原子力ムラと同じ構造な医療ムラの実態をデータを示して綴っています。
超少子化超高齢化社会の日本での未来は医療抜きでは語れないと思います。
あまりにも柔軟性のない現状と福祉や医療のシルバー民主主義的な予算配分等を
今後どうしていくのか?沢山の鍵が本書の中にあるように思います。
出来れば高額医療問題(高齢者の医療費、胃瘻等の尊厳無しの延命治療問題)にももっと踏み込んで
欲しかったとは思います。


備忘録メモ
御用学者と御用マスコミ 癒着
官の価格統制権 点数 薬価
新薬とジェネリックの関係性の問題
政府の権限を強化すれば、医薬品産業が成長するという実証されていない仮説 日本版NIH構想
高齢医師増加、勤務医の現象
看護師の労働量はアメリカの8倍
医療費亡国論 厚労省 医師不足の元凶
自己負担が重い国 日本 (医療費控除には触れず?) 


広告で示されている不都合な真実と本書でのテキストが異なるので書き留めておきます。
不都合な真実
1.日本には「原子力ムラ」とよく似た「医療ムラ」が存在している
2.医学会には薬の宣伝をする「御用学者」がいる
3.「中医協」によって日本の製薬会社の「開発力」が低下している
4.今のままでは日本の再生医療研究は欧米や韓国よりも遅れてしまう
5.名門国立病院は軽症患者ばかりを集めたがる
6.国立病院は旧日本軍の人事システムと体質を引き継いでいる
7.戊辰戦争で政府に反逆した地域は医師不足になっている
8.東北の急性白血病患者は北陸の患者と比較してリスクが2倍
9.20年後、郊外の高齢者は「通院ラッシュ」に揺られて都心の病院へ通う
10.20年後の医療はテレビ局入社並みの超コネ社会になる
11.「日本医師会」とは医師の団体ではなく「開業医」の団体
12.実は「学費の安い「私大医学部」をつくる方法がある
13.「医師が増えると医療費が増える」という主張は世界的に否定されている
14.国や医師会が批判する「混合診療」を導入すれば安全性が上がる

目次
第1章 先端医療と新薬を支配する「医療ムラ」は癒着と利権の巣窟
第2章 「新薬利権」で蔑ろにされる患者たち
第3章 大病院は先端医療を避けている
第4章 東日本が医療過疎に陥る「国家一〇〇年の大罪」
第5章 暗澹たる医療の未来
第6章 先端医療の普及を阻む医師たちのセクショナリズム
第7章 医療崩壊の解決策は「ビジネスクラス」の導入