おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2008年02月

日本史授業の必修化

神奈川県は高校教育現場で日本史を必修とするらしい。
良い事である。
海外に行って、自国の歴史を相手国側の人の方が詳しいなんて事があるわけで、それでは外交も何もあったもんではない。

そういう自分も最近特に自分の無教養さに呆れるわけである。
高校では世界史を履修して、日本史の時間は他教科をしていたわけだ。
所謂、文系、理系の枠組みの問題でもある。

少なくとも自国の歴史の流れくらいは覚えておきたいものである。

日置桜

昨晩は長崎から大学院時代からの友人が上京。
まずは新橋でラムシャブの予定だったが、一杯で入れず。
金の羊で生ラムのジンギスカン。
その後、銀座のいつもの店で酒を飲む。
ママが鳥取の山根酒造さんの大吟醸?(無濾過)を貰ったからと飲ませてもらう。日本酒ではないような美味。
日置桜と言うのが看板だそうだ。

旨い

2dfc1032.jpg旨いです。

金の羊

9783a36c.jpgビールが旨い。

いい話ですね〜

鉄道トラブル:線路上に犬、電車ノロノロ 都留の富士急行、遅れにも苦情なし /山梨(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
もちろん、急用の方が居たかもしれませんが、電車やバスが遅れる事を覚悟していれば怒りも起こりません。ある種の覚悟です。1−2分の遅延でもお詫びをする都内の電車はいかがなものなのでしょうかね。あと東京駅のあの大音響のアナウンスもどうにかなりませんか。難聴になりそうです。

暗いニュース

59481a81.JPG先日もガーナの友人の奥さんの死亡の知らせ。
今度は別の友人の5歳の養女の死亡の知らせ。

無力感だけが漂う。

相田みつをの書。
幸せとは何処にあるのだろう。

ウエブ時代をゆく 梅田望夫 ちくま新書 2007

図書館本

ウエブ進化論、ウエブ人間論(平野 啓一郎との共著)、フューチャリスト宣言(茂木健一郎との共著)と読んできた。
ご自身が楽観主義者と告白しているように、現状から未来への悲観的考察は無い。それはそれで著者の生き方であるから良いし、現に梅田氏自身が若者がサバイバルするには「勤勉」であることだと当たり前の事を述べられている。自分探しという文脈を若者に積極的に啓蒙しているが、青い鳥を追うためにはかなりの努力が必要である事を読み取らないと確実に下流指向に向かうだろう。其処には社会が悪い、自分を認めない日本が悪いという逃げ道があるよう見えるが、実はそんな事を言っている奴は世界に出てもそうそう成功しないという現実を梅田氏は示していない。梅田氏はご自身の努力を過小評価しているある種典型的な日本人なのかもしれない。
グーグルやオープンソース、ウイキペディアと言うIT環境は確かに「知」の裾野は広げたが、その知を使って思想することより「食うための智慧」の集積になっている現実には残念ながら言及していない。
また「高速道路」と「けものみち」の生き方を説明しているが、おそらく梅田氏本人のけもの道はいつでも街に降りられる、すなわち街の灯火が見える里山の獣道だったのだろう。
養老さんの著作も引用しているが、残念ながら脳化社会と身体性には言及されていない。
どうしても、IT社会における身体性の欠如を感じざるを得ない。シリコンバレーのローカルな思想が「貨幣」という脳化でグローバル化する事の危機感を感じる。やはり「知ること」より「考えること」が近未来でないさらなる未来の国家や地球を創造するように考えてしまう小市民である。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)

林業としてでなくともよい

社説:間伐促進策 森林再生のてこにすべきだ - 毎日jp(毎日新聞)
道路特定財源を環境特定財源にすれば良いんじゃね? 農業や林業と言うのは実は「業」ではないと誰かが指摘していました。まったくその通りである。林野庁に任せることなく、もし業として行なうのであれば篤林家に任せれば良いのである。どうしても道路を作りたい会社は、素晴らしい森を作る方が国民の評価を受けると思いますがね。そうそう無駄な高規格林道はやめましょうね。

セルジオメンデス

久々に踊ったぜ。ちょっと品が良すぎる場所ではあったが。
アフリカを想い出す。

ピックポケット(スリ)を気にしながらリンガラやハイライフのライブで
踊る週末。
ベルギーでも、長期滞在中のガーナでもは残念なが夜通しのコンサートなんかには行けなかったけど、時間を気にしないで飲んで踊れる環境って良いね。

じつは日本の夏祭りなんてのはそうだったんでしょう。男と女の出会いがある種オープンになる「とき」。

Sergio Mendes & Brasil 66 - Mas Que Nada (1966)


Sergio Mendes feat. The Black Eyed Peas
bluenoteセルジオ






ちけっと

日本人の矜持 藤原正彦 新潮社 2007

図書館本

矜持なんこ言葉知りませんでした。無教養なオヤジなのである。
さて本書は
齋藤孝、中西輝政、曽野綾子、山田太一、佐藤優、五木寛之、ビートたけし、佐藤愛子、阿川弘之の9人との対談(各媒体で発表済み)をまとめた一冊。
基本的には「国家の品格」の内容を対談を通して磨きをかけている。
すなわち、ノブレスオブリージュと武士道(忍耐、誠実、慈愛、勇気、名誉、惻隠)、そしてその背景には本質として「やせ我慢」があると。
佐藤愛子:卑怯と言う事を教えなくなったために、判断の基準が損得ばかりになっている。
藤原:日本人はもともと金銭を低く見るという価値観があったんです。明治維新の頃に来たイギリス人のチェンバレンは、「日本では金持ちは威張らないし貧乏人は卑下しない」と驚きました。アメリカ人のモースは、「日本に貧乏人は存在するが貧困は存在しない」といいました。欧米と違い日本では貧乏人が、金のためなら何でもしそうな獰猛な目つきをしていないし、絶望に打ちひしがれた虚ろな目もしていない、と不思議に思ったのです。

日本人の矜持―九人との対話

青山

66a89bc9.jpgブルーノートである
セルジオメンデスである

ブログを見てくださっている皆様へ

10592d7b.JPGあなたへ!

ズブズブですね

国交省:甲府河川国道事務所、整備特別会計でカラオケ機購入 不適切と釈明 /山梨(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
こんなのが沢山あるんでしょうね。頭の構造を見て見たいものです。道路の重要性はわかりますが、利権の温床になって居る事に間違いはないのでしょう。構造改革とは産業構造改革だと思うのですよ。道路工事を環境保全対策に変更することとかね。国交省の省益を守りたいなら、林野や環境庁を巻き込んで生き残りを賭ければよいんですよ。良い森や山が後世に残るし、そこに世界から観光客も来るでしょう。唄を歌いたいならアカペラかカラオケ店でお金を払って歌いましょうよ。

ほっとひといき

大学入学準備中の次男である。

一般的には浪人中という。

センター利用の滑り止めに合格との連絡あり。

おめでとう。よかったよかった。

まあ俺より頭脳および性格は優れているので(3人の子供すべてそうだが)心配はあまりしてないのであるが。
まして放し飼い方針(単に俺が遊んでいるだけとも言う)なので、家人が基本的には偉いわけである。

自分の時もオヤジは何も言わなかったな。

まさかの私立獣医に不合格、駿台午前部へ高校推薦を貰って、一期校はなんと最下位合格(35人定員で38人合格)、二期校は不合格。
駿台行っていれば、違う人生だったろうとは思うけど、泣く泣く山陰へ。
でも、そこで多くの人と出会い、今の自分があることに感謝。

おっと、自分の昔話になってしまった。

凄いのは息子なのである。

宗教以前

d8121262.JPGガーナから研修に来ているマイケル君と食事。
毎晩、コンビニで食事を買っているとの事で、居酒屋にご招待。
ビールを飲みながら、ガーナな現状などを話す。

そんな中、日本では災害とか起こると、神様が怒ったとか言うんだよと
説明すると、ガーナでも神様は海、山、森にいると言う。
日本の森羅万象ではないとは思うが(英語がそこまで話せないし。。。)ガーナの多エスニック共同体が纏まっている現状を考えると、あながち、そんな森羅万象的な共通意識があって国家として安定し纏まっているのではないかと考えてしまいます。
植民地前、キリスト教やイスラム教が導入される前の原始宗教は日本と同じではないのかと妄想にふけった夜でもありました。

インドの衝撃 NHKスペシャル取材班 2007

図書館本

昨年NHKで3回にわたり放映された番組でカバーできなかった話などをまとめている。数人のスタッフ(30代がメイン)が書き綴っている。
インドのIIT(USのMIT相等)の優秀IT技術者の生き様とそれを支える国家体制、さらにはそこから生まれるグローバリズムの勝者。
核兵器開発と原子力を取り巻くしたたかなアメリカを見据えた外交戦略。
11億の民をまとめる国内政治の現状と農村部と都市部の格差。
仏教を生み、ゼロの概念を作り出したインドという国は彼らのローカルの思想をまさにグローバリゼーションの海で自由自在に展開し、さらなる大国を目指して進んでいるようだ。99x99の暗算はさすがに全ての学校ではやっていないようであるが、貧困からの立身出世はどこかの国の戦後の様にも見える。
ただ、農村部での大家族制度の貧しい暮らしのなかで、皆が車座でチャイを飲み、カレーを食す光景に記者が「癒し」を感じたのは、日本のムラの光景が懐かしく染込んでいるからであろう。
残念ながら、多くの記者が若いためか、テレビ、電気、クーラーが当たり前の前提に立ってインド社会を見ているので多くが経済と言う視点で語られている。その本質にある思想、民俗、さらにはカーストの問題までは踏み込めていないように思う。

インドの衝撃

カーティスクリーク 大泉

d5cd0f1c.JPG清里から少し離れた所にあるらしい。
知人が画像を送ってくれた。

のんびりとランチなんて素敵かもしれない。

フライフィッシングをするものにとっては、カーティスクリークと言う言葉の響きには皆想い入れがあるだろう。
ちょっとした秘密の渓という響きである。

料理もリーズナブルで温野菜のサラダやパスタがお勧めらしいです。

こんな景色を横に眺め、気心知れた友や恋人とひと時が過ごせたらよいですね。もちろん、仲良く手を繋いだ老夫婦なんてスティエーションは最高でしょう。

ドライバーは飲めませんが、美味しそうにビールかワインを飲む相手の姿を見ながら食事するのも至福の「とき」かもしれませんね。

素直にそして穏やかに老いていきたいものです。

おいらがガキの頃は清泉寮とミルクぐらいだったのに。。。。

いいな〜こんな生き方も

asahi.com:集落の故郷に初、焼き鳥屋に人生かける-マイタウン山梨
人生をかけるってのはオーバーだけど、肩肘はらずに、少しくらいマイナスになっても良いから、地域が明るくなるような生き方が良いな〜と思う。やはり手に職があると言う事が重要だと思う今日この頃である。今からでも獣医の免許が役に立つのか検討せねば(笑)でも何も出来ないのは目に見えている訳でありますが。

黒糖梅酒

CHOYA
先日のキャンプの折に教えてもらったお酒。お湯割りで頂く。絶妙に旨い。特に寒い日は。値段もリーズナブルである。機会があったらお試しあれ。

イワナをもっと増やしたい 中村智幸 フライの雑誌社 2007

まず書いておこう。
釣り人は読め。特に川で釣りをする奴は読め。

さて、1963年長野県生まれの中村さんのこれまでのフィールドワークと科学研究のまとめである。
石城謙吉先生のイワナの謎を追う (岩波新書)が1984年である。
その後、淡水魚保護協会の機関紙での特集「イワナ」などがあるが、おそらく在来魚のイワナ関連の本としては歴史に残る一冊になるだろう。
総論あり、各論あり、興味があれば文末にしっかりと参考資料を記載している。
そして本論は人工産卵場構築による自然環境下におけるイワナの保護増殖である。人工養殖に頼らないで、なんとかイワナを後世に残したいと多くの釣り人は思う。もちろん一般の方は釣りや開発を止めればイワナは後世に残るだろうと言われるかもしれない。心ある釣り人は遊びとしての釣りと釣りが出来る自然環境の保護の両方を願っているはずである。イワナはそんな自然の指標の一つでもある。イワナが渓流から姿を消した時、それは人類も同じ運命を辿ることを宿命付けられるのだろう。

イワナをもっと増やしたい!―「幻の魚」を守り、育て、利用する新しい方法 (フライの雑誌社新書 1207)

だれも指摘しないのかな。。。E型じゃねえ?

山梨でも売り出そう…仏の野生鳥獣肉料理「ジビエ」(産経新聞) - Yahoo!ニュース
すでに修正されていると思ったのですが。相変わらずB型肝炎とあります。おいらが間違っているのかな?アルツかな。。。鹿を生で食ってB型肝炎になった人は世界中に一人くらいいるのか?

野蛮人のテーブルマナー 佐藤優 講談社 2007

図書館本

雑誌KINGに連載された文章と対談等をまとめた一冊。鈴木宗男さんとの対談も含まれている。
相変わらず佐藤さんの博学博識が冴える。また今回は下ネタも入り読みやすい。公務員としてしての守秘義務を守りながらここまで書かれると言う事は、裏を返せば、さらに凄いドロドロした世界が外交上にはあるのだろう。
今回はかなり軽いノリなので、がん細胞化した官僚組織(永遠に増え続ける)の改革にはAV(アダルトビデ)業界のシステム導入が良いとか。
また外交上での付き合い方は一般ビジネス界でももちろん通用することを事例を挙げて説明しているが、基本的には全て人間関係で世の中が動いていることでもある。
いずれにしても世界の動きを多様な価値観を内蔵する佐藤さんのような専門家が増える事で日本の国益に繋がるのは間違いない。逆に言うと、いかにテレビやネットの2択あるいは一刀両断的な世界の見方の危うさを佐藤さんの出現により多くの人が認識しただろう。

野蛮人のテーブルマナー

超手抜きスモーク

be87e3eb.JPG先週管理釣り場で釣ったニジマスを燻製に。
クレージーソルトでしめて、風乾、塩抜きもせずに、そのまま桜で燻製にしてみます。(笑)

いったい食えるのか?

外は雪である。

節分 積雪 

土曜日は日帰り予定で山梨であったが、ついビールが飲みたくなり
実家へ。
その時点で雪の予想は出ていたが、みぞれになるんじゃねえ?と
思い込み、
本日6時に起きたら、もうだめです(笑)
チェーンはあるけど、さすがに学生時代の様に長距離を走る気にはならず。
バスが動いていたので駅に向かう。
遅れもそれほどなく、鎌倉に帰ってまいりました。
山梨交通さん、JRさん、神奈中さん、有難うございました。

さて、置いてきた車をいつ取りに行こうか。。。

おっと、その前に雪かきだな。

ふと雪上焚き火などという妄想が頭をよぎる(笑)

ムラの風景

b15be461.jpg以前ペットボトルのおまけで付いてフィギャー(いかんいかん、最近はペットボトルは極力買いません、自販機も使いません)

いつも職場の机の上に置いてあります。
こんな風景が当たり前だった様に僕の頭には刷り込まれています。

宮本常一さんは「縁側」の喪失がムラの崩壊の一つの指標ではないかとの示唆をしていたと思います。

縁側でお茶を飲みながら、今年の気候や作付けを話し合う様な「とき」を過ごす余裕が無くなってしまったのかもしれません。

下町でも縁台将棋なんていう風俗がありました。だからこそ地域共同体の潤滑油としての「とき」が流れたのでしょう。

輸入してまで食べ残す同胞がいる。安いから食う。
食うために生きる人たちばかりの国になってしまったようです。

生きるために食う。
そんな生き方をしたいと思う無知なオヤジである。

白洲次郎の青春 白洲信哉 幻冬舎 2007

図書館本

白洲次郎の次男兼正氏の長男、白洲次郎の孫であり小林秀雄の孫でもある。
本書は白洲次郎が英国留学中に親友ロビンとベントレーで走った旅路をなぞり、当時のセピア色したアルバム写真と対比しながら爺ちゃんを語る。また次郎が愛したシングルモルトの蒸留所や洋服店、靴屋さん等を訪問し次郎が過ごした英国を描きだしている。
大金持ちのボンボンと言ってしまえばそれまでかもしれない、されど男としてのブレない生き方が孫の目からも明らかにうかがえる。
徳本栄一郎『英国機密ファイルの昭和天皇』新潮社の中での白洲とは若干違い、次女桂子の「次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家」と同様なその辺に普通にいる日本のお父さんお爺ちゃん像が朗らかに想像される。
今、白洲次郎の様な「ニッポン男児」が求められているから、白洲ブームなのかもしれない。

白洲次郎の青春

ムラの思想

68b0b5e2.JPG2005年に木曽へ秩父イワナの会で釣行した折の民宿。

この薪を作るのに体が暖まり。
この薪を燃やしてまた体が暖まり。
燃え残った灰はまた薪の成分になっていく。

こんな薪を見て心が暖まる。

貨幣では換算できない「とき」が流れヒトという動物が生かされている。

はやいとこ東京から逃げ出したいものだ。

街場の中国論 内田樹 ミシマ社 2007

図書館本

内田さんの大学内でのゼミを通しての中国の分析。
ご自身が書かれているように素人達の目に見える、あるいは文学、歴史から読み取る中国論。
私の様な歴史や外交の素人から読むと非常に説得力があり、13億ととも15億とも言われる中国人民をまとめ上げている統治能力の一端が内田氏の説明で理解できるように思う。
そして、もし中国崩壊と言うプロセスがあるのであれば、それは農村の崩壊であると。そして何気に、廃県置藩が日本の未来を築くと示唆する。すなわちローカルな思想である。中央集権での疲弊を考えれば、過去に270もの藩があって、ある種自給自足的な政治が行なわれていて、さらに、そこから日本を担うような人材が輩出されてきた事実があるから。
また昨今の中国における反日運動の背景やその考察もテレビで出てきて一刀両断にする評論家とは違う意味で興味深く説得力がある。(ご自分がテレビに出ない理由は、詳しくしゃべらせてくれないかららしい)
さらに、台湾問題、領土問題、中国での愛国心と言う概念などを、ある意味、日本人という立ち位置から少し離れて論じていて面白い。
いずれにしても、やはり歴史は勉強せねばいけないのだと痛感しました。
もちろん国が書いた歴史とローカルな歴史の両方を。

街場の中国論
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