おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2007年09月

台風一過

本当であれば、今頃、岐阜の森の林道を歩き岩魚に遊んでもらう予定でした。

鎌倉は快晴。
材木座から江ノ島にかけての海岸線には沢山のサーファーが波と遊んでおりました。山国育ちのおいらは、どうも海が苦手なので、まことに羨ましい限りです。台風の影響か浜には沢山の漂着物が打ち上げられてましたね。
江ノ島も9時前はまだ人影もまばらで車も少なかった。
家から近いのに初めて江ノ島の橋を車で渡った(笑)

さてと、庭掃除でもするか。。。

第三次生物多様性国家戦略案

9ebdb225.jpg生物多様性国家戦略
200ページ以上に及ぶ事務局案であります。読んでません(笑)
しかし100年かけて生態系回復とうたっているところを評価すべきなのか評価しないべきか。。。
詳細に案を読まないと分からないのでしょうが、経済活動の元になる国土の事を考える上では非常に大切な施策となるようにも思います。
「頑張らないニッポン」が必要だと思う今日この頃なのです。

よ〜〜く考えよう

お上の言う事を聞いていて良い事ありました?
補助金と言う名の麻薬の中毒になっていませんか。
行政のスリム化は当たり前ですが、民俗、風習、文化のスリム化は日本の自殺行為だと思うのですがね。。。

合併促進 県の姿勢に不満相次ぐ
県市町村推進審議会

 県内市町村の合併の方向性について協議する、県市町村合併推進審議会が6日、甲府市内で開かれた。県側は2009年度末までに県内を18市町にするとの構想に基づき、合併を促進する必要性を主張したが、構想で合併対象とされている自治体の首長からは、県の議論の進め方に難色を示す声が相次いだ。

 審議会の冒頭、県の古賀浩史・総務部長が8月の内閣府の地方制度調査会で「合併新法の期限(09年度末)以降は、市町村合併の(財政的な)支援の必要はない」との意見があったことを報告。「山梨も追い込みをかけるべき」と合併の進展を促した。

 しかし、県の構想で道志村、西桂町との合併が期待されている都留市の小林義光市長は「県が強調する(合併自治体に対する財政支援などの)メリットに市町村は魅力を感じていない」と県の姿勢を疑問視。隣接自治体との合併を促されてきた小菅村の広瀬文夫村長も住民への説明には、合併しない自治体の財政状況がどう悪化するかについての資料が必要との認識を示した。

 このため、古賀部長は合併のメリットだけでなく、合併しない場合のデメリットの情報も提供する考えを示した。
(2007年9月7日 読売新聞)

アメマスの詩 竹田淳彦 文芸社 2001

北海道在住の竹田氏のアメマスに込める想い。ちなみに彼はルアーマンのようであるが、読んでいて思ったのは、これは日本版のFly Fishing Through the Midlife Crisis (邦題  フライフィッシング讃歌)ではないかと。
人生や生活の中にある「釣り」、その「釣り」と言う行為の中に何を求めるのか?それぞれの釣り人によりその想いは違うのだろう。
今では竹田氏はアメマスの大きさにはこだわらないのであろう、だって森まで購入してしまったのだから。森が育む本質を知った人だから。
しいて言えば、在来魚種問題への言及が北海道の釣りであるニジマスやブラウントラウトのシガラミで弱いのが残念である。


アメマスの詩


フライフィッシング讃歌

こんなところを見始めました

島薗進・宗教学とその周辺
無宗教と言う宗教を信仰しているのですが、最近は森羅万象、八百万の神の住む森への傾斜が激しいのです。

そして「死」なるものを考える時、なんで死があるのか?

「生まれたから」by池田晶子 に痺れてしまった。

そうすると、「死」の恐怖から逃れる、あるいは死後の安楽のための宗教って何だろうな。。。。

楽しく生きよう!

どのようにして?
。。。。。。。

うっ。すげえ

早川町 子育て支援で最高100万円補助
離婚して若いカミサンを見つけて移住しようかな(笑) って、すでに精力が無いか。。。トホホ 
問題は、どうしたら、若い家族が定住して、貨幣の量に依存しない生活が送れるかですよね。
そんな事を書いていたら、なぜか 茂倉ウリが食いたくなった(笑)
ついでにビールも。爆

バイオエタノール

夏に早稲田のゼミでの宿題作文 添削されたけど直してないです(笑)

動き出した地球温暖化対策としてのバイオガソリン
2007年4月27日より日本でもバイオガソリンが発売になった。
当面は地域限定(販売箇所 50箇所)だが2009年度には1000箇所程度まで拡大し、2010年度には本格導入し全国展開を計画している(石油業界)。
まだ一般になじみの浅いバイオガソリンであるが、原材料の問題も複雑であり、また各省庁の思惑も見え隠れしている現状があるようだ。そこで簡単にバイオガソリンを整理してみた。
バイオガソリンとは? 混合様式での問題点
植物などを発酵させて作るエタノールをバイオエタノールと呼び、そのバイオエタノールをガソリンと混合して自動車燃料として使用するものをバイオガソリンと呼ぶ。現在は主にサトウキビとトウモロコシを原料として年間4100万キロ・リットル(2004年統計)がブラジルおよびアメリカを中心に生産している。日本は京都議定書目標達成計画で、2010年までに原油50万リットル相当分をバイオエタノールなどの植物由来燃料で賄おうとしている。日本においては現在2種類のバイオエタノールを用いたバイオガソリンがある。一つは環境省が進める直接ガソリンへ混合する方式、もう一つは石油業界が進めるイソブテンとの反応を行いETBEという形にしてガソリンに混合する方式である。本年4月から販売されているのは後者のETBEとガソリンを混合したバイオガソリンである。昨年にはバイオエタノールを直接3%混ぜたバイオガソリンの販売が許可されているがガソリンよりコストがかさむために普及は進んでいない。現在EUがETBE方式、ブラジル、アメリカ、中国およびインドは直接混合方式を取っている。

バイオエタノールの原料問題? 
ブラジルおよびアメリカにおいては主にトウモロコシを使用しており、地球温暖化の問題も絡み投機対象となり原料高騰が問題となっている。日本においては国および企業が独自の戦略を打ち出してバイオエタノール生産を始めつつある。農水省は減反政策で使われていな田を新にエタノール生産米の開発と研究に補助金を出し、建築廃材や間伐材のバイオマスを用いたエタノール生産の可能性を検討している。またアサヒビールが独自の発酵法を用いて沖縄でサトウキビからのエタノール生産を計画している。その他、ソルガム、食品廃棄物や小麦からの製造に取り組んでいる企業もある。しかし問題が無いわけでない。いわゆるカーボンニュートラル(植物が二酸化炭素を固定しているから、その植物から得たエタノールを燃やしても大気中の二酸化炭素総量を増加させない)の理論に裏打ちされていると考えていたバイオエタノール生産であるが、植物の耕作に燃料や農業機械が使われ、エタノールを生産するプラントで石油などを使用することから、エタノール生産にかかわるエネルギー量の方がエタノールのエネルギー量より多いのではないかと指摘する論文も発表された。
今後、いかに京都議定書の趣旨に沿った政策を取って地球温暖化問題に取り組むのか、政府だけでなく国民一人一人の消費燃料削減などの取り組みも問われている。

猪瀬さんも所詮東京が大好きなんだろう

地方活性化のビジョンを示せ 限界集落とコンパクトシティーがキイワード - ビジネススタイル - nikkei BPnet
どうしても経済効率でしか物事を考えられないのだろう。そこにローカルな文化や風習を見出せないのだろう。江戸時代の江戸? よく分かりません。死臭ただよう町だったようですよ。さらに凄い格差社会、エタ頭、非民頭が居たんですから。
どうして首都移転あるいは首都機能移転を言わないんでしょうか?人生と生活は経済のためにあるのではないことを猪瀬さんは知っているのであろうか。

ごもっともですが。。。。

「建設業依存の転換を」 県経済財政会議
当たり障りのないごもっともな意見です。長野の田中前知事も同じような事を大分前に言っておりましたが、結局、構造改革半ばで下ろされてしまいました。理工系教育機関の充実も結構ですが、その前に50年先、あるいは100年先の山梨県の姿を描いて施策を行って欲しいものです。科学技術だけ進歩した社会を想像するのは怖いですがね。哲学や思想がズブズブな所に強固な柱は立たないわけであります。

誰も知らない丹沢 岡澤重男 風人社 2006

図書館本

家から近い丹沢大山なのであるが、中々足が向かない。
それは、首都圏から大勢の登山者や釣り人が訪れるからである。またメディアでもオーバーユース問題として取り上げられたりしている。
著者の岡澤さんは長野出身で相模大野周辺に住まわれているようです。
電車とバスでの移動で日帰りや小屋泊を中心に自ら地図を読み込み丹沢を歩かれている。文章が非常に暖かく、おそらく人柄なのでしょう。ネット上でも同名のHPをお持ちです。
山頂で、そして帰りの駅でのビールが実に美味しそうなのです。
こんな山歩きだったら本当に楽しそうです。

誰も知らない丹沢

監視の前に使用する側の問題

asahi.com: 耐性菌、野生動物にも 人への影響、監視必要 - サイエンス
人間優先は結構ですが。自分達だけの事を考えていると、結局災難は自分達に戻るわけですよ。水銀、カドミウム、環境ホルモン等々。便利さ、快適さだけを追求していくと必ず自然からしっぺ返しがあることをなんで歴史から学ばないのだろう。>自分を含む愚かな人間は。

ローカルの思想

第49回) 速水林業代表 速水 亨さん 明るい森づくり努めています : グローカル : 中部経済 : 中部発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ちょっと古い記事ですが。 現場をよく知る速水さんのような人が行政の上にいると良いのだと思う。昨今の農水の犬も食わない(犬に失礼だな)馬鹿騒ぎも見ていて思う。

ひとりでは生きられない―紫のつゆ草 ある女医の95年 養老静江 かまくら春秋 2004

図書館本

昭和59-62、平成5-7に月刊「かまくら春秋」に掲載されたもの。
明治32年 神奈川県津久井生まれ 平成7年没 90歳を過ぎても女医として生きた。

養老孟司氏の母堂。孟司氏は第三子(長男長女が離婚した前夫との間にあり、離婚後結婚した養老氏は33歳で急逝(粟粒結核)、その時静江氏は42歳。
まさに波乱万丈の生涯であることが綴られている。そしてぶれない生き方故につらいことも多々あった。
子供時代から「私が死んだら、この空も水もない。私がいるから私には空も水も人もある。大切なのは、私なんだ。そうだ私の心のままに生きて行こう。好きに生きようと子供心に思ったのです」と思いつづけた人生。
現在の東京女子医大での全寮制時代、2時間単位の授業が朝7時から夜7時まで、そんな生活を耐え抜き女医になる。
その後、新進気鋭の弁護士との結婚、通常は玉の輿なのであるが、心が通わなくなり子供二人を連れ離婚、一時津久井で開業、やがて商社マンである年下の養老氏と熱烈恋愛の後、結婚。
二人の妹の死、両親の死、養老氏の死、身近の多くの死と向き合い、さらに関東大震災の折にはデマによる朝鮮人殺害の現場にも遭遇したとある。

孟司氏に関しては、二歳近くになってやっと歩きだしたものの、あまり泣きも笑いもせず、表情の乏しい子でした。その上言葉は遅く左手ばかり使っていたと回顧している。

第2章の終わりに、「過度の感傷は好みませんが、ふり返ってみると、幼い日から今日まで、本当に様々な場面で、色々な人たちに支えられ、助けられ、ここまで来たという思いがあふれてまいります。このふんわりと、温かな、やさしい想いを抱いて、今しばらく、生かされるだけ生きてみたいものです」と生への思いを語っている。

音痴のせいで努力して、結局音楽が生涯の趣味になったこと、保証人になって借金に苦しんだ事(やがて債権者が多くの患者を紹介して借金返済した)、戦後、長男が早稲田に入ると、鎌倉の家は梁山泊のようになりいつも多くの人が出入りしたり、鎌倉警察?の看板を焚き木にしたりしたエピソードが書かれている。
水戸黄門をテレビで見ると「何言ってんだい。権威をカサに着けるのはいないよ」と画面に向かって言うそうです。(笑)

ひとりでは生きられない―紫のつゆ草 ある女医の95年

自販機使用を止めましょう

livedoor ニュース - 成人識別機導入=たばこや飲み物の自動販売機は本当に必要なのだろうか?
自販機メーカーは、ちょっとしたお小遣いになりますよと言って自販機を設置していくと言う話がある。確かに、過疎の村だったり、人気の少ない観光地であれば、あると嬉しい事もないではない。しかし街中にはコンビニやスーパーがあり、ちょっと我慢すれば水分補給も必要無い事が多い。自販機の電気代、廃熱、詳しいデータがあれば是非とも教えていただきたい。原発1基くらい必要なくなるんじゃないだろうか?自販機止めれば。以前テレビで言っていたが、夏の甲子園大会を秋にずらすと各家庭のエアコン使用が抑えられ、原発1基が必要ないと。
レジ袋、ペットボトル、自販機と便利だけを追求しないで不便を楽しむ思想も必要だと思う今日この頃なのである。

消費税はオランダを見習えば〜〜

オランダニュース by ポートフォリオ
消費税が20%になる。ベルギーに2年間いた時も確かベルギーは20%を越えていたような記憶がある。でも食料品等の生活必需品はそれほど高くはない。もちろん、ベルギービールもカフェで飲んでも200円くらいでコーラや水と同じだった。日本においては、行政改革や公務員改革を断行して、スリムな政府にして、消費税を上げるべきであろう。歯止めなき欲望の消費生活は間違いなく破滅に向かうのだろう。そんな事は歴史が示している。でも、多くは小島よしお君のギャグのように「そんなの関係ない」なんだろうな。
「へたこいた〜」と言う前に考えた方が良いだが。。。。

こんな所見てます

三人委員会哲学塾ネットワーク
本の感想を書かねばと思っているのですが、日曜日は息子を東北道の入り口まで助手席で案内し、下手な運転に毒づいて、疲れた。子ども3人ともウンチ(運動音痴)と言うのは、絶対オレの血ではない(笑)まあ方向音痴はおいらのDNAだけど。。。


内田樹の研究室も最近読んでます。小林秀雄賞を受賞

アユはC&Rではないのですよね。

高原川の鮎激減…第三者機関交え原因究明へ − 岐阜新聞 Web
1年魚ですから、釣ったら食べるんですよね。激減と言うのは魚側の生存戦略でしょうから、今世代は次世代に子孫を繋がないという選択。
激減の原因探索も良いけど、残留物質の検討はよいのかな?(数字にならないような濃度も怖いけど)

女性の時代です

女子マラソンを途中から見た。
ケニア勢を応援した。
そして勝った。それも35歳である。
もちろん土佐の3位も素晴らしい。

ケニアの皆さん。JAMBO!
まだ深夜でしょうが、おめでとう。
沢山美味しいビールを飲んでください。

僕の最初の海外(トランジットを除く)はナイロビでした。
1984年。

強行遠足 甲府ー小諸復活を!

単なるノスタルジーだと言いたい者は言うが良い。されど、やってみた者だけが分かる感動もあるのだ。そして選抜制度で参加したくても出来なかった若者だっていたのだ。
野辺山で星を拾え!
臼田でりんごを食わせてもらえ!
そして、小諸で泣け!


恩田陸さんの小説を読まれると、どんな感じかわかるかも。
恩田さんの母校日立一高の物語である。
夜のピクニック

2006年の感想文
恩田さんの母校である水戸一高の行事である歩く会と言う80キロの昼夜を徹しての行事の中で展開される高校生男女の物語、最初の60kmは団体歩行、そして残り20kmは自由。朝8時スタート翌朝8時リミット。途中2時間の仮眠だそうです。
筆者である恩田さんの感性の凄さ、高校生あるいは人間の心を言葉に置き換える才能の素晴らしさ。
会話の中で交わされる言葉が生き生きと読者に伝わる。
181ページの一こまにある、「なんて言うのでしょう、青春の揺らぎというか、煌きというのか、若さの影、とでも言いましょうか」
「うまく言えないけど、そういったものだよ。臭くて、惨めで、恥ずかしくてみっともないもの。あいつにはそういうものが必要だと思うんだよ」
もちろんこの前後に会話がある訳ですが、心が感じているけど言葉に出来ない事って嫌になるくらいありますよね。それを見事過ぎる位言葉にしてしまっています。青春の一こまが瑞々しく蘇ります。
この本を読んで目から何かが零れ落ちたのは東京の空気が悪いからです。。。。
47歳のオヤジを30年前にタイムトラベルするには十分以上な作品です。

母校甲府一高には強行遠足と言う行事があった。現在でもあるが、僕等の頃とは異なっている。当時は甲府ー小諸間105km(男子)、女子は50km程度で男女が同時に歩いたり走る事はない。記憶が正しければ昼12時半スタート翌日昼12時がゴールするリミットである。
この本の中の高校生の気持ちと同じである。早く終わって欲しいと思う反面、終わらないで歩きたい。特に高校3年生の時にはそう思う。同様な経験した者は理解してもらえると思う。恩田さんのおかげで青春のカケラを一つ拾い直す事ができた。有難う。
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