図書館本読んだのは1974年6刷 

さすが母校の先輩である。
竹中氏(1928-1991、ただしwikiでは1930-)の右も左も関係なく斬るのは現在の佐高信さんの様でもある。
父親の英太郎氏は画家であったが陸軍報道班員になることを拒否して絵筆を折ったと。
反権力、反体制の親子だったようである。ちなみに甲府市の湯村温泉に竹中英太郎記念館がある。

本書には記載がないが、甲府中学で校長退陣を求めストを起こし、退陣させたが退学処分となった。
甲府市議会のリコール運動もやったと本書にもある。
おそらくこのストライキには沈まぬ太陽の主人公である小倉寛太郎も参加されているのではと読める資料が本人の講演文書に存在する。

さて本書であるが、まさに現在(2014年)と同じ状況が伺える。そこに竹中さんの鋭い筆が斬り込む。
NHK経営委員や会長(前田氏、政治家(吉田茂)との親交)に対する批判。(現在の籾井勝人会長の状況と同じ?)宮田輝氏の地方を小馬鹿にしたような態度。グループサウンズ追放。山本直純をクビ?
天下の大新聞のクリスマス商戦(消費)を煽るような報道に対する憤り。
連載打ち切り(政治家を介して)に対する読売新聞社主に対する批判等々。

内田百間(百鬼園)氏の 芸術院会員に推薦されるが、断る。辞退の弁は「イヤダカラ、イヤダ 」を評価。さすが夏目漱石の門下であると。(漱石も学位勲等の贈与をこばんだ)

日本低国(帝国ではない)民は虚偽の報道にさいなまれ、マスコミもみずから権威をおとしめている。

竹中 労
三一書房
1971