図書館本 良書
斎藤氏の人新世の「資本論」 (集英社新書) 新書 – 2020/9/が未読です。
また、まったくの経済学や哲学に対して不得意ですが、今後の世界の流れには興味をもっています。
ポスト資本主義と呼ばれる、資本主義社会の終焉から次の未来の姿をどのように
構築していくべきかという論考なのかな。
その背景には格差の拡大、貧困、地球環境問題そして民主主義の分断という現象があるのでしょう。
気が付いたポイントだけメモしておきます。
議会制民主主義の機能不全と過去へのノスタルジーに依拠した政治主導体制が、国難レベルの危機と合致した場合に、愛国主義的で、強権的な独裁体制に変貌してしまう危険性をもっと深刻なものとして、私たちは認識しなくてはなりません。(斎藤)
<コモン>を民主的に管理するという経験こそが、本当の意味での政治がどのようなものなのか、具体的な輪郭を与えてくれる。
新しい時代のコミュニズムを考えるならば、まず<コモン>から出発しなければなりません。(ガブリエル)
スー族のパイプライン建設反対:所有権の主張だけでなく、地球との新たな関係 まさに<コモン>
略奪的な経済を越えて人間と自然との関係を修復することに繋がる
ベイシックインカム(BI)の負の消費税(ミルトン・フリードマン 新自由主義)としての形
UBIに対してユニバーサル・ベイシック・サービス(教育、福祉、医療の無料化)
ポストキャピタリズムへと導く4つの要因(メイソン)
限界費用ゼロ、高度なオートメーション化と労働の定義の変化、正のネットワーク効果、情報の民主化
人々が強制的・義務的な仕事から解放され、無償の機械を利用して必要なものを生産する社会
上記4つの要因に抵抗する資本の動き
市場の独占ー限界費用ゼロに対する抵抗、ブルシット・ジョブーオートメーション化に対する抵抗、プラットフォーム資本主義ー正のネットワーク効果への抵抗、情報の非対称性をつくり出すー情報の民主化への抵抗
サイバー独裁に抗うヒューマニズム
アルゴリズムを用いた社会の管理、シンギュラリティ、トランスヒューマンの可能性といった問題
環境危機がポストキャピタリズムへの契機となる
エコロジカル社会主義
グリーンニューディール支持者とMMT信者の共通性?
自由、平等、連帯、そして民主主義の価値
第1部 マイケル・ハート(資本主義の危機と処方箋 WEBより転載
政治主義の罠
“コモン”から始まる、新たな民主主義
情報テクノロジーは敵か、味方か
貨幣の力とベーシック・インカム)
第2部 マルクス・ガブリエル(「ポスト真実」の時代を生んだ真犯人
「人間の終焉」と相対主義
新実在論で民主主義を取り戻す
未来への大分岐―環境危機とサイバー独裁
危機の時代の哲学)
第3部 ポール・メイソン(情報テクノロジーの時代に資本主義が死んでゆく
資本の抵抗―GAFAの独占はなぜ起きた?
ポストキャピタリズムと労働
シンギュラリティが脅かす人間の条件
資本主義では環境危機を乗り越えられない
生き延びるためのポストキャピタリズム)
斎藤氏の人新世の「資本論」 (集英社新書) 新書 – 2020/9/が未読です。
また、まったくの経済学や哲学に対して不得意ですが、今後の世界の流れには興味をもっています。
ポスト資本主義と呼ばれる、資本主義社会の終焉から次の未来の姿をどのように
構築していくべきかという論考なのかな。
その背景には格差の拡大、貧困、地球環境問題そして民主主義の分断という現象があるのでしょう。
気が付いたポイントだけメモしておきます。
議会制民主主義の機能不全と過去へのノスタルジーに依拠した政治主導体制が、国難レベルの危機と合致した場合に、愛国主義的で、強権的な独裁体制に変貌してしまう危険性をもっと深刻なものとして、私たちは認識しなくてはなりません。(斎藤)
<コモン>を民主的に管理するという経験こそが、本当の意味での政治がどのようなものなのか、具体的な輪郭を与えてくれる。
新しい時代のコミュニズムを考えるならば、まず<コモン>から出発しなければなりません。(ガブリエル)
スー族のパイプライン建設反対:所有権の主張だけでなく、地球との新たな関係 まさに<コモン>
略奪的な経済を越えて人間と自然との関係を修復することに繋がる
ベイシックインカム(BI)の負の消費税(ミルトン・フリードマン 新自由主義)としての形
UBIに対してユニバーサル・ベイシック・サービス(教育、福祉、医療の無料化)
ポストキャピタリズムへと導く4つの要因(メイソン)
限界費用ゼロ、高度なオートメーション化と労働の定義の変化、正のネットワーク効果、情報の民主化
人々が強制的・義務的な仕事から解放され、無償の機械を利用して必要なものを生産する社会
上記4つの要因に抵抗する資本の動き
市場の独占ー限界費用ゼロに対する抵抗、ブルシット・ジョブーオートメーション化に対する抵抗、プラットフォーム資本主義ー正のネットワーク効果への抵抗、情報の非対称性をつくり出すー情報の民主化への抵抗
サイバー独裁に抗うヒューマニズム
アルゴリズムを用いた社会の管理、シンギュラリティ、トランスヒューマンの可能性といった問題
環境危機がポストキャピタリズムへの契機となる
エコロジカル社会主義
グリーンニューディール支持者とMMT信者の共通性?
自由、平等、連帯、そして民主主義の価値
第1部 マイケル・ハート(資本主義の危機と処方箋 WEBより転載
政治主義の罠
“コモン”から始まる、新たな民主主義
情報テクノロジーは敵か、味方か
貨幣の力とベーシック・インカム)
第2部 マルクス・ガブリエル(「ポスト真実」の時代を生んだ真犯人
「人間の終焉」と相対主義
新実在論で民主主義を取り戻す
未来への大分岐―環境危機とサイバー独裁
危機の時代の哲学)
第3部 ポール・メイソン(情報テクノロジーの時代に資本主義が死んでゆく
資本の抵抗―GAFAの独占はなぜ起きた?
ポストキャピタリズムと労働
シンギュラリティが脅かす人間の条件
資本主義では環境危機を乗り越えられない
生き延びるためのポストキャピタリズム)