購入 良書

木下さんの本は大体読んでいます。
町おこしや街の活性化と言った事業にこれまで関わった事も参加したことも無い、部外者です。
でも、木下さんの指摘することはほぼ同意しますし。そして常識として信じている幻想にもうこれ以上騙されるなと。
逆に言えば、日本の沈滞、停滞している原因が木下さんの指摘通りの日本の悪しきシステムとなっているのだと確信しています。

そして、木下氏のすべての著書に共通するブレない思想はおそらく「利他的に稼ぐ」なのでは
ないかと思っています。そして利他的に稼ぐために何が必要かというと人づくり、仲間づくり(ネットワーク)そして日々の学習でのアップデートなのではないかと。

今はやりのBullsit Jobs(クソどうでも良い仕事)の典型としてのコンサル(広告代理店)と学習しない高給な公務員が補助金に群がる仕組みを続ける限り、地方創生などありえない事が良くわかります。

備忘録としてメモを残しておきます。
人口減少が解決すれば地域が再生するという幻想 人口論に支配された地方活性化論
安く沢山が地方を滅ぼす
予算があれば地方が再生する?幻想
学習しないエライ人達
補助金取るのがエライ公務員の幻想
人が来ない、若者が悪い の幻想
国側の成功事例の縦横展開の幻想
なぜ女性が地方から出ていくのか?そこに地方衰退の原因
ブラック労働(安い給料、教育投資しない、従順な部下、使い捨て?)
意思決定層の問題 「みんな」というヒトはいない ますは少数精鋭
責任転嫁で成功などありえない
外部頼みの幻想 コンサル よそ者(リスクを負わない)
関係人口という幻想 ファンだけ増えてもダメ 新たな消費
ハイエナコンサルのワナ
外注主義で失われる地域の能力
幻想を振り払う12のアクション(本書参照、ここ重要)特に公務員の役割(外に出ろ)