おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2008年10月

宗教の力ー日本人の心はどこへ行くのかー 山折哲雄 PHP新書 1999

ガーナに行く飛行機の中とアクラのホテルで読んでみた。

山折さんは宗教学者であるとともに哲学者でもあるのだろう(印度哲学科出身だから当たり前だといわれそうだが)。
これまでに何冊か著作に触れてみて、まさに「腑に落ちる」という感覚を何度も感じました。
おそらくそれは、日本人が持っている(刷り込まれている)宗教や哲学に対する素朴な疑問にある種の答えを導いてくれているからだと思う。
今回の本は、山折さんの講演等を編集したもので、出版までの社会の出来事などにも言及しながら日本人と宗教に関して綴られている。もちろん外国の宗教や哲学にも触れて若干の比較(良し悪しでない)もしている様に思う。
無常観、霊魂信仰、死生観といった文脈が小気味よく流れている。
備忘録的に若干のテキストを残しておきたい。
第一部 日本人の「心」の原型 1.宗教心を見失った日本人 2.なぜキリスト教は日本に根づかなかったか 3.「たたり」に見る日本人の霊魂信仰
第2部 自然への信仰 1.中世日本人は自然をどう見たか 2.「小さな仏」への愛情 3.芭蕉がみた落日 4.宇宙に開かれる神秘体験
第3部 生と死を問う 1.宇宙時代の死生観 2.移りゆく時代の宗教の力 3.あらためて問われる「生老病死」

明治の日本社会で宗教が力を持たなかった理由(社会の世俗化)
 織田信長の比叡山焼き討ちをはじめとする寺院と仏像の破壊
 一向一揆の鎮圧(最終的には石山本願寺での一揆の陥落)
 宗教の世俗化は上記のイベントを経て徳川時代に出来上がった。檀家制 度がその例(お墓信仰と遺骨信仰)

日本の神の六つの性格 1.隠れる(不死)神と葬られる神 2.神の匿名性 3.記号化する神 4.特定の場所に関わって鎮座する神(述語的な神) 5.神の無限分割制 6.漂着性

脳死、臓器移植問題における「無常」と「犠牲」
死に急ぎの思想と生き急ぎの思想
西行に見る「よりよき死を生きるための行為」

宗教の力―日本人の心はどこへ行くのか (PHP新書)

ガソリンが水より安い国

と、言うことは。水がガソリンより高いのです。

1リットルのガソリンが1ディラハム(DH) 1リットルの水が2ディラハムの事があるらしい。
あくまでもハイヤーのお兄さんの話ですが。

1ディラハムは35円位かな。

初めてレクサスに乗ったのである。燃費など運転手というか会社は気にしてないのだろうな。3時間ほど市内観光をしてみたのである。

ちょうど内山さんの「貨幣の思想史」を読みだしていたので不思議な感じがします。

働いているのは殆どが他国人、自国民は医療も水もただらしい。
原油はなくならないのかね〜
世界一のビルもさらに長身になりつつあるという。


砂上の楼閣より おやじでした

不都合な真実 

図書館DVD

やっと見ることが出来た。
確かに一部、?な部分がある(氷山が溶けると海面が上がる?)がよく出来ている環境科学レクチャーだと感じました。
また、このDVDでは本編では使われなかったスライド(進化論を含む部分)などもあり面白い。
ドキュメンタリーとしてもよく出来ていて、現在の科学で分かる事と予測不能の事をしっかり提示しています。
アメリカが京都議定書に署名しない理由も、経済という文脈ではある意味正しい様にも思えます(常に勝ち続けるアメリカのためには)。しかし明らかにその態度が世界の非常識になりつつあることはゴアは落ち着いて、そしてデータを使い語りつづけています。

このドキュメンタリーが発表されてから、ゴアの大邸宅問題やらいろいろでてきていますが、この辺がやはりアメリカ人の変わりえない所なんだろうと妙に納得した訳です。清貧の思想はアメリカに馴染まないのですから。

不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション

こんなマーケットが好き

ここは、いくつもの店が朝から夜まで営業しています。

小さい木の小屋で小物を売るキオスクもまだたくさんあります。

内山節さんの文脈でいくと、「半製品」的な生産者(ここでは卸という感じだが)と消費者(購買者)がお互いの顔を見て、世間話をしながら買い物をします。

食の安全などという視点はローカルからは生まれないのでしょう。
まあ、中国製品やもちろん南ア、韓国、日本のモノは溢れているのですが。


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発展とは、進歩とは。。。

南アフリカ資本だそうです。
確かに何でも手に入ります。

日本でスーパーマーケットが出来始めた時、多くの小売店が店を閉じたのを見ました。(小学校時代だったように思う)

富の分配は実は富の集中という流れに飲み込まれているのかもしれません。

考えさせられる光景です。でも何もできない自分がそこにいます。

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