おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2007年05月

芦澤ワールド 山梨が生んだ釣りの聖人


「山女魚里の釣り」と言う芦沢一洋さんの本がある。
たまに読み返したくなる本の一冊である。

本の表紙より
私の釣りは漁ではない。かといって、スポーツでもない。数字を示す必要など、どこにもないないではないか。競うために釣りをしているわけではない。記録には何の意味もないのだ。私が考えなければならないのは、それが心に何かを残し、何かを埋め込んでくれたかどうかだけだ。生きている魚、山女魚にだけは数字は当てはめたくない。私にとっては、どんな山女魚も価値がある。私の貧しい競争心で山女魚を傷つけてはならない。対手は、森と川と山女魚、あまりに雄大だ。私は胸を借り、失敗しても、また胸を借りることが許されている。それが山女魚釣りというものだ。

キャスティング:投射と表記する事が出来る人である。
鹿毛石蚕毛鉤はエルクヘアーカディスである。

何度かに渡り、この本を紹介したいと思うほどの素晴らしい本である。釣りの技術や道具にこだわるフライフィッシャーが多い、C&Rすることのみを主張する輩もいる。魚釣りが出来ることの前提にある自然について芦沢さんはとくとくと語っているように思う。長生きして欲しかった。
そして山梨にもこんな釣り人が居たことを後世に伝えたい。そして芦沢さんの知識、教養を皆に伝えて欲しかった。

山女

天国で君に会えたら 飯島夏樹 新潮文庫 2007

いただきもの本

一人の男が38歳の生涯を閉じる。彼は想い出を天国に持っていくのではなく、家族に「生」という言葉では表しきれない大切なものを引き継いだ。そして、書くことにより「生」を多くの読者に伝えた。
あとがきに奥様が書かれているように、主人公は飯島さんの分身であり、「死」を決して暗い、あるいは悪いイメージで描いていない。死と向き合うことにより、より充実した「生」を描いているのだと思う。飯島さん自身がうつ病になり、その回復への糸口が「書く」ことであったのだそうだ。ガンセンターという「生」「死」が隣合う現場を湿った環境とせず、ユーモアあるいはコメディーにも近いタッチでありながら登場人物全てが愛に満ち溢れている。 
飯島さん自身が病院を隅々まで歩きまわり観察しインタビューして書き綴ったこの作品は、病院の理想像を描いているのかもしれない。
直近に読んだ、秋元康さんの「象の背中」における48歳サラリーマンが癌で死んでいくホスピスもある種の理想的「終の場所」を描きたかったように感じる。
現代は死を隠蔽する社会といわれる。特に都会においては、死に接する事は少なく病院で生まれ病院で死で迎える。
本書はそんな都会に住む人々に「生」と「死」を考える時間を与えてくれる教科書でもあるのではないか。もちろん、自分で「考える」事がもっとも重要なことであるのだが。

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書評/国内純文学

心にナイフをしのばせて 奥野 修司 文藝春秋 2006

図書館本

1969年の高校生殺人事件、その後には酒鬼薔薇事件と言う同様な事件があった。
内容については、アマゾンの説明でなされているのでここには書かない。
加害者が更正して、今や弁護士事務所を経営し、弁護士として生活している。そして謝罪も慰謝料の支払いもない。
被害者家族の地獄のような生活を描き出し、心の崩壊を淡々と綴っている。
あまりに理不尽な社会であり、少年法という法律の無常さを考えてしまう。
被害者ご家族の心の崩壊を天童荒太さんの「永遠の仔」とダブって感じてしまった。
心にナイフをしのばせて

象の背中  秋元康 産経新聞社 2006

いただきもの本

余命6ヶ月を宣告された48歳の男の物語。
男の狡さ、甘え、優しさ、優柔不断、責任感、弱さ、ありとあらゆる心の中の情動を言葉と言う記号で読者の心に送り込んでくる。
初めて読む方に先入観念を与えてしまうので、あえて、表現を書き留めないが(自分では付箋を何箇所か貼ってしまった)おそらくは誰もが何処かの場面を自分の経験として同調してしまうのではないだろうか。
延命措置も入院もしないと決めた主人公。家族、親族、そして不倫相手、初恋の人、高校時代に喧嘩別れしたままの友人、会社の同僚などが織り成すドラマは出来すぎだと言われればそれまでかもしれない。有名レストラン、銘菓、高級旅館やホテルが散りばめられている。しかし、男は着実に死に向かっている。都会と言う、死を極力隠そうとする世界の中で確実に死に行く人たちがいる。その人は街の中を歩いているだろうが、僕らは死を街中で見ることは殆どない。誰もが必ず死ぬ、それも一人だけで。見取られようが見取られなかろうが一人なのである。死ぬために生まれてきたとも言われる我々が死に対してどう向き合うのか? ひばりさんのために作った「川の流れのように」、秋元さんはそう言っているように思う。
あえて、批判的なことを書くとすれば、都会の死を詳細に書いている小説である。まさにそれは養老孟司さん的に言えば「脳化」した社会の中の死を一部分だけ自然と言う文脈の中で「死」を描き出しているのではないだろうか。もちろん秋元さんはそれを承知で筆を進めているのであるが。死という出来事は実は「生」と言う一瞬の出来事を輝かすための教科書である事を教えさせてくれる本であると思う。

通勤電車の中では読まない方がベターです。特に最後の方は。。。
そう言う私もさすがに、最後は家で一人で読みました。主人公と同じ歳ですから。


象の背中
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書評/国内純文学

胴元の取り分ってこんなに多いの?

livedoor ニュース - 7口も1等が出たBIGは寺銭もビッグ?
この記事の指摘が正しければ、馬鹿げていますよね。競馬の25%は知ってましたが。。。 天下り理事に使われるのなら、若者の雇用対策に使った方が何倍も経済効率が良いです。 また指摘の通り、会計責任(アカウンタビリティー)をしっかりオープンにお願いしたいです。

車座で語ろう「日本の森林・林業の将来」メモ


単なる感想ですが。。。まとまりはありません。そして本からの情報だけを頭で考えたものですから体験的考察はありません。

内山さん
木があった場所としての森林を考える必要性を指摘(なるほど)
森があり草原があり農耕地があった所にも人が住むようになった現状
東京のマンションバブルでのファンド(ヘッジファンドだと思う)の動きが森と言う環境ビジネスにも進出する動きがある。短期間での利益獲得を目指すのであれば、森は単なる投資の対象となってしまう。(アメリカのシティーグループは環境ビジネスに積極的に投資すると発表してましたね)

九州地区での植林を行わない大規模な皆伐問題(とりあえずは利益が出る)は他の地方にも見られつつある。(法的に問題ない場合もあるとのこと)
林業(特に生業とするような)の歴史を見てくると、別の商売で儲けた人が山を購入し生業としてきたようである。(これが良いのか悪いのかは分からない、でも伊勢神宮の遷宮等に使う材は昔から山を管理維持して供給していると読んだような気がします。立松さんの本)
山村の危機的状況(上野村もその例に漏れない):農業施策としての大規模化が進み、法人化等が進むと、これまでの零細的な家内農業のような形態は滅びる。離村してしまう。(山の文化、民俗を捨ててもグロバリゼーションに進むべきなのかな?内山さんの著作でも問題点として論じられる)

最近の「ふるさと納税」のアイデアは以前より内山さんは言ってきているそうだ。(だから色々な会に引っ張りだされているのかもしれませんね。)

他の方
林業という生業においては、材の値段が上がっているのは確かであり、シベリア材が中国に流れていたり、中国が日本材を輸入したりしている現状がある。
合板では、5割も価格上昇したものもある。
しかし、一本の木を丁寧に使い分けるような、ある種非経済的な日本の文化としての林業形態では世界経済の中での生き残りは不可能。
国内住宅需要からすると、今後上昇することは考えられない、すなわち住宅での木材需要は増えないのではないか。材の値上がりは他人まかせ?(世界経済?)

速水さん
政策としての補助金の使途が、個別対応(下刈りだけ、枝打ちだけ、林道だけ)が問題であり、長期的戦略が必要(現在40年計画と言う経営方針を作りつつある)。
大規模な製材工場等のコストダウンによる経営が生き残る道である(新生産システムとは言われなかったが)し、自分がいる三重なんかも、管理者(経営者?)は4人程度でないと成り立たなくなるのではないか。
それには、森林組合の統合や法的な改革も必要(日本の森林や林業に関する法体系の不備があるようです)
1100haは日本では確かに大規模保有なのだが、決して大規模経営ではない。
認証の問題、社会的な認知度の問題(箸を作ってコンビニで売る)を的確に述べられていた。(林野庁にべったりと言う印象はまったくなく、戦う経営者と言う感じ。講演の終了まえに退席されたのだが、一番後ろに座っていた小生にお声をかけてくれたのは、誰かと間違えたのだろうな)
環境三学会合同シンポジウム2007 森林管理と持続可能な管理というイベントが6月9日にあるとの事 

もちろん、林業と一口に言っても地域的な差異が非常に大きく一概に論じられないという点では皆さんが同じ立ち位置であった。逆に言うと国の行政としてのやり難さもそこにあるのだろう。(補助金の地域格差に繋がったりする?)

生物の多様性の観点からスギ、ヒノキといった単一植生が良いのかどうか?皆伐後は植林せずに、あるいは多様な植生のための植林や播種が良いのかはデータがない。

CSR(Corporate Social Responsibility)「企業の社会的責任」や「企業の社会に対する責任」と訳されている言葉が盛んに出てきた。いわゆる企業の社会的貢献度を企業イメージとして活用しようという試みでもあるだろうか。多くの企業が認証を受けた紙?を使ってカタログを作ったり、企業の森等の活動を行っている。


自分用のメモ
文化としても森、生活の場としての森の視点が内山さんの立ち位置。上流文化と民俗。
木の文化としての視点は今回はなかった:寺社仏閣等の木造建築やその持続性(1000年の材は1000年残るとか)
経済としての森:林業とは別の論点がなかった。森は誰のものか?といったコモンズ的考察もなかった。やはり経済としての林業という側面と文化あるいは環境という側面を分けて考える事も理解を深める上でも必要では?
速水さんは、林業における技術の不備を指摘していたが、そうだとすれば、アカデミック(林学科など)やこれまでの林野庁などのこれまでの仕事は何だったのだろう?たしかに普及員なんかは廃止されたようですが。

環境としての森:生物の多様性からみた森の意義や森から生み出されるであろう利益(森林医学的な効用、レジャー(山歩き、山菜、キノコといった自然の恵み)に関する議論
講演終了後に、喫煙中の内山さんに、「内山さんの本に出てくる、フランス人哲学者、経済学者?の言った、農業のみが富を作り出すと言う文脈から、林業はどうなんですか?と聞いてみた」学者の名前を直ぐに出されて、しかし、非常に難しいという感じであった。
内山さん自身が非常に悩み日本の森や村を考えているのだと思う。

国がすることなのかな。。。。?

週末、余暇は地方で 情報サイト創設「2地域居住」促進 国交省(産経新聞) - goo ニュース
民間の力で十分出来ると思うのですが。。。それも安くきめ細かいサービスで。もっと他にやることあるんじゃないの?国交省は。すでに補助金目当ての業界が出来上がっていると読むのは読みすぎですか?

文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議

事務局日記: NO.381 5周年記念シンポジウムのご案内
こんなのもあるらしい。内山さんが進行をする。役所がらみであるが。

絶滅危惧なのである

北海道新聞 動画ニュース:イトウの保護
釣り人にはあこがれの魚なのですが、禁漁等の対策も必要でしょう。銭も必要だけど、自然があっての生命、銭なのであるよ。猿払イトウの会

美し過ぎるセクシーさ

日本の原風景:美人林 - livedoor Blog(ブログ)
こんな森で昼寝したら、1時間で完璧に癒されてしまいますね。素晴らしいセクシーさ。

政治は良くわからないけど。。。

山梨県教組の選挙活動はお墨付きをもらいました-国を憂い、われとわが身を甘やかすの記:イザ!
学校の先生が政治的にどちらかに偏るというのはいかがなものかと思いますですね。僕が山梨で習った先生の中には、政治的に偏った人はいなかったのですが。夢や理想や恋が語られる学校と言うのは出来ないもんですかね。銭だとか学歴だとか。南木さんの本の中にあったけど、昔、体の丈夫なものは農業や林業をして、体の弱いものは教師や医者になる。とあった。養老孟司さんも子供の頃、「大学に行くとバカになる」といわれたと書いている。体が動くのに動かせようとしない現在が自然で無い事はあきらかなんだろうな。

林業活性化?

林業活性化で雇用100万人増、民主が参院選1人区対策で : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
JSさんにご教示いただいた記事であります。まず感じた事。これって今までだと自民党のばら撒き公約ですよね。確かに道路特定財源を付け替えられたら凄いけど。昨日のシンポの話を後ほどまとめてみたいと思っておりますが、グローバリゼーションの波で世界の舞台で日本の林業が成り立つためには大規模化と経営の効率化しかないという話でした。
昨日の話で一番足りなかったのは、木が作り出した文化や民俗といった日本人の源流の話だと思います。すべてが銭の世界では文化としての林業は成り立たないと思うのですが。。。。ちなみに、林業イコール森林環境ではないということも良くわかりましたですよ。 jsさんのご友人にガンガンと提言していただきたいです。

結局、公共工事予算を林業に回していくのかな?でも、林業の技術って、そんなに簡単なノウハウでないと専門家は言っておりましたよ。

車座で語ろう「日本の森林・林業の将来」 序

8406e66c.JPGちょっと時間がないので、雰囲気をまず。

ちなみに内山さんが早稲田の建物(今回の会があった)を総合葬儀場の様だねと一言。まさに今のアカデミックに対する苦言だったように思う。

内山ワールドに触れる

岐阜の森の神が話を聞けときっとおいらを導いたのだろう。
増水のため焚き火キャンプを中止し、土曜の夜は韮崎に戻り、今朝鎌倉に戻る。
ダメ元でも良いと思い、早稲田大学に向かう。
なんと参加しても良いとのこと。

生の内山さんの話が聞けて、その後、タメで質問にも答えていただいた。

興奮冷めやらぬ今である。

山里の釣りの内山さんであり、戦争と言う仕事の内山さんである。

シンポジウムのご報告は後日。

森は病んでいるのだが、それを救い、その森に生かされているのは人間なんだと改めて認識した一日であった。

いや〜〜〜、感動。

対論・筑紫哲也 このくにの行方  集英社 2003

本棚の肥し

先に筑紫さんは自らが肺がんであると告白された。ふと本棚に目をやると筑紫さんの本があった。

カルロス・ゴーン、養老孟司、加藤周一、緒方貞子、奥田碩、野中広務、北野武、出井伸之らとの2002年8月から2003年9月に同名のタイトルでニュース23で放映された内容をテキスト化したもの。未放送部分の内容もあるとの事。
興味ある点:養老先生はいつもながらの情報化と脳化や身体性についてブレのない視点から現代社会の問題点を指摘している。
加藤さんは、京都の街に多くの人が惹かれるのは、木の文化だという。それも塗らない木、磨きこまれら木造建築。そこの多くの人、日本人だけでなく世界の人が引きつかれるのではと指摘する。また2次大戦敗戦による日本人の開放感と今後来るであろう経済敗戦の開放感は異なるとの指摘はなるほど。

野中さんは引退する前と引退後の2回に分かれているが、小泉政権下における日本の舵取りに対する不満を爆発させていて、地方無視、靖国問題を厳しく指摘している。野中さんの引退にも隠された理由がありそうですね。
北野武さんは、養老先生とも対談したことがあるからなのか、死を隠蔽するメディアや社会の問題を指摘している。自らが作る映画の中の暴力の意味付けはその死を隠すメディアや社会への挑戦なのかもしれない。

対論・筑紫哲也 このくにの行方

9億の夢

totoの6億とジャンボ宝くじの3億 ネット購入済み(笑)

そうだ、ロト6も買ってあるから11億くらいになるかな(爆)

何に使うか悩んでしまいますね。。。。

でかい家もいらないし、高い車もいらないし。

林野庁や国交省が文句を言えない土地ってあるのかな?
そんな場所があったら財団作って買いたいですね。

夢よ永遠に Dream Forever!

ジンギスカン やまじん 銀座

昨年北海道で生ラムのジンギスカンを食べて非常〜〜にうまいと
感じたので、東京にもいろいろあるらしいの行ってみた。

http://r.gnavi.co.jp/g958302/

基本は食べ放題のようですが、中年オヤジ達と昔のオネ〜様達でございましたの一品づつ。
ほぼセルフサービス。
店員さんも最初は1名、その後1名増加。
生ビールは自分でサーバーから入れて中ジョッキ280円
お肉も美味しい。
おなべもちょっと変わっていて、面白い。最後はラーメンを茹でて
食べることが出来る。

でも、落ち着いて話をする雰囲気ではありませんでした(笑)

便利? 不便?

池田晶子さんは携帯もなく、ワープロ、PCも使わず、テレビも殆ど見なかったそうだ。
中野孝次さんも同じ。
自然農法の福岡正信もほぼ同じだろう。

逆に養老孟司さん、茂木健一郎さんは全て使いこなすのだろう。

どうも前者の方がより深い自然と人間との係りを考察しているように思う。
もちろん、所有する機械だけで判断してはいけないが。。。
前者の皆さんはおそらく不便とは感じていなくらい人間が出来上がっているのでしょう。その前段階は「不便を楽しむ」という心がけでしょうか。

そうえいば、運転中に携帯電話を使って警察署の前で捕まった韮崎市長というニュースも最近ありましたね。

なるほど。。。カワウ対策 山梨水産技術センター

カワウの繁殖阻止めざして“冷凍作戦”
山梨の水産技術センターは非常にアクティブで、在来魚問題、堰堤問題、ブラックバス問題等に取り組んでいる。今回はカワウであるが、これも一筋縄ではいかないようだ。液体窒素じゃだめなのかな。。。。とバカオヤジは思ったのだが。いずれにせよ、こういう頑張っている組織に予算を付けるのが環境立県を目指す山梨であって欲しい。

心と脳、そして身体

茂木健一郎 クオリア日記: ボクたちのくさりがま
茂木さんの解釈は面白いし、上手な表現だと思う。このブログからの引用である。
甲野善紀さんとお話する。
 
 甲野さんの提唱されている、
身体の筋肉を並列的、総合的に
駆使する武術についていろいろ
考えているうちに、ああそうかと
気付いた。

 脳と身体を二項対立的に
考え勝ちだが、むろん脳も
また身体であり物質である。

 それが自然法則に従うシステムである
以上、脳髄とても自由ではなく、
そもそも自由意志があるのかという
問題に直面する。

 脳の中にも当然「身体性」はある。
それは、私たちの精神のembodimentである。

 甲野さんの言われる、単一の筋肉を
マシーン的に鍛えるのではなく、
 同時並列的に柔軟に用いて、
その結果神業的な仕業をするということは、
脳にも当然ある。

 総合的知性とは、つまり、
脳という身体を同時並列的かつ柔軟に使い
こなす、その身体運動のことを
指すのであろう。

 そう気付いてみれば、何だ
そんなことかと思う。

 脳と身体を二項対立的に語る
議論が、一見わかりやすいようでいて
実はうさんくさいものであった理由が
ここにある。

病んでいる。。。

asahi.com:山菜の王様 タラノキ大量盗伐-マイタウン山梨
旨いと聞けば、食いたくなるのは人の常。されど倫理とかモラルとか教養とか常識とか。。。そのうち里山も奥山も監視カメラが設置されるのでしょうね。

大人買い(笑)

中野孝次さんの「足るを知る」を本棚からふと取り出し読み出した。
鳥肌でした。。。清貧の思想も読んでないので今回購入

早く本棚の肥やしになっている本を読まねばならないのだが。。。
つい、図書館の目新しい本に食指が動く駄目オヤジであります。


そんな訳で久々の古本大人買いなのであります。(笑)

[中古]「閑」のある生き方   210円  
[中古]幸せな老年のために―「今ココニ」充実して生きる   210円 
[中古]自分を活かす“気”の思想―幸田露伴『努力論』に学ぶ   210円 
[中古]人生の実りの言葉  210円  
[中古]清貧の思想   158円  
[中古]生きることと読むことと―「自己発見」の読書案内   210円  
[中古]自分らしく人間らしく  210円  
[中古]暗殺者   263円  
[中古]暗殺者   210円  
[中古]清貧の生きかた  263円  

さすがキングカズなのである

asahi.com:カズ、自民党のオファー断る 夏の参院選  - 政治
まさに男気、客寄せパンダにはならないのだ。ちなみに開高健氏はあえて長良川河口堰反対のために天野礼子氏の要請で自ら客寄せパンダになったのである。これはこれで立派なのである。

いよいよオランダの出番のようですね

asahi.com:オランダの金融大手 日本でネット銀行 - ビジネス
決して先んじようとしない国であります。しかし将来を見据えています。そして生活を楽しむ国民だと思います。無駄遣いもしないし、沢山の寄付もします。性やドラッグも規律ある自由があります。ある意味、熟成した民主主義ではないでしょうか。当然安楽死もありです。

国税も他にすることあるだろうに。。。

asahi.com:果実酒の提供なぜダメ? 北海道・ニセコのペンション - 社会
まじめに営業していて、納税している方も多い。梅酒を造ってグラス1杯300円でお客さんに飲んでもらう。こんな事さえ許されないのか? マネーゲームに興じ脱税したり、脱税御三家といわれる業界からしっかり納税してもらったらどうなの???

ほのぼのニュース局はないものか

なんとも言葉の出ないような事件が多すぎる。
死と言う現象は死を隠蔽する時代になってから、より凄惨な形で現れるようになったのではないか?

毎日ニュースのトップは殺人事件や事故、犯罪である。
それが、どれほど、一般社会の幸福に繋がるのか?
もちろん、ニュースが幸福に繋がる必要性など無いという主張も出来るが。
人の不幸は蜜の味的な興味本位の報道もあり、まさに大宅壮一氏のテレビは一億総白痴化なのであろう。

ガキの頃から夜10時帯の色物系ドラマに親しんでしまっていた自分は、今思うとなんて無駄な時間を過ごしたかと思う。ました隠れてみた11PMしかり。
よくよく振り返ると、オイラ以外の家族はあまりテレビを見ない、特に次男はテレビなど無駄だと言ってはばからない、MTVは見るが。娘はオイラに似たのかドラマ好きだが、TVっ子と言うほどではない。

まあ、その分、ネットにはまっているから同じか?

次男がTVの前を通りすがり、参議院選挙に女子アナが出馬と言うニュースに触れて「バカじゃねえ?」
おいら「国民の民意も低いんじゃね?」

ふと思った。おいらの民意が一番低いじゃね?

ほのぼのニュースだけを流すTV局なりラジオ局が出来ないかな。。。

本日最初のニュースです(BGMは川の流れのように)
韮崎市の望月さんは近くの川で大きなヤマメが楽しそうに泳いでいるのを見て、釣りをするのをやめて帰ってきたそうです。でも帰り道にコゴミを沢山見つけて、家族1食分だけお山から恵んでもらって美味しくいただいたそうです。

次のニュースです
甲府村の渡辺さんは、仕事帰りに満開の藤の花をみてしまい。思わず一句出来てしまったそうです。
「藤の花貴婦人のごと咲きにけり」
そして心穏やかに夕餉に向かったそうです。

なんてね。

図書館の必要性

県:新図書館の検討委設置 知事、改めて「PFI反対」 /山梨:MSN毎日インタラクティブ
この図書館はまさに僕の勉強部屋だった。高校からの帰り道、夏休みなどは朝一入館、最終退館を目指していた(笑)甲府の夏の暑さをエアコンがしのいでくれた。もちろん、夜自宅では扇風機と水撒きでしのいだが。この記事を見ると蔵書数は全国最低、面積も下から2番目だとか。。。僕は思う。決して大きなものでなくても良い。何箇所かに分散していても良いではないか。鎌倉がまさにそうだが。多くの人が、子供からお年寄りまでが気軽に立ち寄れて文学や芸術に接する事が出来る図書館。そして受験生は思いっきり勉強に集中できる場所。そんな図書館が欲しい。

大学合格発表のあと1年禁煙後の図書館での一服は今でも覚えているがクラクラきましたよ。(良い子は真似してはいけません)塾も行かず(行けず)、参考書とボールペンとわら半紙の受験時代であった。ボールペンの替え芯はなんとか一日で使い切ろうと努力したがさすがに無理だったな〜(笑)

弓と禅 オイゲン・ヘリゲル 稲富栄次郎、上田武訳 福村出版 1981

図書館本

改版第一刷が1981年で初版は昭和31年との事。読んだものは改訂11刷

養老孟司さんがご自身の著作の中で紹介していたので読んでみました。
1984年生まれのドイツ人の筆者が1924−1929年までの6年間を東北大学(帝大)哲学および古典語の講師として奉職された時の記録である。
原著は「弓道における禅」である。

弓道という武術を習う事により精神的な生きると言う事の本質を見とどける事の出来た人の回想とでも言うのだろうか。
弓の師匠である阿波研造範師との修行、対話の中から会得する「道」への過程がまさにある種の教育なのかと感じた。教えるのでなく、ただひたすら模倣する、そしてある時、悟るのである。
自分自身の雑念を捨て、無になる事により、自然に的に当たる事を学ぶ。そして的を射ることが目的ではないのである。
池田晶子さんも禅にはなじめると書かれていたと思いますが、日本人でなくても(多くの日本人ですら会得できない)、考える事、修行する事により武術を完全に超越した弓道と言う「道」を究め、それは、人間の本質である心を現しているのだと感じた。
まだまだ読み込めていないけれども、非常に奥の深い書であることは間違いない。

弓と禅 改版

車座で語ろう「日本の森林・林業の将来」

これは是非行きたいけど、ショートノーティスですよね。
誰か聴講してください。是非是非


From:早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター・山口
Mode:転送可


        **********************
       WAVOC・森づくりフォーラム共催
          ロングラン・ディスカッション
        車座で語ろう「日本の森林・林業の将来」
        **********************


【概要】
いま、日本の森林・林業に何が起ころうとしているのか。
国産材が動き出し、商売になるぞと喜ぶ人、森の食い荒らしが将来ますます大変なことになると危機感を募らせる人。国や自治体は、政策として森林産業の経営の効率化を目的とした、大規模化を進めようとしている。
◎市町村合併と木材価格の上昇。山村の現場はどうなっているのか。
◎中国の建設ラッシュで、ロシア材の輸入がストップ。国産材の需要が伸び宝の山になろうとしている。
◎宮崎県球磨村で皆伐された100haの山が再植林されずに放置され、九州全域で1700haが植林されていないという。このような状況が、東北・北海道にも広がっている。
◎材価の問題、伐採、搬出方法、再植林しない等々に問題があり、将来への危惧も大きくなっている。
◎針広混交林や広葉樹林化が話題となっているが、そこでの問題点はか。各地で起きている様々な問題について、その実態を浮き彫りにし、森林・林業の健全化への道をさぐろうではありませんか。


【話題提供者】※ホームページをご参照ください。
・内山節氏(森づくりフォーラム代表理事・哲学者)
・久保田繁男氏(西多摩自然フォーラム)
・山本信次氏(岩手大学準教授)
・速水亨氏(速水林業代表)、他5名
【日時】2007年5月20日(日)11時20分〜17時00分
【場所】早稲田大学国際会議場3階第一会議室(西早稲田キャンパス)
    新宿区西早稲田1-20-14
【参加費】1,000円(軽食・飲み物代込み)
 *昼食をとりながらの討議となります。軽食・飲み物などは主催者側でご用意いたしますが、必要な方はご持参ください。
【定員】120名(先着順)
【主催】特定非営利活動法人 森づくりフォーラム
    早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター


【申込方法】
※ホームページをご参照の上、お申し込みください。
http://www.moridukuri.jp/view.php?DU=fevent&DD=fevent_200705200001


【申込先・問合せ先】
NPO法人 森づくりフォーラム(担当:松井・石井)
〒113-0033 東京都文京区本郷3−2−3斉藤ビル3階
Tel 03-3868-9535 FAX 03-3868-9536
E-MAIL entry-sympo@moridukuri.jp

心脳問題が顕微鏡で解決?

livedoor ニュース - [脳プロジェクト]川島隆太教授がスタート 約4億円資金に
おそらく取材した記者が分かってないのだろうが。。。機械で心が分かると考えるのがサイエンスなのかな。。。。
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