おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

読書

医薬品とノーベル賞 佐藤健太郎 角川新書 2016

図書館本

医薬品メーカー勤務経験があるサイエンスライターの佐藤さん(1970-)
非常に詳細で分かりやすい書物になっていると思います。

人類の歴史と医薬は切り離せない話題ですし、昨今の高額医療問題と超少子高齢化社会における
医学に関連する問題もあります。

医薬品開発の歴史、過去、現在そして未来は明るいのか?
こんな流れで話が進みます。
第1章 薬でノーベル賞
第2章 医薬は体に何をするのか?
第3章 人類最後の敵・ウイルスと闘う薬
第4章 様変わりするがん治療
第5章 薬価という大問題
第6章 大村智博士受賞の意義

備忘録メモ
ヒトの成人の細胞数は37兆2000億個(以前は60兆個と信じられていた)
医薬の名前:同じカテゴリーの薬は共通の語尾をつける決まり〜マイシン、〜スタチン、〜ビルetc
抗体医薬と抗がん剤開発 日本は遅れ
PD-1 本庶佑先生 1992発見 オプジーボとして2014年認可(メラノーマのみ)、その後他の癌での効果確認
アメリカ大手製薬会社すらも価格吊り上げ
新薬が国家財政をゆるがす? オプジーボ、C型肝炎治療薬ソバルディ、ハーボニー
大村博士のノーベル賞 ノーベル平和賞でもよかったby野依良治 化学賞でも良いとは思う。


池田晶子『14歳からの哲学 考えるための教科書』

池田晶子『14歳からの哲学 考えるための教科書』


池田晶子さんも言っていました。古典を読めと。もちろん養老さんも言ってましたよ。
歴史の中で残ってくる書籍にはそれなりの理由があるのです。

そして、池田さんの本も。

嘘をつかない、ズルをしないという当たり前の生き方を実践するために。

ばれなきゃ何でもするバカな人にならないために




14歳からの哲学 考えるための教科書
池田 晶子
トランスビュー
2003-03-20


41歳からの哲学
池田 晶子
新潮社
2004-07-17


魂を考える
池田 晶子
法蔵館
1999-04




ブログ再掲

グローバリズム以後 エマニュエル・トッド 朝日新書 2016

図書館本 良書

1998年から2016年までに朝日新聞に掲載されたトッド氏の語り
夢の時代の終わりは語り下ろし 2016年8月
新しい順に文章が置かれているので、逆に終わりから(1998年の語り)から読まれると
トッドの予測がどうなったかが良く分かります。
もちろん予測が外れた部分はトッドが率直に認めている。
そしてシャルリ・エブド襲撃事件(2015)でのフランス人の反応に落胆したトッド

備忘録メモ
エリートについての経験主義的な研究が不足していた、過大評価していた。
フランスの指導層が結局ユーロの失敗を認めて、自分たちが引きずり込んだ通貨の泥沼から、社会を引きだしてくれるだろうと思っていた。2016年
アメリカ:自由貿易にたいする意見を変えた中流層 45−54歳までの米国白人死亡率1999年から上昇 グローバリゼーゼンファティーグ(グローバル化疲れ)
エリートたちの責任の放棄
フランス指導者層、中間層に対する批判(シャルリとは誰か?で) 2016年
アラブ世界の基本的弱点、国家を建設する能力の弱さ 縁戚関係が国家より重い
脱イスラム化が進むなかでのシーア派とスンニ派の対立(宗教戦争ではない)
ニヒリズムが現在の中東を分析するときの中心的概念
時代遅れの預言者に。歴史上でかってなかった新しい事が沢山起こる(高齢化、経済的人間)
共同的展望(信仰)高齢化、教育革命、女性の地位向上
日本の本等の問題は人口動態
日本の非正規労働者は移民労働者がうける扱いと同じ、そして帰る祖国さえない。
2重国籍を認めるフランスが国籍剥奪問題を議論し始めた
多様性が崩れるフランス 混合結婚 寛大なフランス パリ5月革命を経験しているトッド 2016年1月
消費社会の退化(西側諸国) 移行期にある途上国(識字率向上、人口増加率減少) 発展段階の違う社会が共存 015年2月
米国の衰退は予想以上に進んでいる (2002年 「帝国以後」で覇権の終わりを示唆)
グローバル化(ヒト、モノ、カネが国境を自由に越える)
ユーロを救う唯一の道は欧州として保護主義をとること ユーロは憎しみの製造機 2011年12月
教育格差の広がりと民主主義の弱体化、平等という感覚の弱体化は繋がっている
自由貿易が経済危機の解決を阻んでいる 2011年1月
アメリカ金融帝国の崩壊
アメリカの過剰消費に支えられた日本、中国 アメリカの貿易赤字 8千億ドル
経済を引っ張るのは弁護士ではなく技術者
欧州、北米、極東に保護主義圏を。3つの保護主義圏を。2008年10月
日本に核武装を勧めたい(トッドは反軍主義者)
日ロ関係を強く ロシアは1905年の敗北を忘れていない 2006年10月
米国以外の同盟国を持つべき
世界秩序混乱の原因は米国 (資本の自国集中、軍事手段を常に機能)
米一極支配と国連の意味 2004年2月
2005年にはユーロは無くなっていると思う 1998年5月





グローバリズムが世界を滅ぼす (文春新書)
エマニュエル トッド
文藝春秋
2014-06-20




かまくら駅前蔵書室

東京新聞:<元気人@かながわ>鎌倉で会員制の図書室を経営 鈴木章夫さん(58歳):神奈川(TOKYO Web)


鎌倉らしいかな。
僕も会員になろうかな。。。
呑めたりすると良いな(笑)

HPはこちら
FBはこちら

以下記事

鎌倉駅前の雑居ビルの中にある約二十四平方メートルの狭い一室で、会員制の図書室「かまくら駅前蔵書室」を経営している。書架には鎌倉をテーマにした約千百冊が並ぶ。年会費一万円(大学生以下五千円)で会員になれば、正午から午後十時まで自由に利用できる。「会員は現在百七十三人。中学生から八十歳近くまで。会社員、自営業、主婦、僧侶、大学教授、作家、カメラマンやデザイナーなど、鎌倉らしく多士済々です」とほほ笑む。

 生まれは横浜市。鎌倉にかかわるきっかけは、二〇一〇年に当時勤務していた旅行会社で鎌倉への旅行商品の開発を担当したこと。鎌倉市内を歩き回り、観光客や住民らから話を聞いているうちに、自分も魅せられていった。

 「皆さん、観光客が多すぎて落ち着ける場所がないと言います。私は横浜市でNPOスタッフとして、シェアするオフィスの運営を経験したことがあり、鎌倉好きのサロンにしようと今の形を思いつきました」。脱サラして一五年八月にオープンした。主に口コミで会員が増えていった。

 「四割は鎌倉が好きだという市外の人です。隣の横浜市、藤沢市をはじめ東京、千葉の人もいます。鎌倉が好きで月に一、二度は来るという都内の男性は『鎌倉に居場所がほしい』と会員になり、『ここへ来ると、ホッとする』と言ってくれます。今のところ私の当初の狙い通りです」

 置いてある書籍には、鎌倉文士の大佛(おさらぎ)次郎、里見〓(とん)らのサイン入りの貴重本も。

 鎌倉が舞台となった推理小説や漫画、鎌倉特集の雑誌などもそろう。ほとんどは会員からの寄付という。鎌倉には小さいけれど個性的な出版社が多く、それらの出版物のコーナーも設けられている。

 「蔵書室は会員交流のサロンとなって雑談から出版が実現したり、コンサートやセミナー、ワークショップが開催されたり…。会員同士の思いがけない出会いから、私の予想を超える展開になっています。私も鎌倉の情報発信に貢献できるような活動をもっとしたいですね」

 会員以外でも見学やお試し利用(五百円)ができる。詳細はかまくら駅前蔵書室のホームページで。 (草間俊介)
◆私の履歴書

1958年 横浜市に生まれる

 81年 法政大を卒業後、流通系の企業に就職。その後、結婚して平塚市に

2010年 転職した旅行会社で鎌倉市から依頼を受けて新しい旅行商品開発に携わる

 15年 8月1日 鎌倉市小町に「かまくら駅前蔵書室」をオープン

※〓は、弓へんに享



早く読みたいのだけれど、、、時間が、、、


購入した書籍

早く、早く読みたいのだけれど

図書館で借りた本が沢山あり、お仕事もあり、、、

このストレスをどこで発散させるべきか

そんな1月。


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武器輸出と日本企業 望月衣塑子 角川新書 2016

図書館本   絶対のお勧め本
調査報道のあるべき姿を示していると思います。

日本における戦争という仕事(内山節著)が経済的徴兵制(奨学金を返済できない学生、移民同様に低賃金で働かざるを得ない非正規雇用日本人)と憲法の解釈変更、安保法でリアルになる様を綴っているように思う。そして武器(戦争)商人としての日本企業が存在する。
いつも戦争は「自衛」のためと言って始まる事を覚えておこう。
そして最終的には科学者や技術者の社会的責任の問題が大きな役割を担うのだろう。


備忘録メモ

武器ではなく防衛装備品と呼ぶ日本
武器輸出3原則 1967年 佐藤栄作 76年三木武夫
新3原則 防衛装備移転3原則 2011年 野田政権で方針転換し安倍政権で 禁輸対象国はわずか12か国
デユアルユース(軍備、防衛に応用可能な民生技術)と大学研究者
武器企業、下請け企業がテロの対象となる可能性
日本企業が製造する武器価格 国際的な価格の3−8倍 ファミリー化が進んでいないから
ソニー製のビデオカメラ ベトナム戦争でスマート爆弾の誘導部に装着
輸出の審査基準の曖昧さ
日本が目指すアメリカ式軍産複合体
スターウォーズ計画(米 1983)国防費から大学へ研究開発資金として
軍事的研究計画の民需に転化する:スピンオフ その逆をスピンオン
東大 軍事研究中止(反対)から「研究者の良識のもと、軍事・平和利用の両義性を深く意識しながら個々の研究を進める」に
日本学術会議 突然の私見披露 大西隆会長 京大山極総長が危機感をあらわす。
3D仕事(ダル(退屈)、ダーティ(汚い)、デンジャラス(危険))を無人航空機に
グローバルホーク3機1000億 三沢基地 GA−ASI社 3機100億
無人攻撃機(プレデター)の操縦士のPTSD問題 守秘義務と殺人というストレス

あとがき 南原繁(戦後初の東大総長)の論集より
「大学は国家の名において学問研究の自由の範囲が著しく狭められ、時の権力者によって都合よき思想と学説が保護せられ、これに反するものはしばし迫害せられ、弾圧せられ来った。われわれは、わが国の教育をかような官僚主義と中央集権制度から解放し、これを民主的また地方分権的制度に改編しなければならぬ」
「国の政治に何か重大な変化や転換が起きるときは、その前兆として現れるのが、まず教育と学問への干渉と圧迫である。われわれは、満州事変以来の苦い経験によって、それを言うのである」
「大切なことは政治が教育を支配し、変更するのではなく、教育こそいずれの政党の政治からも中立し、むしろ政治の変わらざる指針となるべきものと考える。…いまの時代に必要なものは、実に心理と正義を愛する真に自由の人間の育成であり、そういう人間が我が国家社会を支え、その担い手になってこそ、祖国をしてふたたびゆるぎない民主主義と文化的平和国家たらしめることができる」


武器輸出と日本企業 (角川新書)
望月 衣塑子
KADOKAWA/角川書店
2016-07-10



おめでとうございます。恩田陸さん 直木賞

直木賞に恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」 | NHKニュース



直木賞の審査員に関してはどうかとは思うけど。
浅田次郎、伊集院静、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆき。
伊集院と林は嫌いです。

何冊か恩田さんの本は読んでいて、受賞は必須かなと思ってはいました。

個人的には「夜のピクニック」最高でした。おいらの母校の強行遠足と同様のイベント、ご出身の水戸一高の夜のピクニックなのであります。

以下記事

第156回芥川賞と直木賞の選考会が19日夜、東京で開かれ、直木賞に恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」が選ばれました。

直木賞の受賞が決まった恩田陸さんは、宮城県出身の52歳。
大学を卒業後、生命保険会社などに勤めながら執筆活動を始め、平成4年に「六番目の小夜子」でデビューしました。本屋大賞を受賞した「夜のピクニック」などの青春小説や、直木賞の候補になった「ユージニア」のようなミステリー小説など、多彩なジャンルの作品を手がける人気作家として知られ、直木賞は6回目の候補での受賞となりました。

受賞作の「蜜蜂と遠雷」は、日本の地方都市で開かれる国際ピアノコンクールを舞台に、さまざまな経歴を持つ若者たちが予選や本選に挑む青春小説です。登場人物たちが演奏や人との出会いを通して自分が追い求める音楽とはどういうものなのかを感じ取っていく様子が、人物の視点を次々と変えながらみずみずしい筆づかいで描かれています。
恩田さん「ほっとした」

6回目の候補で直木賞を受賞した恩田陸さんは「自分には縁のない賞だと思っていました。候補になるたびに、まだ最前線にいるのだと実感できるので、励みにしてきましたが、今回も、編集者の皆さんと待っていて、『残念でした』となったら大変だと思っていたのでほっとしました」と、これまでの作家としての道のりを振り返りました。

そのうえで、「これまでの作品の中で、一番長い時間をかけていて、成長したと思うので、この小説で取れてよかったと思います」と喜びを語りました。

また、音楽をテーマにしたことについて「とても難しかったのですが、読者が自分の想像する音を頭の中で鳴らせるという意味で、音楽と小説は相性がいいのではないかと思いました。読者の頭の中に、どんな音楽が流れたのかと考えると、とてもうれしい」と話していました。
浅田次郎さん「音楽や才能という題材 上手にさばいた」

恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を直木賞に選んだ理由について、選考委員の1人で作家の浅田次郎さんが会見し、「文章で表現しづらい音楽や才能という題材を上手にさばいて物語にした」と、受賞の理由を説明しました。

会見で浅田さんは、選考過程について「1回目の投票から恩田さんの作品が高得点を取った。別の作品も受賞させるか議論になったが、恩田さんの作品だけになった。6回目での受賞で、選考委員一同喜ばしく思っている」と説明しました。

受賞の理由については、「音楽とか才能、天才ということについて文章で表現するのはとても難しいことですが、恩田さんは多様な表現で音楽を言葉にすることに迫り、上手にさばいて物語にした。どんなに自分に音楽の知識があっても書くのは難しい。それを表現したのは恩田さんの力業だ」と説明しました。

さらに、「恩田さんの作品はおもしろい。作品ごとに全く違うステージを用意してくれるところは、小説家として尊敬に値する。選考委員の中には、作中に出てくる曲のCDを買って聴いてから該当する部分を読んだという人もいた」と話していました。







僕はこうして科学者になった 益川敏英 2016

図書館本

東京新聞に掲載された連続コラムをまとめたものにノーベル賞受賞講演録を加えている。


科学者は戦争で何をしたか (集英社新書 – 2015 )も併せて読んでいただけると
偉大な科学者の科学者としての社会的責任というものが何かよくわかると思います。

決して科学だけのための人生ではなく、社会そして世界のための科学を推進する立場。
だから、原発には消極的であるが、放射性廃棄物の処理法や廃炉技術は推進しています、そして
絶対に戦争は反対であるのはご自身の戦争体験からもきています。
もちろん大学での軍事研究(dual use)にも反対の立場です。

決して裕福ではい環境から科学者へ進んだ生き様を綴っています。

ノーベル賞の受賞講演も日本語で行った益川先生ですが、英語(外国語)は重要だよと
指摘しています。また戦争に関しても講演の中で述べています。


そして何よりも若者は「憧れとロマン」を持って生きて欲しいと。





本の寄付 

今回も
ブックスフォージャパンから寄付させていただきました。

120冊で1834円というのは安い様な気もしますが、古本なども多く含まれていたのでしょうがないかな。
まだまだ書棚の整理が必要なのでまた寄付予定





本寄付

平成釣客伝 夢枕獏 講談社 2016

図書館本

羨まし過ぎます。。。。。

目に毒、読んでため息といった感じでしょうか(笑)

莫大な量な執筆をして、なおかつ世界中を釣り歩き、日本中の川や海に竿を出す。

多くのカラー写真がなお更に羨ましい(恨めしい)。

だから詳細は書かないぞっと。



沈まぬ太陽 ドラマ 2016

WOWOW開局25周年記念 「連続ドラマW 沈まぬ太陽」|連続ドラマW 沈まぬ太陽|WOWOW


原作は読み、映画は視聴しました。

今回は20話にわたる大作ですね。録画して正月に見終わりました。

自分自身が南回りでアフリカに何回も行っていたこともあり、主人公の恩地さんが赴任したカラチ、ナイロビなど
懐かしい地域が出てきます。

あくまでもフィクションという設定ですが、多くが事実に基づいていると判断しても良いのでしょう
これもご参考に。

恩地さんのモデルと言われる小倉さんは僕の高校(当時中学)へ戦時中疎開していて竹中労さんと同級だと
思われます。その中学時代の想い出を語っています。

恩地さんが不正や不条理に対して立ち向かう源流はこの戦時中の甲府中学にあるのではと自分は思っています。

20話を見終えて、また僕もケニアのあの広い大地、地平線、そして沈まぬ太陽を見たいと思いました。

嘘をつかない、ズルをしない生き様が凄くカッコよいですね。





沈まぬ太陽 Blu-ray BOX
上川隆也
KADOKAWA / 角川書店
2016-12-22


すぐに感情的になる人 片田珠美 PHP新書 2016

図書館本

過去にこれは読みました。
他人を攻撃せずにはいられない人 片田珠美 PHP新書 2013

本書を読んでいて、いろんなキレ方があるのだなと思った。
度を越えているものはやはり病気の類ですし、あまり感情を抑えすぎると、それが原因で病んでしまったりします。

周りに確かに過度に怒ったり、大声で怒鳴る輩はいるので、本書を読んでなるほどと思うこともある。

問題なのは家庭内などの場合は虐待に発展したり、子供に同様な傾向が受け継がれたりすることでしょう。
また会社等であれば、明らかに経済的損出であったりストレスが元でうつ病になったりと。

ただ、SMAP解散にあたっての週刊誌報道だけを元に想像だけで問題の根源を解析するのは
興味本位過ぎると感じた。
まあ、野々村議員と小保方女史(自己正当化)の評価は間違っていないとは感じたが。

備忘録メモ
境界性人格障害の母親(ボーダーライン・マザー)に育てられた子供、特に娘の問題点
正義を振りかざして攻撃する人の怒りの正体ーーゲス不倫の例
怒っている人に対処するための3段階
精神科医ですら感情的

目次はこんな感じ
第1章 感情的にならずにはいられない人
第2章 なぜ、こういう人が生まれるのか?
第3章 もしかしたら病気かもしれない
第4章 すぐ感情的になる人を生みだす環境
第5章 怒っている人に対してやるべきこと、やってはいけないこと
第6章 処方箋―うまく怒る方法


すぐ感情的になる人 (PHP新書)
片田 珠美
PHP研究所
2016-09-16



地方創生大全 木下斉 東洋経済新報社 2016

発売時に購入したのだけれど、どうしても図書館本の返却期日に迫られて読むのが遅くなりますね(笑)

木下さん(1982-)の本は

地域再生の失敗学 飯田泰之 木下斉 他 光文社新書 2016
稼ぐまちが地方を変える 木下斉 NHK新書 2015
まちで戦う方法論 木下斉 学芸出版社 2016
などを拝読してきました。

また町おこし系では久繁さんの下記の著作などがやはり木下さんの同様なアプローチだと思います。
競わない地方創生 人口急減の真実 久繁哲之介 時事通信社 2016
商店街再生の罠 久繁哲之介 ちくま新書 2013
日本版スローシティ 久繁哲之介 学陽書房 2008

さて本書は木下さんがこれまで関わった事業、見て来た失敗例をもとに非常に分かりやすく地方創生の
ための基礎講座を開講したという感じです。
ポイントをハイライトしてあったり、章末にチェックリストなどがあり懇切丁寧。
行政の関与を否定はしていませんが、無駄な補助金依存やおバカなコンサルタントの企画による
無駄遣いや失敗例を示しています。

どうぞ広告代理店やいかがわしいコンサルタント、また地域の既得権益者の罠に嵌らない様に地道な
町おこしが出来ます事を望んでいます。そして、そんな活動を応援したいと思います。

備忘録メモ
地域のさまざまの人から「あれやこれや」言われるが、それらの言葉に左右されることなく、
やり過ごし、仲間と共に事業に集中し、トライ・アンド・エラーを続け、実績をあげれば、
評価は後からついてきます。
地方の活性化は「おカネがないからできない」のではなく、「知恵がないからできない」のです。
開業わずが3か月で破たんした山梨南アルプス市の完熟農園(国から地域活性化総合特区認定)
第3セクターが失敗する3つの共通点、第3セクター、地元合意と制度制約、計画外注で資金調達は役所任せ
オガール図書館の成功例
人口増加がすべてを解決するわけではない
自治体経営そのものの見直していくことの方が確実かつ必要な政策
一見さん相手のビジネスモデルの問題
新幹線は地方再生の「夢の切り札」ではない
大都市資本の進出=利益はチェーンを通じて大都市へ吸い上げらえる
税金を使う=利益を出せない事業ばかり
公共性があるー補助金を出すー利益を出してはいけない という概念
地域活性化は政治や行政の仕事などと本気で思ってはいけない
税による安売りをやめ、市場で売ろう
地方衰退につながる3つの歪み 税金だのみの地方産品の安売り、地元産業の自治体依存の加速、納税増加=歳出拡大の歪み
地方活性化推進の3つの壁 事業の壁、制度の壁、組織の壁
失敗例、岡山 アルネ津山、山梨 甲府市ココリ
撤退条件を最初に明確に定めておくこと
自分たちで考える自前主義を
名ばかりコンサルタントに騙されるな
コンサルタント任せで失敗する3つの理由 需要の不一致、主体性の不在=他力本願 責任不明確、税金だから結果三流でも誰も困らない
集団意思決定の3つのワナ 共有情報バイアス、確証バイアス、集団浅慮
ワークしないワークショップは止める
論理的反証を許さない雰囲気はアウト
都道府県単位での社会構造はすでに崩壊
成果を拒む3つの間違い 戦略や計画が対症療法でしかない、達成しても無意味な目標設定、根本を疑わず、改善ばかり行う
お気楽アイデアマンの特徴 新規性、〜らしいアイデア(勝手なイメージ)、プレゼン技術による情緒性で評価

稼ぐ事業を民間ベースでやることにこだわる
本書は実践と発信の両輪

地方創生大全
木下 斉
東洋経済新報社
2016-10-07


渓語り、山語り 戸門秀雄 ヤマケイ文庫 2016

良いモノは歴史になる。

そんな本です。

加筆されているとの事、楽しみ。


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日本会議と神社本庁 週刊金曜日 2016

図書館本

菅野さんの「日本会議の研究」より後の出版です。
だから、鈴木邦男さんのインタビューが興味深いです。ハニートラップの件とか。

日本会議の件は菅野さんの本と同様かと思いますが、参加者のリスト等は非常に詳しいです。
また、庶民はなかなか知らないであろう神社本庁の話も興味深い。
島薗先生へのインタビューも、国家神道と宗教、そして天皇制という文脈でブレがないいつもの主張
です。

入学式等で国歌を歌わせるのは中国、韓国と日本ぐらいという話は初めて知りました。

日本会議等が主張する「日本の伝統」という土台は実はたかだか明治以降という事が本書でも
明かです。歴史的天皇制と明治維新以後の国体を無理やり統合させた感じですね。

日本会議と神社本庁
『週刊金曜日』成澤 宗男編
金曜日
2016-06-28



追加
過去のメモ
国家神道と日本人 島薗進 岩波新書 2010

学校で習わない事は面白い。でも理系出身者の小生にはかなり難しい。おそらく内容の1割も理解していないかもしれない。しかし、日本の今日ある背骨の一部が体感できたように思う。国家とはどの様に成り立つのか。その根幹はどのように出来ていて、その深部になにがあるのか。

国民国家の時代には国家的共同性への馴致が目指されるが、民衆自身の思想信条は為政者や知識階級の思惑を超えて歴史を動かす大きな要因となる。また、啓蒙主義的な世俗主義的教育が進む近代だが、にもかかわらず民衆の宗教性は社会が向かう方向性を左右する力を持つことが少なくない。日本の国家神道の歴史は、このような近代史の逆説をよく例示する。P181

目次
 はじめに―なぜ、国家神道が問題なのか?
第一章 国家神道はどのような位置にあったのか? ―宗教地形
第二章 国家神道はどのように捉えられてきたか ―用語法
第三章 国家神道はどのように生み出されたか? ―幕末維新期
第四章 国家神道はどのように広められたか? ―教育勅語以後
第五章 国家神道は解体したのか? ―戦後
あとがき

喰い尽くされるアフリカ トム・バージェス 集英社 2016

図書館本

原題:The Looting Machine: Warlords, Tycoons, Smugglers and the Systematic Theft of Africa's Wealth

植民地から独立、そして多国籍企業等による再度の植民地化といったところだろうか。

そこに巨大なアジアパワーとしての中国の存在が現れてきたわけです。
もちろん、インドなんかの進出もあるのでしょうが。

富める者は限りなく富み、貧しきものは限りなく落ちていく現状。
資本主義という枠組みにマネーロンダリング、タックスヘイブン、本来資源国に蓄積されるべき富はその殆どが海外に流出していく現実をアフリカという資源大陸と一部の政治家、軍隊、商人という文脈から調査報道という形で暴いたノンフィクション。

油、レアメタル、ダイヤモンド、金、すべて人間が地球から与えられた物質であるにも関わらず、独占し占有し利己的に使うという資本主義システムの暗部が見えるようです。

多くの識者がアフリカの資源と経済に関して指摘している、ジェフリー・サックス、ダンビサ・モヨ、ウイリアム・イースタリー、ポール・コリアー等々。
個人的には、ダンビサ・モヨ女史が指摘した「アフリカが欲するものを中国は持っている、中国が欲するものをアフリカは持っている」という現実がまさに、欧米型の援助や投資に対するアフリカの答えだろうと思う。本書では中国のアフリカ進出の暗部を記載しているが、もちろん光の部分もあるわけです。

備忘録メモ
ニジェールのウラン フランス、中国
アフリカのインフラ支出 中国最大 ダム、電力、道路
中国人はフットワークが軽い、それに決断も早い
アフリカの工業化の遅れ、安い繊維製品の流入 中国、アジア
3.11福島原発爆発 ウラン価格の下落
世銀、IMFに依らない開発 公平な分け前が原産国に与えられない現状


草食系のための対米自立論 古谷経衡 小学館新書 2016

図書館本

古谷さん(1982-)の本は
「若者は本当に右傾化しているのか?」
「左翼も右翼もウソばかり」と読んで面白かったので、今回もまた。

特に草食系云々は気にすることはないと思います。本来の草食系というのは、
論者により定義が違うが深澤真紀さんの、『恋愛に「縁がない」わけではないのに
「積極的」ではない、「肉」欲に淡々とした「草食男子」』との定義であり、
別の論者は異性をがつがつと求める肉食系ではない。異性と肩を並べて優しく
草を食べることを願う草食系の男性のこと、の様に定義していたりします。
古谷さんは政治的「草食系」を本書で述べている。

さて、本書は、アメリカは日本を助けてくれないよ!
だから自立しようよ!というごもっともな論議です。

序章でアメリカへの違和感
1章でシン・ゴジラと3.11
2章で日本人と政治的発言
3章で対米自立意識の芽生え
4章で原発事故と消えたアメリカ (トモダチ作戦の米兵被爆には関しては記述なし)
5章でドナルド・トランプという衝撃 (親米保守の戸惑いを指摘)
おわりに と続きます。

親米保守のスタンス
 対米自立を唱える人々に対し、常に中国の脅威を引用して在日米軍の必要性を説く、しかし
彼らの多くは、同時に自衛隊の戦力は世界一で、中国軍と戦えば簡単に勝つと夢想する。

どうか、属国民主主義から対米自立という自明のことを、日米地位協定や
日米合同委員会という文脈から多くの若者が議論して欲しいと思う。

トランプ大統領の出現はもしかするとその流れを大きくするのかもしれませんね。



総理 山口敬之 幻冬舎 2016

図書館本

山口氏(1966- 2016年TBS退社)の安倍氏とその周辺とのお付き合いの歴史。
TBS退社の理由はwikiやネットに詳しい。

読み始めて、最初は面白いのだけれど、読むにつれて、安倍氏をひたすらヨイショしている感じ。
そして、自分がいかに政権の決定事項にも関与したかと。
昔むかしのナベツネさんの頃と同じジャーナリズムと政治家の密着度が良くわかります。

安倍氏、麻生氏、菅氏そしてJR東海の葛西氏などの名前が出てきます。

この程度の人間関係で日本の方向性の一定部分が決まるとしたら、本当にお粗末な政治であり
政策や外交が霞が関の人事と政治家の好き好きな人間関係で作られていくのであれば情けないですね。

安倍氏が従来の首相とは異なる「従順ならざる総理大臣」だとアメリカが認識しているという認識の
ようですが、でしたら、なぜ日米地位協定やら日米合同会議に関しての議論は書かれていないのでしょうか?

もちろん日本会議の事なども書かれていません。

総理
山口 敬之
幻冬舎
2016-06-09

倉本聰さん 

ファミリーヒストリー - NHK


倉本聰さんの回を録画で視聴

何冊か倉本さんの本を読んでいたので、NHKの番組に出る事自体が驚きでありました。

そして、祖先の哲学を受け継いでいるのだなと再確認。

「生前贈与」としての父親から受け継いだ、子供の頃の岡山の経験、その自然との出会いが
富良野での生き様だったのですね。

良い番組でした、良い生き様でした。




ヒトに問う
倉本 聰
双葉社
2013-11-06

みんな子どもだった―倉本聰対談集 (Musashi books)
BS‐TBS『みんな子どもだった』制作班
エフジー武蔵
2014-03


せめて 自らにだけは 恥なく 眠りたい

竹中労さんの本で知った。
父親(竹中英太郎氏)が自ら墓碑として彫った。

そんな墓碑を見て、花を捧げたいと思う。

以前ICT甲府さんに教えていただいたyoutube 凄く興味を持っていた川辺川ダムにもリンクするという偶然 建設の真っ最中(現在中止)に梶原川に釣りに行っておりましたね。





自然が答えを持っている 大村智 潮出版社 2016

図書館本

大村先生(1935-)のノーベル賞受賞講演原稿と受賞以前のエッセイ等をまとめている。

個人的に理解すれば、地球という元本が生み出す利息に生かされている人類。
その利息を利用させていただいて初めて動植物が生きているわけです。
まさに大村先生の人生哲学でありサイエンスに対する真摯な姿でしょう。

備忘録メモ

リニア中央新幹線に危惧している 知的ストックに欠けている山梨 1992年5月26日山梨日日新聞
山梨の観光地はゴミだらけ トイレは汚い 海外の友人を案内しにくい 2013年中央線70号
幸田露伴「欲望は人々を苦しめ、趣味は人を生かす。趣味豊なるかな」大村先生の趣味は美術、ゴルフ他
実践躬行(じっせんきゅうこう)口だけでなく、実際に踏み行うことの大切さ
NHKあさイチの低俗性を指摘             2014年中央線71号
韮崎の自然は私の学問の第一の先生であったわけですが、同様に美術の先生でもありました。月刊美術 2002年11月号
考えてみれば、私はこれまでいつも夢を描いて生きてきたように思います。夢があるから希望がもてる。希望が持てるから生きる力になる。
その力が強ければ、不思議なことにいつの間にか実現していくものなのです。
「夢を持って生きること」、これ以上に人生で大切なことはありません。月刊美術 2002年12月号



非常に残念なのは比嘉照夫・渡部昇一「微生物が文明を救う」を引用してEMについて評価している。
おそらく大村先生はニセ科学のEMをご存じないのだろう。 2001年中央線50号




自然が答えを持っている
大村智
潮出版社
2016-07-05

失われた日本の景観 浅見和彦 川村晃生 緑風出版 2015

図書館本

景観という言葉の捉え方は種々あるだろう。
個人個人の原風景的な自然環境であったり、都市や下町の生活空間としての背景としての景色であったり。
アレックス・カー氏も以前より日本の景観の酷さに関して指摘している。
犬と鬼-知られざる日本の肖像 2002
美しき日本の残像 (朝日文庫) 2000
ニッポン景観論 (集英社新書) 2014

持続可能な社会という言葉が近年蔓延しているが、はたしてスクラップビルト型の都市計画や
行政主導の町おこし的施策が持続可能であり、環境や景観が保全されていくのか?
そんな疑問が常に付きまとう。
そして一度破壊すれば、その再生には計り知れない時間と天文学的な出費が伴うということ
さらには人々の精神性、宗教性等までにも影響を及ぼすのであろう。

本書は高尾山の自然をまもる市民の会会報に連載された文章である。
海浜
山野
湖沼と川
都市
生活
という括りでまとめられている。

備忘録メモ
日本文化の基調 静寂と音 水琴窟、風鈴、シシオドシ、除夜の鐘
必要以上の光
環境アセスメントには景観も含まれて調査の対象となっている。
しかし、リニア中央新幹線計画ではお粗末な調査をもとに国交省が建設許可
自らの国も自らが破壊する日本なのであろう。



昭和元禄落語心中 アニメ

ONAIR | アニメ「昭和元禄落語心中」


amazon primeで見ました。

なかなか良いアニメでした。13話あるかな。

年明けから新たなシリーズが始まるようです。





amazon primeで談志も見ることが出来ます。


バター品薄はホクレンのせいだったと話題に

バター品薄はホクレンのせいだったと話題に

番組はみておりませんが、ホクレンと農水関連団体が関与しているのは事実ですよね。
動画もあるようです。

先日ご紹介した本がコレ。

農協問題にも切り込む元農水官僚の山下さん。

バターが買えない不都合な真実 (幻冬舎新書)
山下 一仁
幻冬舎
class="itemSubTxt">2016-03-30




こんな本もあるようです。


日本会議の研究 菅野完 扶桑社新書 2016

図書館本

凄い調査量です。敢えて新書版に収められる分量にした様です。
大手メディアが決して報道してこなかった市民運動がまさに日本会議だろう。

知らない事ばかり、そして推理小説を一つ一つ謎を解き明かしていく過程に見えてきます。
特に機関誌等の読み込み、関係者への取材という積み重ねによる証拠(サンプル)の抽出で完成したのであろう。ある意味、研究論文と言っても良い。
2015年から始まったオンラインメディアへの連載をもとに書籍化されたとある。
個人的には鈴木邦男(生長の家信徒 生長の家学生会全国総連合 初代書記長)さんと安藤巌氏との関わりが興味深い。

フジサンケイグループの扶桑社系列からの出版というのも興味深いですね。


今の政治を動かしている背景とは
改憲運動を支える日本会議や関連組織とは何か?

答え
日本会議を構成する下記3組織
日本青年協議会(椛島有三、日本会議事務総長)
日本政策研究センター(伊藤哲夫)
谷口雅春先生を学ぶ会(安藤巌)


備忘録メモ
元号法制化運動の成功 日本を守る会(鎌倉円覚寺官長 朝比奈宗源)
長崎大学正常化闘争 民族派学生運動 1968年 
九州学協 執行部委員長 椛島、副委員長 衛藤晟一
初代学生協議会議長 安藤巌(その後成長の家青年会副会長、伊藤哲夫の上司)
生長の家政治運動(現在は政治運動中止1983年) 生長の家元幹部らの関与
安倍談話 北岡伸一(侵略発言の変節)
日本会議と最高裁の繋がり
美しい日本の憲法をつくる国民の会(櫻井よしこら)
歴史認識、夫婦別姓反対、従軍慰安婦、反ジェンダーフリー の4点ターゲット
明治憲法復元
憲法はかくして作られた(初版は生長の家より(1980)、その後、伊藤哲也単独(2007)
集団的自衛権合憲とする憲法学者(長尾一紘、百地章、西修)
女子の集まる憲法おしゃべりカフェ 百地監修
親学提唱者 高橋史郎と日本青年協議会 生長の家学生運動
生長の家原理主義運動 1983年以降
理想世界100万部運動(生長の家 青年会機関誌)安藤巌





不屈に生きるための名作文学講義 大岡玲 KKベストセラーズ 2016

図書館本

Z会オフィシャルサイト連載の「本は友だち!」に加筆修正、さらに補講を書き下ろし。

自分の無教養さを激しく自覚する一冊。
一冊の本を読む事から広がる世界、地球、宇宙の広さを感じます。
読み継がれる古典の中にある種の普遍的哲学(生活の智慧)があるようです。

本と深い仲になることとは
自分以外の誰かを生きる経験なのであると大岡さんは述べます。
まさにその通りですね、自分以外を経験することで他者の理解が進み
他者との関係性がよりスムーズな理解に繋がるのでしょう。

備忘録メモ
告白主義の旗手「島崎藤村が扱った差別 橋のない川、中上健次の出現
 自らのうちに潜む差別を暴かれないためには、まず差別を目に見えるものとして明らかにしなければ
ならない。隠しても、それは死ぬどころか、見えないところでいよいよはびこるだけなのだから。
福沢諭吉はsociety を人間交際と訳した。
明治に出来た新語 社会、個人、近代、美、恋愛、存在
自然、権(利)、自由、彼(彼女は新語)は新しい意味内容を付与
谷崎潤一郎は正真正銘のヘンタイ
預言者としての宮沢賢治
ピノッキオの原作は暗い

こんな目次です
第1講 無垢、友情、そして不屈!
第2講 オレたちゃ海賊、ヨー、ホッ、ホー!
第3講 『坊っちゃん』て、ほんとに痛快か?
第4講 「親」って、ホントに重くて困る
[補講その1] 文豪の妻はツライ…でも…

第5講 「マザコン」の正しい使用法
第6講 自由・平等・友愛
第7講 差別を見据える
第8講 「現国」嫌いには、ワケがある
第9講 「言文一致」は落語から
[補講その2] 説教・圓朝・速記術の三題噺

第10講 日本のミステリーのルーツ=翻案小説
第11講 現世は夢、夜の夢こそまこと
第12講 谷崎潤一郎は、正真正銘のヘンタイです
第13講 スキャンダルの果実
[補講その3] ノーベル賞とヘンタイの関係

第14講 宮沢賢治という宗教
第15講 賢治には、いつもきらきらぴかぴかが舞い降りていた
第16講 「童話」がイジワルになる時
[補講その4] やっぱりデクノボーにはなれない

第17講 「愛国心」の消費期限
第18講 ピノッキオは救世主?
第19講 克己心、連帯、そして不屈!

[補講その5] この世で一番差でサディステックなのは……
第20講 本と深い仲になる、とは結局どういうことか?



日本会議とは何か 上杉聰 合同出版 2016

図書館本

上杉氏(1947-)の本は初めてである。以前より「新しい教科書をつくる会」等に関する著作が
あるようです。今後、菅野完さんや青木理さんの関連本を読んでみたいと思う。

さて、まったくの門外漢であるが、日本の憲法がアメリカからの押し付けなのかどうかは
非常に気になっていた。
そして、押し付けだから独自の憲法が必要だと主張するグループがあることは知っていた。
以前、内田樹さんだったと思うけど、他国の憲法を参考にしない憲法など世界中に一つも無いと
書かれていたかと思う。ブラッシュアップしてよりよい憲法を作れば良いのだと思う。
もちろん、地球上から戦争や武力紛争が無くすためにも。

さて本書では日本会議の歴史的背景をひも解き、9条を含む憲法が本当にアメリカの言いなりの
憲法であったのかを考察していく。
答えから書けば、日米合作であると。日本側、アメリカ側、そして連合国・極東委員会(在ワシントン)だと。国会審議もされた9条改正案。

育鵬社はフジ・メディア・ホールディングス子会社で教科書を発行するためのみに発足(2007年)
大日本帝国憲法(明治)は素晴らしい、日本国憲法は押しつけという構図
大阪でのアンケート調査問題 フジ住宅
政治動向を分析する場合には宗教への視野を欠いてはいけない





憲法

源流テンカラ 高桑信一 山と渓谷社 2016

350ページに及ぶ大著
これまで雑誌等で発表された源流釣行や沢旅をまとめています。
そして後半部分ではテンカラの達人である瀬畑雄三氏を師に仰ぐ高桑さんの瀬畑評伝的な文章もある。

高桑さんの沢登りは「沢旅」という、まさに人生の過程における旅なのだろう。
そして山、森、自然に生かされていることを常に認識する旅、だから、サバイバルなんていう言葉は
決して使わない、持参できる食料は重くても背負い、餌釣りの時は2号通しで釣れない魚は釣れなくて、
食べられなくても良いと(1号とか0,6号とか細い糸にすれば魚は釣りやすい)。
そしてもちろんテンカラ釣りでも、おかずとして食べる分しか釣らない。

高桑さんの本の良い所は、単に釣り場紹介や釣りのタクティクスではないところだろう、
その土地の歴史や民俗をしっかり書籍や聞き取りで理解して書いていることだろう。
つねに自然と現場を愛する態度が格好良いのである。

ゆっくり、禁漁の時期に、非力な自分では行けない源流を夢想しながら読みます。



源流テンカラ
高桑 信一
山と渓谷社
2016-02-19

マタギ奇談 工藤隆雄 山と渓谷社 2016

マタギ(狩猟者)関連の話は幾つか読んできました。
甲斐崎圭さん、根深誠さん、田口 洋美さん、田中康弘さん、志田 忠儀さん、白神学シリーズ、白日社聞き書きシリーズ等。

本書の肝は最初の八甲田死の彷徨事件におけるマタギの係わりであろう。新田次郎により有名になった事件であるが小説とはかなり違う事実が現地では語り継がれていた。

他の話はマタギからの聞き取りがメインであり、山と人との関係性、動物と人の関係性が綴られている。例えばなぜマタギを又鬼と書くのか(又の意味は書かれていないが)。

熊の湯温泉の吉川さんに関する記述(2匹の子熊の事)はすでに根深さんや他の方が確か書いていたと思う。


大鳥池のタキタロウ(怪魚伝説)が魚群探知機の捜索で3mを超える魚影として記録されていたことは
本書を読むまでしらなかった。(報告書に書かれている?)

白神山地が自然遺産登録され、狩猟等が禁止され、マタギという文化が消滅したことは本当に残念な
ことです。








参考文献がいくつか最後に挙げられていますが、なぜか根深さんらの本(特に白神関係 根深さんは弘前出身、著者は青森市出身なのだが)はリストされていません。何か理由があるのでしょうかね。





特集 陰謀論の正体!? Rika Tan 2016年12月号 


陰謀論と陰謀は違うのです。
陰謀論はニセ科学と同じ匂いがしますね。

どうして信じてしまうのでしょうか?
分筆者の一人が書かれています。
想像力の不足
他人の立場になって考えてみるという能力の決定的欠如
他人の心理の理解不能
合理的解釈能力の欠如

だから、論理的に説明してもまったく理解出来ない。なるほど!

コンテンツとしては
陰謀論とはなんだ
陰謀論の心理学
まーだ「アポロ疑惑」を信じているの?
9.11テロはアメリカ政府の自作自演?
東日本大震災は地震兵器による攻撃か?
気象兵器!その幻想と限界
UFOが宇宙人の乗り物だと信じている人々
地球温暖化の見通しはウソではない
学生のニセ科学&陰謀論の認識実態の一端


ちなみにベトナム戦争におけるトンキン湾事件はアメリカの陰謀
満州事変における柳条湖事件は日本の陰謀(謀略)

まことしやかに囁かれることをまずは疑うことは良いことでしょう。
そして表と裏から眺めてみる、論理的かどうか考察する。
分からない事は、考察を保留して、立ち止まってみる。

陰謀論を信じている皆さん、まずはなぜあなたが信じるのか論理的に(それが無理な様ですが)
考えてみてはいかがでしょうか?





Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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