おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2009年01月

不況?

d09fcdf2.jpg宴会までの空き時間。寒いからデパートに入ってみた。凄い混雑。消費は経済の活性化に繋がるのだろうか?人混み苦手には疲れるのでありました。

ふたりの季節 小池真理子 幻冬舎 2008

小池さんの自伝的小説なのかな。

50代半ばの由香と拓、30年を経て突然の出会い。
高校3年からの2年間の記憶が昨日の様に蘇る。
名曲喫茶、学生運動、小説、映画、キラキラと輝き、不安や欲望の中で漂流する青春。夢、大学。結婚を約束した二人が、何気なく別れていく。
携帯電話もメイルも無い時代、そこにも確実に男女の繋がりがあったし、時間の共有があった。
過ぎ去ったはずの「あの頃」が、鮮やかに、そして走馬灯の様に映し出される。
こんな文章に俺もやられてしまう。
宿命、運命、縁。。。この世に、そうしたものが存在することは、由香にもわかっている。偶然は、あらかじめ決められていた必然でもある。細かい、砂粒のような、目に見えない偶然の堆積。人の一生は、偶然の堆積の中にある。そしてそこには、一本の道が延びている。道はうねったり、曲がったり、細くなったり太くなったりす、途切れそうになったりしながら延々とつながって、現在に至っている。さらに、この先、未だ見ぬ彼方に向かって、道は続き、命ある限り果てることがない。p123
携帯番号とメイルアドレスを交換して別れるシーン
拓が手を振った。由香も背伸びをし、大きく振り返した。
人生は続いている、と思った。坂が上がったり降りたり、すべったり、行き止まりを前に立ち止まったり、暗がりを泣きながら手探りで進んだり。。。。ずいぶん遠くまで来てしまったと思っていたのに、道は先に延びているようである。このまま、もうしばらく、歩いていけそうだ。道の先にあるものは、まだ見えてこない。p129

映画化を前提に幻冬舎の社長に難度も口説かれ、断り続けていたが、書き始めたら予定枚数を大幅にオーバーしたとご自身が書かれている。

そして
あの時代を、由香と拓のごとく、私と共に生き、共に走り抜けてくれた懐かしい恋人に、本書を捧げる。 2008年霜月 小池真理子

格好良すぎるじゃん。オヤジを泣かせるには十分過ぎます。

ふたりの季節
ふたりの季節
クチコミを見る

すごい値段になってるな。。。

Yahoo!オークション - ■署名入り/絶版/初版■魂を考える■著:池田晶子
池田さんの本は殆ど絶版がないのである。それほど少ないながら売れ続けている。これをロングテールとよぶのであろう。自分も図書館で借りて読んで、どうしても欲しくなり、2000円程でネット古本で購入した。
やはり池田ファンが多いのだろう。
池田さんの本を読めば、今の経済破綻などやITなどと言う文脈はそれほどシリアスではないだろう。
知る事より考える事の重要さを、50歳前にやっと彼女の本で教わった気がします。


魂を考える
魂を考える
クチコミを見る

石器料理2

大学院生のIさんが撮影

まだまだ続く宴の会(笑)
7日がこれ
8日は中学同級生の東京バージョンでした。そして
夜あずさで山梨へ帰り
9日は休暇を取りお見舞い
10日は前の上司の受賞記念祝賀会
11日は御世話になった方のお墓参りと尊敬する上司主催の会で、言いたい放題仲間と飲む。
12日はお休み予定(笑)


石1石2

石器料理

上司がアレンジしてくれた食事の宴
男4女2ケイ名で円卓を囲む

石器料理いしかわ
http://www.isikawa-inc.co.jp/
の5800円コース(飲み代別)
石蒸しってやつらしい。
飲み物入れると一人1万円は超えるな(飲み助が多いので)
上司はだいぶ懐を痛めたことでしょう(笑)

だしを蒸発させて素材を蒸し(蓋をかぶせて)、タレを付けて食べる。
最後はそのダシに麺を入れて食す。麺の追加しまくり(笑)
おいしゅうございました。

2次会は近くのワインバーで御馳走になった野郎2名で女性の分も負担して終電間際まで。

さらなる画像はまた後日DSC00002DSC00003DSC00004DSC00005

いのち

asahi.com(朝日新聞社):淀川の「イタセンパラ」救え、大阪でタナゴサミット - 社会
蟻一匹、めだか一匹創り出せない人間が生物を絶滅に導いている。自然はそれほど寛容ではない、必ずしっぺ返しが来る。
イタセンパラ絶滅を救おうと木村英造先生らがまさに孤軍奮闘している。是非ともブログ最初の記事の本を読んでもらいたい。

1984年ケニア

海外調査のための予備調査でカバン持ちとして参加した。
週末の休みを利用して国立公園に出かけた。

4半世紀前なんだと、スライドをjpegに変換して思いました。

4畳半一間の台所もトイレも風呂も無い目黒駅前のアパート。
電気水道込で月2万円だった。
近所の駐車場は月5万位の看板が出ていたように思う。

単に右肩上がりの時代だったからおいらの様な輩も夢が見れたの
だろう。

081014033081014034081014036

Norton Internet Security 2009 スモールオフィスパック 5ユーザー


アクティブ化やアカウント作成が上手くいかない。
電話のサポートはマニュアル化していて、FAQに書ける内容をどうして書かないのか?
まったくの時間の無駄。
これまで使っていたから購入している訳ですが、PCのサクサク感も無くなるという指摘もされていますので、もっと使いやすいソフトが出たら来年は乗り換えます。
どうして2008年の12月にインストールすると2009年の12月末まで使えないのかも理解不能。これじゃリピーターは確実に減りますね。

職場でもコレですが、なんとかならんもんかな。



Norton Internet Security 2009 スモールオフィスパック 5ユーザー
Norton Internet Security 2009 スモールオフィスパック 5ユーザー
クチコミを見る

エース トラベリスト ハード エテルノTL 05247

【楽天市場】スーツケース エース トラベリスト ハード エテルノTL:アリスのかばん
近くのホームセンターで2割引で売っていたので買ってみた。京都のMちゃんご推薦のRIMOWAのスーツケースも考えたのだが、やっぱりお高い(笑)
まったく同じ容量で1万円のモノもあったのだが、決め手は大きめなキャスター。日本の様に何処もかしこも舗装してあったりツルツルの床な訳ではないので。
さてこのカバンはおいらが灰になるまでお付き合いしていただけるのだろうか?

日本の愛国心 佐伯啓思 NTT出版 2008

図書館本

久々の途中棄権
自分の未熟さと教養の無さを感じるわけです。
佐伯さんの「「欲望」と資本主義」と言う新書は読み終えていて
付箋紙だらけでまだ感想を書き留めてもいないのですが
個人的に凄く腑に落ちる文章です。

この本は購入してじっくり読み込んでみたいと思うのです。
国家と言う脳が創り出した枠組みをどの様に捉えるのが
最も世界という文脈の中で平和あるいは幸福に近づけるのか。

やっぱり右だとか左とか言っている場合ではないのでしょう。
そしてナショナリズムの持つ本質を知っておかないと、簡単に
メディアや似非アカデミックに騙されてしまうのですから。



日本の愛国心―序説的考察
日本の愛国心―序説的考察
クチコミを見る


「欲望」と資本主義―終りなき拡張の論理 (講談社現代新書)
「欲望」と資本主義―終りなき拡張の論理 (講談社現代新書)
クチコミを見る

初詣

e0f7e2ab.jpg原チャリで。朝だとスンナリでした。合格お守りを買ってきまして。これで最後にしたいな(笑)

恒例モンベル福袋

今年もおかげさまで抽選にあたり元旦に届いた福袋

モンベルファンとしては楽しみなわけです。
今年は数も希望できたのでダメモトで2個応募(1個1万円)
そしてなぜか2個当選

内容的には今年はイマイチのような。。。。

こんな感じでございました。
イヤーパッドとボトルはダブってましたね。

まあしょうがないか。monbel1monbel2

1月2日
高校の学年同窓会
大船より鈍行乗り継ぎで甲府へ
開始まで少し時間があったので叔母宅にご挨拶
一人暮らしで80歳を超えているが、まったく会話に歪みがない。
記憶力も凄い。やっぱりこの年代の人は鍛え方が違うのだろう。
子供のお年玉をありがたく受け取り会場にタクシーで向かう。
道路がよくなっているのに驚く。
恐るべし道路特定財源。必要なのだろうか、こんなに道路が。

会の方は80人ほどが参加
3年の時は唯一の男組
女子が一人もいない円卓で若き日を思いだし飲むは飲むは(笑)
話は尽きない 高校時代もそう言えば良く飲んだな。。。
9時の電車で帰ろうと思っていたが、2次会へ
結局駅前のホテルに泊まり3日朝7時のかいじで帰鎌

ベル○○シックなる場所でしたが、会費と内容がまったく伴わない
貧弱なツマミであった。毎年同じ場所なので
来年は是非とも違う場所でやって欲しいものだ。

戦争という仕事

正月だというのに暗い話題で申し訳ありません。
世の中の動きを見ていると、どうしても戦争をしたいという文脈に
流されているように思えてなりません。
宗教はなんのためにあるのか?
原油は幸福への地球の贈りモノではないのか?
貨幣はコミュニケーション手段の役割を終えてしまったのか?

共同体の中の協働という言葉はすでに意味をなさないのか。
ワークシェアリングなどと横文字を使わないと助け合いが出来ないのか。

物質である脳が心を創り出すのであれば、もう一度、あるいは、
何度でも歴史を振り返り、学び直さねばならないのだろう。

宮本常一が生涯考えていたであろう「忘れられた日本人」の世界を。
「進歩とは何なんだろうか、これまで自分は発展と言ってきたけれども、発展とは何なのだろうか、進歩という名のもとにわれわれはじつにたくさんのものを切り捨ててきたのではないか」「切り落とされてきたものの中に非常に大事なものがある」

夢 

食うために生きるのではなく生きるために食う。
自分のためでなく。

生かされている自分の成すべき事を考え
もう少し許されるであろうわが人生をゆっくりと
歩いていきたい。

貨幣経済という文脈を最小限に留めて
自然の中で
やがて果てるまで。

そして出来るだけ多くの良書に出会いたい。
過去に学び未来を想像しながら。

お金というテキストで決して手に入らない夢のために。

皆様の夢がかないますように。

2009年1月1日
Recent Comments
Archives
お薦め映画