おやじのぼやき

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雨畑公害

雨畑公害 みんな知っていたのに

山梨・雨畑ダム下流 底生生物激減か 民間研究者、昨年調査|あなたの静岡新聞


11月28日静岡新聞


行政も地元住民も皆知っていましたよね?
まあ、日軽金関連企業の元社長が山梨県職員の天下りでしたから。

静岡県側から告発されなければ、すべて闇の中だったでしょう。

リニア、雨畑と残念過ぎる11期連続町長の町。


以下記事


駿河湾産サクラエビの不漁をきっかけに注目されている富士川水系の河川環境で、雨畑ダム下流の雨畑川や、同川が流入する早川下流(いずれも山梨県早川町)で底生生物(水生昆虫類)の数が激減しているとみられることが、同県の民間研究者の調査で27日までに明らかになった。底生生物はアユと並び河川環境の良しあしを示す指標とされ、研究者は近年の環境の変化に警鐘を鳴らしている。


 地域自然財産研究所の篠田授樹さん(55)=山梨県都留市=が1994年と2020年にほぼ同一箇所の29地点で、25センチ四方の枠を河床などに置き、枠内にいる底生生物の調査を行った結果を比較して判明した。
 篠田さんが集めたサンプルの比較では、雨畑ダムから2キロほど下流の雨畑川と、富士川本流との合流地点から3キロほど上流の早川で1994年にはそれぞれ1平方メートル当たりに換算し、千個体以上がいたコカゲロウやユスリカの仲間の幼虫が、2020年にはほぼみられなくなった。
 ダムから2キロほど下流の雨畑川の調査ポイントは、19年まで約10年間、採石業者による高分子凝集剤入り汚泥(ポリマー汚泥)の不法投棄が続いた場所の約200メートル下流。篠田さんは底生生物の激減について「原因は不明だが普通ではない」と話していて、ダム由来の濁りや日本軽金属の自家発電用水力発電施設の取水による水枯れが原因の可能性もあると指摘する。
 一方で、篠田さんの調査では、雨畑ダムの10キロほど上流では、底生生物の数にはほとんど変化はみられなかった。近年、大規模な土砂崩れの発生が伝えられる雨畑ダム上流だが、篠田さんは「ダムより上の雨畑川の自然は依然豊かだ」と話し、「自然の濁りは数日でとれる。底生生物を元に戻すには河川での工事など人の振る舞いを変える必要がある」と訴える。
 昨年、29地点で実施した調査で得たサンプルについて、底生生物の種類ごとの生息数なども分析する予定。
 
 ■通称「カワムシ」生息状況 国、支流は調査せず
 国土交通省はおおむね5年ごとに行う「河川水辺の国勢調査」で、早川と富士川の合流地点から下流の富士川本流3地点で釣り人が「カワムシ」と呼ぶ底生生物の生息状況の調査をしている。ただ、支流では未実施だ。篠田授樹さんの調査データは学術的にも貴重とみられる。
 取材班が同省関東地方整備局に情報公開請求して得た、2015年に委託先のコンサル会社が実施した最新の調査結果では、前回実施の10年と比較したうえで「富士川水系における底生動物相には大きな変化は生じていないものと考えられる」と結論付けている。
 一方、篠田さんのデータからは、雨畑ダムの堆砂やポリマー汚泥の不法投棄などで変貌が伝えられる同じ富士川水系の雨畑川や早川の河川環境の変化がうかがい知れる結果となった。



富士川病 雨畑公害  誰が責任を取るの? 静岡新聞調査報道

劇物検出「やはり」「ショック」 住民や専門家の反応【サクラエビ異変 母なる富士川】|あなたの静岡新聞


企業も行政も住民も知っていたんだよね。
静岡新聞が調査報道していなかったら闇の中。

劇物検出「やはり」「ショック」 住民や専門家の反応【サクラエビ異変 母なる富士川】

2021.9.18

 駿河湾産サクラエビの不漁を契機に静岡、山梨両県が実施した富士川の合同調査で、凝集剤の成分が変化して生じる劇物アクリルアミドモノマー(AAM)が検出されたとの17日の発表を受け、住民や専門家の間では驚きの声と「やはり」とする声が交錯した。両県は採石業者による高分子凝集剤入り汚泥(ポリマー汚泥)の不法投棄の影響をさらに調べる。

 ■「富士川病」 
 川に長く漬かると皮膚がただれる人がいて、流域ではポリマー汚泥由来のAAMが関係しているのではと、ますます疑いの目が向けられている。「7〜8年前から川に漬かると足の指と指の間がただれる症状が出て、痛くて靴が履けなかった」。富士川でラフティングガイドを十数年務める男性(38)はそう証言した。
 同僚の約10人のうちほぼ全員が同じ症状を発症。ラフティング関係者らの間で「富士川病」と名付け、水から出たら川用のサンダルをすぐに脱ぐようにしたところ、数年前から症状が和らいだ。
 市民からの河川環境改善を求める請願を7月に採択した富士宮市議会の近藤千鶴市議は「富士川の水で皆稲作をしている。本当にショックで、国と両県にはさらなる対応を求めたい」と訴えた。

 ■魚毒性凝集剤
 17日に県生活環境課が開いた会見で、担当者はAAMについて「通常、自然界にはない」とし、検出された流域3地点4サンプルに含まれる量は生物に影響が出る指標を下回っていると強調した。
 ただ、今回、大学教授などの意見を仰がず行政サイドだけで決めたという調査地点数は、凝集剤の影響がないとみられる対照地点を除くと、雨畑川の不法投棄地点から河口までの約50キロで10地点にとどまる。
 富士川水系ではさらに、アクリルアミド系よりも魚毒性の高い凝集剤が2019年5月までの10年間に8トン近く流出していて、生態系への影響が危惧されている。
 (「サクラエビ異変」取材班)



雨畑公害 人災 静岡新聞 調査報道

富士川水系で汚泥に魚毒性物質と山梨県 | 共同通信


さすがに隠せないと認識したかな?
ニッケイ工業の社長は山梨県の元治水課長だったという喜劇。

以下記事
山梨県は24日、採石業者が静岡県にまたがる富士川上流の雨畑川に不法投棄した汚泥に、魚毒性が指摘される凝集剤が含まれている可能性があると明らかにした。汚泥を巡っては、駿河湾のサクラエビ不漁との関連を心配する声がある。

朝日も報道してました。
雨畑朝日210825




そして静岡新聞 2021年8月25日 さすがです。

記事転載
魚毒性凝集剤が流出 不法投棄、汚泥に18トン 山梨県発表「信ぴょう性高い数値」【サクラエビ異変 母なる富士川】

 サクラエビ主産卵場の駿河湾奥に注ぐ富士川の中下流域に大量の粘着性汚泥が堆積している問題を巡り、実態調査に当たっている山梨県は24日、富士川水系の雨畑川(山梨県早川町)で汚泥の不法投棄を続けていた採石業者が魚毒性の高い凝集剤を混ぜていたと明らかにした。長崎幸太郎山梨県知事が記者会見で説明した。不法投棄された高分子凝集剤入り汚泥(ポリマー汚泥)の大半が流出し、総量は3万立方メートルに上るという。汚泥に混ぜられ流出した凝集剤の総量は18・6トンだった。
 不法投棄していたのはアルミ加工大手日本軽金属が出資する採石業者ニッケイ工業。魚毒性物質の流出が判明し、サクラエビ漁業関係者らから不漁との因果関係究明を求める声が上がりそうだ。
 調査対象となった2009年9月から19年5月までの約10年間に発生した砂利採石汚泥の総量は、同社の報告によると3万5840立方メートル。うち行政指導で回収した野積み分などを除き、流出は85・5%に上る3万640立方メートルと推計した。
 凝集剤の内訳はアクリルアミド系が10・8トンで最も多く、粘着性汚泥の堆積を裏付ける状況。さらに、いずれも魚毒性の高いアミン系が2・6トン、ダドマック系が5・2トンだった。同県の担当者は「過去の凝集剤の購入伝票などと突き合わせ、信ぴょう性が高い数値だ」と述べた。
 富士川上流域でのポリマー汚泥の不法投棄は、駿河湾産サクラエビの不漁をきっかけに本社の取材で発覚した。静岡県によると、不漁は09年の漁獲量の落ち込みから回復していない。富士川水系ではアユが10年ごろから急激に減少したとの指摘が出ている。山梨・静岡両県と環境省は現在、連携してアクリルアミド系の凝集剤成分の拡散状況などを富士川水系で調査中。今後、そのほかの魚毒性の高い凝集剤成分についても調査が可能か検討する。
  
 ■不法投棄された凝集剤に使われていることが判明した魚毒性物質に関する日本軽金属蒲原製造所(静岡市清水区)のコメント 新聞報道での情報しか把握できておりませんので、コメントにつきましては差し控えさせていただきます。
 
 <メモ>魚毒性 水に溶けた化学物質が魚類に及ぼす影響。一般にヒメダカなどに化学物質を投与し、個体総数の半分が死ぬ1リットル当たりの濃度(半数致死濃度)と時間で表す。富士川水系雨畑川で不法投棄されていた凝集剤に含まれるアミン系やダドマック系の物質は強い魚毒性が指摘される。因果関係は明確でないものの、富士川中下流では不法投棄が始まったとされる2010年頃から環境の指標といわれるアユが激減し、他の魚種も減ったとの指摘がある。上流部の水は希釈されにくい導水管を通り、サクラエビの主産卵場の駿河湾奥に流れ込んでいる。



さらにこれが昨年9月 一年も時間を使わないと分からないですか???行政も早川町も企業も知っていたんだよね?


記事転載
アルミ加工大手日本軽金属出資の採石業者ニッケイ工業による富士川水系雨畑川(山梨県早川町)での凝集剤入り汚泥の不法投棄。昨年6月、山梨県は河川内に野積みされた汚泥約4840トンを撤去させ、刑事告発を見送った。しかし河川内には雨畑ダムの放水に合わせ、少なくとも約8年にわたり流し続けた総量数万トン以上の凝集剤入り汚泥を含む可能性のある“謎の泥”がこびり付いたままだ。8月下旬、現地を見た。


        ◇
 川に大量の油でも流出したような異様な光景。静岡新聞社が昨年5月に実態を特報し、発覚したニッケイ工業による不法投棄現場のすぐ下流。河原をびっしり覆った凝集剤入り汚泥を含む可能性がある泥の表面はつやつやとして固く、触ると指先にピリピリと刺激を感じた。川に生き物の気配は感じられない。
 堆砂率9割を超え国土交通省から行政指導を受けた日軽金雨畑ダムの土砂を搬出しているとみられるダンプカーがガタガタと砂ぼこりを立て、ひっきりなしにそばを通る。いぶかしげに見つめる運転手。こちらがひょいと手を上げると、手を上げて応えてくれた。
 雨畑川と早川の合流点では、灰色の雨畑川が青く澄んだ早川に流入し、白い帯となって下流に吸い込まれていた。合流点から約2キロ下った早川の河原にも、つやつやした見覚えのある泥。増水などで押し流されたとみられ、くぼみに“たまって”いた。泥に片足を乗せると、プリンのように弾力があった。河原には付近の住民が供えたとみられるナスの盆飾りが置かれ、住民の精神文化と不可分の「川」を感じさせた。
 静岡・山梨両県民が環境復元のために今年立ち上げた市民団体富士川ネットの青木茂代表幹事(65)=山梨県富士川町=は「川が窒息しているように思える。過去に流した汚泥を全て撤去しなければ意味がない。行政、企業、住民が一緒に川の再生に取り組まなければいけない」と話す。

 <メモ>静岡新聞社が入手した情報公開資料によると、ニッケイ工業は都内の企業が製造した3種類の凝集剤を、採石を洗った際に発生する濁水に混ぜていた。凝集剤は濁水に段階的に投入し、水と濁り成分を分離する。沈降した成分(汚泥)は通常、脱水ケーキと呼ばれる固形の物質に濃縮され、焼却の後、産業廃棄物として埋め立て処分されるなどの流れをたどるが、ニッケイ工業は産廃の適正な手続きに基づいた処理を行わず、そのまま川に投棄していたとみられる。汚泥には生物に有害な凝集剤成分が残留する可能性があり、環境への影響を危惧する専門家もいる。


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