おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2007年04月

初心者蕎麦打ち画像

今後の精進のためにあえて画像を残しておこう(笑)
基本的にこう言う作業は向いていないと思うのである。
結局は食べる方が好きなんだな(笑)
でも良い粉のおかげで、とりあえず、ボソボソにならずに食べる事が出来た。家族も無理して食べてくれた(笑)
この粉を教えてくれたJICKYさんに感謝感謝。今度打ち方教えてください。

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まんが八百長経済大国の最期 ベンジャミン フルフォード 光文社 2004

図書館本

たまには違った視野から読書(笑)
漫画の部分は少なく、かなりの文章です。
「政、官、業、ヤクザ」で食われる国民の税金と日本の未来を書きたいのだと思います。
しかし、特にスクープと言うようなネタもなく、データと事件を繋ぎ合わせた物語に見えます。特にアメリカが嫌いなようですから(僕も嫌いですが)、ここは感情を抑えて冷静に事実の羅列をすれば説得力が増すと思いますが。
また闇世界へ流れる金があると盛んに書かれていますが、地下組織が無い国が何処にあるのでしょうか?アメリカの軍事産業と政界を繋いでいる組織はないでしょうか?
結局この方は日本をどのようにしたいのか?良く分かりません。
政、官、業、ヤクザと言うのであれば、そこにどうしてアカデミック(学)が入らないのかが非常に疑問です。
著者をWIKIPEDIAで調べると日本語は有りますが、英語では見つかりません。よくある日本だけで活動する外国人って奴?
まんが八百長経済大国の最期

夜のピクニックと言う青春

甲府一高、強行遠足の距離20キロ延長へ
はやく105kmまで復活してもらいたい。もちろん出来る事なら、先輩が経験した無制限への挑戦を! 自分への挑戦でも、恋人との約束でもいいじゃないか。昨日はすでに過去なんだから。汗だくになり、涙を流し、星降る夜を君の過去にしてみてください。 出来ないものだろうか、オヤジ達の夜のピクニック。恩田陸さんが書いてくれないかな(笑)きっと泣く。

<自然>を生きる 福岡正信 金光寿郎(聞き手)春秋社 1997

図書館本

ハウステンボスの男さんから雑草のコメントをいただき、福岡さんを思い出し、いつかは読まねばと思っていたので図書館で借りてみた。「自然農法わら一本の革命」の方が有名なのだが、出版が新しいこの本から。
画像は目次

1982−1994年 NHKが5回にわたり放映した番組の対談

はっきり言って危険な本だ。理想や空論でない現実を見て触れている人の思想や哲学は重みがある。子供や女性は「自然」であると言った養老先生の正しさを福岡さんは自然から吸収しています。般若心経、森羅万象を福岡さん自身がすでに体感されてしまったのかもしれません。自然を通じて動物としての人間の生き方を示しています。
自然農法を実践し、粘土団子(種々な植物の種を練りこんである)を播くことで世界の緑化を訴える。
耕さない、肥料はやらない、無農薬。それで土は肥え、野菜や果物は実り、穀物が育つ。砂漠も自然農法により草が育ちはじめれば(地下には水がある)、やがて地表の温度もさがり自然が戻り雨も降ると言う。
最後ではダーウインの進化論を否定します。科学の間違いを明らかにする科学は自然そのものだろう。仮に「絶対真理」があるとすると、それは宗教を超え、神を超え、時空を超えた者だけが味わえる快感なのかもしれませんね。

備忘録として。
本当の価値観、真・善・美は一つしかない(多様な価値観などいった時期はもう過ぎた)。
豊かさという言葉でも自然を離れた豊かさがあり得ると思っているのが。。。p66-67
人間の発想は自然から出られないし、それを超えたつもりでいても超えられない。p71
ぼくは五十年間、祈ったことはありません。手を合わせたことがないんです。祈る資格がない、手を合わせる資格がないと思うから、ぼくは祈りもやめました。ぼくは神に背いてみんなと一緒にどんどんぶち壊してきた男にすぎません。懺悔したっていまさら間に合わないと思うし、知っていて悪いことをしているんだから、皆さんよりもなお悪いと思っています。愚かなといえばこれほど愚かな男はいません。 p102
昔の百姓は神に仕える仕事と言って労働とは言わなかったんです。仕事と言ったんです。事に仕える。神に仕えることだったんです。食べたものができたらすぐに神さまに供えて、残りをもらう。自分は鳥や獣が食べた残りをもらうというのがこの山の姿なんです。おこぼれをもらって生きているだけです。p105
金に一番頭をさげているのは百姓のように見えるけれど、金銭無用の経済学を知っているのは百姓です。苦労しているお百姓が知っているんです。いまの大学の先生はものに価値があるというところから出てきて、ものに価値があると思っているから、それを買う金をつくれば世の中は豊かになると思ってます。ものから喜びや豊かさが出てくるんではないということを知りません。 p106
人間が自然をコントロールして共存共栄しようとか、ほかの動物と共存共栄しようとか、開発と自然を守る運動をバランスをとりながらやろうなんていう考え方が根本的な間違いです。p123
結局、頼れそうなのは女性や子供の感性です。中略 ぼくは哲学的、宗教的にいって、これは絶望的だと思い出したんです。ぼくは感性も頭脳も鈍いんです。謙遜で言っているんではなくて、金光さんにもはっきり言っておきますが、ぼくは勉強していないし、頭脳も悪いことは自分がよく知っています。感性なんでも女の人の感性のすばらしさにときどき驚かされることがあります。 p129
鳥やイヌやネコが人間より劣っているという考え方は、人間の立場からそういうことを言っているだけなのに、それが根本になって人間は優れた動物だなんていう錯覚を起こしてしまうんです。あの動物たちはむしろ知恵がいらないことを知っているから知恵の発達を望まなかっただけです。知恵がなくても知識がなくても、自然と一体だから完全に無一物で生活できることを知っているから、欲も出さないし、ものを蓄えることもしない。偉くなって、利口になって、生存競争に勝ち残ろうなんていうケチな考えをもたない。生きて、生まれてきたんだから、それに従っていれば生きられるという確信をちゃんともっているわけです。自然に沿って生きることが最大の利口な生き方だと知っているのが小鳥たちです。 p132
「自然」を生きる
自然農法

蕎麦を打つ 食う

GW1日目
読書、読書、蕎麦打ち

やっぱり難しいですね。水回し、コネ、切り。500gです。
基本的にこう言う事には向いていないDNAなのは分かっているのですが(笑)
でも、粉が良いせいか、一応は蕎麦状にはなりました。
はじめから10割蕎麦を打つ事自体が無謀なのではありますが。。。

でも、茹でる時間が1分20秒は少なかったのか、少し硬かった。
蕎麦の太さの問題もあるが。。。。

ネギは庭から引っこ抜いて来たので、新鮮でよい薬味になりました。

これから、家族の分を茹でてご評価を頂こう。
画像は後日。

獣害列島 NHK

録画しておいたビデオを観た。
サルやシカの被害が多い。
里山の崩壊や高齢者問題、過疎化がその原因だと言う。
確かに一因なのであろう。

ふと根本は何かと考えると、やはり簡単に言ってしまえば脳化した社会なのですよね。害と言う観念はあくまでのその立ち位置は人間側。

昔から上流域に住む人々がいて、そこには多くの野生動物がいて共に生活していた。番組の中にもあったが、農耕が始まると、当然、定住し、奥山から里山、そして人間の住む場所へ動物は安易に食物が取れる方に流れる。だから人は柵を作ったりしていた。狩猟もしていた。
獣害と言うのは別に現代の問題でもなんでもなく、農耕を始めた時からあったのであろう。

どうしても「管理」したいようであるが、出来るはずがない。自然を管理しようなどとする人間の浅はかさはこれまでの歴史で明らかであるのに。

番組後半部で伊沢さん(サル研究者)の話が最も説得力があったように思う。それは矢張りサルをずっと見てきたモノの重みだろう。
追い払いでなく、奥山への追い込み、サルの尊厳ある生き方(ある種これは人間の思い込みかもしれないが)を伊沢さんは指摘していた。

森の捕食者の頂点であっただろうオオカミを絶滅させた人間の罪が今問われているのかもしれない。

そば粉到着

72ae92ca.JPGさてさて美味しいお蕎麦になるのでしょうか。

HIV/AIDSポスター ガーナ

大分むかしガーナで撮ったポスター

非常に分かりやすい。

ガーナはアフリカ大陸では感染率が低い国の一つです。

ポスター1ポスター2

キリン

10c2d3f1.JPG特に意味はありません(笑)
南アフリカの公園にいたキリン。

ノンビリとタンザニアあたりのサファリパークを見てみたい。

続 緑資源機構様 アクセス有難うございます。

本日急にアクセスが多いと思ったら、またまた貴機構様でございました。
さぞかし世の中の動きが気になるのでしょう。
小生の様な単なるオヤジのブログまで見ていただきまして光栄です。

さてさて、私注目しているブログが御座います。
「美しい森林づくり」国民運動是非ごゆっくりご覧いただければ幸いです。
小生の様な弱小ブログでなく、多くの方のご支持を得ているブログでございます。

また、最近天野礼子氏などが新生産システムを導入することを担保に林野庁の借金を税金で棒引き等と申しておりますが、まずその前に、貴機構様や林野庁様の税金の無駄遣いを止めていただけるようお願いいたします。
森の現場の方の給料が低く、机でネットを見ておられる、そうそう、あなたの給料を下げてくださいよ。
(天野礼子さんは長良川問題や山本素石らとの交友での著作は優れているのですがね。。。。)

銭儲けの釣りは滅ぶのである

遊漁税落ち込む 富士河口湖町2000万円割れ|山梨|地方|Sankei WEB
釣りという自然が無くては成立しない遊びに、単なる経済という文脈で挑もうとする輩がいる。釣りが目的となる遊びの限界がここにあるのだと思う。手段として釣りと言う文化が出来るまで、魚が残っていてくれるのだろうか?
移入種や外来種の導入で観光という銭儲けの為に酷使されてきた河口湖の悲鳴が聞こえてくる。

こぶしの上のダルマ 南木佳士 文藝春秋 2005

図書館本

2004-2005に文学界に発表された作品集。
ふと南木さんの本を読みたくなる時がある。
医師の南木さんが鬱(パニック障害)で苦しみ、その過程で経験、知覚する心象を描いている。
いつも思う、なぜ南木さんは、こんなにも魂(精神)の描写が的確なのだろうかと。言葉一つ一つが読んでいる自分を頷かす。
佐久と言う自然と、そこに住む人々との係りの中でいつしか生かされている自分を発見しているのだと思う。そして過去の自分を見つめ、多くの事を許し、自分を再発見する。
西野爺さん、梅沢婆さんとの会話のやり取りはまさに自分が畦道に座り込んで傍観しているようなすがすがしさがある。
阿弥陀堂だより、神かくし、海へ、等を読んだ後にこの本へ繋がるのだろう。
これも、通勤電車で読まない方が良いと思った。目頭が熱くなる。
こぶしの上のダルマ

時間を見つけて読んでみたい

教育再生会議
会議の時間って短いんですね。合宿でもしてとことん討論すればよいと思うのですが。いずれにしてもしっかり読んでから考えてみたいと思います。

緑資源機構様 アクセス有難うございます。

天下りや談合問題を何回か書いておりますが、本日
fwe.green.go.jp よりアクセス頂き有難うございます。
内部の方も真面目に仕事されている方は多数だとは存じますが、腐った上の連中を皆様のお力で排除して下さいませ。
皆様のお給料は税金なんですから。

出来る方の天下りはおいらは否定しませんが、それに金魚の糞のように付いてくる連中(取り巻き)が問題なのであります。
出来る方もどうぞ国民から納得される給与で日本国のためのに、国益のために働いてください。

おいらもこれだな(笑)

元気ない40〜50代、男性ホルモンは60代より少なく : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
おいらも測定してもらおうかな。40過ぎたへんから、かなり自然志向なのであります。普通は綺麗なオネーサンのいるお店なんかに興味が出る年頃なんだろうが、特に興味もないしお金も無い(笑)最近は男性ホルモンの注射なるものもあるらしい(知り合いの女医さん談)一度打ってもらおうか(笑) 1万出してオネーサンの居る店行くなら山に行く!キッパリ。

脳が作り出す法律

料理店主射殺の熊谷被告、犠牲1人でも死刑判決…東京高裁 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
法律は人間が作り出した記号である。人が人を裁かざるを得ない環境がそこにあり、その環境はまたそこに住む人々が作り出す。死刑廃止論ももっともだし、極刑を望む被害者家族の気持ちも良く分かる。成文法にしなければいけない社会と言うのはまだまだ未熟な社会なのか?それとも成熟した社会なのか?おいらには良く分からない。

大宅壮一ノンフィクション賞

佐藤優氏が自壊する帝国(昨年12月読了)で大宅壮一ノンフィクション賞を取った。
この賞は以前
深田祐介 『新西洋事情』
家田荘子 『私を抱いてそしてキスして』
佐野眞一 『旅する巨人〜宮本常一と渋沢敬三〜』
イザヤ・ベンダサン 『日本人とユダヤ人』
などが受賞している(おいらが読んだ事があるもののみ)

テレビは一億総白痴化と指摘した大宅さんが生きていたら、現在をどう表現するのだろうか?

GWの予定が出来たぞ(笑)

知人が教えてくれました。

究極のそば粉素人でも10割蕎麦が出来るらしい。

以前、蕎麦打ちセット(安いやつですが)を買って挑戦したことがあったのだが、つなぎを入れてもボソボソして上手くいきませんでした。

楽しみ楽しみ。そばつゆも重要だよな。。。

日露問題

エリツィン死去を佐藤優さんはどのように捉えているのだろうか?
2000年までに日露平和条約が出来ていれば、今また違う歴史が動いていたのでしょう。そして北方領土も中央アジア情勢も。

リベラルアーツ

自分の事はひとまず棚に上げておいて(笑)

基本的に日本の教養レベルは高いという評価であろう。
この教養(リベラルアーツ)の重要性は立花隆さんはじめ多くの方が述べられている。
戦前と戦後で大きく変わった日本人の価値観や死生観の文脈で教養と言う記号は何処まで人々を豊かにしたのか?あるいは貧しくしたのか。
種々な殺伐な事件が報道されるたびに「教養」と言う記号を考える。


京都で「戦前」から住んでいる人とは、応仁の乱の前から住んでいることを言うと、養老先生が話していた。(笑)さすが京都である。そして京都には本当の市民と言う制度が根付いているとも言っていた。

大地の咆哮 杉本信行 PHP研究所 2006

図書館本

副題:元上海総領事が見た中国

キャリア外交官が死を直前にして書き綴った中国への想い、そして今後の日中問題解決への糸口。
農民と都市部での戸籍の違い、農村部と都市部での大きな経済・教育・医療格差。社会主義と資本主義の間で揺れ動く政治。中国抜きでは語れない今後のアジア、世界情勢。
内的問題(経済格差等)を外的問題(反日)にすり替えざるを得ない中国の現状をチャイナスクールキャリアーとして長期にわたり中国と関わりを持ち、歴史的文化的考察から綴っている。靖国問題も中国側とすれば、戦後賠償放棄の背景から決してウヤムヤには出来ない理由もわかる。また日本の対中国ODAも決して無駄ではないと説く。特に大使館決済で行なう事が出来る「草の根無償」資金によるきめ細かい援助(学校建設等)は確かに最終的には日本の国益に繋がっていると感じる。
中国の評価を決して少ないフィルターを通して見てはいけないと感じた書であった。杉本氏はこの本の出版後、治療の甲斐なくガンでお亡くなりになられた。昭和24年生まれ。
大地の咆哮 元上海総領事が見た中国

フランス大統領選挙

仏大統領選第1回投票でサルコジ氏勝利、株式市場は歓迎かトップニュースReuters.co.jp
農業自給率が100%超えるフランスですら、失業問題や格差問題が大きい。極右の候補者もそれなりの票を獲得した。何か日本の将来をかいま見ているようにも思う。決選投票でフランス国民は経済を取るのか安定した生活(これもある種経済問題だが)を選択するのか?

車いすのパティシエ 「うえやなぎまさひこのサプライズ」編 扶桑社 2006

図書館本

副題:涙があふれて心が温かくなる話

ニッポン放送「うえやなぎまさひこのサプライズ」の10時のちょっといい話をまとめた感動実話23篇
病気、親子問題、経済苦、人それぞれに悩み苦しみがある。解決できること、どうしようもないこと、人生が時間と共にいやおうなく流れていく。
多くの人の苦しみ、喜びを共有出来る人が心豊かな人であると感じた一冊である。タイトルになったパティシエの方は本書の出版前に亡くなられたとのことである。合掌

車いすのパティシエ―涙があふれて心が温かくなる話

週末

土曜日はホームセンターに家人と買出し。
おいらは、子供の原付用荷箱と野菜苗(ナス、キュウリ、ピーマン)などを購入。
ミニ耕運機でちょっと耕し植え付け。
雑草を抜こうと思ったが、あまりの多さに敵前逃亡。どうなることやら。
ケーブルテレビで養老先生の鎌倉世界遺産に関する講演会の模様を流していた。(養老先生は推進グループの確か会長)途中からだったが非常に面白い。日曜日も同じ放送があるので録画して親爺さん方面に送る事にしよう。

日曜日は朝から天気も悪いのでテレビを観て、PC観て、スイカの種まき。
本を読み、うだうだと時が流れる。

知人は土曜日の夜から佐渡に出かけているのかもしれない。帰ってきたら様子を聞こう。

アスパラガスの新芽も出てきた、今年は食べる事が出来るだろうか?

慰安婦問題

慰安婦をComfort womenと訳すのがよいのか?
強制的に売春を強いられたのであればsex slaveである

多くのアジアの同胞は性奴隷(sex slave)と認識しているだろう。

言葉の認識一つで文化や歴史問題がある種歪曲するのは事実なんだろう。

たらこ + 柚子胡椒

知人の方にそれはそれは大きな青森産の生タラコを頂いた。
白いご飯とこれだけで幸せな気分なのです。

しかし欲望オヤジはふと考えた。色んな味を試したい。
定番はマヨネーズ、マヨタラで白いご飯、これも良し。

ふと気がついた。浜松の知人が毎年送ってくれる手作り柚子胡椒。
普通は鍋やウドンに少々入れるだけで格段に旨い。
その柚子胡椒でタラコを漬けてみた(漬けると言っても、タラコに柚子胡椒を塗りたくりラップして冷蔵庫に2日ほど)。
タラコに塗った柚子胡椒をそぎ落とし、白いご飯の上に。


柚子の香り、程よい辛さ、たまりませ〜〜〜ん。

画像が無くてすいません。
あっと言う間に食べてしまいました。

ちなみにそぎ落とした柚子胡椒は再利用です。(笑)

インテリジェンス 武器なき戦争 手嶋龍一 佐藤優 幻冬舎新書 2006

図書館本


いかに諜報活動(インテリジェンス)が世界を動かしているかという現実を元NHKワシントン支局長の手嶋さんと元外務省(休職中)の佐藤さんの経験した内容や歴史に残る諜報活動の真実を織り交ぜて話が進む。
世界で起こっている紛争やこれから起こるであろう問題の核心に迫る情報はたやすくは手に入らない。国益のためには何としてもインテリジェントオフィサーが必要であるとご両人とも主張している。諜報活動は実は公開されている情報の再構築によりかなりの部分得ることが出来るという。残りの部分は人脈(ネットワーク)をいかに築き上げるかなのだろう。今後の日本の国益には今の外務省の文脈でのインテリジェンスでは無理だと指摘している。
インテリジェンス 武器なき戦争

エリートの欠如 民意の低迷

ノブレス・オブリージュ - Wikipedia
養老先生も藤原正彦さんも、佐藤優さんも政治や外交分野でのエリートの重要性を示すとともに現在日本でのエリート欠如を嘆いている。武士道や騎士道にもつうじるのかもしれないが、茂木健一郎さんが言う「総合知」あるいは立花隆さんが言う広い「教養」が徐々に価値観を失い、専門性のみが評価の対象となり目の前の事象にのみ目が向くようになったのかもしれない。

獄中記 佐藤優  岩波書店 

図書館本

国策捜査のターゲットになった外務省の佐藤さんのまさに獄中日記。
すでに彼の著作で獄中の様子は述べられているのではあるが、より詳細に心象風景も含めて記述されていると思う。
佐藤さんにとっての約500日の勾留は実は落ち着いて勉強出来る時間であったことがよく分かる。付録として読んだ本のリストが掲載されているが、一般国民がほぼ読まないような本ばかりである。国益のための外交であった自負、誰よりも対ロシア外交に対して誠心誠意取り組んだという自信が感じられる。500ページにも及ぶが、日記としてオープンにされていない日も多い。おちゃめなところは、「欲しいリゾート9月号」なんかも見ているところでしょうか。これは数千冊に及ぶ佐藤さんの蔵書を出所後にゆっくりと読める場所を確保するためなのだが。
宗教書、歴史書などを読み込んでいるわけだが、網野善彦やコンラートローレンツ(動物行動学)もしっかり読んでいるのには驚かされる。
控訴審が興味あるところである。

備忘録として
佐藤さんが心がけている事として
1)よきクリスチャンでありたい。
2)よき官僚でありたい。
3)よき知識人でありたい。
中略、この三つの行動原理に対応する価値観は
1)神に対して誠実でありたい。
2)日本国家(国益)に対して誠実でありたい。
3)知に対して誠実でありたい。 p205

小泉総理の軸足は、基本的に傾斜配分、強い者の強化、そして持続的経済成長であると整理してよいと思う。これに対して鈴木さんの軸足は公平分配、草の根からの基礎体力強化、さらに成長の限界を念頭に置いたシステム転換を指向していると整理できる。鈴木さんがODAに熱心なのも、世界規模での公平分配を考えているからである。僕は政治哲学の基本的な枠組みをみた場合、小泉さんや竹中さんが考えているビジョンより小渕さんや鈴木さんのビジョンの方が二十一世紀の日本にとってふさわしいと考えている。 p322
ひねくれたものの見方になる外交官(特に通訳官)が多いのは残念なことだ。ヘーゲルは「従僕の目に英雄なし」という言葉でこのことを説明している。中略 歴史や政治を見る時には、下人(従僕)根性に陥ってしまってはならない。常に高い理想を維持しなければつまらない。検察官は下人根性で人を見ることが仕事なので、彼らに歴史や政治は分からないのである。 p410獄中記

学歴って?

asahi.com:大阪市職員の「学歴詐称」1141人に 中間まとめ - 社会
おいらはまったく学歴などと言うものを信じていません。結局個人個人の能力なのです。問題は同じ大学出身だからとか、同じ高校出身だからといって派閥を作り、自分達にメリットがあるように環境を整える事です。学歴と言うのは、単なる試験問題を「よく解けました」と言うだけでしょう。あるいは努力してよく記憶しましたねと。大阪等の場合には難しい問題もあるのであえて学歴条項を作ったのでしょうが、今後は資格が絡まない職種は学歴不問でよいのではと思います。
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