるじゃん


わだつみ平和文庫のオープンの時にお邪魔させていただいた。

はるねさんの上司は僕が大学院時代にATLという母子感染する病気の研究をしていた時に非常にお世話になったT大教授で素晴らしい先生でもあった。
また、はるねさんとは、お仕事を一緒にさせていただいた事もあり、我が家の長女は当時はるね先生がいた病院で生まれた。
縁というのは面白いものだ。

お手伝い出来ることはしたいと思う。


以前書いた関連する内容
これも

以下記事
2010年05月14日(金)
甲州 わだつみ文庫求む!移転先 
常時開館消防法の壁 「貴重な資料、多くの人に」 
 第二次大戦で戦没した学徒兵の手記「きけわだつみのこえ」編者の中村克郎さん(85)が収集した戦争・平和に関する資料を収蔵する甲州市塩山上於曽の「わだつみ平和文庫(中村徳郎・克郎記念館)」が、常設展示できる場所を探している。同文庫は建物の構造上、消防法などの規制で常時開館できない。資料が劣化していることもあり、保存体制が整った展示施設への“移転”の検討を始めた。県内の複数の自治体に働き掛けているが、現状では前向きな回答は得られていないという。戦争の記憶が薄れる中、同文庫代表で中村さんの長女中村はるねさん(56)は「父が集めた貴重な資料を多くの人に紹介できる場所を見つけたい」と話している。
 同文庫は2008年10月、克郎さんが開業した旧医院を改装してオープン。はるねさんによると、当初から常時開館する予定だったが、施設の延べ床面積が一定の規模を超え、不特定多数の人が利用する展示施設にするためには、消防法で定める防火設備やバリアフリー対応などが必要になった。
 費用を試算したところ約5千万円かかることが分かり、再改装は断念した。現在はボランティアが常駐できる毎週日曜日は終日開館し、平日は事前に予約した人だけ見学できるようにしている。ただ、一般建築物を改装した施設のため、太陽光が入りやすくなっていて、一部の資料は劣化が進んでいるという。
 同文庫は、学徒出陣後に戦死した克郎さんの兄徳郎さんの遺言を受け、克郎さんが長年にわたって集めた約10万点の資料を収蔵、「戦争・平和関連の資料館としては県内最大規模」(はるねさん)という。現在は約3万3千点について、テーマ別のスペースに分けて展示・開架している。
 「きけわだつみのこえ」が出版されるきっかけとなった徳郎さんの手記や出征前最後の手紙をはじめとするコレクションは、文学や戦争論、写真集など多彩で、専門家の評価が高い。一部の資料については今夏、京都・立命館大国際平和ミュージアムが企画した特別展で紹介されることになった。
 「父が集めた貴重な戦争や平和に関する資料は、古里山梨で公開したい」という気持ちから、複数の自治体に資料を展示するよう求めることにした、はるねさん。今のところ文庫の“移転先”は見つかっていないが「協力してくれるところを一日でも早く探したい」と話している。


きけ わだつみのこえ―日本戦没学生の手記 (岩波文庫)
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