おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

哲学

0円で生きる 鶴見済 2017 新潮社

図書館本

初めて読む著者の作品です。
鶴見さん(1964-)は何点かの著作があり、有名な方の様です。
非常に広範囲の情報と知識で現在の経済システムの問題点(生きにくさ)を指摘しています。

読んでいて感じたのは、拝金主義に偏り過ぎて、富の分配が正常に機能していない現状なのかと。

お金を使う事は、人間関係の省略であると指摘、公平とは何か、そこに人間との付き合い、人間関係
が常に存在する。無料のやり取りは明らかにこの人間関係を濃くすると。


そしてやはり東大卒の高村友也(1982-)さんの著作との類似でしょうか。
僕はなぜ小屋で暮らすようになったか: 生と死と哲学を巡って(2015)
自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ(2017)
スモールハウス: 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方(2012)

また、最近読んだ「隷属なき道」でのベーシックインカムと1日3時間労働という提案

私たちは何処に向かうのか?

色々と考えさせられる良書だと思います。


目次 出版社のHPより

まえがき
第一章 貰う 無料のやり取りの輪を作る
贈り物を貰おう
「不要品放出サイト」で貰う!
不要品放出市〈0円ショップ〉
不要品を回す「店」
世界に広がる不要品市
カンパを貰う方法
クラウドファンディングで集める
「寄付」もいつかは返ってくる
〈この章のレクチャー〉贈与経済とは何か?
普遍的な経済の形は「贈与」
増える日本人の贈り物
なぜ寄付をするのか?
贈与はいいことばかりではない
第二章 共有する 余っているものを分け合う
当たり前だった「貨し借り」
自宅パーティー、道具、服、DVD
人の家に泊まる/泊める
スイスの青年を六週間泊めてみた!
無料で泊まれる〈カウチサーフィン〉
ベトナムでの〈カウチサーフィン〉体験
有料で部屋を借りる/貸し出す
車を相乗りしよう
「ヒッチハイク」も空席のシェア
ネットの無料共有物を使う
庭を開放する「オープンガーデン」
〈この章のレクチャー〉なぜ私有が行きわたったのか?
農耕社会が土地の私有を生んだ
日本の共有財産「入会地」
共産主義は共有財産社会を目指した
新しい共有の時代
第三章 拾う ゴミは宝の山
近所のゴミ、店のゴミ
おから、野菜、新間、食器……
職場から売れ残りを貰う
ゴミを拾う時の注意
自治体との問題
都心のゴミ観察レポート
〈この章のレクチャー〉捨てる問題と拾う人々
食べ物はどの段階で捨てられるか?
管理が厳しすぎる日本
ゴミを救出する人々
拾って貧しい人に回す
廃棄に立ち向かう欧米
すべてのゴミに目を向ける
第四章 稼ぐ 元手0円で誰にでもできる
もうひとつの経済を作る
フリマで売ってみる
フリマの主催は楽じゃない
やりやすい「イベント出店」
ケータリングも元手いらず
「移動屋台」は出店場所が決め手
公道から屋台が消えた
日替わり店長になる
自宅を店にする
〈この章のレクチャー〉市とお金と資本主義
お金を使うのが悪いのか?
市の始まり
お金は物々交換から生まれたのか?
資本主義誕生の前と後
市としての〈コミケ〉
第五章 助け合う 一緒にやれば負担が減る
二人以上でやることはすべて「助け合い」
相互マッサージ、料理持ち寄り、英会話サークル
「輪番制」を使う
手伝う代わりに寝場所と食事を
合宿型ボランティア「ワークキャンプ」
海外ボランティア体験談
一般のボランティア活動
悩みを分かち合う「自助グループ」
〈この章のレクチャー〉日本の「助け合い」とそのマイナス面
力を合わせる「ユイ」「モヤイ」
一方的な支援「テツダイ」
お金を積み立ててまとめる「頼母子」
ヨーロッパの助け合い
村八分=助け合いのマイナス面
「ムラ社会」を超えて
第六章 行政から貰う もっと使える公共サービス
再分配を貰おう
図書館は大切な「居場所」
公園・霊園でくつろぐ
国公立大学のキャンパスで憩う
ライヴも開ける公民館
生活保護は権利
職業訓練でお金を貰う
やりがいのある「地域おこし協力隊」
スポーツ施設で鬱屈の解消を
驚くほど多い「無料相談」
市民農園、博物館、見学会……
〈この章のレクチャー〉再分配は富の偏りを正す
太古からの政治の中心的役割
一パーセントが半分以上の富を持つ
第七草 自然界から貰う 無償の世界
育てる(薬味・調味料、香味野菜/ハーブ/サラダ・葉物野菜/大きめの作物/難しい作物/栽培上の注意)
採取する(野草/茶/その他)
鑑賞する(木や花を見る/野鳥を寄せる/魚を見る/環境全般を楽しむ)
〈この章のレクチャー〉自然界と「無償の贈与」
自然界は贈与で成り立っているのか?
人間は「無償の贈与」を尊重する
今も残る「神への贈与」
あとがき




死の臓器  WOWOW 2015

死の臓器 | 動画 | Amazonビデオ


生体腎移植、レストア(修復あるいは病気)腎移植、臓器売買、医学界と政治、メディア報道
そんなキーワードが思い浮かぶ作品。
おそらく、ある事件を元にして作品は構築された様に思う。

臓器の順番待ち、医療格差や患者格差が話題になる昨今、命の値段にも大きな格差が出てきたのも
事実だろう。

作品の最後が実は最も医学とメディア、そして医療を受ける側へのメッセージだったと思う。




連続ドラマW 死の臓器 [DVD]
小泉孝太郎
TCエンタテインメント
2016-01-22

田舎暮らしと哲学 木原武一 新潮社 2017

図書館本

初めて読ませていただく著者(1941-)です。
沢山の著作や翻訳を出されています。
本書は1975年に家族で外房に移住した著者の生きて来た記録。
哲学というタイトルが入っていますが、哲学や書籍からの引用を田舎暮らしのシーンに上手く
クロスオーバーさせていて田舎暮らし生活が非常に著者にとっても家族にとっても実りある
キラキラした輝きを放っています。
家庭菜園、地元共同体での活動、家族との対話、自然との対話、ネコとの生活。
ヒト―ヒト、ヒト―動植物、ヒトー自然 そんな関係性を織り込んでいます。
福岡正信さんとの出会いと実践(最終的には化学肥料と農薬は使わない)など色んな
チャレンジをされている。

エピローグで木原さんは書きます。
感動とは、わが身に新しい感覚が発生したことの自覚、「素晴らしき新世界」の発見である。
知識を愛するという哲学の本来の意味合いからすれば、田園は哲学の宝庫であり、ひと茎の草も
森羅万象に係わる思索へお誘う力を秘めている。類は友を呼ぶように、知識は知識をたぐりよせ、
とどまることがない。
中略
田舎暮らしのなかにも、さまざまな対象について、「知る」「好きになる」「楽しむ」という
三段階があり、田園の豊かな自然のなかでの40年間の生活は、この三つの言葉に要約されるようである。 生活を「楽しむ」ことについて、最も気に入っているのは「花道のつらね」の次の狂歌である。
たのしみは春の桜に秋の月 夫婦仲よく三度くふめし (五代目市川団十郎)

田舎暮らしと哲学
木原 武一
新潮社
2017-09-29

おみおくり 納棺師の映画

映画《おみおくり》公式サイト。高島礼子・文音 主演。2018年3月24日(土)有楽町スバル座ほか全国順次公開!


鑑賞券を頂いたので嫁さんと一緒に見ました。

全体を通して感じたのは日本人(アジア人)の死生観に基づく、なぜヒトは生きるのかということでしょうか。

死をどういう風に受け入れて、送り出すのか。

生老病死という必然、あるいは死ぬために生まれて来るという輪廻。

女性納棺師という立ち位置から見えてくる死と生の葛藤。

都会と田舎(富山県氷見市)の自然との対比も良かったかな。
ただ、納棺師が訪れる家がほぼ豪邸だったのが、ちょっと残念。

また、准主役の文音(あやね)は、wikiによれば本名・旧芸名:長渕 文音。長渕剛・志穂美悦子夫妻の第一子とのこと。残念ながら演技は今一つだったように思う。




小平選手と松本

小平奈緒を救った 相沢病院の“無償支援” 無名の頃から支え続ける理由 (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース


小平さんの所属が病院になっていたので、なんでだろうとずっと思っていました。

記事を読んでなっとく。

理事長の相沢さんは、やっぱり!松本深志出身なんだね。名門でかつ筋が通る人材を輩出している。私の母親(山梨の北巨摩出身)が良く言ってました。昔出来る学生は無理してでも諏訪清陵か松本深志に越境入学させると。残念ながら親族にだれも越境した輩はいないけど(笑)

質実剛健とはこの学校でしょう。旧制松本中学。
おいらの師匠も
吉野 文六さんも
唐木順三さんも
早野龍五 さんも
古厩忠夫さん
田中康夫ちゃんも
そして犬のクロも出身者






このクロはじつは甲斐犬で強行遠足(甲府一高)の時に学生に付いて松本に行ったのではという話もあります。

成長なき時代のナショナリズム 萱野稔人 角川新書 2015

図書館本

萱野さん(1970-)のナショナリズムに絡む種々な論点を綴っている。
日本の置かれた世界の中での現状を政治、経済、資本主義といった枠組みでみていくと
あまり明るくない(暗い)未来が想定されてしまうようだ。
低成長あるいはゼロ成長が確実視されている現在でも成長戦略一辺倒で公共事業やばら撒き政策を
続ける政府。
そこには金融工学と同じように「無限」が存在するという想定があるように思えてならない。
有限を想定しない社会はやがて崩壊するのではないかと私は思う。
若者が搾取され高齢者の福祉に回されるようなシルバー民主資本主義が続くのあれば、その崩壊は
一層早く訪れると思うのである。

備忘録メモ
ナショナリズムを否定する左翼は政治と道徳を完全に取り違えている
ナショナリズム=悪?
ヘイトスピーチ禁止の法律だけで解決しない多くの問題 
労働生産人口の減少と年金制度の破綻
20年後にはインドを除くアジアの新興国も人口オーナスへ
覇権の交代 イギリスからアメリカ、アメリカから中国?
国益の損失 2013年末の安倍靖国参拝 米国「失望」
常に後回しされる若者
税と社会保障の一体改革という難題
ベーシックインカムに著者は反対
国家は国民のモノ=ナショナリズム ナショナリスト


プレイボーイ 〜創刊者ヒュー・ヘフナーの物語

プレイボーイ 〜創刊者ヒュー・ヘフナーの物語〜 シーズン1 (字幕版) | 動画 | Amazonビデオ


amazon pime 全編みました。

ヒュー・ヘフナー(Hugh Hefner、1926年4月9日 - 2017年9月27日)は
単なるエロの権化だと思っていた人が実はアメリカの反権力だったり人権を大切にする人だった事がわります。R.I.P.

そして第二次世界大戦後のアメリカの歴史とリンクしながら話が進みます。

プレイボーイというブランドの背景にある成功と失敗、そして創業者の哲学が感じられる良い作品です。






新聞記者 望月衣塑子 角川新書 2017

購入

望月さん(1975-)の「武器輸出と日本企業 望月衣塑子 角川新書 2016」が非常に素晴らしかった。そして昨今の官邸での菅官房長官に対する鋭い質問攻勢でメディアでも取り上げられていますね。

そんな望月さんの自叙伝とでも言って良い本書です。
中日新聞(東京新聞)で良かったんだと思います。伸び伸びとこれからも活躍して欲しい。
そして記者クラブという変な枠組みも変えて欲しいです。

備忘録メモ
転職のお誘い 読売新聞にも誘われた(父からは絶対反対と)、
日テレ報道局(清水潔さんのいる)からも誘われた
元文科省次官の前川さんとの対話 
6月11日の会見から質問 演劇で鍛えた大声
社会部記者の時、東京地検の幹部に深夜宴席に呼び出される(こんな事しても良いのか?司法は?)
空気を読もうとは思わない
モリ加計問題の闇 (11月 加計学園の獣医大学の認可がおりそうである)
権力が隠したいと思っているこを明るみに出す。

新聞記者 (角川新書)
望月 衣塑子
KADOKAWA
2017-10-12


武器輸出と日本企業 (角川新書)
望月 衣塑子
KADOKAWA / 角川書店
2016-07-09


絶望を生きる哲学 池田晶子の言葉 講談社 2017

図書館本

池田さん(1960-2007)が亡くなってすでに10年。

池田さんにとっての哲学とは生きる知恵だった記憶している。
知る事より考える事。
そして、食うために生きるのではなく、生きるために食う。

おそらく本書で紹介されている池田さんの本は全て目は通していると思うのだが
すでに多くの事が忘却の彼方に行ってしまっていたことを改めて痛感した。

14歳からの哲学をはじめとして、未だに池田さんの著作で絶版になったものは無いと聞く。
良いモノは未来永劫に続いていく、普遍的な価値を継続しながら。

備忘録メモ
正義と倫理が、嫉妬の別名
信教の自由、信教の不自由が正しい 信じることより考える事
「生きる力」というのは、言葉を換えれば、「腹の括り方」みたいなもの。いい大学、いい就職、
それがどうした。「僕は善く生きるということを知っている」
我々の日常とは、明日死ぬ今日の生、その連続以下買いの何ものではない。なのにどうして人は、
言葉を求めずにお金を求めるのか。

本書には登場しませんが、僕の好きな池田の文章

暮らしの哲学より

回帰する季節に記憶を重ねることで、人生の一回性を確認することに他なりません。中略。
大人になっても夏は来ます。でも夏休みはもう決してやって来ない。

毎年、夏の気配を感じとる頃、夏を待っているのか、夏休みをまっているのか、よくわからない感じになる。
大人になって勝手に夏休みをとることができ、贅沢な旅行ができるようになっても、子供の夏休みの日々、
あの濃縮された輝きにかなうものではないとういうことが、よくわかっている。おそらくすべての大人がそうでしょう。

すべての大人は、もう決してやって来ない夏休みを待っている。人生の原点であり頂点でもある無時間の夏、
あれらの日々を記憶の核として、日を重ね、年を重ね、流れ始めた時間の中で繰り返しそこに立ち戻り、
あれらの無垢を超えることはもうこの人生にはあり得ないのだという事実に、今さらながら驚くのではないでしょうか。
(夏休みは輝く)


こんな内容 HPより
不安の正体 ―― 思い込みを見抜く
人間の品格 ―― 無駄な人になりたいか
社会と現実 ―― 損か得かの問題なのか
他人と自分 ―― なぜ人に好かれたいのか
肉体と精神 ―― 病気というチャンス
存在の謎 ―― 自分の命は誰のものか
人生の意味 ―― 生きることに理由があるか
死に方上手 ―― 死んでも続く楽しみ ・・・・・・全92篇



パタゴニア初のテレビ広告:私たちの「公有地」のために

パタゴニア初のテレビ広告:私たちの「公有地」のために - パタゴニアのブログ「クリーネストライン」


企業の矜持

誰のための公共なのか?

環境が保全されてこそ人類が生存可能な持続可能な社会ではと思います。


パタゴニアは石木ダムに対して反対の立場で活動もされています。

こういう企業が大きな社会的責任を果たしているのだと思います。





原爆投下の日を迎える

NHK長崎放送局 | 長崎原爆ノート


幾つかの番組が戦争という悲劇を風化させないために放映されるようです。

被害性ばかりを主張するのでなく、日本が国家として、また個人として行った加害性もしっかりと
歴史に残し、未来に残さなければいけないと思う。

被害者にもなり、加害者にもなる。
そして悲劇を生み、憎悪を生み、さらに新たな憎しみや恨みが生じる戦争。

決して二度と同じ過ちを繰り返してはいけない。

BS1スペシャル「長崎 幻の"原爆ドーム"」

“原爆の絵”は語る〜ヒロシマ 被爆直後の3日間〜





石橋湛山と日野原先生 医学と平和

日野原さん 湛山記念館の関係者は|NHK 山梨県のニュース


長男と次男が聖路加病院で生まれただけの関係性ですが(笑) 長女は甲府の病院で、きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記の編集をされた故中村克郎先生のお嬢様にお世話になりました。遠い目

記事の中の湛山と中学時代の恩師というのは甲府中学校長の大島正建先生ですね。大島先生の存在なくして石橋湛山は存在しなかったと。人が人を作る関係性。湛山は留年したおかげで大島先生と出会う事になったわけです。

日野原先生も数多くの人々を育て見守って来られたと思います。

心よりご冥福をお祈りいたします。


以下記事
100歳を過ぎても現役の医師を続け、高齢者が活躍できる社会のあり方などについて提言を続けた日野原重明さんが、けさ、亡くなりました。
105歳でした。
日野原さんが主治医を務めた山梨県ゆかりの石橋湛山元総理大臣の記念館の関係者からは日野原さんの死去を惜しむ声が聞かれました。
日野原さんは石橋湛山元総理大臣が亡くなる昭和48年まで主治医を16年間にわたって務め、7年前の平成22年には湛山の資料を展示している甲府市の山梨平和ミュージアムを訪れています。
このとき案内役を務めた浅川保理事長によりますと、日野原さんは当時、展示品の1つでかつて自らが湛山の体調を気遣って本人に宛てた手紙を懐かしそうに見ていたということです。
また、湛山と中学時代の恩師との出会いについて紹介した資料や湛山が唱えた平和外交に関する論説などを深くうなずきながら眺めていたということです。
浅川理事長は「落ち着きのあるとても優しい方で、展示品を懐かしそうに熱心にご覧になっていたのがが印象的でした。長い間、活躍されていた方なのでとても残念です」と話していました。






高村友也さんと福岡翁

実践と思想 福岡正信『無』を読んで - 寝太郎ブログ


最近読んだ2冊の本の著者のブログ

僕も福岡翁の「無」を持っているのだが、正直にいうと怖くて読めない。

おそらく高村さんとは違う感想を持つだろう。

「さてここで、価値とは何かと問われれば、自然的であることと答えるだろうし、自然的なるものがなぜ価値があるかと言えば、結局のところ、そのほうが持続的に農耕を営むことができるから、ということになるだろう。堂々巡りなのである。自然的なるものに捉われすぎて、非自然的なるものが見えなくなる。そうなってしまうくらいならば農業はおろか、自然的な生活など御免である。

何かを実践・行動している人の思想というのは、その実践を核として語るがゆえに、ある角度からの真実しか見ていない。本書の著者であれば、持続的な農の営みを成功させる、という目的で思考が閉じてしまっている。確かに目的や、主張すべき核となる物事があれば、それを肯定するための知識を芋づる式に獲得してゆくことはできる。けれども、それは真理とは無関係であるし、教養とも言わない気がする。

自然農法自体の良し悪しの判断は僕にはできないが(個人的な感想を言えば、有機農法と自然農法の中間くらいが適切な線の引き方なのではと思う)、それ以外の大部分は、すごい無駄なものを大量に読まされたという気持ちである。

繰り返すと、著者はまるで、この世界の真理や原理から自然農法を導き出しているように書いているが、何のことはない、自然農法という色眼鏡でこの世界を見ているだけである。著者は思想家ではなく実務家である。健康な稲を育てて、それを見ながら与太話をしていた好々爺である。」



高村さんの最近のブログは農にかなり傾いている様に思うが、果たしてどこに向かうのか
興味あるところだ。
自由を愛し、さてどこに行きつくのだろうか?






無〈1〉神の革命
福岡 正信
春秋社
2004-08-01









僕はなぜ小屋で暮らすようになったか 高村友也 同文館出版2015

図書館本

自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫) 文庫 – 2017 が良かったので読んでみた。

高村さん(1982- 東大理2から哲学に転向、慶応哲学大学院修了)の半生を自身で綴っている。

自由に生きるということを考え抜き、死をいつも見つめながら思考する態度に共感を覚える。
もちろん自分が同じ様に出来るとは思わないが、山梨の雑木林に家を作り、さらに神奈川の河川敷にも
土地を購入してテント生活をしたりしている姿は一つの生き様として良いのではないかな。
悩み、苦しみ、分裂する気持ちの中で生きる時間。労働とは、お金とは。

備忘録メモ
宇宙が先か、意識が先か。死の世界が先か、生の世界が先か。
生と死の二重性の両極に対して誠実であらねばならない。
アパート生活から途上生活、放浪 
物の豊かさ、心の豊かさにもまったく興味がない
スイッチを切りたい。肉体のスイッチ、人減関係の、金銭のやりとりの、義務の、言葉の、時間の。
いまだに死の想起がパニックを誘引することがある。
手作りの小屋は、僕の字がそのものなのだ。


自作の小屋で暮らそう 高村友也 ちくま文庫 2017

図書館本

初出は Bライフー10万円で家を建てて生活する 秀和システム 2011

読みだしたら凄いと思った。
坂口恭平さんと同じ匂いを感じる。
ゼロから始める都市型狩猟採集生活 坂口恭平 太田出版 2010
Tokyo 0円ハウス0円生活 坂口恭平 大和書房 2008
隅田川のエジソン 坂口恭平 青山出版 2008

BライフのBはベイシック(基本的)だそうです。
たとえば時給1000円で一日働き100日分の食費を稼ぐ。残り99日をどの様に使うのか。
時間、貨幣、労働の哲学がそこにある。そして生きるとは何か?

決して真似できないのだけれど、素敵な生き方である。
高村さん(1982-)の試行錯誤と思考錯誤?の記録だろう。

まさに、「意識が高い」人に分類される生き様。
本書が2011年のテキストに加筆されていて、今はさらにグレイドアップした生き方をしている。
やはり多くの本を良い、思考錯誤して哲学する態度が格好良い。
いろんな批判もあるのだろうけど、是非ともこのまま進んで欲しいと思う

基本的最低限な生活(電気もネットもあるよ)に興味がある方は非常に面白いと思います。
税制の事や法律の事も書かれています。

そして彼は書く
自由
その自由であなたは何を生み出したのか、芸術か、発明か、科学技術か、と問われるかもしれないが、
「・・・・・のための自由」なんて語義矛盾も甚だしい。何も生み出す必要などない。
ただ生きて、意識があって、自由に考えることが出来ればそれでいい。自由は何かのための
道具ではなく、おそらく誰もが知っている単純な欲求である。誰が決めたのか知らない理不尽な
ハードルの高い、普通の人として存在するための思考様式の最低条件から解放されて、足枷無く
物事を考えたい、精神的に身軽でいたいという気持ちである。複雑な思考様式を修得しつつ自由で
いるという二重人格的な離れ業が出来るほど筆者は器用ではない。


滅びる山梨 「学習しない高給な公務員が地方を滅ぼす」

県外に転出する企業 最多に|NHK 山梨県のニュース


結局山梨県の高給取りは公務員と金融関係、そして一部の企業従業員ということになるわけです。
この辺の事情は街づくりのプロである久繁さんや木下斉さんらが前から指摘しているところ。
そして、その高給取りの公務員はリア充ですから変化を求めず、事なかれ主義で、高額な退職金を貰い天下る。

ますます地方は貧しく衰退するわけですよね(笑)

終身雇用と年功序列をまずやめるのは公務員なんだよね。まさに既得権益

ちなみに非常に優秀な地方公務員も居る事は指摘しておきますよ(笑)
そういう人はどの業界にでも転職出来るのに、しないで頑張っている!
逆に絶対転職出来ない様な奴が多すぎるわけ。

「学習しない高給な公務員が地方を滅ぼす」 by 久繁さん

以下記事
去年、県内から県外に本社を移した企業の数は16社で、これまでで最も多くなったことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。

民間の信用調査会社「帝国データバンク甲府支店」によりますと、去年、県内から県外に本社を移した企業の数は16社で、前の年より2社増え、比較できる昭和56年以降、最も多くなりました。
移転先は、東京が8社と最も多く、次いで、神奈川県が5社、長野県と愛知県、それに沖縄県がそれぞれ1社でした。
一方、去年、県外から県内に本社を移した企業の数は、前の年より1社増え9社でした。
この結果、転出が転入を7社上回り、「転出超過」の状態が2年続いています。
これについて、帝国データバンク甲府支店は「東京圏に取引先を多く抱える企業が利便性を求めて移転したケースが考えられる。また、人手不足が深刻化する中で、労働力の確保の面でも東京圏に本社を置くメリットが大きいと見る企業が多いことも、県内への本社移転が進まない理由の1つにあげられる」としています。






地方創生大全
木下 斉
東洋経済新報社
2016-10-07


孤独という名の生き方 家田荘子 さくら舎 2017

図書館本


ふと見たTVで家田さんが僧侶になったことを知った。

僕の知る家田さんは
私を抱いてそしてキスして 1990年
イエローキャブ、極道の妻たちといったノンフィクション作家である。
そして、久々に彼女の本に触れた。

人生の紆余曲折のなかで生きてきた彼女の人生、なんか瀬戸内寂聴さんにも似ているのかな?
瀬戸内さんは霊視は出来ないとは思うけど。

ある種の自己啓発本でもあるかもしれない、ただ多様な生き方があり、自力で生きてきた彼女が
利他的にも生きる素晴らしさを感じたのは確かであろう。

自分の価値観を押し付けない、「こんな生き方」もあるという幸せの多様性を認める事から
自己の開放が始まるのだろう。





龍の歯医者 2017

龍の歯医者をAmazonビデオ-プライム・ビデオで

amazon prime で視聴

深く考えさせるアニメでもありますね。

生老病死
戦争
生きる意味
働くということ
死という必然
そして宗教性も込められている様に思いました。





愛を積むひと 2015 

amazon prime

良い映画でした。

蒲田から北海道 美瑛

生老病死 自然との関係性 他者との関係性 家族

妻が自分の死後に主人公が読むであろう手紙を種々な場所に忍ばせたシーンは
目頭を熱くする。

大自然の中、循環する時間の中で魂が生き続け、また生まれ変わる。
そんなメッセージが含有しているように思った。



ロケに使われた実際の家と石垣に関するブログ

愛を積むひと
佐藤 浩市
2015-11-04

たそがれる国家 内山節

現代ビジネス | 内山 節 Takashi Uchiyama


哲学3人塾で内山さんがこのwebを教えてくれました。

たまに読んではいましたが、まとめて読めて良いですね。










戦争という仕事
内山 節
信濃毎日新聞社
2006-09-01

哲学三人塾

1年ぶりの清里 硬直した頭を柔らかくしたいと思う!image

La La Land 映画

映画『ラ・ラ・ランド』公式サイト


エミレーツの機内映画
邦訳版はまだなく英語のサブタイトルで見ました。
そのため、分からない単語やらで正しくストーリーを理解しているとは思いませんが
素晴らしい作品だと思います。

メインテーマは、間違いなく「夢」

音楽、夢追い人(Dreamer)の男女 春夏秋冬 そして5年後

ラストシーンは想い出すだけで泣ける。

DVDになったらまたしっかり見たいと思う。

日本の宗教観が世界を平和に TED京都


8時だヨ!神さま仏さま ラジオ番組があるそうです

宗教者駅伝 実際に行われた様です


是非、宗教都市鎌倉でも平和のために宗教者が




これも良いですよ。
「ど〜せ無理」という言葉を世の中からなくそうよ!

だったらこうしてみたら!をはやらせよう。 思いは招く

沢山本を読んで夢を追いかける!


池田晶子『14歳からの哲学 考えるための教科書』

池田晶子『14歳からの哲学 考えるための教科書』


池田晶子さんも言っていました。古典を読めと。もちろん養老さんも言ってましたよ。
歴史の中で残ってくる書籍にはそれなりの理由があるのです。

そして、池田さんの本も。

嘘をつかない、ズルをしないという当たり前の生き方を実践するために。

ばれなきゃ何でもするバカな人にならないために




14歳からの哲学 考えるための教科書
池田 晶子
トランスビュー
2003-03-20


41歳からの哲学
池田 晶子
新潮社
2004-07-17


魂を考える
池田 晶子
法蔵館
1999-04




ブログ再掲

巨大防潮堤

高さ12メートル超の防潮堤が完成 岩手 陸前高田 | NHKニュース


自然は征服できるとか管理できると勘違いしている一番良い例なのかもしれない。

以下記事
東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市の海岸沿いに、およそ2キロにわたって高さ12メートルを超える巨大な防潮堤が完成しました。

新たな防潮堤は、かつて7万本に上る松並木があった陸前高田市中心部の海岸沿いに、およそ2キロにわたって設けられ、高さは12.5メートルあります。
岩手県がおよそ300億円をかけて、震災のよくとしから建設を進めてきました。

震災当時、陸前高田市には高さ5.5メートルの防潮堤がありましたが、津波で大きく壊れ、市街地は壊滅的な被害を受けました。

県は新たな防潮堤は、数十年から百数十年に一度の津波に対応できるとしています。24日は建設現場が報道関係者に公開され、県の担当者は液状化を防ぐため、防潮堤の下に20メートルの柱を打ち込んでいることや、防潮堤が倒れないよう強固な板を埋め込んでいることなどを説明しました。

防潮堤の陸側には今後、復興を祈念する公園が整備され、防潮堤の上に犠牲者を追悼する「祈りの場」が設けられるということです。

岩手県大船渡土木センターの水野久禎副所長は「市民のかたなどの協力もあって防潮堤は完成しましたが、どんな津波も防げるわけではないので、逃げることを忘れずに命を守ってほしい」と話しています。


Ashanti Proverbs from Ghana

When you follow in the path of your father, you learn to walk like him.

昨日のシンポジウムで日本で学位を取り、その時の指導教官が参加してくれたガーナの友人が
この様な地元の諺をパワーポイントで表示して教官に対して最大の感謝をしめした。

まさに師弟愛。
学問にも人生にも国境は無い。

思わず目頭が熱くなった。

永六輔さんが加藤登紀子さんのために

永六輔さんの未公開の歌詞が見つかる | NHK「かぶん」ブログ:NHK



淋しさには耐えられる
悲しみにも耐えてみよう
苦しさにも耐えてみて
耐えて耐えて
耐えられないのは虚しさ
虚しさ空しさ
虚しさが耐えられるのは
ともだち あなた 戦う心


任侠 

根性のあるやくざ(No.505) | テキスト版メールマガジン | Webでも考える人 | 新潮社


どんな世界でも一流な人がいます。
学歴なんか関係ない、銭の多寡も関係ない。
義理も人情も大切にする人たちがいる。

僕はたまたま、そんな人を飲み屋でバイトしているときに見ることが出来た。

昔はヤンチャしているとやくざの親分さんに学校の先生が生徒を連れて礼儀を教えてくれと
頼みに行ったなんていう話もあるようです。


一部リンクより転載

<昔のやくざというものは、とにかく人気というものを大切にしていましたから、隣近所の付き合いは本当に大事にしたし、一度切りしか会わない相手にも、すげないことは絶対にしないようにしていたんです>

 だから、やくざの世界には独特の細かいオキテが定められています。

<目上目下に対する挨拶から口の利(き)きかた、相づちの打ちかた、あらゆるところに本当に細かい決まりがある。普通の世界からは程遠い封建的な世界です。女と遊ぶについても、自由に遊ぶというわけにはいかない>

「堅気の女には手を出すな」というのは、よく知られたルールです。やくざとして半端だと「遊ぶ金もねえし、働きも悪いから」素人に迷惑をかけるようなことを仕出かしてしまう。そうなると、「だらしのねえ野郎だ」となって、親分から破門され、誰からも相手にされず、日本中、行きどころがなくなるというのです。主人公は兄貴分から、こうして“任侠道”を叩きこまれます。

「この世界ではな、何が一番大切かというと根性だ。根性がねえ奴は、この世界にゃいられねえ。いいか、家一つをとってみても、大黒柱になる材木もあれば、便所の羽目板になる板もあるだろう。それとおなじようにだ、根性がなければ、いつまでたっても低く見られる。三下でいなけりゃならねえ。反対に、根性が座っていれば、やくざ仲間だけじゃなくて、警察にも一目も二目もおかれるようになるんだ」


座席争いからの離脱のすすめ by 内山節さん

内山さん 備忘録 2017



内山さんのトークはyoutubeに沢山ありますので是非お聞きください。

戦争という仕事が日本に根付かないために。





戦争という仕事
内山 節
信濃毎日新聞社
2006-09-01

倉本聰さん 

ファミリーヒストリー - NHK


倉本聰さんの回を録画で視聴

何冊か倉本さんの本を読んでいたので、NHKの番組に出る事自体が驚きでありました。

そして、祖先の哲学を受け継いでいるのだなと再確認。

「生前贈与」としての父親から受け継いだ、子供の頃の岡山の経験、その自然との出会いが
富良野での生き様だったのですね。

良い番組でした、良い生き様でした。




ヒトに問う
倉本 聰
双葉社
2013-11-06

みんな子どもだった―倉本聰対談集 (Musashi books)
BS‐TBS『みんな子どもだった』制作班
エフジー武蔵
2014-03


Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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